■福島県グランデコスキー場で筆者が9月5日標識したアサギマダラが、
沖縄県与那国島で再捕獲されました。
この蝶は、68日間をかけて、南西方向に2191kmもの長い距離を移動しました。
これは福島県発の個体が沖縄県で2007年に再捕獲された3例目にあたります。
SRSデコ個体としては2例目です。
「グランデコ→与那国」という長距離移動の例は本年は2例目となりました。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012311] 【移動情報】 福島県グランデコ 9/5
→ 与那国島 11/12 (SRS9900 → ・)
♂ [デコ→与那国島]第2例
●西田悦造さんのご報告に基いて、
福島県グランデコスキー場から与那国島への移動情報を示します。
これは2007年にグランデコで放蝶された個体の中で、
八重山諸島で確認された第2例目です(一例目はSRS4205)。
●移動情報
グランデコ 9/5 → 与那国島 11/12
(南西方向に約2191km移動。移動日数は68日間)
●標識:SRS 9900 デコ 9/5 Net
性別:♂
標識日:2007年9月5日12:50
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備考 :ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。破損なし。
辺縁白毛5割残存。鮮度 中の上。腹部横径 正常より大。
「Net」は、捕虫網に寄って来て飛び回ったことを示す。
↓
●再捕獲日:2007年11月12日11:00
再捕獲地:沖縄県八重山郡与那国町宇良部岳鞍部
再捕獲者:西條実
備考 :確保
■コメント
●9月5日にはグランデコで508頭を標識しました。
2007年には例年以上にアサギマダラが遅くまでいましたが、
その遅くまでいたグループから与那国島まで行った本例が確認されたことは
新鮮なインパクトを与える出来事でした。
ちなみに与那国への1例目は8月13日に標識したSRS4205でした。
●「Net」は、他個体を標識中に脇に抱えていたネットに寄って来たので、
手掴みをして、標識をしたことを示します。このような行動は、
グランデコでは集団全体が活発なときによく見かけます。
この日もよく認めました。
一般に、ネットに寄って来る個体は比較的新鮮で
破損がないものが多いものです。
●「グランデコ発」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●グランデコ発の再捕獲個体は、11月12日現在、合計124例に達しています。
(そのうちSRSデコ個体は97例。再捕獲率は1.22%)。
●本例の放蝶時の9月5日の画像は以下に示しました。

[070905]福島県北塩原村グランデコリゾート。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
与那国島の自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■07年11月9日に、奄美大島北部の龍郷町の長雲峠で、
「8/20小坂○○」と標識されたアサギマダラを再捕獲しました。
画像を下に示しますが、解読困難な状況なので、
お心あたりのある方、あるいは解読に関して示唆してくださる方は、
コメント欄に記載をお願いします。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012303] 【再捕獲情報】 11/9の奄美大島にて
「8/20 小坂 ○○(読めない)」
●奄美大島で再捕獲をしましたので、報告をいたします。
ただし、字が読めないので、以下の標識欄に記載してある文字は
確定ではなく推測です。
●標識:8/20 小坂 ○○
性別:♂
再捕獲日:2007年11月9日11:42
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町 長雲峠。
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
左右前後翅に破損あり。鮮度下の下。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常範囲。
「SRA 4266 アマミ 11/9」を記載して放蝶。
<コメント>
●本例の再捕獲時の画像[左側、右側]を以下に示しました。
標識が書かれているのは、左側のみです。
前翅は「8/20」と読みましたが、
「8/26」という読み方もあるかもしれません。
後翅は前縁部を「小坂」と読みました。性標周辺は見当がつきません。
お心あたりのある方、あるいは、
解読のヒントをくださる方、いずれも歓迎です。
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
「2007年のアサギマダラの移動調査記録」
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
写真A 左側の不明標識

写真B 右側は標識なし
[071109] 鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
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■07年11月9日に、奄美大島北部の龍郷町の長雲峠で、
「アスカ123」とだけ標識したアサギマダラを再捕獲しました。
これは奈良県吉野郡上北山村で境山正甫さんがマーキングをされた個体ではないかと推定しています。
もしそうならば、移動日数は不明ですが、南西方向に約884kmの距離を移動したことになります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012299] 【再捕獲情報】 11/9の奄美大島にて「アスカ 123」
●奄美大島で再捕獲をしましたので、報告をいたします。
●標識:アスカ 123
性別:♂
再捕獲日:2007年11月9日11:27
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町 長雲峠。
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
左後翅に小破損あり。鮮度中の下。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常範囲。
「SRA 4248 アマミ 11/9」を記載して放蝶。
<コメント>
●境山正甫さんの標識された個体でしょうか。
標識は左前翅に「アスカ」、左後翅に「123」とのみ書かれています。
もし、奈良県吉野郡上北山村 和佐又山で放蝶されたものであれば、
移動日数は不明ですが、南西方向に約884km移動したことになります。
[標識地が違っていたら、移動距離も変わります]。
●この日の天候は終日曇天で小雨も見ましたが、
一週前よりアサギマダラは増えていました。
●本例の再捕獲時の画像[左側のみ]を以下に示します
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
「2007年のアサギマダラの移動調査記録」
●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
[071109] 鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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