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アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

大分県姫島から鹿児島県奄美大島までアサギマダラが27日間で624km移動した [071015 → 071111。SC787。♂。姫島。奄美大島][姫島→奄美大島]1例目

■大分県姫島で10月15日に標識されたアサギマダラが、
 11月11日に鹿児島県の奄美大島で再捕獲されました。
 27日間をかけて、南南西方向に624km移動したことになります。
 標識者は姫島の中城さんで、再捕獲者は奄美大島の久永さんです。
 この例は、07年に姫島から島外移動して再捕獲された第8例目になります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
 ●[asagi:012514] 【移動情報】 大分県姫島 10/15
    → 奄美大島 11/11 (S.C787 → ・)
      ♂ [姫島 → 奄美大島]第1例
 ●[asagi:012505]の筆者の報告に基いて、
  大分県姫島から奄美大島への移動情報を示します。
  これは2007年の秋に姫島で放蝶された個体の中で、
  島外移動が確認された第8例目です。
  奄美大島での姫島個体の再捕獲は本例のみです。
 ●移動情報
   大分県姫島 10/15 → 奄美大島 11/11
   (南南西方向に約624km移動。移動日数は27日間)
 ●標識:S.C 787 ヒメ 10/15
  性別:♂ 
 ●標識日:2007年10月15日
  標識地:大分県東国東郡姫島村
  標識者:中城信三郎
  備考 :フジバカマに訪花。

 ●再捕獲日:2007年11月 11日
 ●再捕獲地:鹿児島県奄美市住用町大字東仲間 三太郎峠
 ●再捕獲者:久永利一
<コメント>
 ●「姫島関連」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。 
 2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
 ●姫島での2007年のアサギマダラは11月15日が
  最後になったとのことです(中城さんのお話)。
 ●姫島からはややゆっくりと南下する道筋を取っている個体が
  少なからずいるように思われますが、
  本例は、比較的速やかに移動した例です。
以上、 筆者  (姫島のアサギマダラを守る会)
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■[071015]大分県東国東郡姫島村(姫島)。
■[071111]鹿児島県奄美大島。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)
姫島のアサギマダラを守る会の紹介
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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奄美大島で久永さん、前園さんらによるアサギマダラの多くの再捕獲があった [071215。奄美]

■奄美大島でのアサギマダラの調査は数年来筆者らによって
 積極的に行われて来ましたが、2007年には、
 新たな参加者が加わりました。その方々の成果の一端を紹介します。
■以下、アサギMLに報告した内容を転載します:
 ●[asagi:012505] 【再捕獲情報】
  奄美大島での再捕獲20例以上 AIM、ENJ、バイオ、BR、BA、
  TK、マシモ、AUTY、ヒメ、NP、SRA等 
1● 奄美大島在住の久永利一さんという「ハブ捕り名人」の方が、
  2007年秋のアサギマダラの再捕獲に大きな役割を果たしてくださいました。
  1500頭ほどマークをして、多くの再捕獲例を得られました。
  以下の情報は、奄美におられる前園泰徳さんを経由して、私にもたらされました。
  いただいた情報のうち、私と前園さんに関わる例を省いた以下の諸例に
  関して、標識情報をいただければ幸いです
  (このうち、ヒメ S.Cは姫島の例ですので、こちらで分かっています。
  カサリは、奄美大島の笠利町かと推測しましたが、詳細は不明です)。 
捕獲日時 再捕獲場所    性  標識
11/7   朝戸峠        ♀  8/25 AIM 008 SUZAKA
11/9 13:50 三太郎峠   ♂  10/17 カサリ 24 シミズ
11/11    三太郎峠 ♀  10/30 ENJ 704 ヨコミエ 
11/11    三太郎峠        ♂  10/15 ヒメ S.C 787
11/11    三太郎峠        ♂  10/17 ナガサキバイオ 2692 S
11/11    三太郎峠        ♂  10/15 ハズ BR 929 
11/11    三太郎峠        ♂   8/15 BA 紀 38 マダシオ 
11/14 13:20 湯湾岳大和村側     ♂  10/18 TK HM 585
11/15 12:00 大棚ーフォレストポリス間♂  10/23 マシモ  
11/17 12:50 三太郎峠 ♂  9/28 AUTY 005 
11/18    古仁屋にて捕獲     ♂  10/25 ナガサキバイオ 3941 
   なお再捕獲場所の「所在地住所」は本メールの最下部の「参考3」に示します。
2●参考1:
  以下は前園さんが採集した栗田標識個体の再捕獲例です。
  前園さんは、京都大学のCEOプログラムの一環として、
  私とも関わりを持たれながら、アサギマダラの移動調査と保護を
  奄美大島で進めていくために、龍郷町の協力を得ながら、
  熱心な活動を開始しておられます。
  以下は、いずれも、私が龍郷町で放蝶して、同じ町内で再捕獲されました。
11/26 瀬留にて捕獲 11/1 SRA 3138
11/26 瀬留にて捕獲 11/8 SRA 3950
11/26 瀬留にて捕獲 11/9 SRA 4386
 3●参考2:
   以下は、久永さんが採集した前園さんと栗田関連の再捕獲例です。
   栗田の例は、SRA(奄美での標識)とNP(長野県のっぺ山荘での標識)です。
   「SRA」と「マエゾノ」は、龍郷町で放蝶された例ですので、下記の諸例は、
   奄美大島の内部移動を解明する上で、大変貴重な貢献と言えます。
捕獲日 再捕獲場所   標識+性
11/3  本茶峠 名瀬側     11/2 アマミ SRA3170
11/3 本茶峠 名瀬側   11/2 アマミ SRA3177
11/8  小湊安脚場      11/2 アマミ SRA 3163 ♂
11/8  小湊安脚場      11/8 AMAMI マエゾノ ♂ (番号記録無し)
11/11 三太郎峠       10/29 AMAMI 354 マエゾノ ♂ 
11/11 三太郎峠    10/29 AMAMI 348 マエゾノ ♂ 
11/13 知名瀬~里林道  10/26 AMAMI 189 マエゾノ ♂ 
11/14 津名久~大名線  10/25 AMAMI 107 マエゾノ ♂ 
11/14 フォレストポリス上  9/14 NP SRT 860 ♂ 
11/14 湯湾岳大和村側  11/1 SRA 3107 ♂ 
11/15 湯湾岳大和村側 10/31 AMAMI 524 マエゾノ ♂ 
 4●参考3: 以下、再捕獲地の「住居表示」を示します。
   なお、朝戸峠は、鹿児島県奄美市名瀬大字朝戸。
   小湊安脚場は、鹿児島県奄美市名瀬大字小湊。
   三太郎峠は、鹿児島県奄美市住用町大字東仲間。
   知名瀬は、鹿児島県奄美市名瀬大字知名瀬。里は不詳。
   津名久は、鹿児島県大島郡大和村津名久。大名は不詳。
   フォレストポリスは、鹿児島県大島郡大和村名音。
   湯湾岳大和村側は、鹿児島県大島郡大和村。
   大棚は、鹿児島県大島郡大和村大棚。
   古仁屋は、鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋
   瀬留は、鹿児島県大島郡龍郷町瀬留。
 5●参考4: 奄美大島での再捕獲例は、以下のHPの頁にまとめてあります。
 2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
  以上、2007年12月14日。筆者(栗田昌裕)
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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