アサギマダラはどんなところで寝るのだろうか。
はっきりと決まっているわけではないようだが、
森や林の中の枝に止まって夜を過ごすのが、
本州での一般的な夜明かしの仕方ではないだろうか。
南西諸島ではつる植物が多いので、つるに止まることも多い。
下の写真は台風7号が関東地方を抜けた翌朝の様子。
夜のうちに雨が降り、まだ小雨がぱらつくときに、
笹の下生えのある林の中で、
木の細い枝についた葉に止まって一晩を過ごしたらしい。
早朝に、まだ止まっているのを目撃した。
写真を撮っているうちに、ふわふわと飛び出して行った。

[060810] 福島県北塩原村グランデコスキー場。
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イケマは根が有毒のつる植物である。
アサギマダラはそのイケマを食草とする。
ただし、秋になると枯れてしまうので、
これを食するのは、初夏~夏の発生の際に限定される。
グランデコスキー場では1100~1200mレベルに分布している。
もっと標高の低い湖沼地帯にもみかける。
06年には、標高1200mレベルでは、
8月10日になってもまだつぼみ状態だった。
梅雨期間が7月いっぱいまで続き、
日照時間が少なかったためかもしれない。
ただし、湖沼地帯では8月5日頃に開花が見られた。

[060810] ガガイモ科カモメヅル属イケマ。学名Cynanchum caudatum.
福島県北塩原村。グランデコスキー場。
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