fc2ブログ

アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

「TSN 1851」と標識したアサギマダラが大分県姫島で8例目として再捕獲されたが富山県由来か[07??→071014。♂。姫島][?→姫島]?例目

■大分県姫島で8例目として再捕獲された個体は
「TSN1851」と記載されています。
富山県の方々の標識と思われますが、問い合わせ中です。
お心当たりの方は御連絡ください。
姫島では10月8日~14日と連続で、
島外から飛来したアサギマダラが再捕獲されています(13、14日は2例づつ)。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
[asagi:011787] 【再捕獲情報】10月14日、
  大分県姫島にて「TSN1851」 姫島での再捕獲8例目
 ●大分県姫島で、10月14日、本年8例目の再捕獲が
ありましたので報告いたします。
 ●【再捕獲情報】
標識:TSN 1851
性別:♂
再捕獲日:2007年10月14日12:17
再捕獲地:大分県東国東郡姫島村(姫島)
再捕獲者:中城信三郎
備考  :フジバカマ園に訪花。
     「S.C 700 ヒメ 10/14」を記載して放蝶。
 ●富山県からでしょうか。詳細をよろしくお願いいたします。
日付、場所などの記載はなかったとのことです。
 ●追記。10月13、14日の姫島では、
12日よりアサギマダラは少なめだったとのこと。
今日は霧雨が降っていたそうです。
■2007年の「姫島関連」の移動個体は下記にまとめつつあります:
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
■[071014]大分県東国東郡姫島。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)
姫島のアサギマダラを守る会の紹介
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→
スポンサーサイト



グランデコの24日目は雨ときどき曇でアサギマダラの57頭に標識。雌は6頭で10.5% 。深い霧のゲレンデの画像[070827。SRS7917-7973。デコ累積5708頭]

■裏磐梯のグランデコスキー場のゲレンデでは、07年8月27日、
一日で合計57頭のアサギマダラに標識することができた。
SRS7917からSRS7973が、この日にマーキングした個体の番号である。
そのうち雌は6頭で、交尾例はそのうちの0例だった。
(累積602例となった雌のうち交尾例は8例となり、1.33%に該当する)。
グランデコでの標識個体の合計は5708頭となった。
■この日の天候は雨、ときどき曇りであった。
天候が不良なこともあって、アサギマダラの活発な活動は見られなかった。
雨の間の霧がかかったようなところで、
空中高くふらふらと飛ぶ場面をときどき見かけるくらいだった。
■この日は、古い個体は0例だった。この日までの古い個体は25例で、
累積5708例のうちの25例で、0.44%である。
中古の個体は0例だった。その累積は19頭で、
「古+中古」例の合計は44頭で、5708例の中では0.77%となる。
すなわち、古い印象を与える個体は1%以下である。
逆に見れば、99%以上が、新しい個体と言える。
■前日の標識個体のうち同所自己再捕獲したのは0頭。
2日以上前に標識した個体の自己再捕獲を含めると、
自己再捕獲例は57頭のうちの3例となった。
これらの数字を用いると、昨日までのゲレンデの個体数の推定値は、
約10万頭を超えるが、この推定値は再捕獲の数少ないので、信頼できない。
■写真は8月27日の霧のゲレンデ。湿度が高く、カメラの一つは結露によって、撮影できなくなってしまった。
霧
[070827]福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場(グランデコスノーリゾート)。デコ平。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

遠隔での再捕獲は大きい集団から生まれる確率が高い(一般論)---大集団遠隔移動の現象

■2007年のアサギマダラの移動も、10月半ばを迎えて、
例年のように順調に成果が上がりつつあります。
メーリングリストを行き交う再捕獲情報の群れを見ていると、
「やはりアサギマダラはすごい!」と改めて感じます。
■そのような諸例を見ていると、みかけだけではなかなか分からないが、
体験と照らし合わせて見ると、
漠然とした一般的なルールがあるように感じられてきます。
それは「遠隔での再捕獲は大きい集団から生まれる確率が高い」ということです。
■2007年の夏のグランデコでは、
私以外にたくさんの方々がアサギマダラ観察会に参加して
合計で1500頭ほどのアサギマダラを放蝶しました(私の例を除いた数)。
その中から生まれたアサギマダラの遠隔での再捕獲例を見ると、
当日の放蝶した数が多い集団から移動例が生まれていることが多い。
これは、確率で考えると、
「放蝶数が多いのだから、再捕獲の確率がそれぞれ同じと考えても
説明できるのではないか」と言えそうですが、そうではなく、それ以上に、
大集団から生まれる再捕獲の度合いが高いのではないかと感じられるのです。
これは例が蓄積すれば、統計的な検証ができそうな気がします。
■もしそれが事実とすれば、その理由は、
「大きい集団をなすアサギマダラは元気さの度合いが高く、
したがって、しかるべき時期に予定通り遠隔に移動する率も高い」
ということではないか、と思われます。
逆に言うと、元気さの低いアサギマダラは、
「予定通りの時期やコースに移動しなかったり、
そもそも移動できなかったり」して、
予定の場所で待っている人たちの目に止まる確率が低くなるのではないか、
と思われるのです。
■このことを今後「大集団遠隔移動の現象」と呼ぶことにします。
-------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
姫島のアサギマダラを守る会の紹介
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

福島県グランデコから三重県神島までアサギマダラが451km移動した[070816→071007。SRS5050。♂。デコ。][デコ→三重]移動の第1例

■福島県グランデコスキー場で筆者が標識したアサギマダラが、
三重県の神島で再捕獲されました。
52日間をかけて、南西に451km移動しました。
これは福島県発の個体が三重県で2007年に再捕獲された1例目にあたります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
 ●[asagi:011749] 【移動情報】 グランデコスキー場 8/16
   → 三重県鳥羽市神島 10/7 (SRS5050 → SEI) ♂ [デコ→三重県]第1例
 清さんからいただいた再捕獲情報に基いて、
三重県神島への移動情報を示します。
これはグランデコで放蝶された「SRS デコ」個体としては、
2007年に三重県に移動が確認された第1例です。
 ●移動情報
 グランデコスキー場 8/16 → 三重県鳥羽市神島 10/7
 (南西方向に約451km移動。移動日数は52日間)
標 識:SRS 5050 デコ 8/16
性 別:♂ 
標識日:2007年8月16日12:03
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備 考 :フジバカマに訪花。画像あり。破損なし。鮮度中の上。
    辺縁白毛4割残存。腹部横径 正常上限。

再捕獲日:2007年10月7日13:36
再捕獲地:三重県鳥羽市神島 八代神社~神島灯台 標高80m 
     N34°32′56″ E136°59′10″
再捕獲者:清邦彦
備 考 :天候 晴れ。SEIを追記し再放蝶。
<コメント>
 ●本例の8月16日の画像は以下のブログ記事に示しました。
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1180.html
 清さんのご報告では、
「皆さん、栗田さん、こんばんは 静岡の清です。
次の個体を再捕獲しました。小さいオスです。よくがんばりました」。
というコメントをいただきました。前翅長は測ってはいないのですが、
その小ささが分かるように、SRS5050とSRS5049とが
比較できるように示しました。確かにSRS5050は小さい個体です。
 ●8月16日はグランデコで351頭の標識をしましたが、
 本例はそのうちの一頭です。
 この日の標識の詳細は以下のブログ記事に示しました:
 「グランデコの14日目はアサギマダラの351頭に標識。
  雌は42頭で12.1%[070816。SRS4937-5287。SRS5100の画像。
  デコ累積3022頭]
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1127.html
 ●グランデコ発の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
 2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
 グランデコ発の個体は、10月13日現在、合計44例再捕獲されています。
■下の画像は、左が本例のSRS5050で、これは小型。
通常の大きさを知るために右にはSRS5049を示した。
SRS5050

■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
姫島のアサギマダラを守る会の紹介
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→