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アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

ウラギンシジミの翅表は白銀に輝く [071007。愛知県。三ヶ根山。画像は雄の翅裏]

■下の写真は、前項で示したウラギンシジミの雄の翅裏(同一個体)。
独特の光沢で輝いているように見える。
日本の蝶では類例のない渋い輝きをなしている。
地面にしばらく止まって移動したりしていたが、
やがて、路傍のススキに止まったのが前項の画像である。
ウラギンシジミ雄翅裏

[071007]愛知県幡豆郡幡豆町三ヶ根山。
■シジミチョウ科ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)。学名Curetis acuta。
他のシジミチョウと異なる点が多いので、ウラギンシジミ科として扱うこともある。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
三ヶ根山のアサギマダラ・自然旅行体験
SRS生物蝶図鑑
3D昆虫園(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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07年10月の三ヶ根山にはウラギンシジミが多く見られた。雄の翅表はオレンジ色で美しい [071007。愛知県。三ヶ根山。画像は雄の翅表]

■ウラギンシジミは翅裏が渋い白銀色に輝くシジミチョウで、
その輝きは遠くからでも見分けることができる。
秋口になるとよくみかけられるので、
秋らしさを感じさせる蝶の一種である。
■07年10月上旬の愛知県ではなぜかこのウラギンシジミが例年に多くみられた。
写真はグリーンホテル三ヶ根近くの林道の
地面に止まっている雄のウラギンシジミ。
梢の上を飛ぶことも多い蝶だが、地面に止まることも意外に多い。
雄の翅表は朱色の部分が美しい。
■ウラギンシジミは本州以南に普通に見られる蝶。
秋に成虫が見られるが、成虫越冬するので、春先にも見る。
食草はクズ(葛)、フジ(藤)などのマメ科植物の花。
ウラギンシジミ雄
[071007]愛知県幡豆郡幡豆町三ヶ根山。
■シジミチョウ科ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)。学名Curetis acuta。
他のシジミチョウと異なる点が多いので、ウラギンシジミ科として扱うこともある。
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三ヶ根山のアサギマダラ・自然旅行体験
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グランデコの23日目は快晴でアサギマダラの510頭に標識。雌は37頭で7.3% [070826。SRS7407-7916。SRS7700の画像。デコ累積5651頭]

■裏磐梯のグランデコスキー場のゲレンデでは、07年8月26日、
一日で合計510頭のアサギマダラに標識することができた。
SRS7407からSRS7916が、この日にマーキングした個体の番号である。
そのうち雌は37頭で、交尾例はそのうちの0例だった。
(累積596例となった雌のうち交尾例は8例となり、1.34%に該当する)。
グランデコでの標識個体の合計は5651頭となった。
■この日の天候は前日同様、終日快晴であった。
前日は道路上を徘徊する例が多かったが、今日は1例だけそれが見られた。
地面に止まって舐めている個体はそれらしい例を見たが前日のように明確ではなかった。
ネットに寄って来る個体1例が標識をした。
他にも5例ほどあったが、放置したので、特定していない。
チェイスをしている例もあったが、2日前ほど多くはない。
吸蜜していて驚かせると、飛び上がって追いかけ合う。
その様子はなわばり占有行動とは思えない。
■この日は、古い個体は2例だった。この日までの古い個体は25例で、
累積5651例のうちの25例で、0.44%である。
中古の個体は0例だった。その累積は19頭で、
「古+中古」例の合計は44頭で、5651例の中では0.78%となる。
すなわち、古い印象を与える個体は1%以下である。
逆に見れば、99%以上が、新しい個体と言える。
■前日の標識個体のうち同所自己再捕獲したのは11頭。
2日以上前に標識した個体の自己再捕獲も含めると、
自己再捕獲例は512頭のうちの96例となった。
これらの数字を用いると、昨日までのゲレンデの個体数の推定値は、
約24000から27000頭程度となる。
前日同様に標識できた「見かけの個体数」は多いが、
推定値が3万頭を超えていないことは、
実質の個体数は増えていないことを示唆していると思われた。
■写真はSRS7700。雄個体である。
SRS7700
[070826]福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場(グランデコスノーリゾート)。デコ平。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
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長野県大町市から徳島県明神山へアサギマダラが約208km移動した[070913。SRT256B 9/13。♂。長野県。のっぺ。白馬山麓][長野→徳島県]第1例

■白馬山麓の長野県大町市で筆者が標識したアサギマダラが、
四国に到達して、徳島県の太平洋側の明神山で再捕獲されました。
22日間をかけて、南南西に208km移動しました。
これは大町市発の個体が徳島県で2007年に再捕獲された第1例です。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
[asagi:011663]【移動情報】 長野県大町市 9/13→ 同左 9/14
→ 徳島県明神山 10/6 (SRT256 → B→ ・) ♂ 
               「のっぺ→徳島県」第1例
●移動情報
 長野県大町市 9/13 → 同左 9/14 → 徳島県明神山 10/6
 (南西方向に約425km移動。移動日数は22日間)
標 識:SRT 256 NP 9/13
性 別:♂ 
標識日:2007年9月13日12時38分 
標識地:長野県大町市平 中綱湖畔 「のっぺ山荘」
標識者:栗田昌裕
備 考 :フジバカマにて吸蜜。画像あり。
     破損なし。鮮度中の中。
     辺縁白毛3割残存。腹部横径 正常範囲。

再捕獲日:2007年9月14日
再捕獲地:長野県大町市平 中綱湖畔 「のっぺ山荘」
再捕獲者:栗田昌裕
備考  :左後翅にBを付記して放蝶。

再々捕獲日:2007年10月6日11時50分
再々捕獲地:徳島県海部郡美波町(旧:由岐町)明神山
再々捕獲者:岩佐 晴男・和子
●コメント
 9月13日に、のっぺ山荘にて608頭標識したうちの1頭です。
9月13日の標識の詳細は下記のブログ記事に示しました:
 「長野県大町市での1日目はアサギマダラの608頭に標識。
  雌は9頭で1.5% [070913。SRT1-608。SRT600の画像。
  のっぺ累積608頭。長野。白馬山麓。のっぺ]
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1139.html
 9月12-13日はのっぺ山荘への「第一波」の移動と
 考えられました。10月3日には愛知県の「第一波」の中で、
 「のっぺ→三ヶ根山」が2例再捕獲されました。その波が
 そのまま徳島に行ったのでしょうか(あるいは、徳島へは
 もう少し北寄りの別な経路で行ったのでしょうか)。
 想像が広がります。
SRT256
[070913]長野県大町市平 中綱湖畔「のっぺ山荘」
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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