fc2ブログ

アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

ウマノスズクサの特徴はアルカロイド毒と独自の繁殖戦略

 ウマノスズクサは関東以南の陽当たりのよいところに生える多年生のつる植物。
  ウマノスズクサには種々のアルカロイドが含まれている。
   アルカロイドとは植物に含まれるアルカリ性の有毒成分である。
    代表的な物質はアリストロキア酸。
     ジャコウアゲハ類はこのアルカロイドを幼虫時代に蓄えて鳥から身を守る。 
      開花は7-9月だが、花は独特の形で特殊な戦略を持つ(下記参照)。
       写真は奄美大島の龍郷町で撮影した。
        奄美大島ではジャコウアゲハはよく見るので、
         多く生えているに違いないが、個人的にはみかけることは多くない。
     ウマノスズクサ
[061104] 鹿児島県大島郡龍郷町。 
ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属ウマノスズクサ(馬の鈴草)。学名Aristolochia。
1)SRS研究所の「生命能力・生命戦略」の
22■ウマノスズクサ:虫を幽閉して利用する花粉媒介戦略(050801)」を参照。
2)SRS研究所の3D植物園
「327■ウマノスズクサは独特な形の花をしたつる植物」も参照。
 ランキングのために次を一押ししてください(一日一押し):→ 
スポンサーサイト



ジャコウアゲハの幼虫はミニ怪獣(奄美大島にて)

  ジャコウアゲハは秋田県から南西諸島に分布するアゲハチョウ科の蝶。
   食草はウマノスズクサ科のつる植物。
    奄美大島では春先から秋遅くまで見ることができる。
     写真は11月8日に龍郷町の路傍でウマノスズクサを発見したところ、
      その葉を食べていた幼虫。
       柑橘類を食べるアゲハ類と異なり、色は褐色で、全体に突起が出ている。
        ウマノスズクサにはアリストロキア酸というアルカロイドの一種を含み、
         この毒を蓄積するために、鳥などに食べられることから身を守る。
     ジャコウアゲハ幼虫

[061111] 鹿児島県大島郡龍郷町(奄美大島)。
アゲハチョウ科ジャコウアゲハ(麝香鳳蝶、麝香揚羽)。学名Atrophaneura alcinous(またはByasa alcinous)。
ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属ウマノスズクサ(馬の鈴草)。学名Aristolochia。
 ランキングのために次を一押ししてください(一日一押し):→