■写真は5月1日の奄美大島の長雲峠の様子。
ウラジロの新鮮な茎と葉が勢いよく伸び出ている。
先が二つに分かれて、独特のフォームを形成している。
シダ類が奄美の山でもっとも美しい時期が始まった。
■ウラジロは本州の新潟県、山形県以南に分布する常緑性のシダの仲間。
葉の裏が白いので、ウラジロと呼ぶ。
正月の飾りとして用いる。
陽当たりよい斜面に群生し、高さは2m程度にもなる。
1年目の葉柄は数十センチ伸び、その先端が左右に分かれて、
それぞれが二回羽状複葉という形を取る。
2年目には、先の分岐部からまた葉柄が出て、
それが二つに分かれてそれぞれが二回羽状複葉になる。
可能性としてこれがさらに繰り返されると何段にもなる
(日本ではあまりならないが、熱帯ではさらに多段階になるという)。
このような規則で生まれる形は美しく、
それが群落をなすとさらに見事である。

[070501]鹿児島県奄美大島龍郷町長雲峠。
●ウラジロ科ウラジロ属ウラジロ。学名Gleichenia japonica Spr.。
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SRS研究所のHP
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■イジュは奄美大島以南に分布し、
琉球列島固有の常緑樹である。
奄美大島では梅雨時の花であり、
5月末から6月初旬に開花する。
■不思議なことに、喜界島ではイジュを見たことがない。
■奄美大島ではイジュにはアサギマダラが数多く集まるので、
注目に値するが、他の場所ではそのような話を聞かないので、
不思議にも思う。
■ここでは2007年の5月1日の写真を示す。
蕾が出来ているのが見えるが、
例年に比べると蕾が小さいのではないかと思う。
■イジュの一般論と花の画像に関しては、
SRS研究所の3D植物園で御覧ください:
「315■イジュは琉球列島の固有種で、以前は魚毒として使われた
/ツバキ科ヒメツバキ属/小さい旅74/パラレル法」
http://www.srs21.com/3d_plant/pages/315-ijyu.htm
■本ブログの2つの記事を参照してください:
06.03/19●「イジュが3月下旬に開花して驚く(07年、沖縄)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-468.html
06.12/07●「11月の奄美ではイジュの実が成熟して割れ始める」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-219.html

[070501]鹿児島県奄美大島龍郷町長雲峠。
●ツバキ科ヒメツバキ属イジュ(移集)。学名Schima liukiuensis。
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喜界島は鹿児島や奄美大島と空路で結ばれている。
そのいずれもJAL系列のJAC
(ジャパンエアコミューター。Japan Air Commuter)の飛行機が飛ぶ。
座席は1人席と2人席があり、その間が通路になっている。
窓の数を数えれば、何人乗りかが分かる。

[070501]鹿児島県大島郡喜界町。喜界空港。
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