■08年12月14日に、静岡県アサギマダラが、
目撃されました。これは南下移動をする渡り蝶としては
遅すぎる目撃例となります。
■以下はその概略を示します。アサギMLでの報告から引用します。
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■[asagi:014220] 【目撃情報】静岡県静岡市で12月12日にアサギマダラ目撃
●MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●以前に、下記の移動情報:
移動情報[asagi:013841] [asaginet:5496]
福島県グランデコスキー場 8/11 → 静岡県静岡市丸子10/30
(南西方向に約347km移動、移動期間50日)
標識:SRS 5753 デコ 8/11
性別:♂
をお寄せくださった静岡の桜井政枝さんから、
「御主人(桜井峰男さん)が、静岡市丸子の御自宅の近く
のみかん山で、12月12日に一頭のアサギマダラを見た」
という御連絡をいただきました(御主人からもお話を伺いました)。
●桜井さんのお宅にはフジバカマが多く植えられ、
08年10月にはアサギマダラが多く訪れ、
11月5日にもまだ2-3頭のアサギマダラが訪れている
というお話を伺っていました。ただし、今回のみかん山には
フジバカマは植えられていないとのこと。
今回は非常に遅い時期の目撃情報として御連絡をいただきました。
南西諸島まで南下しない個体は、このような形で、
本州に残る方針を採用するのでしょうか。
[もっとも論理的には通常より一世代遅くに羽化した個体と
いう可能性もありますので、これからさらに南下して渡ることも
否定はできません]。
●筆者の関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。
● 以上 08年12月15日 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■08年10月28日に、大分県の姫島で
マーキング(標識)された「渡り蝶」アサギマダラが、
12月12日に鹿児島県の喜界島で再捕獲されました。
この蝶は45日間で約626kmを移動したことになります。
■以下はその概略を示します。アサギMLでの報告から引用します。
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■[asagi:014218] 【移動情報】大分県姫島 10/28
→ 鹿児島県喜界島 12/12
(SC1697 ヒメ → MF 7809キカイ カ)
<付記> 姫島からの08年の島外移動のまとめ
(3155例中10例再捕獲)
●福島さん、MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●姫島発のアサギマダラを喜界島で
再確認していただきましたので、移動情報を示します。
再捕獲と御連絡、ありがとうございました。
●移動情報
大分県姫島 10/28 → 鹿児島県喜界島 12/12
(南南西方向に約626km移動。移動期間45日間)
●標識:SC 1697 ヒメ 10/28
性別:♂
●標識日:2008年10月28日
標識地:大分県東国東郡姫島村(姫島)金
標識者:中城信三郎
備考 :フジバカマに訪花。
↓
●再捕獲日時:2008年12月12日 09時38分
再捕獲場所:鹿児島県大島郡喜界町川嶺(喜界島)
再捕獲者:福島誠
備考:軽い破損・シミあり 路肩の地面に静止
キカイ MF 7805 12/12 カ を追記放蝶
●<追記>
1)08年における姫島から喜界島への移動の2例目です。
08年には、姫島からの南下移動は以下のようになりました。
[以下は、姫島からの距離の順に配置しました]。
姫島10/12(中城信三郎)→熊本市 10/30(山本香)
姫島 10/08(中城信三郎)→指宿市 11/07(伊東信雄)
姫島10/14(中城信三郎)→屋久島 10/30(久保田義則)
姫島 10/18(栗田昌裕) →屋久島 11/17(久保田義則)
姫島10/18(栗田昌裕) →口之島 12/03(森進介)[トカラ列島]
姫島10/09(中城信三郎)→奄美大島11/01(宮山修)
姫島 10/14(中城信三郎)→喜界島 11/25(福島誠)
姫島 10/28(中城信三郎)→喜界島 12/12(福島誠)
姫島 10/19(栗田昌裕) →宮古島 11/13(玉置高志)
姫島 10/19(中城信三郎)→石垣島 11/11(喜舎場孫進ら)
2)中城さん2301頭、栗田854頭で、
姫島での標識は合計で3155頭でした。
他地域での再捕獲は10例となりました。
再捕獲率は0.32%となりました。
移動先は、南西諸島をつなぐ分かりやすい道筋を示しています。
3)筆者の関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。
● 以上 姫島の「アサギマダラを守る会」 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
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グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
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■08年10月18日に、大分県の姫島で
筆者のマーキング(標識)した「渡り蝶」アサギマダラが、
12月3日に鹿児島県のトカラ列島の口之島で、
新聞記者によって撮影されました。
この蝶は46日間で約450kmを移動したことになります。
■以下はその概略を示します。アサギMLでの報告から引用します。
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■ [asagi:014217] 【移動情報】大分県姫島 10/18
→ 鹿児島県トカラ列島口之島 12/3
(SRS 20666 ヒメ 10/18 → 撮影)
<付記> 姫島からの08年の島外移動のまとめ
(3155例中9例再捕獲)
●中嶺さん、森さん、MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●姫島発のアサギマダラをトカラ列島で
再確認していただいたとのお知らせ、
ありがとうございました。
移動情報を示します。
●移動情報
大分県姫島 10/18 → 鹿児島県喜界島 12/3
(南南西方向に約450km移動。移動期間46日間)
●標識:SRS 20666 ヒメ 10/18
性別:♂
●標識日:2008年10月18日
標識地:大分県東国東郡姫島村(姫島)金
標識者:栗田昌裕
備考:フジバカマに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲地:鹿児島県トカラ列島口之島
再捕獲日:2008年12月3日
再捕獲者:森 進介(南日本新聞記者)
備考:写真撮影による確認.マークは左羽のみ.性別未確認
●<追記>
1)08年における姫島から喜界島への移動の1例目です。
08年には、姫島からの南下移動は以下のようになっています。
[以下は、姫島からの距離の順に配置しました]。
姫島10/12(中城信三郎)→熊本市 10/30(山本香)
姫島 10/08(中城信三郎)→指宿市 11/07(伊東信雄)
姫島10/14(中城信三郎)→屋久島 10/30(久保田義則)
姫島 10/18(栗田昌裕) →屋久島 11/17(久保田義則)
姫島10/18(栗田昌裕) →口之島 12/03(森進介)
姫島10/09(中城信三郎)→奄美大島11/01(宮山修)
姫島 10/14(中城信三郎)→喜界島 11/25(福島誠)
姫島 10/19(栗田昌裕) →宮古島 11/13(玉置高志)
姫島 10/19(中城信三郎)→石垣島 11/11(喜舎場孫進ら)
2)中城さんは2301頭、栗田は854頭を放蝶しました。
したがって姫島での標識は合計で3155頭です。
他地域での再捕獲は9例となりました。
再捕獲率は0.29%で、高値ではありませんが、
移動先は、見事に南西諸島を結んだ道筋を示しています。
3)筆者の関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。
● 以上 姫島の「アサギマダラを守る会」 栗田昌裕
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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