■ツワブキは山菜としても利用するキク科植物。
開花は秋ですが、アサギマダラが最後に利用する植物でもあります。
沖縄では秋の半ばはヒヨドリバナがアサギマダラの主要な吸蜜植物と思われますが、
ヒヨドリバナの開花がピークを過ぎると、
ツワブキの時期が来ます。
06年には11月16日はすでにヒヨドリバナの開花のピークが過ぎていたので、
ツワブキで吸蜜する姿が観察されました。
しかし、07年には11月16日はヒヨドリバナは
まだ開花のピークの少し前くらいで、
ツワブキはやっと咲いたところでした。
07年の方が、同じ11月16日でも、
冬への近接度が06年より少ないのです。
毎年観察していると、そんな小さな違いも興味深く思えてきます。
■ちなみに、ツワブキは、島ごとに印象が少しずつ違うように思います。
沖縄のツワブキは、花弁がやや小さく、花の色が濃いように思います。
そして、花が空間的に球面をなすように配置される度合いが
強いように思います。
ただし、これは筆者が一部分だけを見てそう判断している可能性があります。

[071116] 沖縄県本部半島。
■沖縄のツワブキとアサギマダラの画像は以下の記事で見られます:
●06.11/26「ツワブキに止まる3頭のアサギマダラ」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-908.html ■キク科ツワブキ属ツワブキ。学名Farfugium japonicum。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
沖縄の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑 http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2006_data.htm
●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
SRS植物図鑑●
3D植物園(SRS研究所)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■沖縄では秋にアサギマダラが飛来します。
沖縄はかなり広い島なので、
アサギマダラの分布もかなり広がっていると考えられますが、
実際にはある程度以上集まっている場所は限られています。
■写真はヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ。
秋の沖縄での吸蜜植物はシロノセンダングサ、ツワブキも候補だが、
ヒヨドリバナが一番の好物のようです。
■11月中旬のこの日のアサギマダラはなぜか
ゆったりと翅を開閉させて吸蜜する姿が多く見られました。
天気は快晴。風もほとんどないこの日は、
アサギマダラも極めて優雅な飛び方を見せてくれました。
沖縄はアサギマダラにはなかなか居心地がよい場所ではないかと思われました。

[071116] 沖縄県本部半島。
07.07/16●「沖縄本島の八重岳の林道のヒヨドリバナ群落は秋のアサギマダラの集まる場所(06年11月16日。ヒヨドリバナNo.4)
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1012.html07.07/09●「沖縄の秋のアサギマダラはヒヨドリバナに集まる(本部町。06年11月16日。翌日とで271頭を標識。ヒヨドリバナNo.3)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-983.html■ヒヨドリバナ関連の記事が総括してあるのは次の記事。
ここからヤマヒヨドリバナやフジバカマの記事も参照できる:
07.06/18●「姫島のアサギマダラはヒヨドリバナも訪花する
・・・まだ生育中の姿(07年6月。ヒヨドリバナNo.2)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-944.html■キク科ヒヨドリバナ属ヒヨドリバナ(鵯花)。学名Eupatorium chinense(他説もあり)。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
沖縄の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑 http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2006_data.htm
●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
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