■08年8月22日に、福島県のグランデコリゾートで
筆者が標識した「旅をする蝶」アサギマダラが、長野県の
上伊那郡でオオムラサキの保護育成をしておられる方に
撮影されました。意義深い一例です。
■以下はその概略です。アサギMLから引用します。
■[asagi:013010] 【移動情報】福島県グランデコ 8/22
→ 長野県上伊那郡中川村 9/25
(SRS8847 → ・) 「デコ→上伊那郡」の1例目
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●福島県グランデコで標識したアサギマダラが、
初めて長野県上伊那郡で再確認されましたので、
報告いたします。
●移動情報
福島県グランデコスキー場 8/22 →同左8/28→同左8/31
→ 上伊那郡中川村 9/25
(南西方向に約300km移動、移動期間25日)
●標識:SRS 8847 デコ 8/22 XZ
性別:♂
●標識日:2008年8月22日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
その後、X(=8/28)、Z(=8/30)の両日に
同所再捕獲して、追記・撮影・放蝶した。
↓
●再確認日:2008年9月25日 14時27分
再確認地:長野県上伊那郡中川村大草
再確認者:金子敦
備考:フジバカマにて吸蜜中に撮影。
●<備考>
1)金子さんは、中川村大草で「国蝶オオムラサキ石神共生地」
を設けてオオムラサキの保護飼育をおられるとのこと。
そこの一株のフジバカマに毎年一頭のアサギマダラが訪れる
ので、フジバカマを増やせばもっと来るかもしれないと思い、
今年は50株にされたとのことです。
例年より5日遅い本日、最初の2頭が訪れ、
そのうちの一頭に標識があることに気づき、
撮影してくださいました。筆者にはHPを見て
御連絡いただきました。
2)グランデコで標識した個体が上伊那郡周辺で確認された
のは(筆者の覚えている範囲では)初めてのことだと
思います。
したがって、大変興味深い御報告と思いました。
3)グランデコから南下をする途中では、群馬県の
赤城自然園で多く再捕獲された後、愛知県に到るまでの
途中の経路は不明なままです。一部は長野県の諏訪湖の
近くや長野市の近くや志賀高原の近くや大町市で再捕獲
されますが、個体数は多くはありません。
今回のような一例報告がまだ不明部分の多い移動の空白
を埋めることにつながることになるかもしれませんので、
今回の報告は貴重であり、今後もこのような例があること
を期待したいところです。
4)グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に
表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●以上 筆者MK。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
長野県の自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■08年9月12日に、
白馬山麓にある長野県大町市の「のっぺ山荘」で
筆者が標識した「旅をする蝶」アサギマダラが、
石川県の(能登半島の基部にある)宝達山で再捕獲されました。
このコースに乗った移動は過去には例のない出来事です。
■以下はその概略です。アサギMLへの報告から引用します。
■[asagi:013005] 【移動情報】長野県大町市のっぺ山荘 9/12
→ 石川県宝達山 9/19 (SRS17114 → ・)
「大町市→石川県」の1例目
●アサギMLの皆さん、松井さん、橘さん、東京の栗田昌裕です。
●松井さんより、のっぺ山荘から石川県宝達山への移動を
ご報告いただきましたので、移動情報を作成しました。
●移動情報
長野県大町市のっぺ山荘 9/12 → 石川県宝達山 9/19
(西北西方向に約94km移動、移動期間8日)
●標識:SRS 17114 NP 9/12
性別:♂
●標識日:2008年9月12日
標識地:長野県大町市平 中綱湖畔「のっぺ山荘」
標識者:栗田昌裕
備考: フジバカマに訪花。画像あり。
↓
●捕獲日:2008年9月19日 午前中
捕獲地:石川県宝達志水町宝達山頂上付近
捕獲者:橘 英子
●<備考>
1)大町市で標識された個体が宝達山で再捕獲される
のは(筆者の知る限りでは)初めてのことです。
したがって、興味深く報告を拝読しました。
2)「のっぺ山荘」からの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●以上 筆者MK。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
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■08年8月8日に、福島県のグランデコリゾートで
筆者が標識した「旅をする蝶」アサギマダラが、
石川県の宝達山で再捕獲されました。
このコースは過去には例のない出来事です。
■以下はその概略です。アサギMLへの報告から引用します。
■[asagi:013004] 【移動情報】福島県グランデコ 8/8
→ 石川県宝達山 9/20 (SRS4132 → ・) 「デコ→石川県」の1例目
●アサギMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●グランデコスキー場から石川県宝達山への移動を
ご報告いただきましたので、移動情報を作成しました。
●移動情報
福島県グランデコスキー場 8/8 → 石川県宝達山 9/20
(西南西方向に約311km移動、移動期間43日)
●標識:SRS 4132 デコ 8/8 - - -
性別:♀
●標識日:2008年8月16日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月20日 午前中
再捕獲地:石川県宝達志水町宝達山頂上付近
再捕獲者:橘 英子
●<備考>
1)グランデコで標識した個体が宝達山で再捕獲される
のは(筆者の知る限りでは)初めてのことです。
したがって、興味深く報告を拝見しました。
2)グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に
表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) ●以上 筆者MK。
●追記。本例は雌の移動例です。「- - -」とあるのは、
標識時に未交尾であったことを示しています。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
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■福島県のグランデコリゾートでは、2006年から、8月に
アサギマダラ観察会を行っています。筆者はその一部を指導
しています。
■以下では、2008年の結果を、アサギマダラのメーリング
リストに報告した内容から引用して紹介します。
■【移動情報】福島県グランデコ 8/16
→ 長野県大町市のっぺ山荘 9/22 (SRS9194 → SRS17995)
「デコ→のっぺ」の3例目(自己再捕獲7例目)
●グランデコスキー場では、2006年から夏のアサギマダラ観察会
が行われています。
2008年の概略をご報告いたします。
●2008年8月には8月9日から26日まで観察会が行われ、
のべ252人の参加者がありました。
(ご家族連れが多くおられますので、家族単位で数えるともっと
数は減ります)。
観察会では主にホテルのスタッフの方たちがご案内をしています。
その結果、1550頭が標識されました。
「観察会」は時間が限られたもので、参加者も数頭の標識で満足
されることが少なくないので、このような結果となっています。
●上記の中には善養寺先生が引率された千葉県木更津高校の
生徒さん方による特別開催の観察会の結果(326例)
も含まれています。
●2008年の夏は特に後半に梅雨時のように雨天続きで、
観察会を目指して来られても、雨で中止になったり、
霧が深くてほとんどアサギマダラを見ることなく帰られた
方も数多くおられました。ただ、結果的に頭数だけ見ると、
2006年は175人で710頭、
2007年は399人で1251頭
となっており、今年が最多となっています。
これは雨で悲惨だった部分を、最後に若干天候に恵まれた
高校生たちのデータが埋め合わせた形になっている、とも
解釈できます。
●標識は「デコ 個人標識 番号 8/(日付)」が基本
です。「デコ」マークの再捕獲をよろしくお願いいたします。
標識者のデータはホテルのスタッフの方が作成したものを
筆者もいただいています。
●以上 筆者
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
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