■大分県姫島で10月29日に標識されたアサギマダラが、
11月20日に鹿児島県の屋久島で再捕獲されました。
22日間をかけて、南南西方向に401km移動したことになります。
標識者は姫島の中城さんで、再捕獲者は屋久島の久保田さんです。
この例は、07年に姫島から島外移動して再捕獲された第5例目になります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012454] 【移動情報】 大分県姫島 10/29
→ 屋久島 11/20 (S.C2598 →・)
♂ [姫島→屋久島]第1例
●福田晴夫さんにより、
屋久島の第8番目の再捕獲情報のご報告を頂きましたので、
大分県姫島から屋久島への移動情報を示します。
これは2007年の秋に姫島で放蝶された個体の中で、
島外移動が確認された第5例目です。
●移動情報
大分県姫島 10/29 → 屋久島 11/20
(南南西方向に約401km移動。移動日数は22日間)
●標識:S.C 2598 ヒメ 10/29
性別:♂
●標識日:2007年10月29日
標識地:大分県東国東郡姫島村
標識者:中城信三郎
備考 :フジバカマに訪花。
↓
●再捕獲日:2007年11月20日11:20
再捕獲地:鹿児島県熊毛郡屋久島町原
再捕獲者:久保田義則
備考:ヒヨドリバナ訪花
<コメント>
●「姫島関連」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●姫島での2007年のアサギマダラは11月15日が
最後でした。
姫島からは、2000頭以上放蝶されていますが、
今のところ、再捕獲されたのは5例です。
これは、中部~東北の他地域と比較すると、
再捕獲率が低いので(今のところ)、移動経路に
独自性があるのではないかと推測しています。
以上、 筆者(姫島のアサギマダラを守る会)
----------------------------------------------------
■[071029]大分県東国東郡姫島村(姫島)。
■[071117]鹿児島県大島郡喜界町(喜界島)。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■07年11月9日に、奄美大島北部の龍郷町の長雲峠で、
「JKNK」と標識したアサギマダラを再捕獲しました。
これは07年8月21日に群馬県の丸沼でマーキングをされた個体でした。
07年の奄美大島では8頭のアサギマダラを再捕獲しましたが、本例はその一例です。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:**] 【再捕獲情報】奄美大島 11/9「JKNK054」
●奄美大島での再捕獲情報を示します。
●標識:JKNK054
性別:♂
●再捕獲日:2007年11月9日14:30
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町。長雲峠。
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
右後羽に小破損あり。鮮度中の下。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常より大。
「SRA 4442 アマミ 11/9」を記載して放蝶。
<コメント>
●金子さんの関連された個体でしょうか。
●この日の天候は終日曇天で小雨もぱらつきましたが、
一週前よりアサギマダラは増えていました。
11月9日には、奄美大島で360頭の標識をして、5頭の再捕獲があり、
本例はその一例でした。
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●本例の再捕獲時の画像を以下に示します。
■以上に対して、金子さんから、以下の移動情報が示されました。
●[asagi:012450] 【移動情報】群馬県丸沼→奄美大島「JKNK 054」
みなさん、栗田さん、こんにちは、群馬の金子です。
●栗田さんが[asagi:012448]で報告されたJKNK054は、写真も確認しましたが、
私の標識放蝶した個体に間違いありません。移動情報を報告します。
●標 識:JKNK054
性別:♂
標識日:2007年8月21日10:50
標識地:群馬県利根郡片品村東小川 丸沼:標高1,430m CODE 5539-12-98
標識者:金子順一郎
↓
●再捕獲日:2007年11月9日14:30
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町。長雲峠。
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
右後羽に小破損あり。鮮度中の下。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常より大。
「SRA 4442 アマミ 11/9」を記載して放蝶。

[071109] 鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■07年11月9日に、奄美大島北部の龍郷町の長雲峠で、
「BR-470 ハズ 10.2」と標識したアサギマダラを再捕獲しました。
これは愛知県幡豆町の三ヶ根山で榊原君恵さんがマーキングをされた個体と思われます。
38日間をかけて、南南西方向に約1008kmの距離を移動したことになります。
07年の奄美大島では8頭のアサギマダラを再捕獲しましたが、本例はその一例です。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:**] 【再捕獲情報】奄美大島 11/9「BR-470 ハズ 10.2」
●奄美大島での再捕獲情報を示します。
●標識:BR470 ハズ 10.2
性別:♂
●再捕獲日:2007年11月9日14:30
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町。長雲峠。
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
右後羽に小破損あり。鮮度中の下。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常より大。
「SRA 4379 アマミ 11/9」を記載して放蝶。
<コメント>
●榊原さんの標識された個体でしょうか。
もし、愛知県三ヶ根山で放蝶されたものであれば、
38日間をかけて、南西方向に約1008km移動したことになります。
[三ヶ根山での位置により若干移動距離も変わりますが]。
●この日の天候は終日曇天で小雨もぱらつきましたが、
一週前よりアサギマダラは増えていました。
11月9日には、奄美大島で360頭の標識をして、5頭の再捕獲があり、
本例はその一例でした。
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●本例の再捕獲時の画像を以下に示します。

[071109] 鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
三ヶ根山のアサギマダラ・自然旅行体験●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■本ブログの下記の記事で、
筆者が9月20日に長野県で放蝶したアサギマダラが、
奄美諸島の加計呂麻諸島に飛んだことを紹介した:
07.11/24「長野県大町市で筆者が標識したアサギマダラが
奄美大島の南の加計呂麻島で初めて再捕獲された。5
7日間で約1237km移動 [070920 → 071116。♂。奄美大島]」
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1249.html ■その内容が、07年11月28日の朝のテレビのNHKニュースで紹介されました。
NHK長野放送局の朝の「NHKニュース信州」の枠で放映されたものです。
筆者への取材は、前々日と前日になされました。
その内容の概略を、NHK長野放送局のHPで一時的に見ることができました。
以下、そこからの引用です:
---以下--------NHKニュース信州-----------------------
「大町で飛ばしたチョウ奄美で」(タイトル)
●「ことし9月大町市から飛ばしたアサギマダラというチョウが、1200キロあまり離れた鹿児島県の奄美諸島にたどり着いているのが見つかりました。
このチョウはアサギマダラというチョウです。
今月16日、鹿児島県、奄美諸島の加計呂麻島の港で、花にとまってミツを吸っているところを地元の人が見つけました。
チョウには「NP9/20」などとサインペンで記されていて、島のチョウの愛好家が調べたところ、ことし9月20日に大町市簗場のフジバカマ園で群馬パース大学教授の栗田昌裕さんが調査のために飛ばした492匹のうちの1匹だとわかりました。
栗田さんによりますと、アサギマダラは秋に北日本から産卵のために南下し、大町市のフジバカマ園が経由地のひとつになっていて、その後さらに四国や九州まで飛び続けたあと、卵を産むということです。
栗田さんは、
『大町で飛ばしたチョウは沖縄本島でも見つかりました。
1000キロ以上渡るチョウは 世界で2種類しかなく、チョウの生命力のすごさに改めて驚か されます』と話しています」。
----以上-------NHKニュース信州-----------------------
■以上の内容は、07年11月28日に、全国のNHKラジオ放送でもニュースのひとつとして紹介されたとのことです。
------------------------------------------------------------
■[070920]長野県大町市平 中綱湖畔「のっぺ山荘」
[071126]鹿児島県大島郡瀬戸内町生間(いけんま) 加計呂麻島。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
長野県の自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■大分県姫島で10月17日に標識されたアサギマダラが、
11月18日に鹿児島県喜界島で再捕獲されました。
32日間をかけて、南南西方向に624km移動したことになります。
標識者は姫島の中城さんで、再捕獲者は喜界島の福島さんです。
この例は、07年に姫島から島外移動して再捕獲された第3例目になります。
前日の11月17日にも姫島から喜界島への移動・再捕獲がありましたから、
この時期に、姫島からの南下移動が多くなった可能性があります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012420] 【移動情報】 大分県姫島 10/17
→ 喜界島 11/18 (S.C1321 → MF6754)
♂ [姫島→喜界島]第3例
●福島さんのご報告に基いて、
大分県姫島から喜界島への移動情報を示します。
これは2007年の秋に姫島で放蝶された個体の中で、
島外移動が確認された第3例目です。
また、この例は福島さんのご報告にあるように、
2007年秋の喜界島での再捕獲の第131例目です。
●移動情報
大分県姫島 10/17 → 喜界島 11/18
(南南西方向に約624km移動。移動日数は32日間)
●標 識:S.C 1321 ヒメ 10/17
性 別:♂
●標識日:2007年10月17日
標識地:大分県東国東郡姫島村
標識者:中城信三郎
備考 :フジバカマに訪花。
↓
●再捕獲日:2007年11月18日 10:13
●再捕獲地:鹿児島県大島郡喜界町中里
●再捕獲者:福島誠
●備考 :鮮度-普通 破損-特になし 訪花-ランタナ
「キカイ MF6754 11/18 ナ」を追記放蝶
<コメント>
●「姫島関連」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●姫島での2007年のアサギマダラは11月15日が
最後になったとのことです(中城さんのお話)。
●喜界島での再捕獲の131例目(本例)も
130例目(本例の前日に再捕獲)も姫島からの移動でした。
----------------------------------------------------
■[071031]大分県東国東郡姫島村(姫島)。
■[071117]鹿児島県大島郡喜界町(喜界島)。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■大分県姫島で10月31日に標識されたアサギマダラが、
11月17日に鹿児島県喜界島で再捕獲されました。
17日間をかけて、南南西方向に624km移動したことになります。
標識者は姫島の中城さんで、再捕獲者は喜界島の福島さんです。
この例は、07年に姫島から島外移動して再捕獲された第2例目になります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012419] 【移動情報】 大分県姫島 10/31
→ 喜界島 11/17 (S.C2729 → MF6739)
♂ [姫島→喜界島]第2例
●福島さんのご報告に基いて、
大分県姫島から喜界島への移動情報を示します。
これは2007年の秋に姫島で放蝶された個体の中で、
島外移動が確認された第2例目です。
また、この例は福島さんのご報告にあるように、
2007年秋の喜界島での再捕獲の第130例目です。
●移動情報
大分県姫島 10/31 → 喜界島 11/17
(南南西方向に約624km移動。移動日数は17日間)
●標識:S.C 2729 ヒメ 10/31
性別:♂
●標識日:2007年10月31日
標識地:大分県東国東郡姫島村
標識者:中城信三郎
備考 :フジバカマに訪花。
↓
●再捕獲日:2007年11月17日 13:30
再捕獲地:鹿児島県大島郡喜界町中里
再捕獲者:福島誠
備考 :鮮度-普通 破損-欠損あり、腹部一部変色
訪花-シロノセンダングサ
「キカイ MF6739 11/17 ナ」を追記放蝶
<コメント>
●「姫島関連」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
「2007年のアサギマダラの移動調査記録」
http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2007_data.htm
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●姫島での2007年のアサギマダラは11月15日が
最後になったとのことです(中城さんのお話)。
以上、 筆者(姫島のアサギマダラを守る会)
----------------------------------------------------
■[071031]大分県東国東郡姫島村(姫島)。
■[071117]鹿児島県大島郡喜界町(喜界島)。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
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■07年9月20日に、長野県大町市の中綱湖畔の「のっぺ山荘」で、
筆者が標識したアサギマダラが、
鹿児島県の奄美大島の南の加計呂麻島で確認されました。
アサギマダラの再捕獲が加計呂麻島で確認されたのは初めての出来事です。
57日間をかけて、南西方向に約1237kmの距離を移動したことになります。
■以下に、この情報が筆者に届くには、
柘植達雄さんと金子順一郎さんが、仲立ちとなってくださいましたが、
そのうちの金子さんが筆者の応答を得て、
アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
■●[asagi:012414] 【移動情報】長野県大町市→鹿児島県加計呂麻島「NP」
●奄美諸島加計呂麻島在住の蝶友より再捕獲情報が届き、
標識者の栗田さんより標識情報を頂きましたので、
移動情報を報告します。
加計呂麻島での再捕獲は、たぶん初記録だったと思います。
●標識:左前翅に「NP 9/20 SRT」 左後翅に「1491」
性別:♂
●標識日:2007年9月20日15:17
標識地:長野県大町市平 中綱湖畔「のっぺ山荘」
標識者:栗田昌裕
備 考:フジバカマにて吸蜜。鮮度 中の上。辺縁白毛4割残存。
腹部直径 正常範囲。右前翅に破損あり。画像あり。
↓
●再捕獲日:2007年11月16日10:20
再捕獲地:鹿児島県大島郡瀬戸内町生間(いけんま)
再捕獲者:福島繁美
備 考:写真撮影のみによる確認で、栗田さん撮影の標識時の写真と照合。
鉢植えのヤマヒヨドリバナに飛来。
■以下は、筆者のコメントです。
●9月20日は「のっぺ山荘」で492頭の標識をしました(栗田個人)。
のっぺ山荘では今年は合計2310頭を標識しました(栗田個人)。
●のっぺ山荘で筆者の標識した個体は、3例が奄美大島で確認されています。
本例は奄美大島ではありませんが、加計呂麻島も奄美大島に近接していますので、
本例は奄美近辺での4例目の再確認例ととらえることができます。
それに対して、福島県グランデコスキー場で放蝶した個体の中では、
2例だけが奄美大島で確認されています。
以上から考えると、奄美大島に関しては、
のっぺ山荘からの方が奄美大島に来る確率が高く見えます。
これは、寿命の関係もあり得るかもしれません
(グランデコスキー場の方が、早期に標識しています)。
●本例の再捕獲時の画像を以下に示しました。
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
[070920] 長野県大町市平。中綱湖畔「のっぺ山荘」。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■沖縄県の与那国島で、07年11月17日に、「NAVA 181 YA 10/24」とマーキングされたアサギマダラを再捕獲しました。
これは三重県名張市のつつじが丘から移動した個体でした。
この蝶は、24日間をかけて、南西方向に1696kmもの長い距離を移動しました。
これは与那国島で2007年に再捕獲・再確認された7例目にあたります。
(11月5日から15日かけて4例が再確認されています。
そのうち、2例は筆者が福島県で放蝶した「SRSデコ」と標識された個体です)。
本例は筆者の与那国島での3番目の再捕獲個体となります。
すなわち、7例のうち、5例に筆者が関わったことになります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012442] 【移動情報】 三重県名張市 10/24
→ 与那国島 11/17 (NAVA181 → SRY4886) ♂ [三重県→与那国島]
●阿部さんから標識情報をいただきましたので、
三重県名張市つつじが丘南から与那国島への移動情報を示します。
●移動情報
三重県熊名張市 10/24 → 与那国島 11/17
(南西方向に約1696km移動。移動日数は24日間)
●標識:NAVA 181 YA 10/24
性別:♂
前翅長:58㎜
●標識日:2007年10月24日12:25
標識地:三重県名張市つつじが丘南、標高400m(北緯;34,35,49東経;136,8,16)
捕獲者:阿部好男
備 考:鮮度N。 天候 晴。気温22.0℃。
フジバカマ吸蜜中捕獲。写真あり。
↓
●再捕獲日:2007年11月17日17:21
再捕獲地:沖縄県八重山郡与那国町宇良部岳鞍部
再捕獲者:栗田昌裕
●備考 :シロノセンダングサにて吸蜜。鮮度 中の中。右後翅破損。
辺縁白毛3割残存。画像あり。
「SRY4886 ヨナグニ 11/17」と記載して、放蝶。画像あり。
<コメント>
●阿部さんからは、以下の情報をいただきました:
「この日は(8/48分~16/12分)の間に、48頭飛来し41頭に、
加納さんと二人でマーキングに追いまくられました。
その内からもう一頭(11/2日に)室戸スカイラインで
再捕獲(湯浅様)されています。
尚この日は当地で最高飛来数をマークした日でもあります」。
●07年11月17日には与那国島で130頭に標識しました。
この日は、15:30頃から、
宇良部岳に新しい個体が増えて来たように思われ、
島外から新たな移動集団が渡って来たように感じられました。
その中に、本例と「札タテ」個体が含まれていました。
この日に再捕獲した個体は「かみしま」も含めて、
いずれも三重県からであることに興味が持たれます。
●「与那国関連」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●本例の再捕獲時の11月17日の画像は以下に示しました。

[071117]沖縄県八重山郡与那国町(与那国島)。宇良部岳鞍部。
----------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
与那国島の自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■沖縄県の与那国島で、07年11月17日に、「あかね 1 札タテ10/20」とマーキングされたアサギマダラを再捕獲しました。
これは三重県鳥羽市の札立峠で小学校4年生の谷彩音(あかね)さんが標識した個体でした。
この蝶は、28日間をかけて、南西方向に1640kmもの長い距離を移動しました。
これは与那国島で2007年に再捕獲・再確認された6例目にあたります。
(11月5日から15日かけて4例が再確認されています。
そのうち、2例は筆者が福島県で放蝶した「SRSデコ」と標識された個体です)。
本例は筆者の与那国島での2番目の再捕獲個体となります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012441] 【移動情報】 三重県熊野市 10/20
→ 与那国島 11/17 (あかね1 → SRY4903)
♂ [三重県→与那国島]
●谷さんから標識情報をいただきましたので、
三重県札立峠から与那国島への移動情報を示します。
●移動情報
三重県熊野市札立峠 10/20 → 与那国島 11/17
(南西方向に約1640km移動。移動日数は28日間)
●標識:あかね 1 札タテ10/20
性別:♂
●標識日:2007年10月20日13:00
標識地:三重県熊野市金山町札立峠
標識者:谷 彩音
↓
●再捕獲日:2007年11月17日17:16
●再捕獲地:沖縄県八重山郡与那国町宇良部岳鞍部
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考 :シロノセンダングサにて吸蜜。鮮度 中の中。左右前翅破損。
辺縁白毛3割残存。「SRY4903 ヨナグニ 11/17」と記載して、放蝶。
画像あり。
<コメント>
●彩音さんは小学4年生とのことです。
「今シーズンは飛来も遅く、本人も風邪をひくなどして
36頭しかマーキングできませんでしたので、
杉下さんからご連絡いただいた時は驚きました」とのことです。
●07年11月17日には与那国島で130頭に標識しました。
この日は、15:30頃から、
宇良部岳に新しい個体が増えて来たように思われ、
島外から新たな移動集団が渡って来たように感じられました。
●「与那国関連」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●本例の再捕獲時の11月17日の画像は以下に示しました。

[071117]沖縄県八重山郡与那国町(与那国島)。宇良部岳鞍部。
----------------------------
■<追記>谷さんからは、さらに以下のような御連絡をいただいています(一部のみ)。
「昨年は喜界島で福島さんに再捕獲していただき、
今年は栗田先生(昨年放送されたクローズアップ現代も
食い入るように見ておりました)に再捕獲していただき大変喜んでおります。
マーキングを始めて6年になりますが、アサギマダラのおかげで
多くの方々とも知り合うことができ、我が家ではまさにフェアリーレターです。
本当にありがとうございました。
熊野ではまだわずかですが、まだ飛来しております」(11月26日の御連絡)。
11月26日にもまだ飛来があるとは驚きです。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
与那国島の自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■沖縄県の与那国島で、07年11月17日に、「MK253 かみしま 10/13」とマーキングされたアサギマダラを再捕獲しました。
三重県鳥羽市の神島から移動した個体と思われます。
この蝶は、35日間をかけて、南西方向に1755kmもの長い距離を移動しました。
これは与那国島で2007年に再捕獲・再確認された5例目にあたります。
(11月5日から15日かけて4例が再確認されています。
そのうち、2例は筆者が福島県で放蝶した「SRSデコ」と標識された個体です)。
本例は筆者の与那国島での最初の再捕獲個体となります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012401] 【再捕獲情報】与那国島にて11月17日「MK253 かみしま10/13」
●沖縄県与那国島にて、再捕獲がありましたので報告します。
●標識:MK253 かみしま 10/13
性別:♂
再捕獲日:2007年11月17日9:50
再捕獲地:沖縄県八重山郡与那国町宇良部岳鞍部
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :天候晴れ。シロノセンダングサにて吸蜜。画像あり。鮮度 下の上。
右前翅、左右後翅に小破損。腹部直径 正常範囲。
辺縁白毛1割以下。「SRY4830 ヨナグニ 11/17」と記載して、放蝶。
<コメント>
●07年11月17日には与那国島で130頭に標識しました。
●三重県の神島で放蝶された個体であれば、
35日間かけて、南西方向に約1755km移動したものと思われます。
●「与那国関連」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●本例の再捕獲時の11月17日の画像は以下に示しました。

[071117]沖縄県八重山郡与那国町(与那国島)。宇良部岳鞍部。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
与那国島の自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■福島県グランデコスキー場で筆者が標識したアサギマダラが、
高知県土佐清水市の足摺岬で2日連続で別々な方によって再捕獲されました。
この蝶は、54日間をかけて、南西方向に851km移動しました。
これは福島県発の個体が高知県で2007年に再捕獲された7、8例目にあたります。
SRSデコ個体としては6、7例目です。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012400]【移動情報】 福島県グランデコ 9/5
→ 高知県足摺岬 10/29
→ 同左 10/30 (SRS10029 → MA →XX アシ)
♂ [デコ→高知県]第6、7例
●藤野さんと金田さんのご報告に基いて、福島県グランデコスキー場から
高知県足摺スカイランへの移動情報を示します。
これは2007年にグランデコで放蝶された個体の中で、
高知県に移動した第7、8例目です
(注:同所再捕獲の場合は、2例分と見なします)。
●移動情報
福島県グランデコ 9/5 → 高知県足摺スカイライン 10/29、10/30
(南西方向に約851km移動。移動日数は54日間)
●標識:SRS 10026 デコ 9/5
性別:♂
●標識日:2007年9月5日14:48
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備考 :ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。破損なし。
辺縁白毛4割残存。鮮度 中の中。腹部横径 正常より大。
↓
●再捕獲日:2007年10月29日
再捕獲地:高知県土佐清水市足摺スカイライン
再捕獲者:藤野適宏
天気 :曇り
備考 :鮮度-Mの下 破損-左後翅小破 ヒヨドリバナに訪花
写真撮影後、「MA 10/29」と追加記入して放蝶
↓
●再々捕獲日:2007年10月30日8:56
再々捕獲地:高知県土佐清水市足摺スカイライン
再々捕獲者:金田 忍
天候等:晴れ 朝は18℃
備考:鮮度Oクラス、欠損あり。ヒヨドリバナ訪花中
「XX10/30アシ」と追記して放蝶
<コメント>
●9月5日にはグランデコで508頭を標識しましたが、
上記はそのうちの1例です。
●「グランデコ発」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) グランデコ発の再捕獲個体は、11月22日現在、合計126例に達しています。
(そのうちSRSデコ個体は99例)。
●本例の放蝶時の9月5日の画像は以下に示しました。
●本例の再捕獲時の画像は以下に示されています
(したがって、移動前後の画像が比較できます)。
http://www12.plala.or.jp/sin9/asagi2007shikoku.html
[070905]福島県北塩原村グランデコリゾート。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■福島県グランデコスキー場で筆者が標識したアサギマダラが、
高知県土佐清水市の足摺岬で一週間の間をおいて2回再捕獲されました。
この蝶は、72日間をかけて、南西方向に851km移動しました。
これは福島県発の個体が高知県で2007年に再捕獲された5、6例目にあたります。
SRSデコ個体としては4、5例目です。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012397]【移動情報】 福島県グランデコ 8/12
→ 高知県足摺岬 10/23
→ 同左 10/30 (SRS3641 → E177 →XX アシ)
♂ [デコ→高知県]第5、6例
●金田さんのご報告に基いて、福島県グランデコスキー場から
高知県足摺スカイランへの移動情報を示します。
これは2007年にグランデコで放蝶された個体の中で、
高知県に移動した第5、6例目です
(注:同所再捕獲の場合は、2例分と見なします)。
●移動情報
福島県グランデコ 8/12 → 高知県足摺スカイライン 10/23、10/30
(南西方向に約851km移動。移動日数は72日間)
●標識:SRS 3641 デコ 8/12
性別:♂
●標識日:2007年8月12日12:43
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備考 :ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。破損なし。
辺縁白毛5割残存。鮮度 上の下。腹部横径 正常範囲。
↓
●再捕獲日:2007年10月23日11時25分
再捕獲地:高知県土佐清水市足摺スカイライン
(N 32.444977 E132.595082 標高397m)
再捕獲者:中村悦子
天候等:晴れ 20℃
備考:鮮度Oクラス、ヤマヒヨドリバナに訪花
その他のメモ:(E-177アシズリ10/23)」と記入し放蝶(11:54)。写真画像あり
↓
●再々捕獲日:2007年10月30日 10時41分
再々捕獲地:高知県土佐清水市足摺スカイライン
再々捕獲者:金田 忍
天候等:晴れ 朝は18℃
備考:鮮度Mクラス、ヒヨドリバナ訪花中
「XX10/30アシ」と追記して放蝶
<コメント>
●8月12日にはグランデコで278頭を標識しましたが、
上記はそのうちの1例です。
この日の再捕獲の詳細は以下のブログ記事に示しました:
「グランデコの10日目はアサギマダラの278頭に標識。
雌は48頭で17.3%[070812。SRS3618-3896。デコ累積1631頭]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1111.html ●「グランデコ発」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) グランデコ発の再捕獲個体は、11月22日現在、合計125例に達しています。
(そのうちSRSデコ個体は98例)。
●本例の放蝶時の8月12日の画像は以下に示しました。
●本例の再捕獲時の画像は以下に示されています
(したがって、移動前後の画像が比較できます)。
http://www12.plala.or.jp/sin9/asagi2007shikoku.html
[070812]福島県北塩原村グランデコリゾート。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■長野県の大町市の中綱湖畔で筆者が9月13日に標識したアサギマダラが、鹿児島県喜界島で再捕獲されました。
この蝶は、69日間をかけて、南西方向に1179kmの距離を移動しました。
これは「SRT」と標識した筆者の個体が2007年に鹿児島で再捕獲された11例目にあたります。そのうち特に喜界島で再捕獲された個体としては8例目です。
これは喜界島での再捕獲全体としては137例目です。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:***] 【移動情報】 長野県大町市 9/13
→ 喜界島 11/21 (SRT109 → MF7148)
♂ [長野→喜界島]第8例
●福島誠さんのご報告に基いて、
長野県のっぺ山荘から喜界島への移動情報を示します。
これは2007年にのっぺ山荘で放蝶したSRT個体の中で、
喜界島で再捕獲された第8例目です。
●移動情報
長野県大町市 9/13 → 喜界島 11/21
(南西方向に約1179km移動。移動日数は69日間)
●標識:SRT 109 NP 9/13
性別:♂
標識日:2007年9月13日11:03
標識地:長野県大町市平 中綱湖畔「のっぺ山荘」
標識者:栗田昌裕
備考 :フジバカマに訪花。画像あり。破損なし。
辺縁白毛7割残存。鮮度 上の中。腹部横径 正常範囲。
↓
●再捕獲日:2007年11月21日 11:00
再捕獲地:鹿児島県大島郡喜界町 百之台公園
再捕獲者:福島誠
備考 :鮮度-普通 破損-欠損あり 訪花-シロノセンダングサ
「キカイ MF7148 11/21 ヒ」を追記放蝶
■コメント
●9月13日には「のっぺ山荘」で608頭を標識しました。
この日は、07年の「のっぺ山荘」でのマーキング初日でした。
●「のっぺ山荘発」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●のっぺ山荘発の再捕獲個体は、11月21日現在、合計29例に達しています。
これは2310例の放蝶個体の1.25%になっています。
●本例の放蝶時の9月13日の画像は以下に示しました。
●再捕獲時の画像は、福島さんのHPの以下の頁にあります
(したがって下の画像と前後比較が可能です):
喜界島のアサギマダラ 2007年
[070913]長野県大町市平 中綱湖畔 のっぺ山荘。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
長野県の自然旅行体験●
喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■ヒメアカタテハはカラフルな色彩が美しいタテハチョウです。
この蝶は丘の頂上などに来て、なわばり争うをすることがあります。
■与那国島の宇良部岳では、夕方6時を越しても、
頂上で姿を見ることができました。
■翅をしっかりたたむと、オレンジ色の部分が見えなくなり、
地味な蝶に見えます。

[071117] 沖縄県与那国町宇良部岳。
■タテハチョウ科ヒメアカタテハ。学名Cynthia) cardui。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
与那国島の自然旅行体験●
SRS生物蝶図鑑●
3D昆虫園(SRS研究所)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■ヒカゲヘゴは沖縄では亜熱帯らしさを出す典型的な植物です。
アサギマダラが集う林道でも、ヒカゲヘゴの美しい群落が見られます。
その斜面の裾にはヒヨドリバナが開花して、華やかな印象を生み出します。
本州では見ることの出来ない11月半ばの景観と言えます。
ヒヨドリバナ自体は本州にもありますが、
沖縄のヒヨドリバナは全く別種のように見えるほど
一株一株の丈がたかくしかもこんもりと茂ります。
そこが独特さの所以(ゆえん)なのです。

[071116] 沖縄県国頭郡本部町。
■ヒカゲヘゴの一般論と奄美大島のヒカゲヘゴの画像は以下の記事を参照:
07.07/20「奄美の山地では美しい姿のヒカゲヘゴが
亜熱帯らしさを演出している(奄美大島。07年5月2日)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1023.html ■キク科ヒヨドリバナ属ヒヨドリバナ(鵯花)。学名Eupatorium chinense(他説もあり)。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
沖縄の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑 http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2006_data.htm
●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
SRS植物図鑑●
3D植物園(SRS研究所)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■ツワブキは山菜としても利用するキク科植物。
開花は秋ですが、アサギマダラが最後に利用する植物でもあります。
沖縄では秋の半ばはヒヨドリバナがアサギマダラの主要な吸蜜植物と思われますが、
ヒヨドリバナの開花がピークを過ぎると、
ツワブキの時期が来ます。
06年には11月16日はすでにヒヨドリバナの開花のピークが過ぎていたので、
ツワブキで吸蜜する姿が観察されました。
しかし、07年には11月16日はヒヨドリバナは
まだ開花のピークの少し前くらいで、
ツワブキはやっと咲いたところでした。
07年の方が、同じ11月16日でも、
冬への近接度が06年より少ないのです。
毎年観察していると、そんな小さな違いも興味深く思えてきます。
■ちなみに、ツワブキは、島ごとに印象が少しずつ違うように思います。
沖縄のツワブキは、花弁がやや小さく、花の色が濃いように思います。
そして、花が空間的に球面をなすように配置される度合いが
強いように思います。
ただし、これは筆者が一部分だけを見てそう判断している可能性があります。

[071116] 沖縄県本部半島。
■沖縄のツワブキとアサギマダラの画像は以下の記事で見られます:
●06.11/26「ツワブキに止まる3頭のアサギマダラ」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-908.html ■キク科ツワブキ属ツワブキ。学名Farfugium japonicum。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
沖縄の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑 http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2006_data.htm
●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
SRS植物図鑑●
3D植物園(SRS研究所)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■沖縄では秋にアサギマダラが飛来します。
沖縄はかなり広い島なので、
アサギマダラの分布もかなり広がっていると考えられますが、
実際にはある程度以上集まっている場所は限られています。
■写真はヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ。
秋の沖縄での吸蜜植物はシロノセンダングサ、ツワブキも候補だが、
ヒヨドリバナが一番の好物のようです。
■11月中旬のこの日のアサギマダラはなぜか
ゆったりと翅を開閉させて吸蜜する姿が多く見られました。
天気は快晴。風もほとんどないこの日は、
アサギマダラも極めて優雅な飛び方を見せてくれました。
沖縄はアサギマダラにはなかなか居心地がよい場所ではないかと思われました。

[071116] 沖縄県本部半島。
07.07/16●「沖縄本島の八重岳の林道のヒヨドリバナ群落は秋のアサギマダラの集まる場所(06年11月16日。ヒヨドリバナNo.4)
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1012.html07.07/09●「沖縄の秋のアサギマダラはヒヨドリバナに集まる(本部町。06年11月16日。翌日とで271頭を標識。ヒヨドリバナNo.3)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-983.html■ヒヨドリバナ関連の記事が総括してあるのは次の記事。
ここからヤマヒヨドリバナやフジバカマの記事も参照できる:
07.06/18●「姫島のアサギマダラはヒヨドリバナも訪花する
・・・まだ生育中の姿(07年6月。ヒヨドリバナNo.2)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-944.html■キク科ヒヨドリバナ属ヒヨドリバナ(鵯花)。学名Eupatorium chinense(他説もあり)。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
沖縄の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑 http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2006_data.htm
●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
SRS植物図鑑●
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■ハナミズキは、春の花も美しいが、
秋の紅葉も美しい。
朱色に染まる実も魅力的だ。
写真のA、Bは赤い実を撮影した。実の光沢がよい。
写真のCは紅葉を示した。特に葉裏から透かして見たときの赤い色がよい。
街路樹としてよく植えられているハナミズキだが、
次第に変化していく様子を観察するのは楽しいものだ。

[071031]写真A ハナミズキの実。光沢が美しい。

[071031]写真B ハナミズキの実。紅葉が少し見える。

[071114]写真C。葉裏から見上げた紅葉。
いずれも群馬県高崎市高崎駅近く。
■本ブログの過去のハナミズキの記事は以下にあります:
07.04/16●「ハナミズキが4月中旬に開花を始めた
(東京。ハナミズキNo.1)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-602.html 07.04/19●「ピンクのハナミズキも4月中旬に7分咲きを
迎えた(東京。ハナミズキNo.2)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-617.html 07.04/20●「赤と白のハナミズキの並木が
銀座でも開花を迎えていた(東京にて。ハナミズキNo.3)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-629.html07.05/10●「高崎のハナミズキの花は次第に苞を落として
種子が育ちつつある(群馬。5月上旬。ハナミズキNo.4)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-757.html 07.05/10●「ハナミズキは5月上旬の上毛高原では
開花のピークをやっと越えたところ(群馬。ハナミズキNo.5)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-759.html ■ミズキ科ヤマボウシ属ハナミズキ(花水木)。別名アメリカヤマボウシ。学名 Benthamidia florida 。英名Flowering Dogwood 。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
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■11月も半ばになった高原の路傍で、
オレンジのキクの花が見事に咲いていた。
そこに動く蝶の姿があった。
何とキタテハが十数頭もそこに集まっていた。
写真はそのうちの一頭。
いずれも翅は綺麗な状態で破損がなかった。
比較的最近羽化したのではないかと思う。
おそらくこのまま越冬をするのだろう。
この時期にこんなにたくさんのキタテハが
しかも新鮮な個体が一箇所に集まっているのを見るのは初めてだ。
これも温暖化と関係があるのだろうか。

[071114]群馬県吾妻郡高山村。
■キタテハの一般論と3Dの図は
SRS研究所の下記の記事を参照:
●「123■キタテハの翅裏は枯葉色の保護色(擬態)をなす
/タテハチョウ科/小さい旅130/パラレル法 」
http://www.srs21.com/3d_insect/pages/123-insect-kitateha-3.htm●「122■キタテハは山吹色の翅に黒の斑紋を持つ中型のタテハチョウ
/タテハチョウ科/小さい旅129/パラレル法」
http://www.srs21.com/3d_insect/pages/122-insect-kitateha-2.htm●「3■キタテハとヤマトシジミ タテハチョウ科、シジミチョウ科 」
http://www.srs21.com/3d_insect/pages/003_kitateha.htm■本ブログの過去のキタテハの記事は以下にあります:
●07.06/04「キタテハがアブラギリの花で吸蜜していた
(国見町。6月3日。キタテハNo.1)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-861.html
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-861.html ■タテハチョウ科タテハチョウ亜科キタテハ属キタテハ。学名Polygonia c-aureum。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
SRS生物蝶図鑑●
3D昆虫園(SRS研究所)●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■07年11月9日に、奄美大島北部の龍郷町の長雲峠で、
「ITOU 171 FPK 11/2」と標識したアサギマダラを再捕獲しました。
これは鹿児島県指宿市山川の「フラワーパークかごしま」で伊東信雄さんがマーキングして放蝶された個体だと推測します。
7日間をかけて、南南西方向に約318kmの距離を移動したことになります。
鹿児島県内の移動になりますが、
10月末に九州の南端部から南西諸島を一気に駆け下りた例です。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012315] 【再捕獲情報】 11/9の奄美大島にて
「ITOU 171 FPK 11/2」
●奄美大島で再捕獲をしましたので、報告をいたします。
●標識:ITOU 171 FPK 11/2
性別:♂
●再捕獲日:2007年11月9日10:10
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町 長雲峠。
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
左後翅に小破損あり。鮮度中の下。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常範囲。
「SRA 4186 アマミ 11/9」を記載して放蝶。
<コメント>
●伊東信雄さんの標識された個体でしょうか。
もし、鹿児島県指宿市山川 「フラワーパークかごしま」内
で放蝶されたものであれば、
7日間をかけて、南南西方向に約318km移動したことになります。
[標識地が違っていたら、移動距離も変わります]。
11月1日にはグランデコで放蝶したSRS2385を、
11月4日にはグランデコで放蝶したSMK1-0を、
フラワーパークの伊東さんに再捕獲していただきましたが、
その間にフラワーパークで放蝶された個体を再捕獲したのであれば、
興味深い御縁かなと思います。
●この日の天候は終日曇天で小雨も見ましたが、
一週前よりアサギマダラは増えていました。
●本例の再捕獲時の画像[左側のみ]を以下のブログ記事に示します
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
写真A ヤマヒヨドリバナの花とアサギマダラ。

写真B 再捕獲されたアサギマダラ。
[071113] 鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■富士山(3776m)は日本一の高さだけあって、
かなりの遠方から見ることができる。
■上越新幹線は東京から北に向かって、埼玉県、群馬県を抜けて、新潟県に到る。
その途中、上野→大宮→熊谷の区間で、富士山を眺めることができる。
ただし、いつでも見られるわけではない。
多くの上越新幹線の乗客は富士山を眺めたことはないのではないかと思う。
くっきりと富士が見えるのは、大気が澄み渡った快晴の日がその候補だ。
07年11月12日は、たまたまその条件を満たしていた。
■下に上越新幹線Maxたにがわの車窓から見た富士山の画像を示す。
写真Aは大宮と熊谷の中間で撮影した。
写真Bは熊谷の駅の近くで撮影した。
熊谷を通ると、富士は山陰に次第に隠れていってしまう。
ズームをかけて遠近感が消えた画像で眺めると、
富士山が埼玉の山々や山の手前の平野部の家屋や風物の
すぐ背後に立っているようにも見える。

写真A 上越新幹線から見る富士山

写真B 上越新幹線から見る富士山
■参考ブログ記事:
●07.11/9 「11月上旬の機上より眺めた富士山はいただきに白雪を載せ、
すそに雲海を従えて美しかった [071108。奄美]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1226.html 11月8日は、雪は頂上にしか見られなかったのに、
本稿で示す「その4日後」には、
富士山はすでにすっかり雪で覆われていることを確認しておきたい。
つまりこの間に雪が降り積もったのだ。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
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■福島県グランデコスキー場で筆者が9月5日標識したアサギマダラが、
沖縄県与那国島で再捕獲されました。
この蝶は、68日間をかけて、南西方向に2191kmもの長い距離を移動しました。
これは福島県発の個体が沖縄県で2007年に再捕獲された3例目にあたります。
SRSデコ個体としては2例目です。
「グランデコ→与那国」という長距離移動の例は本年は2例目となりました。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012311] 【移動情報】 福島県グランデコ 9/5
→ 与那国島 11/12 (SRS9900 → ・)
♂ [デコ→与那国島]第2例
●西田悦造さんのご報告に基いて、
福島県グランデコスキー場から与那国島への移動情報を示します。
これは2007年にグランデコで放蝶された個体の中で、
八重山諸島で確認された第2例目です(一例目はSRS4205)。
●移動情報
グランデコ 9/5 → 与那国島 11/12
(南西方向に約2191km移動。移動日数は68日間)
●標識:SRS 9900 デコ 9/5 Net
性別:♂
標識日:2007年9月5日12:50
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備考 :ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。破損なし。
辺縁白毛5割残存。鮮度 中の上。腹部横径 正常より大。
「Net」は、捕虫網に寄って来て飛び回ったことを示す。
↓
●再捕獲日:2007年11月12日11:00
再捕獲地:沖縄県八重山郡与那国町宇良部岳鞍部
再捕獲者:西條実
備考 :確保
■コメント
●9月5日にはグランデコで508頭を標識しました。
2007年には例年以上にアサギマダラが遅くまでいましたが、
その遅くまでいたグループから与那国島まで行った本例が確認されたことは
新鮮なインパクトを与える出来事でした。
ちなみに与那国への1例目は8月13日に標識したSRS4205でした。
●「Net」は、他個体を標識中に脇に抱えていたネットに寄って来たので、
手掴みをして、標識をしたことを示します。このような行動は、
グランデコでは集団全体が活発なときによく見かけます。
この日もよく認めました。
一般に、ネットに寄って来る個体は比較的新鮮で
破損がないものが多いものです。
●「グランデコ発」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●グランデコ発の再捕獲個体は、11月12日現在、合計124例に達しています。
(そのうちSRSデコ個体は97例。再捕獲率は1.22%)。
●本例の放蝶時の9月5日の画像は以下に示しました。

[070905]福島県北塩原村グランデコリゾート。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
与那国島の自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■07年11月9日に、奄美大島北部の龍郷町の長雲峠で、
「8/20小坂○○」と標識されたアサギマダラを再捕獲しました。
画像を下に示しますが、解読困難な状況なので、
お心あたりのある方、あるいは解読に関して示唆してくださる方は、
コメント欄に記載をお願いします。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012303] 【再捕獲情報】 11/9の奄美大島にて
「8/20 小坂 ○○(読めない)」
●奄美大島で再捕獲をしましたので、報告をいたします。
ただし、字が読めないので、以下の標識欄に記載してある文字は
確定ではなく推測です。
●標識:8/20 小坂 ○○
性別:♂
再捕獲日:2007年11月9日11:42
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町 長雲峠。
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
左右前後翅に破損あり。鮮度下の下。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常範囲。
「SRA 4266 アマミ 11/9」を記載して放蝶。
<コメント>
●本例の再捕獲時の画像[左側、右側]を以下に示しました。
標識が書かれているのは、左側のみです。
前翅は「8/20」と読みましたが、
「8/26」という読み方もあるかもしれません。
後翅は前縁部を「小坂」と読みました。性標周辺は見当がつきません。
お心あたりのある方、あるいは、
解読のヒントをくださる方、いずれも歓迎です。
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
「2007年のアサギマダラの移動調査記録」
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
写真A 左側の不明標識

写真B 右側は標識なし
[071109] 鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■07年11月9日に、奄美大島北部の龍郷町の長雲峠で、
「アスカ123」とだけ標識したアサギマダラを再捕獲しました。
これは奈良県吉野郡上北山村で境山正甫さんがマーキングをされた個体ではないかと推定しています。
もしそうならば、移動日数は不明ですが、南西方向に約884kmの距離を移動したことになります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012299] 【再捕獲情報】 11/9の奄美大島にて「アスカ 123」
●奄美大島で再捕獲をしましたので、報告をいたします。
●標識:アスカ 123
性別:♂
再捕獲日:2007年11月9日11:27
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町 長雲峠。
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
左後翅に小破損あり。鮮度中の下。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常範囲。
「SRA 4248 アマミ 11/9」を記載して放蝶。
<コメント>
●境山正甫さんの標識された個体でしょうか。
標識は左前翅に「アスカ」、左後翅に「123」とのみ書かれています。
もし、奈良県吉野郡上北山村 和佐又山で放蝶されたものであれば、
移動日数は不明ですが、南西方向に約884km移動したことになります。
[標識地が違っていたら、移動距離も変わります]。
●この日の天候は終日曇天で小雨も見ましたが、
一週前よりアサギマダラは増えていました。
●本例の再捕獲時の画像[左側のみ]を以下に示します
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
「2007年のアサギマダラの移動調査記録」
●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
[071109] 鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■07年11月3日に、奄美大島北部の龍郷町の海岸で、
「マシモ カゴ 10.24 カセダ 25」と標識したアサギマダラを再捕獲しました。
これは鹿児島県南さつま市の加世田で真下美子さんがマーキングをされた個体でした。
10日間をかけて、南南西方向に約334kmの距離を移動したことになります。
これは鹿児島県内の移動になりますが、
10月末に九州の南端部から南西諸島を一気に駆け下りたことになります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012304] 【移動情報】 鹿児島県南さつま市 10/24
→ 奄美大島 11/3 (マシモ25 → SRA3205) ♂
[鹿児島県(九州)→奄美大島]第1例
●徳島県立博物館の大原賢二さんから真下さんに連絡していただき、
詳細な標識関連情報をいただくことができましたので、
鹿児島南さつま市の長屋山(ちょうやざん)から
奄美大島への移動情報を示します。
●移動情報
鹿児島県南さつま市 10/24 → 奄美大島 11/3
(南南西方向に約334km移動。移動日数は10日間)
●標識:マシモ カゴ 10.24 カセダ 25
性別:♂
標識日:2007年10月24日
標識地:鹿児島県南さつま市加世田(かせだ) 長屋山山頂(520m)
標識者:真下美子
備考 :当日90頭にマークしたうちの一頭。
↓
●再捕獲日:2007年11月3日8:56
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町。
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
右後羽に小破損あり。鮮度中の下。
辺縁白毛3割残存。腹部横径 正常範囲。
「SRA 3205 アマミ 11/3」を記載して放蝶。
<コメント>
●大原さんからは以下の貴重なメッセージを含むメールをいただきました:
1)「真下さんは当日は90頭にマークしたということで、
かなり多かった日だそうです」。
2)「(長屋山は)ちょうど大浦町との境に近くなりますが
山頂部は加世田です。
そこから南西に向かうと
(鹿児島の博物館からの情報がMLに出ておりましたが)、
坊津町久志がありまして、
高知のアキバマークなどが再捕獲例として出ていましたね。
真下さん方はこの周辺でかなり多くの個体にマークしたようですが、
現在はほとんど見なくなったということでした」。
3)「山頂からは西側の長い砂丘である吹上浜などがよく見えて、
アサギマダラが薩摩半島を通るにはいい場所と思っていますが、
真下さんのお話ではあの直後に草刈りで全て刈り取られて、
アサギマダラは全く見れなくなったそうです」。
4)「春には秋目から指宿へという記録が出ているのですが、
南下は初めて」とのこと。
大原さん、ありがとうございました。
おかげで薩摩半島の状況を
より具体的にイメージすることが出来るようになりました。
●再捕獲日は午前中に喜界島に移動しましたが、
飛行機が出る前に海岸部だけざっと見て回ったときに遭遇しました。
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●本例の再捕獲時の画像を以下に示します。
http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2007_data.htm

写真A

写真B
[071103] 鹿児島県大島郡龍郷町本茶峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■07年11月8日に、奄美大島北部の龍郷町の長雲峠で、
「TS 41 キヌ 10.14」と標識したアサギマダラを再捕獲しました。
これは愛知県田原市の衣笠山で鈴木隆さんがマーキングをされた個体でした。
28日間かけて、南西方向に約1003kmの距離を移動したことになります。
11月1日には「K・H 31 三河 キヌ 10/15」と標識したアサギマダラを再捕獲しましたが、これも愛知県田原市の衣笠山で10/15に放蝶されたものでした。この2頭はほぼ同時に奄美大島に渡って来た可能性があります(今回の例の方が発見が一週間遅くなったとも考えられるので)。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012294] 【移動情報】 愛知県田原市 10/14
→ 奄美大島 11/8 (TS41 → SRA3952) ♂ [愛知→奄美大島]第2例
●鈴木隆さんから標識情報をいただきましたので、
愛知県衣笠山から与那国島への移動情報を示します。
●移動情報
愛知県衣笠山 10/14 → 奄美大島 11/8
(南西方向に約1003km移動。移動日数は25日間)
●標識:TS 41 キヌ 10/14
性別:♂ 前翅長:59mm
●標識日:2007年10月14日
標識地:愛知県田原市籐七原 衣笠山
標識者:鈴木隆
備考 :左右後翅に破損あり。ヒヨドリバナに訪花。
↓
●再捕獲日:2007年11月8日14:11
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
左右後翅に破損り。鮮度下の上。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常範囲。
「SRA 3952 アマミ 11/8」を記載して放蝶。
<コメント>
●「10/15衣笠山→11/8 奄美大島長雲峠」と移動した
「K・H31」 (星野さん標識)と類似のコースを辿った可能性があります。
●鈴木さんのご報告には
「豊田市の炮烙山・六所山とは比べものにならないほど
田原市にはアサギマダラがやってきていたので驚きました。
日本列島を南下して行ったアサギマダラは、南国の空の下
どのように生きているのか、一度見てみたいものです。
わたしにとって、ほんとうに宝物ような情報をありがとうございました」。
と記されていましたが、田原市と豊田氏との比較は大変参考になりました。
●本例の再捕獲時の画像2枚を以下に示しました。
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
[071108] 鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
三ヶ根山のアサギマダラ・自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■07年11月、奄美大島でアサギマダラの標識をしているとき、
捕虫網の中を何気なく見たら、あまりにも巨大なクモ(蜘蛛)がいました。
初めて見る子供のこぶしほどの大きさのクモなので、
大いに驚いて撮影したのが下の写真です。
まっくろで大きな目が強烈な印象を与えます。
■このクモは日本最大のオオジョロウグモ。
雄の体長は10mmと小さいが、雌は体長が50mm。
それに加えて、脚が長いので、全体の印象はより大きく見えます。
オオジョロウグモの分布は奄美大島以南とのことです。
■このクモに関しては、「スズメを食べていた(沖縄)」、
「ツバメを食べていた(石垣島)」、さらには最近の例では、
「コウモリを食べていた(奄美大島)」
(これはオリイコキクガシラコウモリが
オオジョロウグモの巣にかかっているのを
前園泰徳氏が07年9月に撮影された例)、
などというすごいエピソードが知られています。
若干の毒も持っているようです。
■[注1:07年7月に、奄美大島で開催された
「第2回 龍郷町・京都大学 21 世紀 COE プログラム
(昆虫科学が拓く未来型食料環境学の創生). 共催シンポジウム.
旅するチョウ、アサギマダラから見た奄美.」にて、
筆者は「旅をする蝶アサギマダラの7つの謎と
奄美大島の自然・環境との関わり」 というタイトルで
講演をさせていただきましたが、その際に、
招いてくださった藤崎憲治教授とともに、
御尽力いただいたのが前園氏でした]。
■[注2:2007年の秋には、
アサギマダラの調査で本州中部以南のどこに行っても
ジョロウグモが非常に多いという印象を受けました。
ジョロウグモの当たり年だったのでしょうか。

オオジョロウグモの写真A

オオジョロウグモの写真B

オオジョロウグモの写真C
[071109]鹿児島県大島郡龍郷町。奄美大島。長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■アシナガグモ科ジョロウグモ属オオジョロウグモ。学名Nephila pilipes (Fabricius 1793)。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
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●
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■アサギマダラは夜の間、どこでどうやって過ごすのでしょうか。
その答えは、実は、土地によって若干の違いがあるように思います。
■奄美諸島では、小枝かツルに止まり、
「ぶら下がる形」で夜を越していることが多いようです。
それもアサギマダラの翅とよく似た色彩の枝や枯れ枝に止まる傾向があります。
結果として、枝に止まるアサギマダラの様子は
「枝と枯れ葉」の擬態になっているようです。
■本州ではアサギマダラはアサギマダラだけで夜を過ごすものですが、
奄美諸島では、アサギマダラはリュウキュウアサギマダラと
一緒にいることが少なからずあり、
そのようなときは、夜も一緒に寝ていることが少なくありません。
もしそのときに、ツマムラサキマダラもいると、
この蝶もその仲間に加わります。
■写真は喜界島の夕方の例を示します。
森の中の樹のやや垂れた枝に止まっているのは
アサギマダラ(左)とリュウキュウアサギマダラ(右)です。
写真の樹木の枝のすぐ近くには、
さらに数頭のツマムラサキマダラ、数頭のリュウキュウアサギマダラ、
7-8頭のアサギマダラが止まってじっとしていました。
これら3種類の蝶は、成長する際に食する草は違っていても、
特に好んで吸蜜で訪れる植物には共通のものが少なくないので(ヤマヒヨドリバナなど)、
結果として、一緒にいることになるのでしょう。興味深い現象だと思います。
[注:ツルモウリンカはリュウキュウアサギマダラとアサギマダラの共通の食草]。
■リュウキュウアサギマダラは今のところ奄美諸島が北限なので、
写真のような様子も、奄美諸島以北では
(昆虫園のような人為的な場所は別として)見ることができないでしょう。
■リュウキュウアサギマダラに関しては、
以下のブログ記事も参照のこと:
●07.05/04「アサギマダラとリュウキュウアサギマダラが
モンパの萎れた葉に群れていた(奄美大島にて)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-720.html
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-720.html 
[071103]鹿児島県大島郡喜界町。喜界島。百之台公園。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■リュウキュウアサギマダラ属リュウキュウアサギマダラ。学名Ideopsis similis。
■ツマムラサキマダラ。学名Euploea mulciber 。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■カマキリはアサギマダラの天敵のひとつである。
一匹のカマキリが何頭ものアサギマダラを食べてしまった現場を
何度も見たことがある。
■下の写真はチョウセンカマキリ。
奄美大島でアサギマダラを採集していたら、
いつの間にかアサギマダラと一緒に入って来た。
花の陰でアサギマダラなどの昆虫を狙っていたのだろう。
車のボンネットの上に乗せて撮影した。
いかにも「挑戦的」な顔つきをしているが、
チョウセンカマキリのチョウセンは「挑戦」ではなく、
「朝鮮」から来ている。
目の中の小さい黒点が小さい瞳孔のように見えて、
何となく残忍な印象を与える。
これは「偽瞳孔」と呼び、本当に黒いのではなく、
反射光がないために黒く見えるだけ。
一般にカマキリというとこのチョウセンカマキリのことを言うことが多い。
■チョウセンカマキリの分布は本州から沖縄まで。
緑色型と褐色型がある。
後羽の前縁部と、中央部に濃褐色の短い紋がある。
体長は雄70mm、雌90mm程度。


■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■カマキリ科チョウセンカマキリ(朝鮮蟷螂)。別名カマキリ。学名Tenodera angustipennis。
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SRS研究所の公式HP<参考HP>
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奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
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■奄美大島へ向かう日航機は、羽田空港を飛び立った後、
伊豆半島の南を抜けていく。
このとき、天候条件が恵まれると、富士の姿を拝することができる。
07年11月8日の朝は、
純白の雲海から頭を覗かせた富士山を見ることができた。
上の写真はやや近景、下の写真は遠景である。
周囲の山に比べて富士がひときわ抜きん出ている様子がよく分かる。
写真は8時25分に羽田を出発した飛行機から撮影した。

A 富士の近景

B 富士のやや遠景
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