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アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

アサギマダラの雌の腹部下面、側腹部の画像例[デコ。070805。SRS2290。未交尾例]

■写真は、07年のグランデコスキー場で
2例目のアサギマダラの雌を示す(SRS2290)。
雄と異なり、雌は後翅裏面の黒い斑紋(=性標と呼ぶ)がない。
また、腹部の背面部は、雄よりも褐色が薄い
(雄は時期により次第に褐色が薄れていく)。
雌の腹部は仮面がほぼ完全に白いことだ。
ただし、交尾例ではそこに交尾痕がつく。
写真の例は未交尾例である。
翅に標識した「---」という記号は、
順番に(交尾痕なし、腹部硬結なし、腹部擦過痕なし)を意味する。
腹部硬結は、雄の精包の存在を示唆する。
腹部擦過痕は、場所と度合いにより、
産卵行動を示唆する可能性があると考えている(個人的見解)。
8月の上旬の時期には、グランデコスキーでは、
まだ多くの個体は羽化したばかりで、
交尾をしていないものがほとんどだ(例年の観察より)。
SRS2290雌
[070805]福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■キク科フジバカマ属ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。学名Eupatorium chinense。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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グランデコの3日目は午前天候不良で午後改善しアサギマダラの12頭に標識・・・雄の側腹部の第二例[070805。SRS2279-2290]

■07年8月5日は、台風5号が
北東北を日本海から太平洋へ抜けた翌日であった。
午前中はその影響も残っており、
グランデコスキー場のアサギマダラは前日同様極めて少なかった。
午前中は5頭を標識し、2頭を目撃したのみであった。
11時から16時まで、他の出来事で中断して夕方再度デコ平に上った。
午前とは異なり、一気に晴天になったためか、
温度も上がり、明るいゲレンデで、
ちらほらとアサギマダラが見られるようになった。
結局、下山をしながら途中で2匹を標識したのを含めて、
午後に7頭を標識でき、1日の合計は12頭の標識となった。
SRS2279から、SRS2290が本日マーキングした個体である。
そのうち、雌は一頭のみで、SRS2290であった(未交尾個体)。
平年よりかなり遅い出現の様子であるが、
明日からはもう少し増えることが期待される。
■写真は、SRS2289と標識した雄。
一緒に写っているのはヨツバヒヨドリの花。
これは標高1200mレベルで撮影したものなので、
デコ平(標高1390m)よりも、
開花が進んでいるのが分かる(中央部が開花している)。
SRS2289
[070805]福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■キク科フジバカマ属ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。学名Eupatorium chinense。
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グランデコの2日目は天候悪くアサギマダラの6頭に標識・・・・雄の腹部は横から見ると暗褐色調 [070804。SRS2273-2278]

■写真は、グランデコスキー場で、07年8月の2日目に捕獲して、
マーキング(標識)をした例(SRS2277)である。
雄雌は、雄の特徴をなす後翅の黒い斑紋の「性標」でよく識別できるが、腹部の色でも区別が出来る。雌は腹部の下面が白いが、雄はそうではなく、側面から見ても、雄は暗褐色の色彩を呈する。
■07年8月4日には、グランデコスキー場のアサギマダラは極めて少なかった。
 この日は、台風5号が、日本海から東北を東に抜けた日である。
 この台風は、前日の未明に、九州から山口県を経由して、日本海に抜けていた。
 北東北では抜ける際に、風速は25-27mになった模様である。
 グランデコでは終日天候が悪く、朝の曇りから小雨の時間帯に6頭に標識できただけだった。結局、11時頃は、雨が激しくなり、下山をした。
 SRS2273から、SRS2278までの標識をすることができた。
 すべて雄であった。いずれも翅の破損はなく、新鮮な個体だった。
 この日の時間は温度は1390mレベルで21度~24度であった。
 台風の影響が完全に抜けないと、アサギマダラに出逢う確率は極めて少ないと思われた。
アサギマダラ
[070804]福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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