■2004年は奄美大島や喜界島を繰り返し訪れ、アサギマダラという渡りをする蝶のマーキングをしました。2004年5月5日に、筆者が喜界島で「SRS463」とマーキングをして放った1頭の雄が、7月4日に、長野県下伊那郡根羽村の茶臼山で伊豫田氏によって再捕獲されました。1057kmの距離を60日で移動したことになります。
■アサギマダラは、日本列島の本州と南西~八重山諸島の間を、春の季節には南から北に飛び、秋には北から南に移動すると考えられています。
■秋の移動は、本州からの多数のマークされた蝶が南の離島で再捕獲され、確認されてきました。しかし、春に『日本の南の離島から本州まで飛んだ実例』はこの年まで知られていませんでした。筆者が奄美で5月6日に標識したSRS-525は、5月17日に兵庫県三木市で捕獲され、その記念すべき第一例目となり、本例はその第二例目となりました。
以下、アサギマダラのメーリングリストの筆者の記事から引用します。
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■Sent: Monday, July 05, 2004 3:40 AM
[asagi:007156] 移動情報:喜界島滝川林道 5 月 5 日→長野県下伊那郡茶臼山 7 月 4 日
● 伊豫田さん、asagiMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
1● 伊豫田さんからの御報告:
[asagi:007155] SRSを再捕獲しました。
は、大変にうれしい驚きの「ビッグ・ビッグ・ニュース」でした。
● 喜界島から本州への北上が確認された
初めての例なのではないかと思いながら、以下を報告させていただきます。
●[移動情報]
標識 :SRS463 キカイ 5/5タ
捕獲地 :鹿児島県喜界島滝川林道
北緯:28度18分42秒 東経:129度58分46秒
捕獲日時 :2004年5月5日 13時16分
天気、気温:曇り(1時間後に雨)、25~26度。
性別、鮮度: ♂。新鮮。破損なし。汚れもなし。
捕獲者 :栗田昌裕
捕獲状況 :滝川林道のヤマヒヨドリバナを刈った後の
路傍を飛翔中の個体を採集。
付記 :デジカメ画像あり。
「5/5タ」のタは滝川林道を示す記号。
↓
再捕獲地 :長野県下伊那郡根羽村茶臼山(標高1310m)
北緯:35度13分49秒 東経:137度39分20秒
再捕獲日時:2004年7月4日 8時25分
天気、気温:曇り、24℃
鮮度 : O 破損有り。キカイの記載に汚れあり。
再捕獲者 :伊豫田 壽男
捕獲状況 :斜面にあるヨツバヒヨドリの周りを飛翔中
● 備考:北東へ 移動距離 約1057km。移動日数 60日間。
3● この個体に関しては、喜界島で撮影したデジカメ画像が17
枚あります。ご希望の方にはメールにて、そのうちの一枚をお送
りします(ただし、圧縮します)。
伊豫田さんが、左側の写真を掲載しておられますので、左側裏
面の画像を送ります。
伊豫田さんの撮影された下記の画像([asagi:007155] :下記URL
http://jp.y42.briefcase.yahoo.co.jp/bc/aichiasagi/vwp2?.tok=bcegyDBBDgHXZawL&.dir=/%a5%de%a5%a4%a5%c9%a5%ad%a5%e5%a5%e1%a5%f3%a5%c8&.dnm=%a3%d3%a3%d2%a3%d3463.jpg&.src=bc
)
を拝見すると、左右に前翅に対になった小破損があり、
左後翅に2個の小破損があり、さらに、左前翅裏に「キカイ」
に重なる黄色い汚染(シミ)があるように見えます。
これらは、喜界島での画像には認められないものなので、
60日間、1000キロ余の旅の途上で生じた出来事による
ものと考えられます。アサギマダラの長い道中の「艱難辛苦?」
を想像すると感慨深いものがあります(どこかで4号や6号の
台風に巻き込まれた可能性も否定できない??
参考:[asagi:007133] Re: 台風に関する補足など
6月末の奄美大島にはまだアサギマダラがいた! )。
4● 去る5月には、奄美大島から兵庫県への移動例SRS525
(参考 [asagi:007017] 移動情報:
奄美大島住用村三太郎峠 5/6→兵庫県三木市 5/17)
を体験させていただきましたが、今回の喜界島からの例とは、
何と「出発日がわずか一日違い」であることが注目に値します!!
5月1日から5月5日までは喜界島でマーキングをしましたが、
その最後の5日の午後13時過ぎ、滝川林道でSRS463
にマーキングを施しました。次いで、その日の夕方に奄美大島に
渡り、翌5月6日の夕方16時49分に住用村でSRS525に
マーキングをしたのでした。
この両者がいずれも本州で発見されたということに、
単なる偶然以上のものを感ずるのは私だけでしょうか。
明確な根拠はありませんが、両者は、ほぼ同緯度にある互いに
25キロしか離れていない2つの島から、ほぼ同時期に北上を開始
したのではないか、という気がしてなりません。
5● 喜界島では5月1日~5日に228頭にマーキングしました
(SRS248~475)。
奄美大島では4月29、30日に94頭(SRS154~247)、
さらに、5月6~10日には161頭(SRS476~636)に
マーキングしました。
これらの合計483個体から、2頭の北上個体が出たことになり
ます。この事実から、これまで「喜界島の蝶はいったいどこにいく
のだろうか」と大変不思議に思っていた疑問に解明の光が差して
来たように感じています。
喜界島からいなくなった個体は、やはりこれまでも(全部とは
言えないまでも)北上していたのではないでしょうか(早急に
結論に飛びつきすぎているのかもしれませんが)。
実は、これまでは、「喜界島発のアサギマダラは、何か特殊事情
があって、発見されないのではないか」とも考えていたのですが、
その考えが少し変わりました。
過去に発見されなかった理由の解釈として、「北上個体は、
本州を含む広い面積を持つ地域に拡散してしまう」ために、
「『確率が小さい』という単にそれだけの理由で発見されなかった
のではないか」と素直に理解する方向に傾いてきました。
今回、伊豫田さんのように本当に熱心な方のおかげで(何しろ
8時25分という早い時間帯に捕獲されている!)、闇の領域
に一条の光が差してきたのは、極めて示唆的であると受け止めて
います。私も少し長い時間を割いて喜界島と奄美に滞在した甲
斐がありました。
伊豫田さん、本当にありがとうございました。
6● 喜界島からは、他にも福島さんや濱川孝久さんの「キカイ」
マークの蝶が合計2462頭(=2001+461)も飛び立って
いるとのことですから、asagiMLの皆さん、引き続きよろしくお願
いします。
2004年が、マーキングとその再捕獲を通じてアサギの動向
を知る上で、大きな「当たり年」になるといいですね。
以上、栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
2004年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
長野県の自然旅行体験●
喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)●
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3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■浄心寺は東京都文京区の浄土宗の寺院です。
1612年(元名2年)に創建され、
阿弥陀如来を本尊とし、
江戸三十三観音札所 第十番としても知られています。
大きな木魚があることでも有名で、
ときどきテレビなどで紹介されています。
写真は阿弥陀三尊として脇侍をなす勢至菩薩の姿です。
■写真はパラレル法で立体視できます。
独自の画像処理が施してあります。
上段はやや遠くから眺めた様子。下段は肘から上だけの様子です。


[090126] 東京都文京区向丘2丁目。浄土宗常光院浄心寺。
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■勢至菩薩に関する説明は以下のブログ記事を参照してください:
「勢至菩薩とは何ですか (1)簡単な説明 [080711。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1706.html -------------------------------------------------------------
■勢至菩薩の写真・画像の例を以下に見ることができます:
<奈良県・喜光寺の例> 阿弥陀三尊の一部。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1393.html <東京都・浅草寺の例>
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1453.html <徳島県・焼山寺の例>
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1624.html <香川県・仏光山の例>
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1707.html -------------------------------------------------------------
■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」-------------------------------------------------------------
■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
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■前項では、2006年5月7日、「南日本新聞」に
「アサギマダラ神秘生態探れ」というタイトルのもとで、
屋久島での屋外で観察された最長寿のアサギマダラの記事が
紹介されたことを述べました。
その記事の左には、鹿児島県の喜界島で、小学生による
アサギマダラのマーキングが行われたことが紹介してあります。
実は、このマーキング会は、NHKのスタッフが取材をして
おり、筆者もそのテレビカメラの後をついて、一緒に歩き
回っていたのでした。
この会の模様は、何日かしてNHK鹿児島放送でも紹介されましたが、
それと並行して筆者に関して取材、撮影された内容が、
8月下旬に、NHK総合テレビの「クローズアップ現代」で
紹介されることになったのでした。
以下、南日本新聞の記事を紹介しておきます。
■「南日本新聞」 2006年5月7日
<タイトル>
アサギマダラ神秘生態探れ
交流の夢71匹託す
喜界の滝川・小野津小学
<本文>
● 喜界町の滝川小学校と小野津小学校の児童らが四月三十日、
長距離を移動することで知られるチョウ・アサギマダラの
マーキング(標識付け)をした。喜界町はアサギマダラが
秋に南から飛来し[栗田注:南から、とあるのは、北から、
のミスと思われます]、春から初夏にかけて北に向かう絶好
の観察ポイント。両校は例年秋にマーキングを行っているが、
今年は春にかえた。
マーキングには児童と保護者ら約五十人が参加。児童らは
地元のチョウ愛好家福島誠さん(六三)から説明を受けた後、
捕虫網を手に雑木林に散った。
● チョウを捕まえると、丁寧に羽根を押さえ油性ペンで捕獲
場所の「キカイ」と、自分のイニシャル、日付などを記入。
全部で七十一匹二マーキングして放した。
● 滝川小はマーキングしたチョウ縁で石川県の小学校と交流を
しており、児童らはこの日放したチョウにも夢を乗せ、見送っ
ていた。
<写真>
マーキングのためアサギマダラを追う児童ら
=喜界島志戸桶=
-------------------------------------------------------------
■<栗田のコメント>
1)上記では、例年秋にマーキングをしているのを、
今年は春にかえた、と記載してありますが、これ
はNHKの取材をしているので、特別に初めて春に
行ったのです。
このときには、アサギマダラの数は、例年より少なく、
島の中央部では多くがマーキングができないので、
島の北端に集まって、撮影を行ったのでした。
2)上のマーキング会の翌日に、筆者が喜界島で標識
したアサギマダラ「SRS1621」は、宮崎県清武町の
とあるご家庭のランタナの花に吸蜜していることを
撮影により再確認されました。「クローズアップ現代」
では、その際の写真やそのご家族のインタビューも
紹介されたのでした。アサギマダラはいろいろな場所
で新たなエピソードを紡ぎ出していく不思議な生き物
です。
3)2008年に筆者の関わったアサギマダラの移動
個体のリストおよび、それらを日付順に追った
時系列的な表は筆者のHPの
「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。 以上 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■2006年5月7日、「南日本新聞」に
「アサギマダラ神秘生態探れ」というタイトルのもとで、
下記に引用した記事が掲載されました。
これは11月30日に屋久島の久保田さんが
「YK-7669 11/30」とマーキングをして、
その翌日の12月1日に筆者が
「SRYK113 12/1」と上書きをした個体です。
それが翌年の4月25日になって再捕獲されました。
これにより、屋外で142日生きたことが
確認されたことになります。
この記録は歴代第二位の長寿個体となる可能性があります。
■以下はその記事を引用します。
-------------------------------------------------------------
■「南日本新聞」。2006年5月7日発行、
<タイトル>
●「アサギマダラ シンポ生態探れ
147日屋久島生息
屋久・松田さん捕獲
成虫のまま越冬か」
<本文>
● 屋久町尾之間の松田正さん(五十五)が捕獲したアサギマダラに
マーキング(標識付け)があり、百四十七日間屋久島で生息して
いたことが分かった。
● 松田さんは四月二十五日、自宅庭で捕獲。羽に捕獲日や場所が
書かれており、同町麦生の久保田義則さん(六十六)が昨年十一
月、マーキングしていた。
● アサギマダラは春、台湾から南西諸島を経由して福島県付近まで
北上、秋には逆のコースを南下する。
● 調査の空白地帯だった屋久島で、久保田さんは二○○三年から調査
を始め、これまで約八千五百匹のチョウにマーキングを行った。
自分がマーキングしたチョウが同じ島内で捕獲され、しかも「長い間
生きていたのにびっくりした」という。
● 鹿児島昆虫同好会会長の福田晴夫さん(七二)は「これまで不確か
だったが、冬を成虫で過ごし春まで長生きするものがいることが証明
された」と話した。
<写真>
マーキングされたアサギマダラ。

-------------------------------------------------------------
■<栗田のコメント>
1)上記の記事を教えてくださったのは、屋久島の
久保田義則さんです。久保田さんは2003年から
屋久島で熱心にアサギマダラのマーキング調査を
続けておられます。上記の個体の経緯に関しては、
久保田さんが執筆された
「屋久島におけるアサギマダラのマーキング調査(5)」
鹿児島昆虫同好会誌 SATSUMA 57(136):9~28.2007
に詳しく記載してあります。
2)上記の個体は、2005年11月30日に久保田さんが
麦生で捕獲して「YK-7660 11/30」と標識をしました。
その翌日、12月1日にその近くで筆者がその個体に遭遇して、
「SRYK 113 12/」と上書きをしました(SRはSuper Reading、
YKはYakushimaから取っています)。
久保田さんは、そのあとで、同日に再度この個体を目撃されました。
その後、翌年の4月25日になって、松田正さんが御自宅の
庭でこの蝶を再度捕獲されたのです。
これによって、屋外で147日生きていたことが分かった
のです。
3)2003年12月8日に原で久保田さんがマーキングされた
2頭のアサギマダラを、翌年4月22日に、原のスイゼンジナ
の花で同時に再捕獲されました。これによって、屋外で135日
経過したアサギマダラを二例体験したことになります。
4)一方
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1942.html
に引用したように、アサギマダラを調べる会の大島さんによれば、
筆者が報告した姫島の小学生の例「日吉芳郎さん→岸本静さん」に
ついて、
[asagi:013765] Re: 再捕獲情報
From: "hiyoshi" さま。
asagiMLの皆様、こん○○は。大島@まつむしです。
前年まで、アサギマダラを調べる会の事務局をしておりました。
其のときの長寿記録集計を改定しましたのでお知らせします。
今回、移動日数 :123日は歴代の長寿第 4位の記録です。
おめでとう御座います。
第1位 :2003,08,16~2004,01,15 :
152日 大代孝浩さま 再捕者:福島誠さま
第2位 :2007,08,06~2007,12,10 :
126日 山崎三郎さま 再捕者:西田悦造さま
第3位 :2007,11,15~2008,03,19 :
125日 榊原君江さま 再捕者:福島誠さま
第4位 :2008,06,13~2008,10,14 :
123日 日吉芳郎さま 再捕者:岸本静 さま
第5位 :2002,07,24~2002,11,22 :
121日 松井正人さま 再捕者:多田弘一さま
第6位 :2001,07,24~2001,11,18 :
117日 日吉芳郎さま 再捕者:西田貴明さま
日吉さま2度目の記録となりました。
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
大島 新一郎
と述べています。これを考慮すると、冒頭の、「久保田→栗田→松田」
と確認された屋久島の例は、歴代第二位になりそうです。
5)2008年に筆者の関わったアサギマダラの移動
個体のリストおよび、それらを日付順に追った
時系列的な表は筆者のHPの
「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。 以上 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■07年7月6 日に、奄美大島で、アサギマダラに関する
シンポジウムが開催されました。そこでの講演に関して、
概略が「大島新聞」に紹介されました。
以下、その記事を引用します。
■以下はその概略を示します。
-------------------------------------------------------------
■「大島新聞」。2007年7月6日発行、
<タイトル>
●「アサギマダラ知る 奄美の自然より深く知ることに
龍郷町環境教育シンポ 最先端の調査研究者が解説
森林分断、各地で激減」
<序文>
● 奄美に飛来するチョウ・アサギマダラを通して環境教育・環境保全を考えるシンポジウム「旅するチョウ、アサギマダラから見た奄美~『自然から学ぶ』ことの面白さ、大切さ、再発見~」(京都大学21世紀COEプログラム・龍郷町共催)が5日夜、龍郷町りゅうゆ館であった。最先端の調査研究を進める大学教授・研究員ら4人が、謎に包まれたアサギマダラ生態を解説。「アサギマダラを守ることは自然を守ること」と呼びかけた。
<本文>
● 2回目の開催となる今回は①アサギマダラを通して、生命のすばらしさや不思議さ、研究の面白さなどに興味を持たせる②自然を保全し、学ぶことが人類や奄美にとっていかに大切か認識させる③スペシャリストに会う機会を造ること-が目的。栗田昌裕氏=群馬パース大学教授=、矢原徹一氏=九州大学教授=、藤崎憲治氏=京都大学大学院農学研究科教授=と、同町での環境教育に携わる前園泰徳氏=京都大学COE研究員=が、各自の研究内容を豊富な写真で分かりやすく発表した。
● 栗田氏は、少数だが年間を通して奄美に停留するアサギマダラがいることや、喜界島と奄美大島を行き来した例が少ないなど、これまで知られていなかった生態について報告。また道路整備網など急速な開発による森林の分断で、奄美各地でアサギマダラが激減していることを指摘し「アサギマダラは自然環境の変化や人為環境の影響を鋭敏に受け止め、柔軟に生きている。アサギマダラを知ることは、奄美の自然をより深く知るきっかけになる」と述べた。
● 矢原氏は「花と虫の不思議な関係-生き物から私たちへのメッセージ」と題して講演。チョウやガで好みの花の色が違うことや、特定の虫にだけ特化した形の花があることを紹介し、「私たちは生き物から、ハチの黒と黄色の縞模様のように毒々しい色・模様は危険だというメッセージを受け継いで来た。しかし生き物から受け取れるものは一つではない。一人一人考えてもらえたら」と呼びかけた。
● 参加した上川真太郎君(12)=龍南中1年=は「奄美に住んでいて、奄美のことが大切だから、もっと知りたいと思って参加した。アサギマダラの特徴やおもしろいことなどがよく分かり、奄美の自然があらためて大切なのだと感じた」と感想を話した。
<写真> (省略)
子供たちにクイズを出しながら話を進めた矢原氏。
-------------------------------------------------------------
■ 2008年に筆者の関わったアサギマダラの移動
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■08年9月2 日に、福島県のグランデコスキー場で
筆者がマーキングしたアサギマダラが、42日間後に、
420km離れた愛知県西尾市の西尾小学校で
撮影されていたことが分かりました。
■以下はその概略を示します。
-------------------------------------------------------------
■「三河新報」(三河新報社発行)。2006年10月26日発行、
<タイトル>
「福島県から420キロの旅 西尾小学校のアサギマダラ マーキングで判明」。
<本文>
西尾市立西尾小学校で長旅の疲れを癒している「渡りチョウ」アサギマダラ=十三日付既報。これまでに訪れたアサギマダラのうち、今月十二日に訪れた一匹が、羽に書かれたマーキングから、福島県からやってきたことが分かった。 アサギマダラはこげ茶とれんが色の羽に、薄青色の大きなまだら模様が入る。夏場は標高千メートル以上の山地で過ごし、秋になると暖かな場所を求めて南下、海を越えて千キロも移動するという。
同日に撮影したアサギマダラの羽に書かれていたマーキング「デコ SRS 8/31 15963」について調べたところ、アサギマダラ研究家で知られる栗田昌裕氏が今年八月三十一日に福島県北塩原村のグランデコスキー場で行ったマーキングだと分かった。
同村から西尾市までは直線距離で約四百二十キロ。四十二日間かけて旅を続けてきたことになる。栗田氏がホームページで公開している「旅の記録」には、「06年8/1~31に福島県グランデコスキー場で10900頭の標識をした(06年度の類型16320頭)という記述があり、一万五千九百六十三匹目のマーキングだと分かる。
SRSは栗田氏が提唱する独自の能力開発法「スーパーリーディングシステム」の略。
<写真> (省略)
アサギマダラの羽のマーキング=西尾小帝京(文字が読めるように写真を反転した)。
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■ 2008年に筆者の関わったアサギマダラの移動
個体のリストおよび、それらを日付順に追った
時系列的な表は筆者のHPの
「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。 以上 栗田昌裕
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
-------------------------------------------------------------
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
愛知県三ヶ根山の自然旅行体験●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■駒形堂は浅草寺の御本尊が出現されたという駒形橋の
脇に立つの堂宇で、浅草寺の一部をなしています。
由来は古く942年に建立されたと言われます。
現在の建物は2003年に建立されたもの。
馬頭観世音菩薩が祀られています。
写真は御前立の馬頭観世音の立像です。
三面六臂になっています。
■写真には独自の画像処理が施してあります。
クロス法で立体視できます。

[081215] 東京都台東区浅草。馬頭観世音菩薩。
-------------------------------------------------------------
■馬頭観音に関する説明は以下のブログ記事を参照してください:
「馬頭観音とは何ですか (1)簡単な説明 [080709。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1699.html -------------------------------------------------------------
■馬頭観音の写真・画像の例を以下に見ることができます:
<香川県・善通寺の例>
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1499.html -------------------------------------------------------------
■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」-------------------------------------------------------------
■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP> 以下では、本ブログの仏像を種類毎に分類して探しやすくしてあります。
●
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■駒形堂は浅草寺の御本尊が出現されたという駒形橋の
脇に立つの堂宇で、浅草寺の一部をなしています。
由来は古く942年に建立されたと言われます。
現在の建物は2003年に建立されたもの。
馬頭観世音菩薩が祀られています。
写真は御前立の馬頭観世音の立像です。
三面六臂になっています。
■写真には独自の画像処理が施してあります。
クロス法で立体視できます。

[081215] 東京都台東区浅草。馬頭観世音菩薩。
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「馬頭観音とは何ですか (1)簡単な説明 [080709。3D仏像。画像処理]」
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<香川県・善通寺の例>
●
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■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
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■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
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■08年9月2 日に、福島県のグランデコスキー場で
筆者がマーキングしたアサギマダラが、76日間後に、
1689km離れた沖縄本島の八重岳で
再捕獲されていたことが分かりました。
■以下はその概略を示します。
まず筆者によるアサギMLでの報告から引用します。
-------------------------------------------------------------
■[asagi:014273] 【移動情報】福島県グランデコ 9/2
→ 沖縄県本部町大嘉陽林道 11/18
(SRS14287 デコ → ・)
♂。76日間・1689kmの移動。
●金沢さん、長嶺さん、MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●長嶺さんが報告され、金沢さんからお教えいただいた
下記の例:
「 [asagi:014256] 沖縄本島における長嶺さんの再捕獲(2008年)
・・・(略)・・・
SRS 287 デコ 9/2 福島県 本部町大嘉陽林道 2008年11月18日 長嶺邦雄」
に関して、私の標識した個体と思われますので、
移動情報を示します。
●移動情報
福島県グランデコ 9/2 → 沖縄県本部町 11/18
(南西方向に約1680km。移動期間76日)
●標識:SRS 14287 デコ 9/2
性別:♂
●標識日:2008年9月2日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再確認日:2008年11月18日
再確認地:沖縄県本部町大嘉陽林道
確認者:長嶺邦雄
●<追記>
◆1)長嶺さんの御報告によれば、「SRS287 デコ 9/2」とのことですが、
9/2はSRS13601~SRS14500の900頭に標識しました。
そこで、下3桁が該当すると考えて、SRS14287のことであろうと
推測して上記のように報告いたしました。
SRS14287は画像があります(SRS14287 デコ 9/2と記載してある
ことを確認いたしました)ので、もし、長嶺さんの方にも画像が
あれば、同一個体かどうか確認できます。
◆2)金沢さんによれば
「長嶺さんによると、『2008年秋の沖縄島のアサギマダラの飛来数
がごく少なく、例年の1/5~1/6くらいでした。なぜなのか、本土
での発生状況が悪かったのか、風の状態がよくなかたのか、全国の
様子がわかれば、判断がつくと思います』とのことです。皆さん
はどう思われますか?」
とのことでした[←[asagi:014256] 沖縄本島における長嶺さんの
再捕獲(2008年)]。
大嘉陽林道だけに限ると、長嶺さんは11月18日、11月22日に
再捕獲をしておられるので、この日に大嘉陽林道で標識を行われたと
思われます。私はちょうどこの期間をはさんだ前後の期間に訪れました。
結果として、長嶺さんにはお会いすることはありませんでしたので、
日程が重なることはなかったと思います。
私の印象ではむしろ、08年の11月中旬~下旬の大嘉陽林道の個体数は
例年より多いように思われ、ちょうど長嶺さんと逆の印象でした。
(実際、私は大嘉陽林道では823頭標識していますが、
この個体数は長嶺さんの標識数より多いと思われます。そのように
判断する根拠は、現地で、同所再捕獲した長嶺さんの標識個体群の番号
に基いています)。
意見が逆になった理由は、たまたま訪れた日の天候に依存したのでは
ないかと想像しています。すなわち、私が訪れた日の方がよい天候の
割合が多く、その分、私の方がアサギマダラに遭遇する機会が多かった
のではないか、と推測している次第です。皆さんの参考になれば幸いです。
なお、沖縄の大嘉陽林道以外の場所に関しては、全く分かりません。
おそらく長嶺さんの述べられた通りなのでしょう。
◆3)2008年に筆者の関わったアサギマダラの移動
個体のリストおよび、それらを日付順に追った
時系列的な表は筆者のHPの
「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。
●以上 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
沖縄の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
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■護国院大黒天は東京都の上野公園の中にあり、
寛永寺の子院で、1630年が開基となっています。
ここは谷中七福神の一つとしても有名です。
画像はそこに祀られている准胝観音の座像です。
准胝観音の腕の数にはさまざまな例があります
(下記の例を参照)。
本例は左右とも七臂あり、合わせて十四臂に見えます。
これは珍しい例ではないかと思われます。
■写真には独自の画像処理が施してあります。
パラレル法で立体視できます。

[090126] 東京都台東区上野公園。天台宗。東叡山護国院大黒天の准胝観音座像。
-------------------------------------------------------------
■准胝観音に関する説明は以下の記事を参照してください:
●「准胝観音とは何ですか (1)簡単な説明 [080709。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1699.html -------------------------------------------------------------
■准胝観音の写真・画像の例を以下に見ることができます:
<京都府・双林院の例> 十八臂像です。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1572.html <香川県・善通寺の例> 十臂像です。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1519.html <香川県・善通寺の例> 六臂像です。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1522.html -------------------------------------------------------------
■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」-------------------------------------------------------------
■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
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http://www.srs21.com/books/index.htm■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
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■護国院大黒天は東京都の上野公園の中にあり、
寛永寺の子院で、1630年が開基となっています。
ここは谷中七福神の一つとしても有名です。
画像はそこに祀られている准胝観音の座像です。
准胝観音の腕の数にはさまざまな例があります
(下記の例を参照)。
本例は左右とも七臂あり、合わせて十四臂に見えます。
これは珍しい例ではないかと思われます。
■写真には独自の画像処理が施してあります。
クロス法で立体視できます。

[090126] 東京都台東区上野公園。天台宗。東叡山護国院大黒天の准胝観音座像。
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■准胝観音に関する説明は以下の記事を参照してください:
●「准胝観音とは何ですか (1)簡単な説明 [080709。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1699.html -------------------------------------------------------------
■准胝観音の写真・画像の例を以下に見ることができます:
<京都府・双林院の例> 十八臂像です。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1572.html <香川県・善通寺の例> 十臂像です。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1519.html <香川県・善通寺の例> 六臂像です。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1522.html -------------------------------------------------------------
■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」-------------------------------------------------------------
■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP> 以下では、本ブログの仏像を種類毎に分類して探しやすくしてあります。
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■2008年の8月11日に、福島県伊達市の標高225
メートルの比較的低い山でアサギマダラが撮影されまし
た。
福島民報の記者から、標高1400m前後のグランデコ
スキー場のデコ平でアサギマダラの調査をしている筆者
のもとに、その出来事の意義に関して問い合わせ取材が
ありました。
その内容は、翌日、以下のような記事として「福島民報」
の3面に掲載されました。
この個体は、写真から見ると、ヒヨドリバナ属の植物に
吸蜜しているように見えます。より標高の高いところに
移動する途中の個体であった可能性もあります。
■以下にはその出来事を紹介した「福島民報」新聞の記事を
引用しました。
-------------------------------------------------------------
福島民報 2008年8月12日 3面
<タイトル>
「標高低い茶臼山(伊達)に飛来
アサギマダラを撮影」
<本文>
● "旅をするチョウ"として知られるアサギマダラが十一日まで、
に、伊達市霊山町の茶臼山で発見され、地元の写真店経営
菅野甚作さん(六八)が撮影に成功した。
● アサギマダラは夏前から北上し、秋は南下する習性を持つが、
生態については謎が多い。ヨツバヒヨドリの花を好み、主に
標高の高い部分で見られることから、標高約二二五メートルの
茶臼山で見られることは珍しいという。
● 菅野さんは四十年以上前から毎日、茶臼山に登り、動植物を
写真に収めている。十日午後一時ごろ、黒、青、茶の美しい
羽をみつけ、夢中でシャッターを切ったという。「駒ケ岳で
アサギマダラを見たことはあったが、まさか地元で見られる
とは」と驚いていた。
<写真> 伊達市の茶申山で発見されたアサギマダラ
=菅野甚作さん撮影(省略)。
-------------------------------------------------------------

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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
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2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
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■2008年の9月10日の朝6時過ぎの、TBSラジオの
「生島ヒロシのおはよう一直線」に電話出演しました。
この番組は過去にも何回か出たことがありますが、
今回は、「速読で広がる可能性」というテーマでした。
速読に関してこの番組でお話したのは始めてのことでした。
以下はそのやりとりの概略です。
-------------------------------------------------------------
■TBSラジオ。[全国31局。ハワイのK-Zooでも視聴されているとのこと]。
番組タイトル「生島ヒロシのおはよう一直線」。
2008年9月10日(水)6時15分頃
【出演】栗田昌裕(くりた・まさひろ)先生
生島 「生島ヒロシのおはよう一直線!」
今朝の健康一直線は、多くの著名人が実践していることで知られる、
短時間で本を読む、いま話題の「速読」と、その効果について、
医学博士の栗田昌裕(くりた・まさひろ)先生にお話を伺います。
栗田先生、おはようございます!
栗田 おはようございます!
生島 Q、短時間で本を読む「速読術」が話題となっていますが、
誰でも、文章を早く読むことはできるんでしょうか?
栗田 ・栗田式速読法は、SRS(スーパー・リーディング・システム)
速読法というもので、誰もが速く読めるようになります。
・ただし、今までの読み方で、ただ急げば「速読」になるという
ものではない!
・「速読」とは、膨大な情報を高速に取り込んで、素早く理解し、
的確に残して臨機応変に活用することです。
生島 Q、「普通に読書をするのとは違う」ということですが、
では、どのように読めばいいのでしょう?
栗田 ・スピードも理解も、格段に向上する本当の速読が出来るように
なる鍵は言葉を処理する脳の回路の使い分けにあります。
・簡単に言うと「速読」とは、ページの上にある活字の群れを
「風景」として見ることによってす速く内容をとらえる技術です。
・従来の黙読や音読は、しゃべる速度の言葉を、聴覚(音の回路)
を通して順番に処理する「言語脳」を使っています。
そのために作業が遅く、スピードアップも難しい上、記憶容量も
少ないものです。
・しかし、SRS速読法はページ全体を視覚からまるごと瞬時に
取り入れます。これは「光の回路(視覚脳)」を使うことで
可能となるのです。
つまり、わざわざ音の回路を経由させることなく、視覚に直接
言葉を取り入れる方法をとることで、比べ物にならない速さを
可能とするのです。
・その上、「光の回路」を上手に使うと、記憶容量も膨大で、知能
全体の高まりを生み、さらに心身の様々な領域とつながって、
驚くべき多くの効果を生み出すことができます。
生島 Q、驚くべき多くの効果とは、具体的にどのようなことなんでしょう?
栗田 ・速読の本当の効果は、単なるスピードではなく、全体的な能力の
向上にあります。
・活字の風景から、著者の意図やたくさんある情報の中のメッセージ
など、何が大事で、何が大事ではないかを瞬時に判断して、大事な
もの、価値ある内容を取り込んで、役に立てることができます。
・つまり、速読するとこで、頭の使い方のレベルが上がり、
「理解力」「集中力」「記憶力」「直観力」「潜在能力」などの
「さまざまな能力」を高める効果が期待できます。
[ここで速読検定のレベルにも触れました。1分間に読む字数に関して、
6級が5千字、5級が8千字、4級が1万字、3級が3万字、
2級が5万字、1級が10万字です]
生島 今朝の健康一直線は、医学博士の栗田昌裕(くりた・まさひろ)先生に
お話を伺いました。栗田先生、ありがとうございました。
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■2006年の10月24日に、「大分合同新聞」という大分県地域の新聞に、アサギマダラに関係する記事が掲載されました。
筆者への取材内容が反映されています。
その記事を引用します。
-------------------------------------------------------------
■「大分合同新聞(朝刊)」。
2006年10月21日発行。14面。
<タイトル>
「『ただいま』 姫島にアサギマダラ」
<本文>
ことしも姫島村に"渡りチョウ"として知られるアサギマダラが飛来している。アサギマダラは春に日本列島を北上、秋に南下するチョウで、千キロ以上も長距離移動するのが特徴。姫島は移動中の重要な中継地とみられ、毎年春と秋に優雅な舞を見ることができる。
同村東部にある明神山山中のフジバカマ畑に数百匹が“滞在”。午前九-十時ごろが見ごろで、十一月上旬まで見ることができるという。
アサギマダラ研究家の栗田昌裕・群馬パース大学教授によると、キク科のフジバカマ属の植物が生えている場所に飛来する。ことし八月に東北地方でマーキングしたアサギマダラを今回、同村で二匹確認した。また、六月に同村でマーキングしていたものを群馬県など本州で十一匹確認している。
<画像>
明神山に“滞在"しているアサギマダラ(画像は省略)。
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●
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■2008年の8月22日に、裏磐梯のデコ平で
行っているアサギマダラのマーキング活動を行っている
筆者のもとを福島県明星高校の生産情報科の生徒さんと
担当の先生らが訪れましたので、アサギマダラの解説と
標識方法を指導しました。天候条件は必ずしも
よくありませんでしたが、若干の個体のマーキングをして
帰られました。
■以下はその出来事も含めて紹介した「福島民報」新聞の
タイトルです。
-------------------------------------------------------------
■2008年8月22日(金曜日) 「福島民報」
<タイトル>
●「“旅をするチョウ”アサギマダラ 県都に呼び込め
福島明成高がプロジェクト推進
好みの植物増やす
裏磐梯で観察」
-------------------------------------------------------------
■8月20日の出来事は、筆者の以下のブログ記事に掲載してあります。
「福島県グランデコでのアサギマダラのマーキング15日目(8月20日)は589頭に標識。雌は40頭(交尾済1頭)で7%。翅の変形は1.4%。アサギマダラの「レゾネる智性(共鳴する智性)」に学ぶ日々。福島明星高校の方々に会う。昨年に続く参加者の方たち。アサギマダラの青春の物語。推定約6万頭。デコ累計5483頭。[080820。SRS8221-8809。福島県。デコ平]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1827.html-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
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●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
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■2008年の10月18日に、「奄美新聞」という鹿児島県の奄美大島の新聞(元・大島新聞)に、アサギマダラに関係する記事が掲載されました(10月14日にも記事が掲載されましたから、一種のシリーズ記事になっています)。
10月14日の記事は、「渡りをする蝶」アサギマダラの旅が奄美大島でも始まったことを知らせる内容でしたが、10月18日の記事は、2008年の奄美大島での最初の再捕獲を示す内容で、筆者の取材内容も反映されています。以下、その記事を引用します。
-------------------------------------------------------------
■2008年10月18日 「奄美新聞」
<タイトル>
●「アサギマダラ 1150キロの旅
一月半かけ石川県から
遠足の龍郷小児童 自然観察の森で確認」
<序>
●渡りをするチョウ・アサギマダラの南下で、石川県の宝達(ほうだつ)山でマーキング(翅[はね]に標識)され、8月31日に放たれたものが16日、龍郷町で再捕獲された。一カ月半で約1150キロを医道し奄美大島に飛来したことになる。専門家によると、今年の日本列島の移動では、東北地方や北関東などから西周りでの南下が多いという。
<本文>
●再捕獲したのは龍郷小(引地俊一校長、児童数27人)。16日にあった学校から奄美自然観察の森まで3.5キロの道のりを歩いての遠足で、チョウや草花を観察。森に通じるリンドウでアサギマダラの飛来を確認し、マーキングに取り組んだ。
●その際、,マーキングされたアサギマダラ1頭を4年生の上地準太くんが見つけ、比良和巳教諭が捕獲したもの。翅には「ほうだつ ちえこ21 8/31」と書いてあった。自然観察指導員の宇都宮英之さんや学校が確認したところ、石川県にある宝達志水町宝達小に勤務する用務主事の堀千恵子さんがマーキングし放ったものと分かった。
●宝達小は、飛来地(中継点)として知られる宝達山でマーキング活動を実施。
学校のホームページに活動の模様を紹介している。5年前にもマーキングした一頭を喜界町の滝川小が再捕獲し、以来交流が続いているという。
●再び確認されたアサギマダラの長距離移動に両学校とも驚いており、龍郷小は写真と児童代表の手紙を宝達小に送る予定。引地校長は「石川県から移動してきたものと分かり、びっくりしている。アサギマダラを通した小学校同士の交流ができたら」と話す。
●本州の日本海側に位置する北陸地方の石川県から奄美への飛来で、長距離移動ができる理由を考えるきっかけにもなりそう。「秋の渡り」にあわせて日本列島を南下、生態と移動調査に取り組んでいる群馬パース大教授の栗田昌裕さんによると,今年の夏の気温は中部地方がかなり暑かったため、それを避けるようにアサギマダラが西回りで日本海側に移動。標高637メートルの宝達山への移動が今年は特に多く、9月はたくさんの飛来が観察できたという。宝達山から近畿、あるいは九州を経て奄美へ南下したと見られ、「宝達山でマーキングされたアサギマダラの再捕獲が増える可能性がある」としている。
■掲載写真 石川県から奄美大島へ長距離移動したアサギマダラ(画像は下記参照)。
■掲載図 (宝達の位置を示す日本地図。下記参照)。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■2008年の8月11日に、「福島民友」という福島県の新聞に、アサギマダラに関係する記事が掲載されました。これは筆者への取材記事です。
夏の間に筆者がグランデコホテルのスキー場で行っている「渡りをする蝶」アサギマダラの標識活動の紹介記事の一つです。以下、その記事を引用します。
-------------------------------------------------------------
■福島民友 2008年8月11日(月曜日)
<タイトル> 北塩原の裏磐梯
デコ平湿原にアサギマダラ
<本文>
「旅する蝶(ちよう)」と呼ばれる「アサギマダラ」が、ヨツバヒヨドリが群生する北塩原村裏磐梯のデコ平湿原に飛来、涼しい高原で羽を休めている。
アサギマダラは、ヨツバヒヨドリなどヒヨドリバナ属の花を求めて国内外を移動する。生態の全容は解明されていない。デコ平は国内有数の観察スポット。昨年はデコ平でマーキングされたアサギマダラが八十二曰後に、約二千二百キロ離れた沖縄県与那国島で再捕獲された。
ゴンドラでデコ平につながるグランデコリゾートでは、二十四日まで観察会を開いている。
十日はアサギマダラ研究家の栗田畠裕さんの指導で家族連れらがマーキングを行い、アサギマダラの南下の行方に思いをはせていた。
<画像の解説>ヨツバヒヨドリの花で羽を休めるアサギマダラ
=北塩原裏磐梯のデコ平湿原
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■08年9月22 日に、能登半島の基部にあたる
石川県宝達志水町の宝達山でマーキング(標識)された渡り蝶
アサギマダラを、10月19日に大分県の姫島で、
筆者が再捕獲しました。
この蝶は27日間で約576km移動したことになります。
■以下はその概略を示します。
まず筆者によるアサギMLでの報告から引用します。
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■[asagi:013493] 【再捕獲情報】「TOM 309 ほうだつ 9.22」
→ 大分県姫島10/19 (SRS20985)
姫島再捕獲17例目
●MLの皆さん、姫島の皆さん、東京の栗田昌裕です。
●10月19日の姫島での再捕獲の17例目を
報告いたします。
標識情報をよろしくお願いします。
●標識:TOM 309 ほうだつ 9.22
性別:♂
●再捕獲:2008年10月19日
再捕獲地:大分県東国東郡姫島金
再捕獲者:栗田昌裕
備考:フジバカマに訪花。
「SRS20985 ヒメ 10/19」を追記して放蝶。
●<追記>
1)宝達山からの移動個体でしょうか。
もしそうならば、約576km程度の距離を
27日間で西南西に移動したことになります。
2)この個体は中城信三郎さんのご自宅の敷地内で
再捕獲しました。
「309」の「9」が少し読みづらいため、最後の
一桁には100%の自信はありません。
3)2008年に筆者の関わったアサギマダラの移動
個体のリストおよび、それらを日付順に追った
時系列的な表は筆者のHPの
「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。
●以上 栗田昌裕
-------------------------------------------------------------
■以下は、筆者の報告に対して、標識された阿部さんの応答です。
MLから引用します。
-------------------------------------------------------------
■ [asagi:013931] 【移動情報】石川県宝達山 → 姫島(TOM 308)
●メールの皆さん、宝達山の松井です。
●栗田さん、「ほうだつ」マークを3頭も再捕獲していただき、
ありがとうございました。
3頭目を報告します。
●移動情報
標識:TOM 308 ほうだつ 9.22
性別:♂
●標識日時:2008年9月22日 14:10
標識地:石川県羽咋郡宝達志水町宝達山(標高約630m)
北緯36度46分55秒 東経136度48分45秒
標識者:杉木 正行
↓
●再捕獲日:2008年10月19日
再捕獲地:大分県東国東郡姫島金
再捕獲者:栗田昌裕
備考:フジバカマに訪花。
「SRS20985 ヒメ 10/19」を追記して放蝶。
●松井 正人
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
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■08年10月2日に、東京大学新聞に掲載された記事の中に
筆者に取材した部分がありますので、紹介します。
■以下は、東京大学新聞社のHPのバックナンバーの紹介欄からの引用です。
要約が掲載されています。http://www.utnp.org/2007/10/post_710.html
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■「東京大学新聞」
2007年10月 2日号 - 企画 記事
ペン回し大流行
手持ちぶさたな時、ぼんやりしている時、ついペンを回してしまう……。そんな人も多いのではないだろうか。自分ではやらないという人も、ペンが華麗に指を滑る光景を目にした経験は何度もあることだろう。学生にとってすっかり身近な存在となったペン回しだが、単なる暇つぶしには終わらない可能性を秘めていた。現在ペン回しは、愛好家たちの手によって体系づけられ、メディアの脚光を浴びるなど、今熱い話題の一つとなっている。学生にとって身近なペン回しの、知られざる側面に迫った。
<取材先>
・塚田雅樹さん(日本ペン回し協会代表)
・並木明夫講師(情報理工学系研究科)
・栗田昌裕教授(群馬パース大学)
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■以下は、その中の筆者に取材した部分の内容です。
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■「週刊 東京大学新聞」 通算第3498号
<タイトル>
ペン回し大流行
<サブタイトル1>
趣味から協議へ ネットが後押し
年末に全国大会
<サブタイトル2>
ロボットも回す 速さと正確さ人に勝る
<サブタイトル3>
指回し体操発案者に聞く
前進使えば健康効果?
【本文】
●ペン回しの指の動きは、心身に何か良い効果をもたらすのだろうか。「指回し体操」の発案者である栗田昌裕教授(群馬パース大学・東大医学部附属病院臨床登録医)に検証してもらった。
●栗田教授の発案した指回し体操とは,両手の5本の指先を合わせてふっくらとしたドームの形を作り、親指から順に、対の指を互いに触れ合わないように回すもの。指回し体操とペン回しには、集中力を要する点や、器用さと敏しょう性を高める点などが共通しているが、相違点の方が多いという。
●「一番の違いは,何といっても使う手が両手か片手かという点です」と栗田教授は語る。指回し体操は両手で行うことで前進の平衡感覚やひずみを改善する効果を持つ。一方、ペン回しの場合は片手に集中するので、体のバランスや神経の集中が不均衡になる恐れがあるという。
●さらに重要な違いは、手のクッシン・開閉運動の割合である。指の運動には屈伸・開閉の2種類がある。屈伸は指の屈伸により指を手のひらのに向かって曲げたり戻したりする運動で、交感神経を刺激する。開閉は手のひらの骨間筋により指同士の幅を広げたり縮めたりする運動で、副交感神経を刺激する。指回し体操がその両法の運動によるのに比べ、ペ回しは主に屈伸運動と手首のスナップによる。「ペン回しで手先への集中力は高まるかもしれませんが、できないとイライラしてしまうなど、指回し体操に見られる情緒安定効果はあまり望めないかもしれません」
●ではどうすればペン回しから良い効果を引き出せるのか。ペン回しをおこなう際に工夫して見るとよい点を、栗田教授にアドバイスしてもらった。
●一つ目は、姿勢に変化をつけること。「例えば、手の位置を上げ下げするなどして、前進の筋肉を意識しましょう」。二つ目は、途中に指の開閉運動を挟むこと。「副交感神経を刺激することでリラックス効果も期待できそうです」。三つ目は、両手でできるように訓練すること。「かなり難しいでしょうが、片手に過剰に神経を集中させることによる不均衡の解消につながります」
●このアドバイスを参考にすれば、ペン回し自体の達成感を得られるだけでなく、心身の状態改善効果も付加できるかもしれない。
<プロフィール紹介>
栗田昌裕教授(群馬パース大学)
82年東大医学部卒。医学博士。01年より現職。医学部附属病院臨床登録医、SRS研究所長も努める。著書多数。
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■08年11月21~23 日に、日本の最西端の与那国島で
筆者がマーキング(標識)した渡り蝶アサギマダラが、
11月12日の与那国島で6頭同所再穂確されました。
これらは島外には移動しないで、与那国島で越冬している
ことが確認されたことになります。
この結果から、筆者は、11月下旬の与那国島でのアサギマダラ
の動きに関して、若干の推測をしました。
その内容をメーリングリストでのやりとりから紹介します。
■以下は再捕獲してくださった三重県の西田さんの御報告です。
アサギMLでの報告から引用させていただきます。
-------------------------------------------------------------
■[asagi:014250] 八重山の状況
●皆さん今日は、三重の西田です。
1月9日~12日にかけて与那国島、石垣島でアサギマダラを観察してきました。
さすがの八重山も、寒波の影響で気温が低く、10日の与那国島の日中でも12~3℃で成虫は、全く見られませんでしたが、2齢~終齢の幼虫を初めて観察出来ました。11日は、天候が回復し与那国で♂♀合わせて52頭にマークすることが出来ました。同所再捕獲は、11月21日~23日に栗田氏がマークされた個体6頭、私が23日、24日にマークした2頭、玉置氏が12月1日~3日にマークされた4頭を確認することが出来ました。
また1月12日は、石垣島の北部で♂♀合わせて62頭にマーク出来ました。
今回両島で観察したアサギマダラは、殆どが古い個体で、新鮮な個体は、与那国島1♂、石垣島3♂だけという状況です。
西田悦造
-------------------------------------------------------------
■以下は西田さんの御報告に対する筆者の応答です。
アサギMLから引用します。
-------------------------------------------------------------
■[asagi:014252] 感想と若干の推測 Re [asagi014250]
( [asaginet:5805] )八重山の状況
●西田さん、MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●西田さん、与那国島と石垣島の1月の貴重な情報を
御報告くださり、ありがとうございました。
●1月11日に与那国島で捕獲された52頭のうち、
11.5%にあたる6頭が、私のマークしたアサギマダラ
であることを知りました。
●この情報は、2008年の11月下旬に与那国島を中心
にどれくらいの個体数のアサギマダラが動いていたか
に関して、おおざっぱな推定を可能にするように思います。
●08年の11月21日から23日には、与那国島で合計
1015頭の標識をしましたので、これが11.5%に該当
する約9000頭ほどのアサギマダラが動いたのではな
いかと思われます。
●一方で、21日、22日、23日の自己再捕獲のデータ
から判断すると、その時点では与那国島には数千頭
(3千頭からせいぜい4千頭)程度のアサギマダラしか
いないように推測されましたので、結果として、私が
去ってから後に、さらに5000頭程度は新たに与那国
島渡ってきた可能性があることも示唆されます。
●沖縄本島では2008年は合計823頭標識をしました
が、11月24日の時点でもまだかなりの数がいました。
そのような個体が、例年よりやや遅い時期に八重山諸
島に渡っていったと考えると、上記の推定と矛盾はしな
いように思います。
●今年の秋は奄美大島では個体数が非常に少なく、
沖縄、与那国島では例年より多くの個体数に出会う
ことができました。この変則的な出来事を背景とした上
での推論ですから、上記の数値は、例年の移動には
あてはまらない可能性があります。
●いずれにせよ、結果として、1月の八重山諸島にも
ある程度以上の個体数のアサギマダラが生存している
ことを教えていただき、うれしく思いました。2004年には
奄美大島を毎月訪れて周年生存を確認しましたが、
アサギマダラは条件さえよければ、屋外でも一年中
見ることができるということを、改めて認識できたよう
に思います。
■参考:ご存じの方も多いと思いますが、東京の多摩
動物園では真夏の期間を除いて、園内の温室でほぼ
一年中アサギマダラを見ることができます。昨年12月、
実際に飼育を担当しておられる方々から、飼育の現場
で、御説明を伺う機会がありました。その結果、飼育に
「十分な工夫」をすれば、確かに東京でも(暑すぎる夏
場を除いて)アサギマダラを継続的に見ることができる
のだということに納得をしました。
2009年1月13日 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
沖縄の自然旅行体験(SRS研究所)●
与那国島の自然旅行体験●
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■08年10月10 日に、愛知県三ヶ根山で
筆者がマーキング(標識)した渡り蝶アサギマダラが、
11月1日に和歌山県の南端の潮岬で
再捕獲されました。
この蝶は22日間で約200km移動したことになります。
■以下はその概略を示します。アサギMLでの報告から引用します。
-------------------------------------------------------------
■[asagi:014249] 【移動情報】愛知県三ヶ根山 10/10
→ 和歌山県串本町潮岬11/1
(SRS19348ハズ→シオ キリコ16)
♂。22日間約200km移動。
●MLの皆さん、西田さん、児嶋さん、東京の栗田昌裕です。
●「SRSハズ」マークのアサギマダラの
再捕獲ありがとうございました。
移動情報を示します。
●移動情報
愛知県三ヶ根山 10/10 → 和歌山県潮岬11/1
(南西方向に約200km移動、移動期間22日)
●標識:SRS 19348 ハズ 10/10
性別:♂
●標識日:2008年10月10日
標識地:愛知県幡豆郡幡豆町三ヶ根山
標識者:栗田昌裕
備考:アザミにて吸蜜。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年11月1日
再捕獲地:和歌山県串本町潮岬
再捕獲者:児嶋基利子
●<備考>
1)2008年に筆者が関わったアサギマダラの移動個体の
リストおよび、それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。
●以上 栗田昌裕
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●
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愛知県三ヶ根山の自然旅行体験●
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■08年9月12 日に、長野県大町市の「のっぺ山荘」で
筆者がマーキング(標識)した渡り蝶アサギマダラが、
10月18日に高知県の安芸郡北川村の「モネの庭」という場所で
偶然に撮影されました。
この蝶は36日間で約727km移動したことになります。
本例は、10月22日に高知新聞社から知らされ、
11月6日に高知新聞の記事になりました。
■以下はその概略を示します。アサギMLでの報告から引用します。
-------------------------------------------------------------
■[asagi:014247] 【移動情報】長野県大町市 9/12
→ 高知県安芸郡北川村 10/18
(SRS 17100 NP→ 撮影) ♂。
36日間・約727kmの移動。
●MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●のっぺ山荘から高知県北川村への移動例の報告をします。
●移動情報
長野県大町市のっぺ山荘 9/12 → 高知県安芸郡北川村 10/18
(南西方向に約727km。移動期間36日)
●標識:SRS 17100 NP 9/12
性別:♂
●標識日:2008年9月12日
標識地:長野県大町市平 中綱湖畔「のっぺ山荘」
標識者:栗田昌裕
備考:フジバカマ園に訪花。画像あり。
↓
●再確認日:2008年10月18日
再確認地:高知県安芸郡北川村「モネの庭」
確認者:井上学
備考:撮影により確認。
● <追記>
1)本例は「モネの庭」で偶然に撮影されたとのこと。
約20頭のアサギマダラがいて、そのうちの1頭に
マーキングが施してあったとのことです。
10月22日に高知新聞の取材がありました。
08年11月6日に記事として掲載されたとのこと。
(筆者は直接には記事は読んでいません)。
2)筆者の関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS) そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。
●以上 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
長野県の自然旅行体験●
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■2008年の10月14日に、「奄美新聞」という鹿児島県の奄美大島の新聞に、アサギマダラに関係する記事が掲載されました。
これは、「渡りをする蝶」アサギマダラの旅が奄美大島でも始まったことを知らせる内容で、筆者の取材内容も反映されています。以下、その記事を引用します。
-------------------------------------------------------------
■2008年10月14日 「奄美新聞」
<タイトル>
●「アサギマダラ 南下の季節 龍郷観察の森で確認
喜界で再捕獲 吸蜜植物の保護必要」
<序>
●渡りをするチョウ・アサギマダラの南下が南西諸島でも見られつつある。奄美大島の山間部で増え始めており、喜界島では本州でマーキング(翅[はね]に標識)されたものが再捕獲された。「秋の渡り」は今月下旬から来月がメーンになる中、雑草として草刈りされてしまう吸蜜植物の保護が課題となりそう。
<本文>
●アサギマダラは、春には南西諸島から本州へと北上し、秋には南下する。奄美大島では龍郷大島では龍郷町の長雲山系周辺などで飛来が確認されるようになった。
自然観察指導員の宇都宮英之さんによると、同山系中にあり、標高300メートル弱の奄美自然観察の森周辺では気温が20度前後に低下、北東の風が吹き始めてから飛来が観察されるようになった。「マーキングされたものはまだ確認していないが、最近一週間ぐらい増えている」と宇都宮さん。16日に遠足で観察の森を訪れる龍郷小は、その際にマーキングを計画しているという。
●喜界島では今月6日、福島誠さん(65)が百之台公園で,群馬県でマーキングされたアサギマダラを再捕獲した。群馬から喜界島への移動を示すもので、「シーズン南下第一号」として福島さんは自身のホームページで紹介している。
●アサギマダラとともに日本列島を移動しながら年間1万頭を超す個体にマーキングを行い、個体数の推計や生態調査を進める群馬パース大教授の栗田昌裕さんによると、現在の南下のメーンは愛知県がピークを過ぎ、近畿地方がメーンになりつつあるという。
●先駆けての移動では長崎県長崎市、愛媛県宇和島、大分県姫島で栗田さんがマーキングしたものが再捕獲されている。福島県グランデコスキー場で8月中旬、栗田さんがマーキングしたアサギマダラが今月9日、宇和島で再捕獲。57日間で846キロの移動を示すものもあった。栗田さんは「今年の南下は例年より一週間ほど前倒ししている。夏の高温がだらだらと遅くまで続き、その影響で南下の出発は遅かったが、急激な気温の変化で焦り、滞在期間が短いまま移動している。しかしメーンの南下は例年並みで、ピークの傾向は平均的」と指摘する。
●栗田さんによると、奄美への南下が増えピークとなるのは今月下旬にかけて。その際、飛来個体数を左右するのは吸蜜植物の状態で、植物が刈り取られると激減してしまう。
●アサギマダラを迎えるかのように、奄美では吸蜜植物で在来種のヤマヒヨドリバナやヌマダイコンが開花している。こうした植物が山道などで草刈りの対象とならないよう、専門家のアドバイスを受けての対応が求めらそう。宇都宮さんは「草刈りの時期をずらすなどアサギマダラの渡りへの配慮が必要。それによって観察できる環境を保っていきたい」と語っている。
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■掲載写真 アサギマダラの南下が見られるようになった(省略)
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
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■2008年の8月11日に、「福島民報」という福島県の新聞に、アサギマダラに関係する記事が掲載されました。これは筆者への取材記事です。
夏の間に筆者がグランデコホテルのスキー場で行っている「渡りをする蝶」アサギマダラの標識活動の紹介記事になっています。以下、その記事を引用します。
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■「福島民報」、3面、2008年8月11日掲載。
<タイトル>
旅をするチョウ アサギマダラ 裏磐梯に飛来
24日まで観察会
<本文>
旅をするチョウとして知られるアサギマダラが今年も北塩原村裏磐梯のデコ平に飛来し始めた。黒、茶、青の美しい羽を持つアサギマダラが優雅に舞う姿は、観光客らの姿を楽しませている。
アサギマダラは夏を迎える前に北上し秋は南下する習性を持つと知られているが、その生態については謎が多い。デコ平にはアサギマダラが好むヨツバヒヨドリの花が群生し、毎年八月初旬から中旬にかけて姿を見せる。
アサギマダラの研究を続けている栗田昌裕さんによると「昨年は気候の影響が、例年より数が少なかったが、今年はすでに昨年を上回る一万匹程度は飛来している」という。
デコ平では二十四日まで毎日、観察会が開かれている。十日は栗田さんによる特別観察会があり、参加した親子連れがアサギマダラの不思議な生態などについて解説を受けたあと網で個体を一度捕獲し、羽に日時と場所をマーキングして放した。昨年デコ平でマークされたアサギマダラの中には、一昨年に続き最長二千百九十一キロ離れた沖縄県与那国島まで飛んだ個体が確認されている。
観察会の時間は午前十時から正午まで。問い合わせはグランデコリゾート 電話0241(32)2530へ。
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■掲載写真1 ヨツバヒヨドリのみつを吸うアサギマダラ(省略)
掲載写真2 いったん捕獲したアサギマダラの羽にマーキングする親子連れ(省略)

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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■メルマガでも書いたように、2004年は奄美大島を繰り返し訪れ、アサギマダラという渡りをする蝶のマーキングをしました。2004年5月6日に、私が奄美大島住用村で採集してマーキングをし、SRS525と名付けて放った1頭の雄が、5月17日に、兵庫県三木町で再捕獲されました。895kmの距離を11日で飛んだのです。一日平均80キロ以上飛んでいたことになります。
■アサギマダラは、日本列島の本州と南西~八重山諸島の間を、春の季節には南から北に飛び、秋には北から南に移動すると考えられています。
■秋の移動は、本州からの多数のマークされた蝶が南の離島で再捕獲され、確認されてきました。しかし、春に『日本の南の離島から本州まで飛んだ実例』は知られていませんでした。SRS-525はその記念すべき第一号となったのです」
原文は040519記のちょっといい話の第431話:
http://www.srs21.com/iihanashi/ii0001-0500/ii0431_0434.htm
■その日、08年5月2日に、鹿児県の奄美大島で筆者がマーキング(標識)した渡り蝶アサギマダラが、5月18日に東京都の裏高尾町で撮影されていました。
この蝶は16日間で約1235kmを移動したことになります。
この例が、第3例目となりました。第二例に関しては、前項の記事を参照してください。
■【移動情報】アサギマダラ 性別♂
標識日:2004年5月6日
標識地:鹿児島県住用村(奄美大島)
標 識:「SRS525 アマミ 5/6」(♂)
標識者:栗田昌裕
↓
再捕獲日:2004年5月17日
再捕獲地:兵庫県三木市別所町小林
再捕獲者:川内正広
北東へ 約 897 km 移動(移動日数: 11 日)
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
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2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
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■08年5月2日に、鹿児県の奄美大島で
筆者がマーキング(標識)した渡り蝶アサギマダラが、
5月18日に東京都の裏高尾町で撮影されていました。
この蝶は16日間で約1235kmを移動したことになります。
アサギマダラで春の北上以上の旅が確認される確率は極めて低く、
特に、奄美諸島から本州への北上例は本例を含めて3例目に過ぎません。
この記事では過去の例もまとめてみました。
■以下はその概略を示します。アサギMLでの報告から引用します。
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■[asagi:014242] 【移動情報】奄美大島住用町 08.5/2
→ 東京都裏高尾町 5/18 (SRS 458 アマミ → 撮影)
♀。16日間・約1235kmの移動。奄美から本州への北上の3例目。
●金沢さん、小島さん、MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●金沢さんから御報告をいただき、
08年5月に奄美大島で筆者が標識した個体が東京都に移動していた
ことが分かりましたので、移動情報を示します。
金沢さん、小島さん、ありがとうございました。
●移動情報
鹿児島県奄美大島 5/2 → 東京都八王子市裏高尾町 5/18
(北東方向に約1235km。移動期間16日)
●標識:SRS 458 アマミ 5/2
性別:♀
●標識日:2008年5月2日
標識地:鹿児島県奄美大島奄美市住用町
標識者:栗田昌裕
備考:ムラサキカッコウアザミに訪花。画像あり。
↓
●再確認日:2008年5月18日
再確認地:東京都八王子市裏高尾町
確認者:小島健
備考:撮影画像あり
●<追記>
1)画像を確認したところ、筆者が5月2日に奄美大島で
標識した個体に間違いありません。
標識記号の数字は2ヶ所に書かれており、478でした。
本例は♀の北上個体であることが注目に値します。
2)2008年の春は喜界島と奄美大島とで合計472頭に標識しました。
本例はその最終日に標識した個体です。
今年はアサギマダラに遭遇するチャンスが奄美大島では特に少なく、
いったいアサギマダラはどうなったのか、と心配するほどでした。
しかし、本例のようにしっかりと北上をして、
撮影をされた例が出たことに関しては
「さすがアサギマダラ!」と喝采をしたくなります。
3)過去には、奄美大島からの北上例は、私の知る限り本例を含んで3例だけが
知られています。それらを整理しておきます。
一例目は2004年のもので、5月に本例同様に住用村で標識した個体が
兵庫県に移動して再捕獲されました(住用村はその後、奄美市住用町となり
ましたが、当時の表示で示しておきます。
■鹿児島県住用村(奄美大島)04.5/6 → 兵庫県三木市別所町小林 04.5/17
「SRS525 アマミ 5/6」(♂) 捕獲
栗田昌裕 川内正広
北東へ 約 897 km 移動(移動日数: 11 日)
このときは以下のように、同じ頃に喜界島で標識した個体が
長野県で再捕獲されました。
■鹿児島県喜界町(喜界島) 04.5/5 → 長野県根羽村茶臼山 04.7/4
「SRS463 アマミ 5/5」(♂) 捕獲
栗田昌裕 伊豫田壽男
北東へ 約 1057 km 移動(移動日数: 60 日)
二例目は以下の2008年の4月の例です。
■鹿児島県大島郡龍郷町戸口 08.4/25 → 兵庫県淡路市松帆の浦 08.5/18
「YM マエソノ AMAMI 1011」(♂) 捕獲、写真撮影。
前園泰徳 矢延直樹
北東へ 約 863 km 移動(移動日数:23日)
三例目が本例で、二例目の直後の同じ2008年の5月の例です:
■鹿児島県奄美市住用町 08.5/2 → 東京都八王子市裏高尾町 08.5/18
「SRS 458 アマミ 5/2」(♀) 写真撮影
栗田昌裕 小島健
北東へ 約 1235 km 移動(移動日数:16日)
4)2008年に筆者が関わったアサギマダラの移動個体の
リストおよび、それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2007_data.htm
以上
栗田昌裕 m-kurita@suite.plala.or.jp
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
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グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
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