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アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

福島県グランデコスキー場からアサギマダラが群馬県の赤城自然園まで23日間で161km移動し、再遭遇して自己再捕獲できた。[SRS10004 8/27→AP3134 9/19。福島県。デコ平。群馬県。自己再捕獲6例目]

■08年8月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
 標識した「渡り蝶アサギマダラ」に、群馬県の赤城自然園で再会し、
 自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の6例目です。
 以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012957] 【移動情報】福島県グランデコ 8/27
   → 赤城自然園 9/19 (SRS10004 → AP3134)
   「デコ→赤城」の5例目(自己再捕獲6例目)
 ●アサギMLの皆さん、赤城自然園の皆さん、東京の栗田昌裕です。
 ●グランデコスキー場から群馬県の赤城自然園への移動個体を
  自己再捕獲しましたので報告いたします。
 ●移動情報
  福島県グランデコスキー場 8/27 → 群馬県赤城自然園 9/19
  (南西方向に約161km移動、移動期間23日)
 ●標識:SRS 10004 デコ 8/27
  性別:♂
 ●標識日:2008年8月27日
  標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
     グランデコスキー場
  標識者:栗田昌裕
  備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。

 ●再捕獲日:2008年9月19日12時22分
  再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
  再捕獲者:栗田昌裕
  備考:フジバカマに訪花。画像あり。
    「AP3134 9/19」を上書きして放蝶。
 ●<備考>
  1)同日に4例目の自己再捕獲をしたことになります。
  2)「グランデコ→赤城自然園」の移動例は
    9月19日にも本例を含めて10例以上も
    ありました。詳細は徐々に報告いたします。
  3)今年のグランデコからの渡りは、遅れが
    ありましたが、結果として、その遅れを取り戻す
    ような反作用が働いて、過去数年よりも早い
    大きな移動が赤城自然園目指して起きたように
    思われます。
  4)9月19日の赤城自然園での標識の模様は
   以下のブログ記事を参照:
    「群馬県赤城自然園でのアサギマダラのマーキング1日目
    (9月19日)は台風前の曇天下で175頭に標識。
    雌9.7%。グランデコで標識した5個体に再会し、
    そのうち自己再捕獲4例。[080919。AP3001-3175。
    群馬県。赤城自然園]」」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1865.html
  5)本例は自己再捕獲としては2008年の第6例です。
  6)グランデコからの移動個体のリストは
    筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
 ●以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
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福島県グランデコスキー場からアサギマダラが群馬県の赤城自然園まで16日間で161km移動し、再遭遇して自己再捕獲できた。[SRS14750 9/3→AP3113 9/19。福島県。デコ平。群馬県。自己再捕獲5例目]

■08年9月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
 標識した「渡り蝶アサギマダラ」に、群馬県の赤城自然園で再会し、
 自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の5例目です。
 以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012955] 【移動情報】福島県グランデコ 9/3
  → 赤城自然園 9/19 (SRS14750 → AP3113)
  「デコ→赤城」の4例目(自己再捕獲5例目)
 ●アサギMLの皆さん、赤城自然園の皆さん、東京の栗田昌裕です。
 ●グランデコスキー場から群馬県の赤城自然園への移動個体を
  自己再捕獲しましたので報告いたします。
 ●移動情報
  福島県グランデコスキー場 9/3 → 群馬県赤城自然園 9/19
  (南西方向に約161km移動、移動期間16日)
 ●標識:SRS 14750 デコ 9/3
  性別:♂
 ●標識日:2008年9月3日
  標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
     グランデコスキー場
 ●標識者:栗田昌裕
  備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。

 ●再捕獲日:2008年9月19日12時4分
  再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
  再捕獲者:栗田昌裕
  備考:フジバカマに訪花。画像あり。
     「AP3113 9/19」を上書きして放蝶。
 ●<備考>
 1)「グランデコ→赤城自然園」の移動例は
  9月19日にも本例を含めて10例以上も
  ありました。詳細は徐々に報告いたします。
 2)今年のグランデコからの渡りは、遅れが
  ありましたが、結果として、その遅れを取り戻す
  ような反作用が働いて、過去数年よりも早い
  大きな移動が赤城自然園目指して起きたように
  思われます。
 3)9月19日の赤城自然園での標識の模様は
 以下のブログ記事を参照:
  「群馬県赤城自然園でのアサギマダラのマーキング1日目
  (9月19日)は台風前の曇天下で175頭に標識。
  雌9.7%。グランデコで標識した5個体に再会し、
  そのうち自己再捕獲4例。[080919。AP3001-3175。
  群馬県。赤城自然園]」」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1865.html
 4)本例は自己再捕獲としては2008年の第5例です。
 5)グランデコからの移動個体のリストは
   筆者のHPの以下の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
 ●以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)
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福島県グランデコスキー場からアサギマダラが群馬県の赤城自然園まで19日間で161km移動し、再遭遇して自己再捕獲できた。[SRS12522 8/31→AP3022 9/19。福島県。デコ平。群馬県。自己再捕獲4例目]

■08年8月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
 標識した「渡り蝶アサギマダラ」に、群馬県の赤城自然園で再会し、
 自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の4例目です。
 以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012953] 【移動情報】福島県グランデコ 8/31
  → 赤城自然園 9/19 (SRS12522 → AP3022)
   「デコ→赤城」の3例目(自己再捕獲4例目)
 ●アサギMLの皆さん、赤城自然園の皆さん、東京の栗田昌裕です。
 ●グランデコスキー場から群馬県の赤城自然園への移動個体を
  自己再捕獲しましたので報告いたします。
 ●■移動情報
  福島県グランデコスキー場 8/31 → 群馬県赤城自然園 9/19
  (南西方向に約161km移動、移動期間19日)
 ●標識:SRS 12522 デコ 8/31
  性別:♂
 ●標識日:2008年8月31日
  標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
     グランデコスキー場
 ●標識者:栗田昌裕
  備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。

 ●再捕獲日:2008年9月19日10時24分
  再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
  再捕獲者:栗田昌裕
  備考:フジバカマに訪花。画像あり。
    「AP3022 9/19」を上書きして放蝶。
●<備考>
 1)「グランデコ→赤城自然園」の移動例は
   9月11日から16日までに、33例も
   あり、大変な事態になっています。
   参考記事は筆者のブログ記事にあります:
  「 群馬県の赤城自然園では筆者がグランデコで
   標識したSRSマークのアサギマダラが9月11日
   ~16日の間に29例も再捕獲された。とんでもな
   いことが起きている!旅立ちは遅かったが、途中で
   急ぎ足になった集団がここに一気に移動した可能性あり。
   [080919。群馬県。赤城自然園]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1864.html
 2)9月19日の赤城自然園での標識の模様は
  以下のブログ記事を参照:
  「群馬県赤城自然園でのアサギマダラのマーキング1日目
  (9月19日)は台風前の曇天下で175頭に標識。
   雌9.7%。グランデコで標識した5個体に再会し、
   そのうち自己再捕獲4例。[080919。AP3001-3175。
   群馬県。赤城自然園]」」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1865.html
 3)本例は自己再捕獲としては2008年の第4例です。
 4)グランデコからの移動個体のリストは
  筆者のHPの以下の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
 ●以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)
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福島県グランデコスキー場からアサギマダラが群馬県の赤城自然園まで14日間で161km移動し、再遭遇して自己再捕獲できた。[SRS16973 9/5→AP3019 9/19。福島県。デコ平。群馬県。自己再捕獲3例目]

■08年9月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
 標識したアサギマダラに、群馬県の赤城自然園で再会し、
 自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の3例目です。
 以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012951] 【移動情報】福島県グランデコ
  → 赤城自然園 (SRS16973 9/5→ AP3019 9/19)
    「デコ→赤城」の2例目(自己再捕獲3例目)
 ●アサギMLの皆さん、赤城自然園の皆さん、東京の栗田昌裕です。
 ●グランデコスキー場から群馬県の赤城自然園への移動個体を
  自己再捕獲しましたので報告いたします。
 ●移動情報
  福島県グランデコスキー場 9/5 → 群馬県赤城自然園 9/19
  (南西方向に約161km移動、移動期間14日)
 ●標識:SRS 16973 デコ 9/5
  性別:♂
 ●標識日:2008年9月5日
  標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
     グランデコスキー場
 ●標識者:栗田昌裕
 ●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。

 ●再捕獲日:2008年9月19日10時17分
 ●再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
 ●再捕獲者:栗田昌裕
 ●備考:フジバカマに訪花。画像あり。
    「AP3019 9/19」を上書きして放蝶。
 ●<備考>
  1)「グランデコ→赤城自然園」の移動例は
  9月11日から16日までに、33例も
  あり、大変な事態になっています。
  参考記事は筆者のブログ記事にあります:
 「 群馬県の赤城自然園では筆者がグランデコで
  標識したSRSマークのアサギマダラが9月11日
  ~16日の間に29例も再捕獲された。とんでもな
  いことが起きている!旅立ちは遅かったが、途中で
  急ぎ足になった集団がここに一気に移動した可能性あり。
  [080919。群馬県。赤城自然園]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1864.html
 2)9月19日の赤城自然園での標識の模様は
 以下のブログ記事を参照:
  「群馬県赤城自然園でのアサギマダラのマーキング1日目
  (9月19日)は台風前の曇天下で175頭に標識。
  雌9.7%。グランデコで標識した5個体に再会し、
  そのうち自己再捕獲4例。[080919。AP3001-3175。
  群馬県。赤城自然園]」」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1865.html
 3)本例は自己再捕獲としては2008年の第3例です。
 4)グランデコからの移動個体のリストは
  筆者のHPの以下の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
 以上 筆者
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

群馬県赤城自然園でのアサギマダラのマーキング1日目(9月19日)は台風前の曇天下で175頭に標識。雌9.7%。グランデコで標識した5個体に再会し、そのうち自己再捕獲4例。[080919。AP3001-3175。群馬県。赤城自然園]

■08年9月19日(金曜日)に、
 群馬県の赤城自然園のフジバカマ園で
 アサギマダラのマーキングをしました。
 AP3001からAP3175までの
 175頭を標識することができました。
-------------------------------------------------------------
[080919] 群馬県渋川市赤城町「赤城自然園」。
-------------------------------------------------------------
■前項
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1864.html
 では、赤城自然園で、9月11日~16日の間に、
 グランデコで標識されたアサギマダラが33例も再捕獲
 されていることを紹介しました。
■そこで、実際の状況を確認するために
 今年も標識させていただくこととしました。
 例年、赤城自然園では、APマークの3000番代で
 標識させていただいて来ましたが、
 2008年も同様の設定で標識を行いました。
■9月19日は、台風13号が紀伊半島に接近して、
 翌日にも関東地方に到ろうとしている日です。
 夜から雨が降ることが予報されていましたが、
 午前中は曇天でしたので、標識が可能な状態でした。
 正午過ぎくらいから小雨が降り始め次第に雨が強く
 なりましたので、その段階で終わりとしました。
 そこまでに175頭の標識ができました。
 結果として、最も個体数の多い蝶の原っぱまで
 行かない段階で標識を終えました。
■フジバカマには非常に多くのアサギマダラが吸蜜に
 来ており、筆者がここで体験した過去数年の中では
 最もアサギマダラの密度が高い状態と思われました。
 曇天のためもあってか、いずれもゆったりと落ち着いた
 飛翔をしており、捕獲は極めて容易な状態でした。
■結果として、グランデコで筆者が標識したSRSマークの
 アサギマダラを4例自己再捕獲し再放蝶することができました。
[「SRS16973 9/5 デコ」→「AP3019 9/19 10時17分」]。 
[「SRS12522 8/31 デコ」→「AP3022 9/19 10時24分」]。 
[「SRS14750 9/3 デコ」→「AP3113 9/19 12時04分」]。 
[「SRS10004 8/27 デコ」→「AP3136 9/19 12時22分」]。 
■また、SRSではないが、グランデコで標識された個体を
 1例再捕獲しました。
[「HK 277 8/30 デコ」→「AP3022 9/19 10時24分」]。
■この間、スタッフも標識をしていましたが、スタッフは
 10例前後、SRSマークの個体を再捕獲したようです。
 やはり驚くべきことが起きています。
 開園準備委員長の片場さんがそのうちの1頭の
 「SRS10539 8/31 デコ」を筆者に持参して
 見せてくださいましたので、結果として、筆者が福島県
 で標識したアサギマダラの5頭に再会して、撮影できた
 ことになります。
■本日はタオルに反応するか否かのチェックは行いませんでした。
 (そのような確認は不要なほど個体数が多くいました)。
■本日新たにAP3000番代を標識したのは175頭でしたが、
 他にすでにAPマークのついた個体も観察しましたので、
 検討した個体の総数は237頭でした。
 そのうち雌は17頭でしたので、比率は7.2%です。
 長野県大町市でのデータと比べると高めの値です。
■17頭の雌のうち、交尾痕がある個体は5例でした(29.4%)。
 筆者の記法で所見を示すと、
 AP3001(-+-)、AP3026(++ + -)、
 AP3044(++ +-)、AP3092(-+-)、
 AP3111(++ +-)、AP3123(-+-)、
 AP3162(- +-)、AP3173(-+-)。
 このうち、++とあるのは、腹部硬結がある例です。
 グランデコではほとんど交尾していませんので、
 東北から赤城自然園に移動するまでに、
 ある程度の割合で交尾をするものであることが推測されます。
■病気の個体はありませんでした。
■「中古」個体は2例ありました。
 AP3008♂、3046♂です。
 「古」個体は3例ありました。
 AP3016♂、3113♂、3178♂です。
 「中古」「古」を合わせると5例で、これは
 237例のうちの2.1%です。 
■ヘアペンシルを出した♂個体は0例でした。
■翅に変形のある個体は2例(0.8%)で、
 AP3038♂とAP3148♂です。
■237頭のうち、62頭がすでにスタッフにより
 APマークが標識されていました。
 標識率は約26%だったことが分かります。
 前日までに標識は1000頭近くまで済んでいましたから、
 かなり多くの個体が新たに来たものと推測されます。 
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
 の記録は0例。
■鱗粉のある場所の全体が普通より黒っぽい個体(黒化個体)の
 記録はAP3114♂のみ。
■小さい個体は10頭記録しました(4.2%)。
 少なくないと言えます。
 AP3011♂、3012♂、3037♂、
 3041♂、3051♂、3055♂、3086♂、
 3087♂、3090♂、3093♂。
 (小さい個体とは、油性ペン「マッキー」の
 キャップの長さよりも前翅長が短い個体のこと)。
■標識中に筆者やネットに寄って来た個体(ストーカーと呼びます)
 はありませんでした。
■園内のフジバカマの群落では、
 おびただしい数のミドリヒョウモンが吸蜜に訪れていました。
 樹林ではミンミンゼミが鳴いていました。
■赤城自然園のこれからの成果が大変楽しみです。
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群馬県の赤城自然園では筆者がグランデコで標識したSRSマークのアサギマダラが9月11日~16日の間に29例も再捕獲された。とんでもないことが起きている!旅立ちは遅かったが、途中で急ぎ足になった集団がここに一気に移動した可能性あり。[080919。群馬県。赤城自然園]

■群馬県の赤城自然園は、例年9月中旬から下旬にかけて、
 フジバカマ園で、多くのアサギマダラがしばらく滞在して、
 南方への旅を続けていく「渡りの中継地」となっています。
■2008年9月には12日までは非常にわずかのアサギマダラが
 いただけだったそうですが、その夕方から数が増え、
 13日から急速に多くの個体が見られるようになりました。
 それと同時に、筆者が福島県のグランデコで標識した
 SRSマークのアサギマダラも例年にない多くの個体が
 再捕獲されるようになりました。
 SRSマークの蝶の再捕獲の数は、
 9/11は1例、
 9/13は4例、
 9/14は2例、
 9/15は13例、
 9/16は9例。以上29例も確認されました。
 このようなことは以前にはなかったことです。
 SRSマーク以外のグランデコからの個体の再捕獲は
 9/15は3例、
 9/16は1例。以上の4例もありました。
 すなわち、数日の間に33例ものグランデコからの移動個体が
 確認されたことになります。
 今後10月初めまでアサギマダラが確認される期間になっていますから、
 どうなっていくのか非常に興味が持たれます。
■赤城自然園は、春から夏にかけて、少数個体ながら
 コンスタントにアサギマダラが観察される稀な場所です。
■ここでは、2007年には9月15日から10月3日まで
 SRSマークのアサギマダラが再捕獲されました。
 2006年には9月19日から10月2日まで
 SRSマークのアサギマダラが再捕獲されました。
 その結果と比較すると、2008年の9月の出現は
 時期が早いことが分かります。
 ところが、筆者がいたグランデコでは9月5日でも
 まだたくさんのアサギマダラが残っており、
 渡りの始まりは例年より遅いと考えられました。
 この一見逆の結果がどのようにつながっているのか、
 今後の現象も含めて合理的に解釈することが望まれます。
 さしあたっては、遅くに旅を開始したが、
 途中で急ぎ足で早く到着したグループがあるとは言えるでしょう。
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[080919] 群馬県渋川市赤城町「赤城自然園」。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)
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福島県グランデコスキー場からアサギマダラが長野県大町市まで12日間で237km移動し、再遭遇して自己再捕獲できた。[SRS3440 8/6。福島県。デコ平。長野県。のっぺ。自己再捕獲2例目]

■08年8月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
 標識したアサギマダラに、長野県の大町市で再会し、
 自己再捕獲しました。これは自己再捕獲の2例目です。
 以下はその概略です。アサギMLから引用します。
 ●[asagi:012950] 【移動情報】福島県グランデコ
   → 長野県大町市 (SRS3440 8/6→ SRS17621 9/15)
  「デコ→のっぺ」の2例目(自己再捕獲2例目)
 ●グランデコスキー場から長野県大町市への移動個体を
  自己再捕獲しましたので報告します。
 ●移動情報
  福島県グランデコスキー場 8/6 → 長野県大町市 9/15
  (南西方向に約237km移動、移動期間40日)
 ●標識:SRS3440 デコ
  性別:♂
 ●標識日:2008年8月6日
  標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
     グランデコスキー場
 ●標識者:栗田昌裕
 ●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。

 ●再捕獲日:2008年9月15日
 ●再捕獲地:長野県大町市平 中綱湖畔「のっぺ山荘」
 ●再捕獲者:栗田昌裕
 ●備考:フジバカマに訪花。画像あり。
     「SRS17621 NP 9/15」を上書きして放蝶。
 ●<備考>
  1)「グランデコ→大町市」の第2例です。
    自己再捕獲としても第2例です。
   グランデコ個体としてはやはり前年よりやや早い再捕獲です。
    この個体はグランデコでの初日に標識した個体です。
    この個体はのっぺ山荘で、大代先生や西川さんに
    確認していただきました。
  2)グランデコからの移動個体のリストは
    筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に
    表示してあります:
    http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2007_data.htm
 以上  筆者
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
長野県の自然旅行体験
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
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福島県グランデコスキー場からアサギマダラが長野県大町市まで12日間で237km移動して、自己再捕獲した。[SRS14318 9/2。福島県。デコ平。長野県。のっぺ。自己再捕獲1例目]

■08年9月の福島県のグランデコスキー場で筆者が
 標識したアサギマダラに、長野県の大町市で再会し、
 自己再捕獲しました。
 以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:012949] 【移動情報】福島県グランデコ
   → 長野県大町市 (SRS14318 9/2→ SRS17438 9/14)
   「デコ→のっぺ」の1例目(自己再捕獲)
 ●グランデコスキー場から長野県大町市への移動個体を
  自己再捕獲しましたので報告します。
 ●移動情報
  福島県グランデコスキー場 9/2 → 長野県大町市 9/14
  (南西方向に約237km移動、移動期間12日)
 ●標識:SRS14318 デコ 9/2
  性別:♂
 ●標識日:2008年9月2日
  標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
     グランデコスキー場
 ●標識者:栗田昌裕
 ●備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。

 ●再捕獲日:2008年9月14日
 ●再捕獲地:長野県大町市鹿島槍スキー場
 ●再捕獲者:栗田昌裕
 ●備考:フジバカマに訪花。画像あり。
    「SRS17438 NP 9/14」を上書きして放蝶。
 ●<備考>
  1)「グランデコ→大町市」の第1例です。
    自己再捕獲としても第一例です。
   グランデコ個体としては前年よりやや早い再捕獲です。
    9月2日の標識個体が意外に早く移動したので驚きました。
    この個体はのっぺ山荘の古川さんやアサギマダラの
    撮影に来ていた山本さんに確認していただきました。
  2)鹿島槍スキー場のフジバカマ畑はのっぺ山荘から
    800mほど西に離れた位置にあります。
  3)グランデコからの移動個体のリストは
    筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁
    に表示してあります:
    http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2007_data.htm
 以上
  筆者
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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SRS研究所の公式HP
<参考HP>
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
長野県の自然旅行体験
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