■08年8月の福島県のグランデコスキー場で
アサギマダラ観察会の参加者が標識した「渡り蝶アサギマダラ」を、
群馬県の赤城自然園で再捕獲しました。
以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012958] 【移動情報】福島県グランデコ 8/30
→ 赤城自然園 9/19 (HK277 → AP3046)
「デコ→赤城」の6例目
●アサギMLの皆さん、小柴さん、
赤城自然園の皆さん、東京の栗田昌裕です。
●グランデコスキー場から群馬県の赤城自然園への移動個体を
再捕獲しましたので報告いたします。
●移動情報
福島県グランデコスキー場 8/30 → 群馬県赤城自然園 9/19
(南西方向に約161km移動、移動期間20日)
●標識:HK 277 デコ 8/30
性別:♂
●標識日:2008年8月30日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年9月19日11時26分
再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
再捕獲者:栗田昌裕
備考:フジバカマに訪花。画像あり。
「AP3046 9/19」を上書きして放蝶。
●<備考>
1)小柴さんは、グランデコのアサギマダラ観察会の
2007年の参加者でしたが、2008年は
安達太良山とグランデコで熱心にマーキングされました。
2)グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■08年8月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
標識した「渡り蝶アサギマダラ」に、群馬県の赤城自然園で再会し、
自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の6例目です。
以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012957] 【移動情報】福島県グランデコ 8/27
→ 赤城自然園 9/19 (SRS10004 → AP3134)
「デコ→赤城」の5例目(自己再捕獲6例目)
●アサギMLの皆さん、赤城自然園の皆さん、東京の栗田昌裕です。
●グランデコスキー場から群馬県の赤城自然園への移動個体を
自己再捕獲しましたので報告いたします。
●移動情報
福島県グランデコスキー場 8/27 → 群馬県赤城自然園 9/19
(南西方向に約161km移動、移動期間23日)
●標識:SRS 10004 デコ 8/27
性別:♂
●標識日:2008年8月27日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月19日12時22分
再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
再捕獲者:栗田昌裕
備考:フジバカマに訪花。画像あり。
「AP3134 9/19」を上書きして放蝶。
●<備考>
1)同日に4例目の自己再捕獲をしたことになります。
2)「グランデコ→赤城自然園」の移動例は
9月19日にも本例を含めて10例以上も
ありました。詳細は徐々に報告いたします。
3)今年のグランデコからの渡りは、遅れが
ありましたが、結果として、その遅れを取り戻す
ような反作用が働いて、過去数年よりも早い
大きな移動が赤城自然園目指して起きたように
思われます。
4)9月19日の赤城自然園での標識の模様は
以下のブログ記事を参照:
「群馬県赤城自然園でのアサギマダラのマーキング1日目
(9月19日)は台風前の曇天下で175頭に標識。
雌9.7%。グランデコで標識した5個体に再会し、
そのうち自己再捕獲4例。[080919。AP3001-3175。
群馬県。赤城自然園]」」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1865.html 5)本例は自己再捕獲としては2008年の第6例です。
6)グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■08年9月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
標識した「渡り蝶アサギマダラ」に、群馬県の赤城自然園で再会し、
自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の5例目です。
以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012955] 【移動情報】福島県グランデコ 9/3
→ 赤城自然園 9/19 (SRS14750 → AP3113)
「デコ→赤城」の4例目(自己再捕獲5例目)
●アサギMLの皆さん、赤城自然園の皆さん、東京の栗田昌裕です。
●グランデコスキー場から群馬県の赤城自然園への移動個体を
自己再捕獲しましたので報告いたします。
●移動情報
福島県グランデコスキー場 9/3 → 群馬県赤城自然園 9/19
(南西方向に約161km移動、移動期間16日)
●標識:SRS 14750 デコ 9/3
性別:♂
●標識日:2008年9月3日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月19日12時4分
再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
再捕獲者:栗田昌裕
備考:フジバカマに訪花。画像あり。
「AP3113 9/19」を上書きして放蝶。
●<備考>
1)「グランデコ→赤城自然園」の移動例は
9月19日にも本例を含めて10例以上も
ありました。詳細は徐々に報告いたします。
2)今年のグランデコからの渡りは、遅れが
ありましたが、結果として、その遅れを取り戻す
ような反作用が働いて、過去数年よりも早い
大きな移動が赤城自然園目指して起きたように
思われます。
3)9月19日の赤城自然園での標識の模様は
以下のブログ記事を参照:
「群馬県赤城自然園でのアサギマダラのマーキング1日目
(9月19日)は台風前の曇天下で175頭に標識。
雌9.7%。グランデコで標識した5個体に再会し、
そのうち自己再捕獲4例。[080919。AP3001-3175。
群馬県。赤城自然園]」」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1865.html 4)本例は自己再捕獲としては2008年の第5例です。
5)グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの以下の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■08年8月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
標識した「渡り蝶アサギマダラ」に、群馬県の赤城自然園で再会し、
自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の4例目です。
以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012953] 【移動情報】福島県グランデコ 8/31
→ 赤城自然園 9/19 (SRS12522 → AP3022)
「デコ→赤城」の3例目(自己再捕獲4例目)
●アサギMLの皆さん、赤城自然園の皆さん、東京の栗田昌裕です。
●グランデコスキー場から群馬県の赤城自然園への移動個体を
自己再捕獲しましたので報告いたします。
●■移動情報
福島県グランデコスキー場 8/31 → 群馬県赤城自然園 9/19
(南西方向に約161km移動、移動期間19日)
●標識:SRS 12522 デコ 8/31
性別:♂
●標識日:2008年8月31日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月19日10時24分
再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
再捕獲者:栗田昌裕
備考:フジバカマに訪花。画像あり。
「AP3022 9/19」を上書きして放蝶。
●<備考>
1)「グランデコ→赤城自然園」の移動例は
9月11日から16日までに、33例も
あり、大変な事態になっています。
参考記事は筆者のブログ記事にあります:
「 群馬県の赤城自然園では筆者がグランデコで
標識したSRSマークのアサギマダラが9月11日
~16日の間に29例も再捕獲された。とんでもな
いことが起きている!旅立ちは遅かったが、途中で
急ぎ足になった集団がここに一気に移動した可能性あり。
[080919。群馬県。赤城自然園]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1864.html 2)9月19日の赤城自然園での標識の模様は
以下のブログ記事を参照:
「群馬県赤城自然園でのアサギマダラのマーキング1日目
(9月19日)は台風前の曇天下で175頭に標識。
雌9.7%。グランデコで標識した5個体に再会し、
そのうち自己再捕獲4例。[080919。AP3001-3175。
群馬県。赤城自然園]」」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1865.html 3)本例は自己再捕獲としては2008年の第4例です。
4)グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの以下の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■08年9月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
標識したアサギマダラに、群馬県の赤城自然園で再会し、
自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の3例目です。
以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012951] 【移動情報】福島県グランデコ
→ 赤城自然園 (SRS16973 9/5→ AP3019 9/19)
「デコ→赤城」の2例目(自己再捕獲3例目)
●アサギMLの皆さん、赤城自然園の皆さん、東京の栗田昌裕です。
●グランデコスキー場から群馬県の赤城自然園への移動個体を
自己再捕獲しましたので報告いたします。
●移動情報
福島県グランデコスキー場 9/5 → 群馬県赤城自然園 9/19
(南西方向に約161km移動、移動期間14日)
●標識:SRS 16973 デコ 9/5
性別:♂
●標識日:2008年9月5日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月19日10時17分
●再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:フジバカマに訪花。画像あり。
「AP3019 9/19」を上書きして放蝶。
●<備考>
1)「グランデコ→赤城自然園」の移動例は
9月11日から16日までに、33例も
あり、大変な事態になっています。
参考記事は筆者のブログ記事にあります:
「 群馬県の赤城自然園では筆者がグランデコで
標識したSRSマークのアサギマダラが9月11日
~16日の間に29例も再捕獲された。とんでもな
いことが起きている!旅立ちは遅かったが、途中で
急ぎ足になった集団がここに一気に移動した可能性あり。
[080919。群馬県。赤城自然園]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1864.html 2)9月19日の赤城自然園での標識の模様は
以下のブログ記事を参照:
「群馬県赤城自然園でのアサギマダラのマーキング1日目
(9月19日)は台風前の曇天下で175頭に標識。
雌9.7%。グランデコで標識した5個体に再会し、
そのうち自己再捕獲4例。[080919。AP3001-3175。
群馬県。赤城自然園]」」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1865.html 3)本例は自己再捕獲としては2008年の第3例です。
4)グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの以下の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■08年9月19日(金曜日)に、
群馬県の赤城自然園のフジバカマ園で
アサギマダラのマーキングをしました。
AP3001からAP3175までの
175頭を標識することができました。
-------------------------------------------------------------
[080919] 群馬県渋川市赤城町「赤城自然園」。
-------------------------------------------------------------
■前項
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1864.html では、赤城自然園で、9月11日~16日の間に、
グランデコで標識されたアサギマダラが33例も再捕獲
されていることを紹介しました。
■そこで、実際の状況を確認するために
今年も標識させていただくこととしました。
例年、赤城自然園では、APマークの3000番代で
標識させていただいて来ましたが、
2008年も同様の設定で標識を行いました。
■9月19日は、台風13号が紀伊半島に接近して、
翌日にも関東地方に到ろうとしている日です。
夜から雨が降ることが予報されていましたが、
午前中は曇天でしたので、標識が可能な状態でした。
正午過ぎくらいから小雨が降り始め次第に雨が強く
なりましたので、その段階で終わりとしました。
そこまでに175頭の標識ができました。
結果として、最も個体数の多い蝶の原っぱまで
行かない段階で標識を終えました。
■フジバカマには非常に多くのアサギマダラが吸蜜に
来ており、筆者がここで体験した過去数年の中では
最もアサギマダラの密度が高い状態と思われました。
曇天のためもあってか、いずれもゆったりと落ち着いた
飛翔をしており、捕獲は極めて容易な状態でした。
■結果として、グランデコで筆者が標識したSRSマークの
アサギマダラを4例自己再捕獲し再放蝶することができました。
[「SRS16973 9/5 デコ」→「AP3019 9/19 10時17分」]。
[「SRS12522 8/31 デコ」→「AP3022 9/19 10時24分」]。
[「SRS14750 9/3 デコ」→「AP3113 9/19 12時04分」]。
[「SRS10004 8/27 デコ」→「AP3136 9/19 12時22分」]。
■また、SRSではないが、グランデコで標識された個体を
1例再捕獲しました。
[「HK 277 8/30 デコ」→「AP3022 9/19 10時24分」]。
■この間、スタッフも標識をしていましたが、スタッフは
10例前後、SRSマークの個体を再捕獲したようです。
やはり驚くべきことが起きています。
開園準備委員長の片場さんがそのうちの1頭の
「SRS10539 8/31 デコ」を筆者に持参して
見せてくださいましたので、結果として、筆者が福島県
で標識したアサギマダラの5頭に再会して、撮影できた
ことになります。
■本日はタオルに反応するか否かのチェックは行いませんでした。
(そのような確認は不要なほど個体数が多くいました)。
■本日新たにAP3000番代を標識したのは175頭でしたが、
他にすでにAPマークのついた個体も観察しましたので、
検討した個体の総数は237頭でした。
そのうち雌は17頭でしたので、比率は7.2%です。
長野県大町市でのデータと比べると高めの値です。
■17頭の雌のうち、交尾痕がある個体は5例でした(29.4%)。
筆者の記法で所見を示すと、
AP3001(-+-)、AP3026(++ + -)、
AP3044(++ +-)、AP3092(-+-)、
AP3111(++ +-)、AP3123(-+-)、
AP3162(- +-)、AP3173(-+-)。
このうち、++とあるのは、腹部硬結がある例です。
グランデコではほとんど交尾していませんので、
東北から赤城自然園に移動するまでに、
ある程度の割合で交尾をするものであることが推測されます。
■病気の個体はありませんでした。
■「中古」個体は2例ありました。
AP3008♂、3046♂です。
「古」個体は3例ありました。
AP3016♂、3113♂、3178♂です。
「中古」「古」を合わせると5例で、これは
237例のうちの2.1%です。
■ヘアペンシルを出した♂個体は0例でした。
■翅に変形のある個体は2例(0.8%)で、
AP3038♂とAP3148♂です。
■237頭のうち、62頭がすでにスタッフにより
APマークが標識されていました。
標識率は約26%だったことが分かります。
前日までに標識は1000頭近くまで済んでいましたから、
かなり多くの個体が新たに来たものと推測されます。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
の記録は0例。
■鱗粉のある場所の全体が普通より黒っぽい個体(黒化個体)の
記録はAP3114♂のみ。
■小さい個体は10頭記録しました(4.2%)。
少なくないと言えます。
AP3011♂、3012♂、3037♂、
3041♂、3051♂、3055♂、3086♂、
3087♂、3090♂、3093♂。
(小さい個体とは、油性ペン「マッキー」の
キャップの長さよりも前翅長が短い個体のこと)。
■標識中に筆者やネットに寄って来た個体(ストーカーと呼びます)
はありませんでした。
■園内のフジバカマの群落では、
おびただしい数のミドリヒョウモンが吸蜜に訪れていました。
樹林ではミンミンゼミが鳴いていました。
■赤城自然園のこれからの成果が大変楽しみです。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■群馬県の赤城自然園は、例年9月中旬から下旬にかけて、
フジバカマ園で、多くのアサギマダラがしばらく滞在して、
南方への旅を続けていく「渡りの中継地」となっています。
■2008年9月には12日までは非常にわずかのアサギマダラが
いただけだったそうですが、その夕方から数が増え、
13日から急速に多くの個体が見られるようになりました。
それと同時に、筆者が福島県のグランデコで標識した
SRSマークのアサギマダラも例年にない多くの個体が
再捕獲されるようになりました。
SRSマークの蝶の再捕獲の数は、
9/11は1例、
9/13は4例、
9/14は2例、
9/15は13例、
9/16は9例。以上29例も確認されました。
このようなことは以前にはなかったことです。
SRSマーク以外のグランデコからの個体の再捕獲は
9/15は3例、
9/16は1例。以上の4例もありました。
すなわち、数日の間に33例ものグランデコからの移動個体が
確認されたことになります。
今後10月初めまでアサギマダラが確認される期間になっていますから、
どうなっていくのか非常に興味が持たれます。
■赤城自然園は、春から夏にかけて、少数個体ながら
コンスタントにアサギマダラが観察される稀な場所です。
■ここでは、2007年には9月15日から10月3日まで
SRSマークのアサギマダラが再捕獲されました。
2006年には9月19日から10月2日まで
SRSマークのアサギマダラが再捕獲されました。
その結果と比較すると、2008年の9月の出現は
時期が早いことが分かります。
ところが、筆者がいたグランデコでは9月5日でも
まだたくさんのアサギマダラが残っており、
渡りの始まりは例年より遅いと考えられました。
この一見逆の結果がどのようにつながっているのか、
今後の現象も含めて合理的に解釈することが望まれます。
さしあたっては、遅くに旅を開始したが、
途中で急ぎ足で早く到着したグループがあるとは言えるでしょう。
-------------------------------------------------------------
[080919] 群馬県渋川市赤城町「赤城自然園」。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■08年8月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
標識したアサギマダラに、長野県の大町市で再会し、
自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の2例目です。
以下はその概略です。アサギMLから引用します。
●[asagi:012950] 【移動情報】福島県グランデコ
→ 長野県大町市 (SRS3440 8/6→ SRS17621 9/15)
「デコ→のっぺ」の2例目(自己再捕獲2例目)
●グランデコスキー場から長野県大町市への移動個体を
自己再捕獲しましたので報告します。
●移動情報
福島県グランデコスキー場 8/6 → 長野県大町市 9/15
(南西方向に約237km移動、移動期間40日)
●標識:SRS3440 デコ
性別:♂
●標識日:2008年8月6日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月15日
●再捕獲地:長野県大町市平 中綱湖畔「のっぺ山荘」
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:フジバカマに訪花。画像あり。
「SRS17621 NP 9/15」を上書きして放蝶。
●<備考>
1)「グランデコ→大町市」の第2例です。
自己再捕獲としても第2例です。
グランデコ個体としてはやはり前年よりやや早い再捕獲です。
この個体はグランデコでの初日に標識した個体です。
この個体はのっぺ山荘で、大代先生や西川さんに
確認していただきました。
2)グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に
表示してあります:
http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2007_data.htm
以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
長野県の自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■08年9月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
標識したアサギマダラに、長野県の大町市で再会し、
自己再捕獲しました。
以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012949] 【移動情報】福島県グランデコ
→ 長野県大町市 (SRS14318 9/2→ SRS17438 9/14)
「デコ→のっぺ」の1例目(自己再捕獲)
●グランデコスキー場から長野県大町市への移動個体を
自己再捕獲しましたので報告します。
●移動情報
福島県グランデコスキー場 9/2 → 長野県大町市 9/14
(南西方向に約237km移動、移動期間12日)
●標識:SRS14318 デコ 9/2
性別:♂
●標識日:2008年9月2日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月14日
●再捕獲地:長野県大町市鹿島槍スキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:フジバカマに訪花。画像あり。
「SRS17438 NP 9/14」を上書きして放蝶。
●<備考>
1)「グランデコ→大町市」の第1例です。
自己再捕獲としても第一例です。
グランデコ個体としては前年よりやや早い再捕獲です。
9月2日の標識個体が意外に早く移動したので驚きました。
この個体はのっぺ山荘の古川さんやアサギマダラの
撮影に来ていた山本さんに確認していただきました。
2)鹿島槍スキー場のフジバカマ畑はのっぺ山荘から
800mほど西に離れた位置にあります。
3)グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁
に表示してあります:
http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2007_data.htm
以上
筆者
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
長野県の自然旅行体験●
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■08年9月15日(月曜日)は、
08年の白馬山麓「のっぺ山荘」での
アサギマダラのマーキングの4日目でした。
SRS17457からSRS17651までの
195頭を標識することができました。
-------------------------------------------------------------
[080915] 長野県大町市平 中綱湖畔 「のっぺ山荘」。
-------------------------------------------------------------
■長野県の「のっぺ山荘」では例年9月中旬から下旬にかけて、
フジバカマ園にて、多くのアサギマダラが
しばらく時を過ごして南への旅を続けていきます。
■9月15日は、終日雲りの日でした。
朝は鹿島槍スキー場に行きましたが、2頭をみかけたのみでした。
湖畔にいくと、若干名のアサギマダラがいました。
その場所で、のっぺ山荘の方に出会い、やなば国際スキー場での
標識を勧められました(ただし、ここは許可なく標識することは
できません)。結局、午前中は、主にやなばで標識をし、
標識数150頭を超え、午後になって、のっぺ山荘に移動しました。
のっぺ山荘では、午後14:00過ぎに少し個体数が増えた
という印象を持ちました。
■このときに、グランデコで筆者が標識したSRS3440を
自己再捕獲することができました。
これは2例目の自己再捕獲例となりました。
福島県グランデコでの初日の8月6日に筆者が標識して放蝶した
「SRS3440 デコ」でした
(SRS17621 NP 9/15)。
40日かけて、南西方向に237kmを移動したことになります。
グランデコでの移動は遅れる傾向がありましたが、
この個体はその場にいた方々に見ていただくことができました。
■この日はグランデコに続き、撮影隊が来ていましたが、
その方々にも確認していただくことができました。
本日は撮影もあったため、午後ののっぺ山荘では、
そこに来られた知人と旧交を温めたり、
情報をいただいたりすることが主となりました。
■本日はタオルに反応する個体はほとんど認めませんでした。
■本日標識した195頭のうち雌は13頭で、比率は6.7%。
過去3日の2~3%の範囲を超えて増えた状態です。
前日は交尾個体が2頭ありましたが、
本日はすべて未交尾状態でした。
■病気の個体はありませんでした。
■「中古」個体は3例ありました。
SRS17507♂、17517♂、17536♂です。
「古」個体は0例でした。
「中古」「古」を合わせると3例で、これは
195例のうちの1.5%です。
■ヘアペンシルを出した♂個体は0頭でした。
■翅に変形のある個体は2頭(1.0%)で、
SRS17516♂と17521♂です。
(17521は翅脈に左右差があり、
左前翅に一部欠けがあるものです)。
■上記の195例とは別に、一度放蝶して、
再度捕獲した個体はのべ12例以上ありましたが、
多いので、途中から記録は中断しました。
■筆者以外の人が放蝶した個体の再捕獲はありませんでした。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
は1例のみ記録しました(SRS17585♂)。
■鱗粉のある場所の全体が普通より黒っぽい個体(黒化個体)の
記録はありません。
■小さい個体は8頭記録しました(4.1%)。多目になっています。
SRS17464♂、17470♂、17506♂、17518♂。
SRS17537♂、17545♂、17587♂、17591♂。
(小さい個体とは、油性ペン「マッキー」の
キャップの長さよりも前翅長が短い個体のこと)。
■標識中に筆者やネットに寄って来た個体(ストーカーと呼びます)
はありませんでした。
■前日(9月14日)に標識した187頭の個体の中で、
本日再捕獲した個体は0頭でした。
これは大半を別な場所で標識したためであり、
したがって、頭数推定はできません。
■ただし、全体を大きなエリアとしてまとめて推定することは
少しは意味があるかもしれません。
過去3日間の標識数は406頭でした。
9月12日の標識のある個体の本日の再捕獲は4頭、
9月13日の標識のある個体の本日の再捕獲は1頭でした。
9月14日の標識のある個体の本日の再捕獲は0頭でした。
これらを合わせた数字5を用いると、
406×195/5=15834頭
という推定値が得られます。
この数値は信頼性は低いものですが、
上限を押さえる意義はありません。
■本日は、のっぺ山荘のフジバカマ園では単発個体は見ましたが、
アサギマダラが「群れ飛ぶ」ことはほとんどありませんでした。
鹿島槍スキー場の裾や、中綱湖畔のフジバカマの群落では、
「群れ飛ぶ」ことはないものの、個体数はフジバカマ園より
多い時間帯がありました。
■この日、天気がよかったので、どのフジバカマ群落でも、
ヒョウモンチョウの仲間が多く飛び回っていました。
他にキチョウやクジャクチョウも見ました(撮影あり)。
アサギマダラについても接近して撮影した個体があります
(SRS12401♂など)。
■周囲の草むらでは本日も終日キリギリスやクサヒバリなどの秋の虫が
鳴きき続けていました。
■前日までと同様、例年のようなアサギマダラの大きな群れの移動は
まだ見られませんが、
「福島県グランデコで放蝶した個体を2例自己再捕獲できた」
事実から考えると、東北のアサギマダラの群れが大きなピークを
描かないまま流れこんでいることが分かります。
■前日同様、小さい移動が観察されました。
鹿島槍スキーで9月12日に標識した個体SRS17522を
やなば国際スキー場で9月15日に再捕獲しました。
この個体は鹿島槍スキー場からやなば国際スキー場に
短距離移動したものです。
前日の観察と合わせて、比較的自由な地域内移動が
生じていることが分かります。
■結局、9月12-16日の4日間で、
601頭の標識をしたことになりました。
■この日の最後には、やなば国際スキー場で、撮影隊の方々
と経営者の金井さんのお話を伺い、翌日の撮影の打ち合わせ
などを行いました。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
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●
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■08年8月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
標識したアサギマダラが、群馬県の赤城自然園で
再捕獲されたことが分かりました。
以下はその概略です。詳細が分かりましたら補います。
(アサギマダラのMLの[asagi:012936] に報告済み)。
■●移動情報
福島県グランデコスキー場 8/31 → 同左 9/3 → 群馬県赤城自然園 9/11
(南西方向に約161km移動、移動期間8日)
●標識:SRS12654 デコ 8/31 A1
性別:♂
●標識日:2008年8月31日
●標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月3日
●再捕獲地:同上
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
9月3日を示す「A1」を付加。
↓
●再捕獲日:2008年9月11日15時10分
●再捕獲地:群馬県渋川市赤城町赤城自然園
●再捕獲者:不詳(赤城自然園スタッフ)
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
9月3日を示す「A1」を付加。
●<備考>
赤城自然園のHPから知りました。
再捕獲者の名前は分かり次第付加します。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
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■08年9月14日(日曜日)は、
08年の白馬山麓「のっぺ山荘」での
アサギマダラのマーキングの3日目でした。
SRS17270からSRS17456までの
187頭を標識することができました。
-------------------------------------------------------------
[080914] 長野県大町市平 中綱湖畔 「のっぺ山荘」。
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■長野県の「のっぺ山荘」では例年9月中旬から下旬にかけて、
フジバカマ園にて、多くのアサギマダラが
しばらく時を過ごして南への旅を続けていきます。
■9月14日は、雲は若干多いものの、朝から晴れでした。
アサギマダラはやはり多いとは言えず、
この日は、のっぺ山荘の近くの中綱湖畔のフジバカマ群落や、
近くの鹿島槍スキー場の裾のフジバカマ群落を巡回しながら
標識個体数を確保しました。
■本日の雲では「むくむくと立ち上がって消える」という
夏雲の特徴を残しているものが見られました。
■本日のトピックスは、自己再捕獲例があったことです。
福島県グランデコで9月2日に筆者が標識して放蝶した
「SRS14318 デコ 9/2」を、14時55分に
鹿島槍スキー場の裾で再捕獲したことです
(SRS17438 NP 9/14)。
12日かけて、南西方向に237kmを移動したことになります。
グランデコでの移動は遅れる傾向がありましたが、
例年アサギマダラが多く見られる9月半ばに
几帳面に移動して来た個体があることは、
アサギマダラという生き物の底知れない「すごさ」を示しています。
■朝の早目の時間帯にはやはり
白いタオルを回すことで寄って来る個体が多く、
タオルキャッチで捕獲した例が前日同様10例以上ありました。
■本日標識した187頭のうち雌は5頭で、比率は2.7%。
3日を通して、2~3%の範囲にあることが分かります。
過去2日の雌は未交尾でしたが、
本日は交尾を済ませた個体が2頭ありました。
SRS17315は交尾済みですが、腹部の硬結はなし。
SRS17347は交尾済みで、腹部の硬結がありました。
これは産卵可能な状態と言えます。
■病気の個体はありませんでした。
■「中古」個体は3例ありました。
SRS17286♂、17287♂、17370♂です。
「古」個体は0例でした。
「中古」「古」を合わせると3例で、これは
187例のうちの1.6%です。
■ヘアペンシルを出した♂個体は1頭ありました。
SRS17286がそれで、
多くの場合にそうであるように、
左側だけを出したものです。
この個体は、中古個体でもありました。
■翅に変形のある個体は2頭(1.1%)で、
SRS17416♂と17443♂です。
■上記の187例とは別に、一度放蝶して、
再度捕獲した個体はのべ19例ありました。
■筆者以外の人が放蝶した個体の再捕獲はありませんでした。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
は記録されませんでした。
■鱗粉のある場所の全体が普通より黒っぽい個体(黒化個体)は、
2例記録されました(SRS17338♂、17436♂)。
■小さい個体は4頭記録しました(2.2%)。
SRS17425♂、17431♂、17437♂、17452♂。
(小さい個体とは、油性ペン「マッキー」の
キャップの長さよりも前翅長が短い個体のこと)。
■標識中に筆者やネットに寄って来た個体(ストーカーと呼びます)
は2例ありました。1例はSRS17398を標識中に
左手の甲に止まった個体で、写真があります。
もう一例は、16:00頃に、鹿島槍スキー場で標識中に
周囲を飛び回っていました(捕獲せず)。
■前日(9月13日)に標識した93頭の個体の中で、
本日再捕獲した個体は15頭ありました。これから、
フジバカマ園を含むエリアにいるアサギマダラの個体数は
93×187/15=1159頭
と推測されました。この値は前日の600頭余より増えています。
■過去2日間のデータをまとめて推定すると、
過去2日間の標識数は219頭でした。
9月12日の標識のある個体の本日の再捕獲は10頭、
9月13日の標識のある個体の本日の再捕獲は15頭でした。
これらを合わせた数字25を用いると、
219×187/25=1638頭
という推定値が得られます。
この方法は、滞在場所では有効ですが、
のっぺ山荘のように明らかに中継地である場所では
有効ではありませんので、あくまで参考値としてください。
■本日は、のっぺ山荘のフジバカマ園では単発個体は見ましたが、
アサギマダラが「群れ飛ぶ」ことはほとんどありませんでした。
鹿島槍スキー場の裾や、中綱湖畔のフジバカマの群落では、
「群れ飛ぶ」ことはないものの、個体数はフジバカマ園より
多い時間帯がありました。
■この日、天気がよかったので、どのフジバカマ群落でも、
ヒョウモンチョウの仲間が多く飛び回っていました。
他にキチョウやクジャクチョウも見ました(撮影あり)。
アサギマダラについても接近して撮影した個体があります
(SRS12401♂など)。
■周囲の草むらでは終日、キリギリスやクサヒバリなどの秋の虫が
しきりに鳴き続けていました。
湖畔ではハグロトンボの仲間を見ました。
■また本日は、温度が(手持ちの温度計で)30度を超えることがあり、
そんなときには、アブラゼミや他の種類のセミが鳴いていました。
秋の虫と夏の虫が一緒に鳴くのを聴くのはちょっと不思議な印象です。
■例年のようなアサギマダラの大きな群れの移動は
まだ見られませんが(これは標識中に筆者に話かけてくる
地元の方々の実感でもあります)、
「福島県グランデコで放蝶した個体を自己再捕獲できた」
事実から考えると、めりはりのある移動の波は見られないが、
ピークを伴わない「そこはかとない移動(だらだらした移動)」
が起きている可能性もあります。
■この地で複数の方々から得た情報を総合すると、
2008年の夏に関しては、
標高の高い山でのアサギマダラの目撃例では
例年より個体数が少ないという印象を受けたようです。
福島県のグランデコでは昨年より多い個体数なので、
東北と中部地方とでは発生した個体数に
違いがあるのかもしれません。
■本日は小さい移動がよく観察されました。
1)鹿島槍スキーで9月12日に標識した個体SRS17305を
のっぺ山荘で9月14日に再捕獲しました。
この個体は鹿島槍スキー場からのっぺ山荘に
短距離移動したのです。
2)逆にSRS17313は、9月14日の間に、
のっぺ山荘で標識放蝶され、鹿島槍スキー場で再捕獲されました。
すなわち、のっぺ山荘から鹿島槍スキー場に
同日に移動したのです。
3)SRS17325は9月12日にのっぺ山荘で標識しました。
それを9月14日に中綱湖畔のフジバカマ群落で再捕獲しました。
すなわち、のっぺ山荘から中綱湖畔まで同日に移動したのです。
4)SRS17318は中綱湖畔で標識され、1時間以内に
のっぺ山荘で再捕獲されました(SRS17367の前)。
すなわち、中綱湖畔からのっぺ山荘まで短時間で移動した
ことが示されました。
以上から、かなりの地域内移動が生じていることが分かります。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■徳島県にある四国の八十八箇所の第四十番目の札所の
平城山・観自在寺(へいじょうざん、かんじざいじ)には
十二支守護八体仏があります。それに関しては、過去の記事
●「十二支守本尊八体仏を立体視する(No.1。クロス法) 。
愛媛県の平城山・観自在寺の十二支の守り本尊の八体の仏像。
[080721。四国八十八箇所。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1749.html で示しました。
前項ではその中の普賢菩薩の座像を
クロス法で立体視しました。
ここではそれをパラレル法で立体視しましょう。
■この像は、水をかけて祈願するように設定されています。
像の前には水の流れる水路が設置してあり、
参拝者は自分の守護仏、あるいは家族などの守護仏の前に行き、
流れる水を柄杓で汲んで水をかけるようになっています。
興味深い仕組みと思われました。
■写真は画像処理が施されています。
クロス法で立体視ができます。

[080721] 愛媛県宇和郡愛南町平城。真言宗大覚寺派。平城山・観自在寺。普賢菩薩の座像。
-------------------------------------------------------------
■普賢菩薩に関する説明は以下の記事を参照してください:
08.07/11「文殊菩薩とは何ですか [080711。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1702.html -------------------------------------------------------------
■普賢菩薩の写真・画像の例を以下に見ることができます:
<奈良県・壺阪寺の例> 釈迦三尊の一部。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1393.html <高知県・地蔵寺の例> 釈迦三尊の一部。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1516.html -------------------------------------------------------------
■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」-------------------------------------------------------------
■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP> 以下では、本ブログの仏像を種類毎に分類して探しやすくしてあります。
●
3D仏像集(SRS研究所)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■徳島県にある四国の八十八箇所の第四十番目の札所の
平城山・観自在寺(へいじょうざん、かんじざいじ)には
十二支守護八体仏があります。それに関しては、過去の記事
●「十二支守本尊八体仏を立体視する(No.1。クロス法) 。
愛媛県の平城山・観自在寺の十二支の守り本尊の八体の仏像。
[080721。四国八十八箇所。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1749.html で示しました。ここではその中の普賢菩薩の座像を
クロス法で立体視しましょう。
■この像は、水をかけて祈願するように設定されています。
像の前には水の流れる水路が設置してあり、
参拝者は自分の守護仏、あるいは家族などの守護仏の前に行き、
流れる水を柄杓で汲んで水をかけるようになっています。
興味深い仕組みと思われました。
■写真は画像処理が施されています。
クロス法で立体視ができます。

[080721] 愛媛県宇和郡愛南町平城。真言宗大覚寺派。平城山・観自在寺。普賢菩薩の座像。
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■普賢菩薩に関する説明は以下の記事を参照してください:
08.07/11「文殊菩薩とは何ですか [080711。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1702.html -------------------------------------------------------------
■普賢菩薩の写真・画像の例を以下に見ることができます:
<奈良県・壺阪寺の例> 釈迦三尊の一部。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1393.html <高知県・地蔵寺の例> 釈迦三尊の一部。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1516.html -------------------------------------------------------------
■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」-------------------------------------------------------------
■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
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●
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●
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【“辰年・巳年生まれの守護仏である普賢菩薩を立体視する(No.1。クロス法) 。愛媛県の平城山・観自在寺の十二支守護八体仏の普賢菩薩の座像。[080721。四国八十八箇所。3D仏像。画像処理]”の続きを読む】
■08年9月13日(土曜日)は、
08年の白馬山麓「のっぺ山荘」での
アサギマダラのマーキングの2日目でした。
SRS17177からSRS17269までの
93頭を標識することができました。
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[080913] 長野県大町市平 中綱湖畔 「のっぺ山荘」。
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■長野県の「のっぺ山荘」では例年9月中旬から下旬にかけて、
フジバカマ園にて、多くのアサギマダラが
しばらく時を過ごして南への旅を続けていきます。
■9月13日は、朝から雨天でした。
アサギマダラは森の中で夜を過ごしますが、
雨が降っているときは出て来ません。
9時近くになって、雨が小降りになった頃に様子を見に行きました。
案の定、アサギマダラはいませんでしたが、
それから徐々に小降りになり、
ぱらつく程度になったところからアサギマダラが出てきました。
■朝の早目の時間帯のアサギマダラは、
白いタオルを回すことで寄って来る個体が多く、
タオルキャッチで捕獲した例が10例以上ありました。
■本日標識した93頭のうち雌は2頭で、比率は2.1%。
前日は4.0%でしたので、やや少なめですが、
こちらの方が例年に近い値です。
いずれも未交尾でした(前日の個体もすべて未交尾でした)。
■病気の個体はありませんでした。
■「中古」個体、「古」個体はいずれも0例でした。
■ヘアペンシルを出した♂個体はありませんでした。
■翅に変形のある個体は2頭(2.2%)で、
SRS17208♂と17227♂です。
このうち、SRS17208は、前翅の後縁が
外側に折りたたまれた非常に珍しい例でした。
■上記の93例とは別に、一度放蝶して、
再度捕獲した個体はのべ16例ありました。
■筆者以外の人が放蝶した個体の再捕獲はありませんでした。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
は記録されませんでした。
■鱗粉のある場所の全体が普通より黒っぽい個体(黒化個体)は、
1例記録されました(SRS17222♂)。
これと対照的に茶色が目立つ個体がありました
(SRS17210♂)。
■小さい個体は1頭記録しました(1.1%)。
SRS17238♂。
(小さい個体とは、油性ペン「マッキー」の
キャップの長さよりも前翅長が短い個体のこと)。
■標識中に筆者やネットに寄って来た個体(ストーカーと呼びます)
はありませんでした。
■前日(9月12日)に標識した126頭の個体の中で、
本日再捕獲した個体は19頭ありました。
これから、フジバカマ園の周囲にいるアサギマダラの個体数は
126×93/19=616頭
と推測されました。
■午前中には、近くのやなば国際スキー場の
フジバカマでもアサギマダラは少ない状態でしたが、
午後は三十頭ほどいたとのことでした。
■鹿島槍スキー場の裾や、中綱湖畔にもフジバカマの群落が
ありますが、そこにも若干数のアサギマダラが見られました。
■午後には青空が広がり、群雲が観察されましたが、
基本的には曇り空が続きました。
夕方には再度雨が降り始めました。
■この日、のっぺ山荘のフジバカマ園では、
わずかな数のトンボしかみかけませんでした。
天候が不良でしたので、ヒョウモンチョウの数も前日より
少なく、他のチョウはほとんどみかけませんでした。
■雨はぱらついていても周囲の草むらでは数多くの虫が
鳴き続けていました。
■アサギマダラの移動の第一陣は9月12日前にあったと推測されますが、
第二陣はまだ来ていない状態です。
今年の移動は遅れていると考えてよいでしょう。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■08年9月12日(金曜日)は、
08年の白馬山麓「のっぺ山荘」での
アサギマダラのマーキングの1日目でした。
SRS17151からSRS17176までの
120頭を標識することができました。
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[080912] 長野県大町市平 中綱湖畔 「のっぺ山荘」。
-------------------------------------------------------------
■長野県の「のっぺ山荘」は例年9月中旬から下旬にかけて、
フジバカマ園にて、多くのアサギマダラが
しばらく時を過ごして渡りをしていきます。
■9月12日は、快晴の天候でしたが、
気温はアサギマダラの活動に関してはやや高めで、
手持ちの温度計では30度を超すことがありました。
■フジバカマは4分咲き程度で、
清楚で美しく鑑賞できる状態でした。
アサギマダラは群れて見えるという状態ではなく、
ところどころで颯爽と飛翔したり、
花に止まって吸蜜する姿が見かけられる、という状態でした。
数が多いときには吸蜜に没頭する蝶が数多く見られるものですが、
そのような姿はみかけませんでした。
■午前中は、SBC放送の取材を受けました。
放映は週末になりそうとのこと。
■本日標識した127頭のうち雌は5頭で、比率は4.0%。
例年の「のっぺ山荘」での比率に比べると雌が多めです。
■小さい個体は3頭記録しました(2.4%)。
SRS17062♂、17079♂、17121♂。
■病気の個体はありませんでした。
■「中古」個体は1例で、SRS17174♂。
「古」個体はありませんでした。
「中古+古」を合わせて1例で、割合は0.8%でした。
■ヘアペンシルを出した♂個体はありませんでした。
■翅に変形のある個体は0頭(0%)。
■126例とは別に、一度放蝶して、
再度捕獲した個体はのべ20例ありました。
このこと(126例捕獲する中で、
その16%に該当する個体が再捕獲されたこと)は、
周辺部の個体も含めて全体の個体数が
あまり多くなかったことを示唆しています。
■筆者以外の人が放蝶した個体の再捕獲はありませんでした。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
は1例ありました。SRS17158♂。
(比較の対照となる例は17159♂)。
■鱗粉のある場所の全体が普通より黒っぽい個体(黒化個体)は、
1例記録されました(SRS17165♂)。
(比較の対照となる例はSRS17168♂)。
■標準的な模様の例としては、SRS17173♂。
■小さい個体は3例記録されました(小さい個体とは、
油性ペン「マッキー」のキャップの長さよりも前翅長が短い個体のこと)。
SRS17062♂、17079♂、17121♂。
■本日はタオル回しに対する反応はありませんでした。
■標識中に筆者やネットに寄って来た個体(ストーカーと呼びます)
はありませんでした。
■「のっぺ山荘」の近くのやなば国際スキー場にも
広い範囲にフジバカマが植えられており、
のっぺ山荘の方が世話をしておられます。
そこでは十数頭を見ることができました。
■SRS17077は、のっぺ山荘で標識したのですが、
やなば国際スキー場で再会しました。
短時間に北に移動したのです。
■鹿島槍の裾のスキー場にもフジバカマがあります。
そこでは21頭を見ることができました。
SRS17054は、のっぺ山荘で標識したのですが、
鹿島槍の裾のスキー場で再会しました。
短時間で西に移動したのです。
■17時頃には西の山の頂上におぼろ雲にも似た帯状態の雲が現れ、
次第に東に流れて広がりを見せていました。
■この日、のっぺ山荘のフジバカマ園では、
ミヤマカラスアゲハ、ウラギンヒョウモン、メスグロヒョウモン、
オオウラギンスジヒョウモン、キチョウ、イチモンジセセリ、
クジャクチョウなどの蝶を見ました。
特にイチモンジセセリとヒョウモン類は数多く見られました。
■トンボではアキアカネが群れをなして水田の上に飛んでいました。
■稲穂が垂れた美しい黄金色の水田風景を周囲に見ることができました。
■植物では、オミナエシが美しい黄色い花の群落を見せていました。
オトコエシも白い花を咲かせていました。
他に、庭ではマツムシソウもまだ開花状態にあり、
サラシナショウマも美しい穂を見ることができました。
周囲にはツリフネソウ、キツリフネソウ、シシウドも咲いていました。
アノーダと呼ぶ筆者が初めて見る花が咲いていました。
畑ではオクラの花が咲いていました。
タラの木も満開状態で咲いている株がありました。
■中綱湖は仁科三湖の中央に位置し、比較的小さい湖ですが、
落ち着いた色彩の湖水を湛えて、この上なく美しい風情を見せていました。
そこにはコウホネの黄色い花が咲いていました。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの南東にある安達太良山から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の第9例目の再捕獲の報告です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012905] 【移動情報】「あだたらHK40 8/2」(福島県安達太良山)
→ 「SRS11377 8/29 デコ」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
安達太良山からグランデコへの移動例がありましたので、
報告いたします。これは第9例目です。
●移動情報
福島県安達太良山 8/2 →福島県グランデコスキー場 8/29
(北西方向に約17km移動、移動期間27日)
●標識:あだたら HK40 8/2
性別:♂
●標識日:2008年8月2日
標識地:福島県二本松市安達太良山
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年8月29日 11時50分
●再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「SRS11377 8/29 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
8月2日に安達太良山で標識された個体で、
夏の間にグランデコに移動したものは本例で5頭目です。
他に、8月14日に安達太良山で標識された個体が4頭
グランデコに移動しました。
したがって、本例はML上では、2008年の
「安達太良山→グランデコ」移動の9例目の報告となります。
以上、筆者。
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●
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●
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの南東にある安達太良山から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の第8例目の再捕獲の報告です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012903] 【移動情報】「あだたらHK66 8/14」(福島県安達太良山)
→ 「SRS13792 9/2 デコ」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
安達太良山からグランデコへの移動例がありましたので、
報告いたします。これは第8例目です。
●移動情報
福島県安達太良山 8/14 →福島県グランデコスキー場 9/1
(北西方向に約17km移動、移動期間18日)
●標識:あだたら HK66 8/14
性別:♂
●標識日:2008年8月14日
標識地:福島県二本松市安達太良山
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年9月1日 15時30分
●再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「SRS13557 9/1 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
8月14日に安達太良山で標識された個体で、
夏の間にグランデコに移動したものは本例で4頭目です。
他に、8月2日に安達太良山で標識された個体が4頭
グランデコに移動しました。
したがって、本例はML上では、2008年の
「安達太良山→グランデコ」移動の8例目の報告となります。
以上、筆者。
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●
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの南東にある安達太良山から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の第7例目の再捕獲の報告です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012901] 【移動情報】「あだたらHK60 8/14」(福島県安達太良山)
→ 「SRS13792 9/2 デコ」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
安達太良山からグランデコへの移動例がありましたので、
報告いたします。これは第7例目です。
●移動情報
福島県安達太良山 8/14 →福島県グランデコスキー場 9/2
(北西方向に約17km移動、移動期間19日)
●標識:あだたら HK60 8/14
性別:♂
●標識日:2008年8月2日
標識地:福島県二本松市安達太良山
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年9月2日 11時40分
●再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「SRS13792 9/2 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
8月14日に安達太良山で標識された個体で、
夏の間にグランデコに移動したものは本例で3頭目です。
他に、8月2日に安達太良山で標識された個体が4頭
グランデコに移動しました。
したがって、本例はML上では、2008年の
「安達太良山→グランデコ」移動の7例目の報告となります。
以上、筆者。
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●
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●
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの南東にある安達太良山から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の第6例目の再捕獲の報告です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012900] 【移動情報】「あだたらHK53 8/2」(福島県安達太良山)
→ 「SRS14129 9/2 デコ」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
安達太良山からグランデコへの移動例がありましたので、
報告いたします。これは第5例目です。
●移動情報
福島県安達太良山 8/2 →福島県グランデコスキー場 9/2
(北西方向に約17km移動、移動期間31日)
●標識:あだたら HK53 8/2
性別:♂
●標識日:2008年8月2日
標識地:福島県二本松市安達太良山
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年9月2日 15時40分
●再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「SRS14129 9/2 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
8月2日に安達太良山で標識された個体で、
夏の間にグランデコに移動したものは本例で4頭目です。
本例はML上では、2008年の
「安達太良山→グランデコ」移動の6例目の報告となります。
20km程度の移動は、アサギマダラにとっては
「ほんのひとっ飛び」なのではないでしょうか。
以上、筆者。
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの東北にある蔵王から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の蔵王からの第1例目の再捕獲例です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012899] 【再捕獲情報】「山ZAO YZ1 8/23」(山形蔵王)
→ 「SRS15108 デコ 9/5」(福島県グランデコ)
●福島県のグランデコスキー場で、
山形県側の蔵王山からと思われる再捕獲がありました。
●標識:山ZAO YZ1 8/23
性別:♂
●再捕獲日:2008年9月3日 13時55分
再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「SRS15108 9/3 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
1)山形県の蔵王からの移動個体と思われますが、
標識情報をお寄せいただければ幸いです。
過去の標識情報では、神保美子さんによって、
山形県山形市蔵王スキー場で標識された個体に
「YZ」マークが用いてあったようですが・・・。
2)南西方向へ11日間で約55kmの移動と推測されます。
3)本例は2008年において、
蔵王からグランデコへの1例目の移動個体です。
(第2例は9月5日に再捕獲した
宮城蔵王からの移動例でした:
「ZAO AYA233 8/12」)
●以上 筆者。
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●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの南東にある安達太良山から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の第5例目の再捕獲の報告です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012898] 【移動情報】「あだたらHK38 8/2」
→ 「SRS15255 9/3 デコ」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
安達太良山からグランデコへの移動例がありましたので、
報告いたします。これは第5例目です。
●移動情報
福島県安達太良山 8/2 →福島県グランデコスキー場 9/3
(北西方向に約17km移動、移動期間32日)
●標識:あだたら HK38 8/2
性別:♂
●標識日:2008年8月2日
標識地:福島県二本松市安達太良山
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年9月3日 15時09分
●再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「SRS15255 9/3 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
8月2日に安達太良山で標識された個体で、
夏の間にグランデコに移動したものは本例で3頭目です。
本例はML上では、2008年の
「安達太良山→グランデコ」移動の5例目の報告となります。
以上、筆者。
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●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
ここではグランデコの東北にある蔵王山から
移動して来た個体を再捕獲しました。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012892] 【再捕獲情報】「ZAO AYA233 8/12」
→ 「SRS16828 デコ 9/5」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●福島県のグランデコスキー場で、
蔵王からと思われる再捕獲がありました。
●標識:ZAO AYA233 8/12
性別:♂
●再捕獲日:2008年9月5日 13時45分
再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「SRS16828 9/5 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
1)蔵王からの移動個体と思われます。
2007年の例から判断すると、
中塩和夫さんの標識かと推測されます。
標識場所は澄川スキー場かもしれません。
2)本例は蔵王からグランデコへの2例目
の移動個体です(2008年において)。
3)南西方向に約57kmの移動になります。
移動期間は24日です。
以上、筆者。
■数多くのアサギマダラが、蔵王から、グランデコを経由して
南下移動していくと思われます。
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの南東にある安達太良山から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の第4例目の再捕獲の報告です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012894] 【移動情報】「あだたらHK65 8/14」
→ 「SRS8199 8/18 デコ」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
安達太良山からグランデコへの移動例がありましたので、
報告いたします。これは第4例目です。
●移動情報
福島県安達太良山 8/14 →福島県グランデコスキー場 8/18
(北西方向に約17km移動、移動期間4日)
●標識:あだたら HK65 8/14
性別:♂
●標識日:2008年8月2日
標識地:福島県二本松市安達太良山
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年8月18日 17時00分
●再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「SRS8199 8/18 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
8月14日の安達太良山からグランデコへの移動個体としては、
HK65(本例)とHK63(9月5日再捕獲)の2例が
見つかりました。
以上、筆者。
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●
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●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■夏期の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの南東にある安達太良山から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の第3例目の再捕獲の報告です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012893] 【移動情報】「あだたらHK63 8/14」
→ 「SRS16919 9/5 デコ」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
安達太良山からグランデコへの移動例がありましたので、
報告いたします。これは第3例目です。
●移動情報
福島県安達太良山 8/14 →福島県グランデコスキー場 9/5
(北西方向に約17km移動、移動期間22日)
●標識:あだたら HK63 8/14
性別:♂
●標識日:2008年8月14日
標識地:福島県二本松市安達太良山
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年9月5日 13時01分
●再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「SRS16919 9/5 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
安達太良山からグランデコへは夏の間に、
かなりの確率で移動していることが分かってきました。
本例はML上では2008年の3例目の報告となります。
以上、筆者。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの南東にある安達太良山から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の第2例目の再捕獲の報告です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012891] 【移動情報】「あだたらHK52 8/2」
→ 「SRS5473 8/11 デコ」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
安達太良山からグランデコへの移動例がありましたので、
報告いたします。これは第2例目です。
●移動情報
福島県安達太良山 8/2 →福島県グランデコスキー場 8/11
(北西方向に約17km移動、移動期間9日)
●標識:あだたら HK52 8/2
性別:♂
●標識日:2008年8月2日
標識地:福島県二本松市安達太良山
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年8月11日 13時30分
●再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
破損なし。破損なし。鮮度上の下。
辺縁白毛4割残存。腹部横径 正常範囲。
「SRS5473 8/11 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
小柴さんは、2007年のグランデコでの観察会の参加者でした。
御自宅から比較的近い安達太良山で標識を行われました。
グランデコスキー場のある西大巓と安達太良山とは、
山地としては別な領域ですが、
平地でない領域は一続きになっています。
グランデコの1400mレベルのゲレンデから、
安達太良山の頂上を眺めることができます。
以上、筆者。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
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■夏の間、福島県のグランデコリゾートでは
数多くのアサギマダラが観察されます。
筆者はそのアサギマダラに過去5年間にわたって
マーキングを行って生態を調査してきました。
その中で、グランデコの南東にある安達太良山から
移動して来た個体を再捕獲することができました。
以下は2008年夏の第一例の再捕獲の報告です。
アサギマダラのメーリングリストへの報告から引用します。
■[asagi:012890] 【移動情報】「あだたらHK21 8/2」
→ 「SRS4849 8/9 デコ」(福島県グランデコ)
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
安達太良山からグランデコへの移動例がありましたので、
報告いたします。
●移動情報
福島県安達太良山 8/2 →福島県グランデコスキー場 8/9
(北西方向に約17km移動、移動期間7日)
●標識:あだたら HK21 8/2
性別:♂
●標識日:2008年8月2日
標識地:福島県二本松市安達太良山
標識者:小柴治紀
↓
●再捕獲日:2008年8月9日 19時40分
●再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●再捕獲者:栗田昌裕
●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
破損なし。破損なし。鮮度上の下。
辺縁白毛4割残存。腹部横径 やや大。
「SRS4849 8/9 デコ」と追記して放蝶。
●<備考>
小柴さんは、2007年のグランデコでの観察会の参加者でした。
御自宅から比較的近い安達太良山で標識を行われました。
グランデコスキー場のある西大巓と安達太良山とは、
山地として一続きになっています。
以上、筆者。
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■08年9月5日(金曜日)は、08年のグランデコスキー場での
アサギマダラのマーキングの31日目で、これが最終日でした。
SRS16246からSRS17050までの
805頭を標識することができました。
結果として、2008年の夏は、グランデコでの標識数は
13724頭となりました。
2005年の12000頭が過去最高のマーキング数でしたので、
これを1700頭以上、上回ることができました。
[080905] 福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
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■この日は好天に恵まれ、
早朝からゲレンデに上ることとしました。
7時頃には、南方に移動する個体を見ることができました。
ただし、その数は特に多くはありませんでした。
■時間帯や日射条件にもよりますが、
多いときには一部のゲレンデで、
数多くの個体が乱舞する状況が出現しました。
ただし、個体数が多い場所は限定されていました。
■本日標識した805頭のうち雌は53頭で、雌比率は6.6%。
雌比率の比較的少ない日となりました。
交尾例はありませんでした。
08年の夏は最後まで交尾例が増えなかった年となりました。
■小さい個体、および黒化個体の統計は取りませんでした。
■病気の個体は3例ありました
(SRS16319♂、16963♂、16997♂)。
■「中古」個体は3例ありました
(SRS16264♂、16737♂、16756♂)。
「古」個体はありませんでした。
「中古+古」を合わせた3例の割合は0.4%でした。
■ヘアペンシルを出した♂個体はありませんでした。
■翅に変形のある個体は6例ありました。
(SRS16452♂、16634♂、16709♂、
16715♂、16741♂、16784♂)。
805例中の0.7%でした。
■本日の805例のうち、
前日の9月4日の標識のある個体の再捕獲は10例でした。
前日には745例に標識をしましたから、
745×805/10=59973頭(=約6万頭)となります。
まだまだ多くの個体がグランデコにいることになります。
以下には、長期的に意味のあると思われる推定をしましょう。
■標識日を日付順にA、B、C、・・・とすると、各日の分の再捕獲は
A1、B4、C4、D2、E2、F2、G5、H11、I0、
J3、K3、L2、M4、N0、O8、P0、Q1、R0、
S9、T13、U6、V8、W9、X7、Y5、Z12、A’13、
A1-14、B1-10
となり、その合計は
1+4+4+2+2+2+5+11+0
+3+3+2+4+0+8+0+1+0
+9+13+6+8+9+7+5+12+13
+14+10
=158例です。
筆者の標識した個体は累積で昨日までに16245例ですから、推定値は
16245×805/158=82767(頭)[=約8万頭]
となります。すなわち、
前日までには約8万頭程度のアサギマダラが
「ゲレンデ周辺(見えないところも含めた仮想領域)」にいたと推定されます。
■上記のいずれを採用するにせよ、6万頭以上のアサギマダラが
いたと推定され、これは現場での実感に合った数値です。
■805頭の中で、158頭が既に標識されていましたので、
既標識率は19.6%(約20%)でした。
グランデコでは2割を標識することを目標としていたので、
その目標がほぼ達成できたことになります。
■当日筆者が放蝶した個体の自己再捕獲は9頭でした。
■筆者以外の人が標識した個体の再捕獲は9例でした。
■8月の上旬、中旬に標識された個体の再捕獲の割合が少ないことから、
それらのかなりの部分がすでに移動したことが推測されます。
それを補う個体が北方から移動流入して全体の個体数を
支えていると考えられます。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
は減りました。例としてはSRS16470♂。
■この日も、標識中に、筆者やネットに寄って来た個体がありました。
このような個体はつきまとって飛び回ったり、
止まったりするので、「ストーカー」と呼んでいます。
ストーカーの例は、SRS16246♂、
16274♂(これは小型の個体の例です)、
16551♂(これはネットに止まりましたので手づかみで捕獲)、
16598♂(これは周囲を飛び回り、手で捕獲されました)、
16601♂(これはメモを書いているときに、
手帳に止まりましたので、手で捕獲されました。
手帳に止まるのは珍しいと言えます。画像あり)、
16645♂(これはネットに止まりました)。
■本日は天候が比較的よかったこともあり、
コシアブラでの吸蜜個体は目立ちませんでした。
またアザミでの吸蜜も目立ちませんでした。
■安達太良山からの移動個体を再捕獲しました。
SRS16919(9月5日15時01分標識。♂)がそれで、
「あだたら HK63 8/14」。
■蔵王からの移動個体を再捕獲しました。
SRS16828(9月5日13時45分標識。♂)がそれで、
「ZAO AYA233 8/12」。
これはグランデコでの2008年夏の
蔵王からの2例目の再捕獲例となりました。
■東京に戻るために16時00には標識を終えて、
ゆったりと景観を観察しながら、下山をしました。
ゲレンデ周囲には、まだまだ数多くのアサギマダラが
飛び回っていましたので、(時間の都合で805例で
終わりとしました)実際には、1000例を超える標識が
可能な状態でした。
■2008年の夏は、8月中旬以後、特別に雨天の多い
異常な気象条件にあったことが特筆すべき出来事でした。
これは全国的にも異常な状態でしたが、特に福島県では
終始、天気予報に連日傘マークがつかない日はないくらいの
状態でしたので、アサギマダラの標識をする上では
かなりの困難が伴いました。
■アサギマダラの南方移動は例年より全体に遅れている
と考えられますが、雨天が続いたことと、移動が遅れて
いることとは深い関係があると思われました。
■グランデコでの「アサギマダラ観察会」の標識数は
雨天続きだったために過去の年より少なくなりました。
■ただし、筆者個人としては過去最高頭数である13700例を
超えるアサギマダラに標識ができました。
■ひと夏の貴重なグランデコでの自然体験を振り返り、
多くの協力と支持をくださった方々のおかげでそのような
環境に身をおけたことを深く感謝しながら東京に戻りました。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
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■08年9月4日(木曜日)は、08年のグランデコスキー場での
アサギマダラのマーキングの30日目でした。
SRS15501からSRS16245までの
745頭に標識することができました。
[080904] 福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
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■昨夕は大変な豪雨でしたが、
今朝は標高約1000mのホテルの周辺は濃霧に包まれ、
細かい霧雨が降っていました。
このようなときは勿論それより上でも霧に包まれていますから、
やむなく出動時間を遅らせることとしました。
■10時前に、山腹を上がっていくと、この日も
南方に移動するアサギマダラに出会うことができました。
タオルキャッチにも反応しますが、
移動する個体は、特に何もしなくとも寄って来ます。
■10時頃から、標識活動に入りましたが、
前日多かったところでも、
出会う個体はかなり少ない状態でした。
さすがに豪雨のあとなので、
アサギマダラも容易には出て来られないのかもしれません。
■いろいろなポイントを見て回りましたが、
いずれも多くの個体は見られませんでした。
14時頃からようやく個体数が増える傾向が見られました。
2時間ほどは比較的多くの個体が吸蜜に訪れていましたが、
その後、ぱたりと数が減ってしまいました。
■本日標識した745頭のうち雌は35頭で、比率は4.7%。
雌比率は低い値でした。
■「小さい個体」と「黒化個体」の記録は特に取りませんでした。
■病気の個体が1例ありました(SRS15765)。
■「中古」個体は0例で、「古」個体も0例でした。
したがって「中古+古」も0例で、割合は0%でした。
■ヘアペンシルを出した♂個体はありませんでした。
■翅に変形のある個体はSRS15760、15862、15865の3例
で、745例中の0.4%で多くはありませんでした。
■本日の745例のうち、
前日の9月3日の標識のある個体の再捕獲は9例でした。
前日は1000例に標識をしましたから、
1000×745/9=82778頭(=約8万頭余)となります。
昨日はかなりの頭数がいたことを示します。
以下には、長期的に意味のあると思われる推定をしましょう。
■標識日を日付順にA、B、C、・・・とすると、各日の分の再捕獲は
A2、B1、C2、D2、E4、F5、G3、H2、I1、
J1、K3、L0、M3、N1、O7、P0、Q1、R0、
S2、T8、U5、V6、W9、X10、Y8、Z10、A’11、
A1-9
となり、その合計は
2+1+2+2+4+5+3+2+1
+1+3+0+3+1+7+0+1+0
+2+8+5+6+9+10+8+10+11+9
=116例です。
筆者の標識した個体は累積で昨日までに12174例ですから、推定値は
12174×745/116=78186(頭)[=約8万頭弱]
となります。すなわち、
前日までには約8万頭程度のアサギマダラが
「ゲレンデ周辺(見えないところも含めた仮想領域)」にいたと推定されます。
■本日は745頭標識したうちの、116例が既に標識されていました。
標識率は15.6%でした。
■当日筆者が放蝶した個体の自己再捕獲は3頭でした。
■筆者以外の人が標識した個体の再捕獲は11頭でした。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
は減ったように見えています。例としては、
SRS15731♂、16171♂。15797♂は、小さい個体の例です。
■今日はゲレンデの丈の高いアザミの花(トネアザミ)で吸蜜する例が
目につきました。筆者の2倍くらいのアザミの群落がある場所では
十数頭が集まっていました。
■朝にはコシアブラの高木で吸蜜するアサギマダラも意外に多いものでした。
一般に、「雨のあとで、ヨツバヒヨドリの花が塗れていて、
吸蜜に適していないときには、コシアブラの花で吸蜜する」
という傾向が認められるように思います。
■寄って来る個体(=ストーカー個体と筆者は呼んでいます)は
数例認められました。
SRS15729はその一例です(ネットに止まりましたので、
手づかみで標識できました)。
この個体を標識してすぐ、別な個体が、
ネットの回りを飛び回りました(画像あり)。
SRS12746を標識中には2頭のストーカーが一緒になって
飛び回っていました(画像あり)。
SRS16036を標識中には、ネットに止まった1♂がいましたが、
そこに別な雄が飛んで来て、その翅に止まりました。その勢いで、
下になった雄は横倒しになりました(画像あり)。
雄が雄に襲われたかのような場面です。
まさしく、「ストーカー」という
やや上品ではない名称で呼ぶにふさわしい場面に見えました。
■過去には、標識は必ず立位で行って来ましたが、
本日初めて、座位での標識を行って見ました。
大地や草の香りがよく感じられて、
幼いときのさまざまな自然体験を思い出して
優しい気持ちになりました。
また、標識のスピードアップを計ることにも役立ちそうなので、
今後、座位でも標識をすることとしました。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■08年9月3日(水曜日)は、08年のグランデコスキー場での
アサギマダラのマーキングの29日目でした。
SRS14501からSRS15500までの
1000頭を標識することができました。
一日の標識数が1000頭を超えたのは初めての出来事です。
また、本日でグランデコの累計が12000頭を超えましたが、
これは2005年の12000頭が過去最高の値でしたので、
それを上回る標識数となったことを意味します。
[080903] 福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
-------------------------------------------------------------
■本日は朝からよい天気でしたので、
1日に1000頭の標識が可能であると直観しました。
そこで少し早めに山に登ることとしました。
ただし、夜には雨が予想されていたので、
天気が崩れる前に、急いで標識する必要を感じていました。
■車から降りて斜面を上がっていく途中、
南下移動する個体(旅立つ個体)に何頭も出会いました。
移動個体の飛ぶ高さは人の腰くらいの高さの場合もあり、
3mほどの高さの場合もあります。
そのうちの何頭かは、筆者の方に寄って来て、
回りを飛び回る「ストーカー個体」となりました。
■南下移動する個体は、同時に「チェイス」もします。
これは仲間同士おいかけっこをすることです。
未成熟なうちはチェイスはしませんが、
旅立ちが近づくようになると、
アサギマダラは、成熟して旅立ちが近づく頃になると、
チェイスをしたり、ストーカー行為をしたり、
地面の上を徘徊したりします。
■本日標識した1000頭のうち雌は66頭で、
比率は6.6%。少なめの値です。
■病気の個体は3例で、
SRS14940♂、15274♂、15473♂。
■「中古」個体は2例で、SRS14962♂、16101♂。
「古」個体はありませんでした。
「中古+古」を合わせて2例で、割合は0.2%でした。
■ヘアペンシルを出した♂個体はありませんでした。
■翅に変形のある個体は、SRS14509、14528、
14581(脈自体の変形)、14658、14749、
14765、14862、15287の8例(いずれも♂)。
1000例中の0.8%で、1%以内に納まっています。
■SRS14509は4枚の翅のいずれにも変形が認められ、
特に後翅の片側は変形が著明でした。しかし、
それでも旅立つ仲間に入っていましたので、印象的でした。
■本日の1000例のうち、
前日の9月2日の標識のある個体の再捕獲は11例でした。
前日は900例に標識をしましたから、
900×1000/11=81818頭(=約8万頭)となります。
かなりの頭数がいた可能性を示唆します。
以下には、長期的に意味のあると思われる推定をしましょう。
■標識日を日付順にA、B、C、・・・とすると、各日の分の再捕獲は
A2、B1、C8、D8、E5、F4、G6、H4、I2、
J1、K3、L0、M3、N0、O6、P0、Q2、R0、
S5、T15、U9、V10、W15、X10、Y6、Z11、A’11
となり、その合計は
2+1+8+8+5+4+6+4+2
+1+3+0+3+0+6+0+2+0
+5+15+9+10+15+10+6+11+11
=40+15+92
=147例です。
筆者の標識した個体は累積で昨日までに11174例ですから、推定値は
11174×1000/147=76013(頭)[=約7万頭]
となります。すなわち、
前日には約7万頭程度のアサギマダラが
「ゲレンデ周辺(見えないところも含めた仮想領域)」にいたと推定されます。
■1000例中、147例が標識済みでしたので、
既標識率は14.7%(約15%)でした。
■当日筆者が放蝶した個体の自己再捕獲は5頭でした。
■筆者以外の人が標識した個体の再捕獲は14頭でした。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
は減ったように見えています。例としては、
SRS14755♂、14846♂、15045♂など。
■前項とは別の意味で全体に白っぽい例を見ました。
SRS15087がそれです(画像あり)。
■鱗粉のある場所の全体が普通より黒っぽい個体(黒化個体)の例は、
SRS14628などで、最初の500例の中で、9例記録されました
■小さい個体は、最初の500頭に関して記録したところでは、
21頭で、4.2%であり、8月の終わり頃に比べると、
少し減って来た印象があります。
(小さい個体とは、油性ペン「マッキー」の
キャップの長さよりも前翅長が短い個体のこと)。
■山形蔵王で放蝶された個体を再捕獲しました(13時55分)。
「山ZAO 8/23 YZ1」で、
「SRS15108 デコ 9/3」と標識して放蝶しました。
■安達太良山で放蝶された個体を再捕獲しました(15時9分)。
「あだたら HK38 8/2」で、
「SRS15255 デコ 9/3」として放蝶しました。
■本日は、寄って来る個体(ストーカーと呼んでいます)を
多く体験しました。
●SRS14502♂は、寄って来て周囲を飛び回り、
ネットに止まりました(そこで、手づかみで捕獲・標識)。
●SRS14504と14505は同様に寄って来て
周囲を飛び回ったので、容易に捕獲・標識されました。
●SRS14508、14509も同様です。
●SRS14625を標識中に、
周囲を飛び回るストーカーが出現し、その様子を撮影しました。
●SRS14649は寄って来てカメラに止まりました
(これは撮影できないので、その段階で、
手づかみで捕獲・標識しました)。
●SRS14659は寄って来てネットに止まりましたが、
捕獲して見ると、自己再捕獲個体でした。
●SRS14736は寄って来て手に止まりました(画像あり)。
●SRS14927は寄って来て手に止まりました(画像あり)。
このとき別な1個体が寄って来てネットに止まりました。
するとさらに別な2個体が寄って来て、周囲を飛び回りました。
この2個体は接近して飛ぶので、
両者が空中衝突する場面がありました。
驚いたことに、羽ばたきながら衝突するときには、
かなり大きな音で「バサッ」という音がしました。
おそらくアサギマダラ同士が羽ばたきながら衝突する音を
聞いたことがある人はほとんどおられないのではないでしょうか。
●SRS14925も寄って来て手に止まりました(画像あり)。
■冒頭に述べたように、昼過ぎまではよい天気で、
多数のアサギマダラがあちらでもこちらでも舞い上がる場面を
楽しく眺めることが出来ました。
しかし、昼下がりになると、次第に曇り空になり、
夕方前に一気に空模様が崩れてにわか雨が降り始めました。
近くのリフト駅に避難して雨宿りをしましたが、
大変な豪雨と凄まじい雷鳴のとどろきと雷光の炸裂を体験しました。
周囲は驚くほど暗くなり、まるで皆既日食に出会ったかのようで、
つい先ほどまで数多くのアサギマダラがゲレンデのいたるところで
舞っていたのが嘘のようでした。
■大変不思議なことに、
標識数はぴったり1000頭まで行うことができました。
おそらく天候が崩れなければ、1200頭くらいは標識できた
と思います。
結果として、この日が、2008年の最多標識の日になりました。
■どしゃうぶりだった雨がやや納まって、
小降りになったところで下山しました。
その頃には周囲も少し明るくなり、
アサギマダラがぱらぱらと飛び出していましたが、
植物はすべて塗れていて条件がよくありませんので、
それ以上の標識はしませんでした。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

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