■09年5月12日、大分県の姫島のみつけ海岸で、西日本新聞により、
スナビキソウに群れるアサギマダラに関する取材が行われました。
これは第一のピークの出来事でした。その記事は前項に示しました。
「大分合同新聞の記事
「姫島にアサギマダラ飛来 長旅で一休み」
(09年5月13日掲載)の紹介。
5月12日、スナビキソウに集まった旅する蝶
アサギマダラの09年の第一のピークの取材記事。【大分県。姫島】
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-2190.html■その後、5月20日頃に、再度、取材がなされ、
移動の第二のピークが紹介されました。
その内容は、以下の記事として紹介されました。
第一のピークも、第二のピークも姫島海岸に2000頭
以上のアサギマダラが集まって乱舞状態になったときの取材です。
------------------------------------------------------------
■大分合同新聞 2006年05月22日掲載
<大タイトル>
優雅に舞う渡りチョウ姫島村に飛来
<小タイトル>
姫島村に飛来したアサギマダラ
<本文>
今年も姫島村に「渡りチョウ」として知られるアサギマダラが飛来した。アサギマダラは千キロ以上も長距離移動するのが特徴。春に日本列島を北上し、秋に南下する。姫島は移動中の重要な中継地とみられ、春と秋のピーク時には二千匹以上が乱舞する。
観察を続けている同村の漁業中城信三郎さん(70)によると、今年の初飛来は四月三十日。現在は島北西部の海岸に約千五百匹が飛来し、チョウが好むスナビキソウに群がりながら、ひらひらと優雅に舞っている。
地元住民はスナビキソウを植え付けるなど、飛来しやすい環境整備に取り組んでいる。中城さんは「今年の寒波の影響でスナビキソウの開花が一週間遅れた。これに合わせて北上も遅れているが、今年も多くのチョウが来てくれた」と喜んでいる。
本社ホームページ(www.oita-press.co.jp)の動画もご覧ください。
------------------------------------------------------------
■上記の記事は09年5月28日には以下の頁に掲載されています:
http://www.oitatv.com/news/index.php?id=373
ここは大分合同新聞の動画サイトです。
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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
-------------------------------------------------------------
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

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■09年5月12日、大分県の姫島のみつけ海岸で、西日本新聞により、
スナビキソウに群れるアサギマダラに関する取材が行われました。
その内容は、以下の記事として紹介されました:
------------------------------------------------------------
■大分合同新聞大分のニュース [2009年05月13日掲載]
<タイトル>
「姫島にアサギマダラ飛来 長旅で一休み」
<本文>
約千キロを移動する“渡りチョウ”として知られるアサギマダラが、ことしも姫島村に飛来している。十二日朝には同村北西部の「みつけ海岸」で約二千匹の姿が確認された。二十七日ごろまで千匹以上を見ることができ、六月中旬にはいなくなる。
アサギマダラは春に日本列島を北上、秋に南下する大型のチョウ。平均約千キロ、最大で二千キロを移動するといわれる。姫島は中継地点となっていて、同海岸にあるスナビキソウに集まる。
アサギマダラを守る会の中城信三郎会長(73)=同村=によると、ことしは例年より飛来の時季が早く、四月二十九日に初飛来を確認。九日まで数十匹だったが、十一日にはすでに千匹を超えていたという。
気温が二〇~二四度の間に飛ぶため、午前七時~九時ごろ、午後五時~六時ごろの時間帯に同海岸で多くを見ることができる。中城会長は「これだけたくさん集まる場所はほかにない。優雅に飛び交う姿を見に来てください」と話している。
------------------------------------------------------------
■上記の記事は09年5月28日には以下の頁に掲載されています:
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_124217686791.html
<写真>
スナビキソウの上を飛ぶアサギマダラ=12日午前8時、姫島村
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■上記の記事は09年の姫島に来たアサギマダラの群れの第一波に
関連した内容になっています。
■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
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2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
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■09年5月19日、大分県の姫島のみつけ海岸で、読売新聞により、
スナビキソウに群れるアサギマダラに関する取材が行われました。
その内容は、以下の記事として紹介されました:
------------------------------------------------------------
●読売新聞 (2009年5月19日掲載)
<タイトル>
「アサギマダラ乱舞、大分・姫島に2500匹飛来
<本文>
「海を渡るチョウ」として知られるアサギマダラの飛来が大分県の姫島(姫島村)でピークを迎えている。
アサギマダラは水色のまだら模様が特徴で羽の幅は約10センチ。気温20~25度の温暖な気候を好み、初夏に九州や南西諸島から本州方面へ北上し、秋は南下。その途中で姫島で羽を休める。島民らでつくる「アサギマダラを守る会」の中城(ちゅうじょう)信三郎会長(73)によると、アサギマダラの雌を引きつける成分を含むとされるスナビキソウを求めて同島にやってくるという。
今年は4月29日に初飛来を確認。例年より約1週間早く飛来数のピークを迎え、15日には約2500匹に達した。乱舞の様子が観察できるのは今月末頃まで。中城さんは「どこまで飛んでいくんじゃろか、と想像が膨らむ。『チョウの楽園』を見てほしい」と話している。
(2009年5月19日 読売新聞)九州大自然・動物編
<写真>
スナビキソウの周りを乱舞するアサギマダラ(大分県姫島村で)=足立浩史撮影
------------------------------------------------------------
■上記の記事は09年5月28日には以下の頁に掲載されています:
http://kyushu.yomiuri.co.jp/nature/animalia/wild/20090519-OYS8T00588.htm
■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
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■09年5月20日、大分県の姫島の海岸で、TOS(テレビ大分)により
みつけ海岸のスナビキソウに群れるアサギマダラに関する取材が
行われ、その内容は、5月23日の午前中の番組「ハロー大分」
(9:55~11:25)にて紹介されました。
これに関しては、以下のブログ記事ですでに紹介しました:
●TOS(テレビ大分)の番組「ハロー大分」(09年5月23日放送)にて、5月20日の大分県姫島の海岸のアサギマダラの乱舞状況が紹介され、筆者は姫島で視聴した。取材日は、09年のアサギマダラ移動の第二のピークに当たっていた。【大分県。姫島】
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-2184.html ■上記の番組の取材を担当した野島亜紀アナウンサーの日記も
参考になります。
http://www.tostv.jp/announcer/nojima/vol._37.html
09年5月20日の記載には、
5枚の写真とともに以下のような文章が見えます:
●渡り蝶のアサギマダラの乱舞が見れる!ということで
ハロー大分の取材で姫島に行ってきました!
●いました!いました!本当にいっぱいいました!
いやー、驚きの世界です!
これだけの数の蝶を見ることはなかなかできないですよ!
しかも警戒心が薄い!近づいてもなかなか逃げません・・・
●そして乱舞の中に立つと、自分までも蝶になっちゃったかの
ような錯覚に・・・
一緒に踊りたくなりました!
蝶好き(自称)の野島の興奮は絶好調に!!
●それから今回偶然にもサナギから孵ったばかりの
アサギマダラを見ることが出来ました!
貴重な映像です。
●もうすぐ出てこようとする状態のサナギ。
そして無事、孵りました!
●羽を乾かしているところです。
孵っても1時間くらいしないと飛び立たないそうです。
蝶のちょっと下に見える透明なのが殻です。
地元の方々が守ってきたからこそ、アサギマダラは
こうして安心してすごせるんだなと思いました。
本当に素晴らしい・・・
自然の神秘、ぜひ一度皆さんも体感して見てください!
まずは今週のハロー大分(5/23)をご覧ください!
------------------------------------------------------------
■アサギマダラの羽化で、蛹からアサギマダラの成虫が出てくる
時間は2秒から7秒程度の短い時間に行われます。
今回の放送では、そこがよく撮影されていました。
ここで紹介された蛹の羽化場面は、フジバカマ園の脇にある
キジョランで撮影されたものです。
中城さんによれば、これが2009年の姫島の蛹の最後の
羽化になった模様です。
■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■09年5月25日、大分県の姫島の海岸で、OBS(大分放送)
によりみつけ海岸のスナビキソウに群れるアサギマダラに関する
取材が行われました。その内容は当日の夕方のテレビニュースで
放映されました。
この日は、姫島小学校のマーキング会を指導する日でしたので、
その様子が紹介されました。
■5月23日は、アサギマダラの移動に関して、09年の2番目の
ピークを過ぎた時期に当たるときで、午前中のみつけ海岸には
300頭程度のアサギマダラがスナビキソウの群落に集まって
していました。
■本放送の記録は、2009年5月28日には以下に掲載されています:
http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD05250009680.html
(いずれ消える可能性があります)。
そこには以下の概略が記載されています:
------------------------------------------------------------
■タイトル「アサギマダラのマーキングを体験」[16:25]
2千キロに渡って移動する渡りチョウ「アサギマダラ」。
飛来地の姫島村では地元の小学生がアサギマダラの生態調査の一環としてマーキングを体験しました。
姫島村では先月末からアサギマダラが飛来しはじめ、多い日には2千匹を観測しています。
生態調査の一つ、マーキングが行われ、姫島小学校の6年生24人が、羽を傷つけないように日付や自分の名前を記入しました。
体験した児童は「傷つけないようにしたいのでドキドキした。長野県ぐらいまでは飛んでいってほしい。」などと話していました。
アサギマダラは春に南西諸島からおよそ2000キロに渡って北上し、秋に再び南西諸島へと戻ります。
姫島村はその間の休息地となっています。
群馬パース大学栗田昌裕教授は「非常に全国的にも稀な場所で北上のたびと南下の旅を両方とも観察することができる。特に春に関しては何千匹と集まるケースはここしかない」と貴重さを強調していました。
アサギマダラはこのあと石川県や長野県まで北上し9月終わりには南下して再び姫島村で優雅に舞う姿を見ることができます。
2009年5月25日放送分
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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
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■09年5月13日、大分県の姫島の海岸で、OBS(大分放送)により
みつけ海岸のスナビキソウに群れるアサギマダラに関する取材が
行われました。その内容は当日の夕方のニュースで放映されました。
■5月13日は、アサギマダラの移動に関して、09年の2番目の
ピークに当たるときで、午前中のみつけ海岸には11日に2000頭
以上、12日からは2500頭程度のアサギマダラがスナビキソウの
群落に集まって乱舞していました。
このピークは5月15日頃まで続きました。
■本放送の記録は、2009年5月28日には以下に掲載されています:
http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD05130009560.html
(いずれ消える可能性があります)。
そこには以下の概略が記載されています:
------------------------------------------------------------
■タイトル「姫島村にアサギマダラ飛来 」[16:25]
アサギマダラが今年も姫島村に飛来しました。
南西諸島と本州の間およそ2千キロを移動するアサギマダラは、毎年この時期姫島村にやってきて、羽を休めます。
今年は先月下旬に初観測されマーキング調査が行われています。
中城信三朗さんは「今年の初飛来は4月29日でほとんど平年並みです11日に2千頭を超えました」と話しています。
好物のスナビキ草を求めて島にやってくるアサギマダラ。
移動の経路など詳しい生態はわかっていませんが、これまで、姫島村でマーキングされたものが、石川県や長野県などで確認されています。
アサギマダラは1週間ほど姫島村で羽を休め、再び北上します。
アサギマダラの好物「スナビキ草」は、地元の人たちがボランティアで手入れをしています。
その影響からか、最近は飛来する数もかなり増えています。
姫島村のアサギマダラは、例年6月初旬頃まで観察できるそうです。
2009年5月13日放送分
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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
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2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
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2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
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■09年5月20日、大分県の姫島の海岸で、TOS(テレビ大分)により
みつけ海岸のスナビキソウに群れるアサギマダラに関する取材が
行われました。その内容は、5月23日の午前中の番組「ハロー大分」
(9:55~11:25)にて紹介されました。
筆者はこれを中城信三郎氏の御自宅のテレビで拝見することができました。
取材の際に、アナウンサーの野島さんが5頭のアサギマダラを
標識されたとのことですが、そのうちの2頭を筆者は数日後の
同場所で再捕獲しました。
■5月20日は、アサギマダラの移動に関して、09年の2番目の
ピークに当たるときで、午前中のみつけ海岸にはおよそ
2500頭程度のアサギマダラがスナビキソウの群落に
集まって乱舞していました。番組ではその様子を映像を
通して紹介していました。番組の中では、中城さんが
質問に答えていました。
■本放送の記録は、2009年5月28日には以下に掲載されています:
http://www.tostv.jp/program/hello/11am.html
(いずれ消える可能性があります)。
そこには以下の概略が記載されています:
●今週は・・・「アサギマダラ」の乱舞が見たい~!!
姫島に「アサギマダラ」がやってきました。
アサギマダラは本州を北限とし、主に中国南部や東南アジアに生息し長距離移動する大型チョウ。姫島にはアサギマダラが好む希少な「スナビキソウ」が自生しているため、毎年5月の初めに飛来し始め6月初旬に北上します。
今回は、そのアサギマダラの乱舞を求めて「姫島で思わず興奮!!」
2009年5月23日放送分
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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
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2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●
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■09年5月25日、大分県の姫島で、姫島小学校の生徒24人を
対象としてマーキング会が開催されました。
それを取材した朝日新聞の記事を以下に紹介します。
本記事は、2009年5月28日には以下に掲載されています:
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000905260003
------------------------------------------------------------
■朝日新聞 2009年5月26日掲載
タイトル
「遠くへ飛んでけ チョウさん/姫島小」
●長距離移動をするチョウのアサギマダラの安全な旅を願い、飛来地・姫島の姫島小6年生24人が25日、マーキングをした=写真。
写真の解説
「アサギマダラに捕獲した日時、
場所などのマーキングをする児童ら=姫島」
●姫島での観察を7年前から続ける群馬パース大学大学院の栗田昌裕教授(57)や地元の守る会会員が約100匹を捕獲。児童たちはチョウに日時、場所、記入者のイニシャルなどを油性ペンで書き、専用シートに詳細を記録した。
●マーキングは4年前から続いている。昨年参加した大海光佑君(11)のチョウは長野県で再捕獲された。「今年は長野より遠くまで飛んでほしい。これからもチョウを見守っていきたい」
●姫島では15日と20日に各約2500匹を確認したという。栗田教授は「島にはチョウが好むスナビキソウ育成のノウハウもある。生息環境が整備されるなど年ごとによくなっている」と話した。
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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
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■09年5月25日、大分県の姫島で、姫島小学校の生徒24人を
対象としてマーキング会が開催されました。
それを取材した毎日新聞の記事を以下に紹介します。
本記事は、2009年5月28日には以下に掲載されています:
http://mainichi.jp/area/oita/news/20090527ddlk44040724000c.html
------------------------------------------------------------
■毎日新聞 2009年5月27日掲載 地方版
タイトル
「アサギマダラ:大移動に驚き 姫島小6年生、マーキングに挑戦 /大分」
■1000キロを超える大移動をする渡りチョウ「アサギマダラ」の行動を調べようと、数千匹が集まる国内有数の大規模中継地、姫島村で25日、村立姫島小6年生24人が調査のためのマーキングに挑戦した。
■アサギマダラは日本列島を春に北上して生み付けられた幼虫がふ化し成虫になり、秋には南下してもう一度、産卵、翌年春に成虫になる。子どもたちはアサギマダラ研究の第一人者の栗田昌裕・群馬パース大教授(57)が来島したのに合わせて、指導を受けながらマーキングに挑戦。羽を傷めないよう慎重に専用のプラスチック板にはさみ、油性フェルトペンでイニシャルなどを書き込んだ。
■大海光佑君(11)は昨年、自由参加でマーキングしたチョウが長野県で捕獲されていたことを栗田教授から聞いた。大海君は「自分がマークしたチョウがそんなに遠くまで飛んでいったなんて……」と驚いた様子だった。【祝部幹雄】
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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
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の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

■09年5月25日、大分県の姫島で、姫島小学校の生徒24人を
対象としてマーキング会が開催されました。
それを取材した西日本新聞の記事を以下に紹介します。
09年5月28日現在、以下の頁に元の記事が掲載されています。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/98242
------------------------------------------------------------
■西日本新聞 2009年05月27日掲載[大分 / 昆虫]
タイトル 「 『元気に飛んでいけ』
アサギマダラにマーキング 姫島小6年生の24人」
■アサギマダラは春に台湾など南方から東北地方まで北上し、秋に南下する。移動距離は1000-2000キロに及び、同村は大規模な中継地となっている。
■この日は2004年から毎年調査に訪れている群馬パース大の栗田昌裕教授(57)が講師を務めた。栗田教授は「時間と場所を選び旅をするチョウを知り、自然を見る目を養って」とあいさつ。児童たちは、地元の「アサギマダラを守る会」会員たちが捕獲したチョウの羽に、日付と姫島を表す「ヒメ」、個体識別のために自分のイニシャルを書き込んだ。昨年、マーキングしたチョウが長野県で見つかったという大海(だいかい)光佑さん(11)は「こんなすごいチョウが来るなんて故郷の自慢です」と笑顔。守る会の中城(ちゆうじよう)信三郎会長(73)は「島の子どもに、チョウのように羽ばたく大きな夢を持ってほしい」と話した。
=2009/05/27付 西日本新聞朝刊=
------------------------------------------------------------
■以下は同記事の写真の説明です。
2009年05月27日掲載
[大分 / 昆虫]「元気に飛んでいけ」
アサギマダラにマーキング 姫島小6年生の24人
姫島村立姫島小の6年生24人が25日、同村に飛来中の渡りチョウ「アサギマダラ」の羽に標識を記すマーキングを行った。移動ルート解明のためで、児童たちは「元気に飛んでいけ」とマーキング後のチョウを優しく放していた。
------------------------------------------------------------
■筆者が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■09年5月25日、大分県の姫島で、姫島小学校の生徒24人を
対象としてマーキング会が開催されました。
時間は朝8:00から約1時間。
小学校から担任の先生に引率されて、
徒歩でみつけ海岸に歩いて集まった
姫島小学校6年生の生徒さん25人と筆者がお互いに挨拶を交わした後、
筆者がアサギマダラに関する簡単な説明と、
マーキングの仕方の説明をいたしました。
次に筆者が発案して作成もした特殊なボードを用いて、
各生徒さんが約3~4頭のアサギマダラにマーキングを行いました。
姫島村の教育委員会の方々や役場の方々、
姫島のアサギマダラを守る会(会長・中城信三郎氏)の方々も
立ち会いかつ協力してくださいました。
詳細な標識データは後に担任の先生からいただき筆者が持っています。
■みつけ海岸はこの日、移動の第二波のピークである
5月20日を超えて、海岸に集まるアサギマダラ数が
減少中の段階にありました。
未明は西風がやや強く温度が低目だったので、
6時前には数頭しか観察されませんでしたが、
8時近くなるにつれて、徐々にスナビキソウの周囲で見られる
個体数が増えて、300頭程度は観察されるに到りました。
■過去には、この時期の「春のマーキング会」で標識された個体のうち、
2個体が島外で再捕獲されました。
2007年には、姫島小学校の6年生の山本さんが
標識したアサギマダラが石川県輪島市に移動しました。
2008年には5年生の大海光佑君の標識した
アサギマダラが、長野県に移動しました。
今年もどこかで再捕獲されることを願っています。
■この日の取材は、西日本新聞、朝日新聞、毎日新聞などの
新聞社と、OBS、OAB、NHKなどのテレビ局、
姫島のケーブル放送により行われました。
OAB(大分朝日放送)は、一年を通して姫島を取材
した番組が2010年の正月に放映されることになって
います。それとは別に当日の夜のニュースでも放映された
と思います。
NHKは6月2日の旅行関連の番組の一部で紹介すると
いうことでした。OBS(大分放送)はその日の夜に
ニュースとして取材内容を放映したと思います(筆者は
飛行機に搭乗していたため見ることができませんでした)。
新聞に関しては各社が翌日あたりの記事で紹介したようです。
こちらが把握できたものはこのブログでも紹介をしていきます。
以上
姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
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■筆者が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■09年5月11日に、大分県の姫島でマーキングされた
旅をする蝶アサギマダラが、福井県敦賀市の海岸で14日後の
5月26日に再捕獲されました。東北東に456kmの移動です。
アサギマダラのMLへの筆者の報告を再掲します:
■[asaginet:5858] 【移動情報】大分県姫島 5/11→ 福井県敦賀市 5/26
(SC45 ヒメ 5/11→うの ツルガ 5/26)♂。
東北東に14日間約456kmの移動
●宇野さん、MLの皆さん、姫島の皆さん、東京の栗田昌裕です。
●宇野さん、姫島からの移動個体の再捕獲ありがとうございました。
中城さんによる標識個体の御報告をいたします。
●移動情報
大分県姫島 5/11→ 福井県敦賀市 5/26
(東北東方向に、約456km移動。移動期間14日)
●標識 SC 45 ヒメ 5/11
性別:♂
●標識日:2009年5月11日
標識地:大分県東国東郡姫島村
標識者:中城信三郎
備考: 画像なし
↓
●再捕獲日時 :2009年5月26日 8:40
再捕獲地 :福井県敦賀市浦底海水浴場
再捕獲者 :宇野重明
標識確認者 :宇野弘子
天候:晴れ
個体の情報 :♂ 鮮度NM 破損無し 綺麗
その他:スナビキソウに飛来、撮影。
右翅に 5/26 うのツルガ を追記後再放蝶
●<コメント>
1)姫島への飛来の第1ピークは5月12日でした。
その直前の標識個体ですので、ほぼ第1群のピーク集団の中の
一個体として移動していったと考えられます。
2)標識地の島内位置は不詳ですが、アサギマダラが
多く集まるみつけ海岸以外の場所であると推測されます。
(この頃、中城さんは、みつけ海岸以外のところで
標識されていたとのことを伺っていますので)。
3)現在、5月27日の時点で、姫島には、第3波が来ています。
ピークを見ると、第1波が5月12日、第2波は5月19日、
第3波は5月27日となっています。いずれも、海岸では、
2500頭前後の乱舞が観察されています。明確に第3の
波が観察されたのは、私の知っている2004年以来では
初めてのことです(おそらく中城さんにとっても初めてと
思います)。
結果として、今年の姫島を通過するアサギマダラの北上個体
の総数は例年よりも多くなるであろうと考えています。
4)なお、5月25日には、姫島小学校の6年生の生徒さんに
よるマーキング会が筆者とともに行われました。
現在、姫島経由の北上個体で、マーキングが施された個体は
1800頭を超えています。
「ヒメ」マークの再捕獲を引き続きよろしくお願いいたします。
5)現在の移動個体の子孫に当たる夏の個体群が、今年はやや早め
に発生するのかどうかに関心が持たれます。
6)筆者が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 以上
姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■毎年、5月下旬頃、大分県の姫島は北上移動をする
アサギマダラが数多く集まります。
その中には、五島列島から移動するアサギマダラがいるのでは
ないかと数年前から考えて来ましたが、本日、新上五島町で
マーキングされたアサギマダラを姫島で再捕獲できました。
その個体に関して、アサギマダラのメーリングリストに報告
した文章を以下に紹介します。
下には再捕獲した個体の画像も示しました。
■[asagi:014359] 【再捕獲情報】「MG 246 上五島 5/15」
→ 姫島(SRS 444 ヒメ 5/22)。上五島から姫島への初移動例。
7日間260kmの移動。若干の整理とともに。
●野下広人さん、MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
姫島での2009年最初の再捕獲をいたしました。
上五島からの最初の北上移動例として報告をいたします。
●再捕獲情報
標識:MG 246 上五島5/15
性別:♂
●再捕獲日:2009年5月22日 15:50
再捕獲地:大分県東国頭郡姫島村 深谷
再捕獲者:中城信三郎・栗田昌裕
備考:スナビキソウに訪問。画像あり。
鮮度は中程度。破損なし。
「SRS444 ヒメ 5/22」と追記して放蝶。
●<コメント>
1)本例は、中城さんがまず上五島と書いてある個体を見出され、
筆者がそれに標識をしましたので、再捕獲者は2名の連名としました。
放蝶地が長崎県南松浦郡新上五島町の高熨斗山のあたりで
あれば、「7日間で、約260kmの東北東への移動」を
したことになります。
2)再捕獲した場所は、今年から新たにスナビキソウとフジバカマ
を植えた場所で、そのうちのスナビキソウに来ていました。
野下さんのブログによれば、今年の上五島はアサギマダラが
多いような印象を受けますが、いかがでしょうか。
姫島のアサギマダラも「例年より多い」と思います。
現在は、第二のピークを迎えています。
3)上五島でのアサギマダラの標識調査は、筆者が最初に
行いましたが、もともとは姫島を通過するアサギマダラの
大群の一部に、五島列島に関わりを持つ個体群がある
のではないかと推測して2007年に始めたものです。
4)実際には、最初の調査は、秋の南下移動に関して、
中国大陸方面への南下を想定して10月25日から
10月28日に調査を行いました。
そこで野下さんに初めてお会いし、その直後に野下さんの
標識された個体が台湾に南下移動して再捕獲され、
それが、「上五島→台湾」の第1例目となったのでした。
5)「上五島→姫島」の例を見出すことは宿題になっていました。
2007年のアサギネットには
「Re: 再捕獲情報 栗田昌裕 - 2007/11/26(Mon) 10:46 No.1519」
において、
「野下さん、来年は、春の大分県姫島で『MG 上五島』
個体が見つかることを期待しています
(これまでのところ、春の姫島での再捕獲は、喜界島からの
1頭のみです)」と記載しました。
http://asaginet.online.ac/cgi-asaginet/gbbs-asagi/joyfulyy.cgi?getno=1520;contents=on#getno1520
この期待は、2008年の春には実現しませんでしたが、
このたび、1年遅れで2009年の春に実現することとなりました。
6)上五島関連の移動を整理しておくと、
07年には、 上五島07年11/1→台湾 11/17-18。
08年には、 上五島10/20→沖縄本島11/24(栗田)、
上五島10/13→与那国島11/17、
上五島10/21→台湾11/22
07年には、 静岡県菊川市10/15→上五島10/28(栗田)
08年には、 石川県宝達山9/16 →上五島 9/20(野下さん)
石川県宝達山9/16→上五島10/18(野下さん)
岐阜県高山市9/7→上五島10/9(野下さん)
福井県大野市9/14→上五島10/17(野下さん)
長崎県長崎市10/10→上五島10/18(野下さん)
7)姫島の移動例に関しては、秋の姫島での再捕獲例と、
秋の姫島からの南下移動例とは、かなりの数の例が蓄積されています。
しかし春に、北上して姫島で再捕獲された例は、3例のみです。
そのうちの第1例は、2006年の例で、
喜界島06.3/5(福島さん)→姫島06.4/30(中城さん)。
第2例は筆者の子供が関わった例で、
宮崎県日南市(八木真紀子)08.4/16→姫島(栗田麻未)08.5/24。
第3例が本例です。
8)筆者が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 以上
姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
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下は、再捕獲したアサギマダラの画像です。090522。姫島にて。

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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■アマリリスは、花材として入手できるものでは、
早いものでは冬場から春先にも花を見ることができる。
それに対して、屋外で自然に育つ株の場合は、
5~6月頃に咲くものが多く、その年ごとの季節の推移を
教えてくれることがある。
以下には、東京の文京区で、09年5月19日に
満開に咲いた株の画像を下に示す。
■南西諸島では、連休の頃に咲くのが基本と筆者は考えているが、
09年の喜界島では連休のときには完全に咲き終えていた。
すなわち、09年の喜界島は季節が早まっていたことになる。
下記に示した08年の記録によれば、都内では6月中旬に咲き始めた。
ということは、東京では、今年は3週間近く季節の動きが
早いことを示唆している。
一種類の植物だけでは議論は雑になるが、
そのような観察の積み重ねで、季節というとらえどころのないものを
とらえるセンスを育てていきたい。
■下の写真は、09年5月20日のもの。
朱色の発色が美しい。

090520。東京都文京区にて。
-------------------------------------------------------------
■本ブログの過去のアマリリスの記事は以下を参照。
●「6月中旬、都内ではアマリリスが美しく咲き始めた。
[080615。東京。3D立体視。アマリリスNo.4]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1612.html ●「アマリリスの花が驚くほど数多く集まって咲き群れていた
(喜界島にて。アマリリスNo.3)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-744.html ●アマリリスは南西諸島では季節の進行の目安になる
(喜界島にて。アマリリスNo.2)
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-717.html ●朱色のアマリリスが一月に美しく咲いた(アマリリスNo.1)
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-279.html -------------------------------------------------------------
■アマリリスは、
ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の園芸雑種。学名Hippeastrum × hybridum。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
東京の自然旅行体験(SRS研究所)●
SRS植物図鑑●
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■例年5月末頃から6月にかけて、群馬県の上毛高原では、
草原や河原にウスバシロチョウを見るようになります。
ウスバシロチョウはモンシロチョウに似ていますが、
アゲハチョウ科の蝶です。
半透明の翅に黒い斑紋を持ち、胴体には黄色い体毛があります。
飛び方が独特で、シロチョウのように「ひらひらと舞う」のではなく、
ぶっきらぼうに直線または放物線を描いて飛びます。
花に泊まることもありますが、ぽとりと落下するように草むらに消えたりします。
近寄って見ると草の根元あたりを歩いて移動していたりします。
よく見ると、卵を生んでいる場面を目撃したりもします。
やや原始的で不思議な蝶だと感じます。
年一度だけ現れるこの蝶を見ると、心の深い領域が動くのを実感します。
■写真は、北毛青年の家の近くの草原で09年5月20日に撮影しました。
ヨモギの葉に止まっています。
天気のよい夏に近い暑さを感じさせる日でした。
夜の天気予報によれば、全国的に暑い一日だったとのことで、
特に埼玉県の熊谷では33度が記録されたそうです。

■この日は、上毛高原の新幹線駅近くから、高山村にかけて、
広い範囲で飛んでいるのがみかけられました。
個体数は例年よりかなり多いと推測されました。
過去の例では、2005年の場合、6月になってから多く見られました。
それと比べると、2009年は羽化した時期がやや早いと思われます。
■本日ウスバシロチョウと一緒に見た蝶は、ジャコウアゲハ、
スジグロチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ヒメウラナミジャノメ。
■SRS研究所の3D昆虫園にも筆者が書いた
ウスバシロチョウの記事があるので、参照のこと:
●
25■ウスバシロチョウは不思議で優雅なアゲハチョウ科の蝶
/アゲハチョウ科/パラレル法●
59■05年もウスバシロチョウが6月上旬の上毛高原に出現した
/アゲハチョウ科/小さい旅15/パラレル法-------------------------------------------------------------
■アゲハチョウ科ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)。中国東部、朝鮮半島、日本に分布。
日本では北海道、本州、四国に分布する。
越冬は卵で行い、2-3月に孵化。年一回だけ、5-6月に発生。
食草はムラサキケマンなど。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3D昆虫園(SRS研究所)●
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■例年5月になると、クスノキ(楠)の大樹は
瑞々しい柔らかな若葉で満ちて、そこに
目立たないが白い小さい花が咲く。
2007年には5月下旬に満開になったが、
2009年には5月10日頃が満開だった。
5月20日はすでに完全に花が終わっているので、
10日ほど早くピークが過ぎたことになる。
■下の写真は、09年5月11日のもの。

東京都文京区。
■参考記事。
「クスノキ(楠)の花が咲いた(東京。5月中旬)」
(07年5月22日の撮影・記事)。
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-826.html -------------------------------------------------------------
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■毎年、5月下旬頃、大分県の姫島は北上移動をする
アサギマダラが数多く集まりますが、09年はその移動が
10日ほど早まり、5月12日から15日まで2000
数百頭程度の乱舞が見られたことをすでに述べました。
その後、減少に転じて、5月18日には200~300頭
程度になりました。カラスに食べられたことも含めて、
MLに報告した記事を紹介します。
■ [asagi:014348] 【姫島情報】 09年5月14日~18日に姫島
のスナビキソウ群落に飛来したアサギマダラはピークが終わり
200~300頭まで減少。今年はカラスの被害が著明。
●アサギマダラのMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●姫島の中城さんからの情報です。
●09年5月14日、15日は、みつけ海岸のスナビキソウ群落に、
2500頭以上いて、乱舞状態でした。
4日前の14日が最多で、このときは、海岸の波の上にも数多
くの個体が観察されました。このときは多くの個体が実際に渡
って行ったのかも知れないとのこと。
5月16日は減って、それでもまだ1000頭以上はいました。
5月17日は1000頭以下になり、600~700頭程度。
5月18日には200~300頭程度に減少。最多の時間帯で
は約300頭いましたが、他の時間帯ではもっと減りました。
過去には、第二のピークを見た年もありましたが、このまま減っ
ていく可能性も否定できません。
●中城さんが確認していた島内の蛹はすべて羽化を終えたそうです。
●本日の姫島は温度は22度くらい。天気予報で見たところでは、
長野県や滋賀県よりも温度が低いとのこと。
●姫島では1昨年は、近くに巣を作っている複数のイソヒヨドリが
アサギマダラを食べている場面が目撃され、筆者(栗田)も数十頭
分の胴体を食べられた後の(その年の)アサギマダラの羽を保存し
ています。
2009年はイソヒヨドリではなく、カラスがたくさんのアサギ
マダラを食べたとのことです。数十頭分もの翅が落ちているのを
見ることができたとのこと。昨年は、カラスを防ぐためのテグス
がスナビキソウ群落に張ってあったのですが、今年は(おそらく
美観を損なうという意見があったためでしょう)張ってなかった
ので、襲われるのを防ぐことができなかったようです。姫島では
カラスの害を防ぐために、畑地でテグスを使うことはよく見られ
ます。
●中城さんのお宅には今年、海岸のアサギマダラが多いときには、
お庭でも30頭位が、ワスレナグサなどの枯れ草に集まってい
るのを見ることができたそうですが、本日は8頭位に減ったそ
うです。
●秋の移動のために育てているフジバカマ園の若い株の群落では今年
も例年のように多いときには30~40頭位が集まっているのを
見ることができたそうです。
フジバカマでは、秋の終わりに切ったものが、春にも干し草状態に
なって畑に落ちて残っていたところも、訪れているのが観察できた
そうです。
●本日までのマーキング個体は94頭とのこと。再捕獲をよろしく
お願いします。中城さんの標識は、「S・C ヒメ 日付」です。
以上、姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
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■09年の5月12日、秋田県の管原美保子さんから、以下の
ような趣旨の御連絡をいただきました。
■「秋田県の男鹿半島にある赤紙神社五社堂に上る道で、
2006年9月30日に、アサギマダラ約10頭が、
2-3mの範囲に咲いていた白い花に群がっていました。
あたたかい日でした。手持ちのカメラが主人が写真を撮影しました」。
■その後、写真を送ってくださいました。
下には送っていただいた写真2枚から、アサギマダラが2頭ずつ
映っている範囲をトリミングして(若干シャープさが増すように
画像処理をした)示しました。
写真から、映っている蝶2頭ずつはアサギマダラに間違いがなく、
止まっている花は、ヒヨドリバナと思われます。
■一般に、8月を中心とする夏の間、高原で過ごす高原のアサギマダラは、
8月の下旬から9月上旬にかけて、南下の旅を始めます。
秋田県というかなり緯度の高い場所で、9月の最終日にまだ10頭もの
群れが残っていること自体が異例のように思われます。
2006年の秋だけにこのようなことが見られたのか、
より普遍性のあることなのか、今後の興味ある課題と思われます。
■ヒヨドリバナは全国に分布している植物と言われていますが、
秋田県のこの地域に繁茂しているのは興味深く感じました。
秋にヒヨドリバナが咲いている場所が東北に多くあれば、
アサギマダラはそのような群落を探しながら南下することができるでしょう。
■男鹿半島が日本海側に位置することも興味深い点です。
9月の終わりに、男鹿半島にいたアサギマダラの群れは、
この後、どのような運命を保ったのでしょうか。
1)かなりの南下をする移動の旅を終えることができた。
2)南下しないで、東北またはその近くで一生を終えた。
どちらのストーリーもありえます。
1)の場合に、どのような経路で南下をしたかが、次に問題になります。
弓形の日本列島で、西海岸に突出した半島にいたアサギマダラは、
もしかしたら、ここから海に出て、一気に新潟県、富山県、
石川県あたりの海岸や半島に飛んだ可能性も否定できません。
今後そのような可能性が証明されることがあり得ると推測しています。
■どなたか、男鹿半島に行ける方は、夏の間、このあたりの山地に
アサギマダラがどの程度いるかをぜひお調べください。
筆者はおそらく、かなりの個体(20万頭~50万頭程度)が、
夏の秋田県の日本海よりにいると推測しています。


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■写真は四国霊場八十八箇所のうちの44番、
菅生山大寶寺(すごうざんたいほうじ)の写真です。
真言宗豊山派の寺院で、本尊は十一面観世音菩薩。
愛媛県上浮穴郡久万高原町にあります。

■階段の上に見えているのは本堂です。
その右に大師殿があります。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
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■2009年の5月12日、和歌山県田辺市新庄町の内之浦弯に、体長15mほどのマッコウクジラが迷い込み、出られなくなった。
市はクジラを沖に戻すために、金属パイプなどを打ってクジラの嫌いな金属音を発したり、放水して頭の向きを沖に向けようとしたが、結果は失敗。漁港は満潮でも水深は2~10mしかないので、十分に動くことができず、5月15日にも、衰弱の度を強めているという。
たまたま一週間ほど前の5月6日に、筆者は同弯をドライブしていたので、とりわけ興味深くこのニュースに接した。
写真は、このときに、5km離れた近くの白浜町南方熊楠記念館の屋上から移した田辺市の海岸線の様子である。内之浦弯は右手の奥に入り込んだところにある。この記念館のすぐ横には京大白浜水族館がある。

●白浜町田辺市の海岸の様子
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■毎年、5月下旬頃、大分県の姫島は北上移動をする
アサギマダラが数多く集まります。筆者は2004年から
調査に行っていますが、09年はその移動が10日ほど早まり、
過去の記事で、5月12日から2000数百頭程度の乱舞
が見られることを述べました。
「2000頭を越すアサギマダラが、09年5月12日、
大分県姫島に飛来した。例年より10日前後早い。
5月10日は約300頭、11日は約1000頭で、
一気に増加して乱舞状態。[大分県。姫島]」
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-2168.html ■5月15日に改めていただいた連絡では、4日後のこの日
もまだ2500頭程度のアサギマダラが見られるとのこと
でした。過去にはピークの状態はせいぜい1日か2日程度
しか続かなかったのですが、今年はピークがやや長く続く
傾向(プラトー状態)が見られていることになります。
■5月24日には、姫島には「かれい祭り」が予定されています。
その日は、多くの島外の方々が祭りの見物のために姫島を訪れ、
その際に、アサギマダラを御覧になる方も少なくないので、
アサギマダラの比較的多い状態がその頃まで続くかどうかに
関心が持たれます。
■5月25日には、姫島小学校の生徒によるマーキング会が
予定されています。例年のごとく筆者の指導のもとで行われ
ますが、その日にまだアサギマダラがいるかどうか、天候は
どうか、など今から心配をしています。
姫島のアサギマダラを守る会
栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■福岡県の福津市の海岸にはスナビキソウが分布しています。
毎年、そこには北上移動中のある程度の個体数の
アサギマダラが訪れるようです。
2009年の5月7~8には「かつま浦」(詳細不明)で、
約20頭のアサギマダラが群がっていたとのことです。
昨年にはそこで、5-6頭が目撃されたとのことですので、
今年の方が目撃された個体数が多いことになります。
(以上は、姫島の中城さんから伺った情報)。
福津市には玄海国定公園恋の浦ガーデンという場所があり、
そこにもスナビキソウがあるとのことですが、
かつま浦と恋の浦公園との関係は不明です。
どなたかご存じの方はお教えください。
■なお、福津市のわかたけ広場では佐伯さんという方によって、
2007年10月21日に、びわ湖バレーから移動して来た
アサギマダラが再捕獲されています。
このあたりは、南下、北上の両方の経路になっているようです。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■毎年、5月下旬頃には、大分県の姫島を北上の旅をする
アサギマダラが数多く通過していきます。
ところが2009年はその移動が早まっているようです。
以下、アサギマダラのMLに報告した記事を紹介します。
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■ [asagi:014341] 【姫島情報】姫島のアサギマダラは
09年5月10日から5月12日の3日間で、
100頭から2000頭余に急増して、乱舞状態に。
0■アサギマダラのMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
1■大分県姫島の中城さんからいただいた情報をもとに、
5月10日から12日までのアサギマダラの状況を
報告いたします。既報では、海岸のスナビキソウ群落に
5月9日に約80頭が来たことを述べました。
2■姫島の海岸で観察されるアサギマダラは、
5月10日には約300頭。
5月11日には約1000頭。
5月12日には、7時30分から8時頃の間には
2000頭を超え、目視では約二千数百頭に達したと
推定されました。
昼間は温度上昇のために、森に隠れていましたが、
夕方5時から5時半には、朝と同程度見られたとのことで、
一言で言えば乱舞状態だったそうです。
3■この状況は、大分合同新聞などの複数の地方紙と、
OAB、OBSなどの地元の3つのテレビで取材され、
それぞれ紹介されたとのことです。
5月中旬以前のこの時期に2000頭を越す乱舞が
見られるのは、私が関わった2004年以後では
最も早期の出来事です。
中城さんの観察された範囲でも最も早期の出来事とのことです。
4■実は、4月25日から26日にかけて、潮風の塩害により、
スナビキソウがかなりの被害を受けて、
黒く枯れてしまったとのことでした。
結果から見ると、その枯れた部分により多くの
アサギマダラが群がっている傾向が見られる
とのことですから、潮風で傷んだことが、
かえってアサギマダラを惹きつけることに貢献している
可能性があります。
5■姫島の屋外で越冬した幼虫の蛹は、例年は5月20日頃に
羽化をしますが、今年は羽化が早く、
60頭のうちの大半が羽化して、5月12日の時点で、
残りは10頭とのこと。5月12日にも7-8頭が羽化をしました。
6■以上から、2009年の姫島では、例年より少なくとも
10日前後早くにアサギマダラ移動のピークを迎えている
ように思われます。今後の推移が楽しみです。
7■なお、これらの多数個体の由来に関しては、筆者の
個人的見解では、九州一円で越冬したものが集まった
と考えています。昨年の秋の移動は例年とは異なる
形で終わったと分析していますが、その出来事が、
この春の姫島の大集団に直接に関わっているよう
に思っています。
8■2009年の筆者のアサギマダラ移動調査報告は
http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/2007_data.htm
に書き始めています(今のところ、2008年の記事と同居させています。
いずれ2008年の分は分割してリンク先に配置する予定です)。
以上、皆様のご参考になれば幸いです。
姫島のアサギマダラを守る会
栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
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2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
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■大分県の姫島で筆者らが春にアサギマダラのマーキングをすると、
日本海側のスナビキソウ群落のあるところで再捕獲されることが
過去には毎年のように観察されました(これは確率的には
極めて稀な出来事です)。
08年の5月26日に筆者が標識した個体が、
5月31日に鳥取県鳥取市で杉本博美さんによって
再捕獲されたのはその一例です:
「SRS1884 ヒメ5/26」(栗田昌裕、姫島)。
詳細はブログ記事1551を参照:
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1551.html ところが、その杉本さんから、09年4月27日に、
アサギマダラが誘引されるスナビキソウの群落が
ほぼ全滅したとの趣旨の御連絡をいただきました。
以下、メールを引用いたします。
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■Sent: April 27, 2009
Subject:「近況報告」
●昨年の5月31日に鳥取で、栗田さんのマーキングを
されたアサギの固体を再捕獲した杉本です。昨年は
そのことが地元紙の「日本海新聞」に掲載されました。
●本日メールしたのは、昨年再捕獲した鳥取市岩戸の
スナビキソウ群落がほぼ全滅したことの報告です。
原因は、砂の移動を止めるために竹を組んだ砂防垣が
スナビキソウ群落の所に広範囲に設置されてしまった
ためです。どこが(国なのか県なのか市なのか)したのかは
確かめていませんが、今更どうすることも出来ません。
●したがって、昨年に続いて姫島からの再捕獲は困難と
なりました。鳥取県の海岸のスナビキソウ群落は乏しく
鳥取市岩戸が唯一アサギのマーキングが可能な所でした。
今年は、小さなスナビキソウ群落をまわってマーキングを
しようと思っています。
近況報告まで
杉本博美
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■スナビキソウは、海岸に見られる植物ですが、
年々その繁殖地が消えつつあります。
鳥取県もその例外ではなさそうで、非常に
残念に思います。
姫島では「姫島のアサギマダラを守る会」の方々の尽力で
大事に守られていますが、一般の海岸ではそのような努力
をする余地がありませんので、今後も徐々に消えていくこ
とになるのでしょう。
春に北上するアサギマダラは、スナビキソウ以外の場所では
見出すことが非常に困難なので、移動調査の観点から見ると、
スナビキソウが消えていくことが極めて残念なことです。
消えていく理由は、環境の変動によると思われますが、
人為的な措置がその原因となっていることが少なくありません。
読者の方々で、もしスナビキソウの生えている場所をご存じ
の方は御連絡いただけると幸いです。
■スナビキソウは筆者のHPの3D植物園に紹介してあります。
「305■スナビキソウはアサギマダラを惹きつける不思議な花
/ムラサキ科スナビキソウ属/小さい旅/パラレル法」
http://www.srs21.com/3d_plant/pages/305-sunabikisou.htm ------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■大分県の姫島では、4月末から5月上旬にかけて
アサギマダラは例年よりも早いメースで移動個体が
観察されるようになりました。
それに関して、アサギマダラのMLに報告した記事を
紹介します。
■[asagi:014339] 【姫島情報】09年4月30日から5月上旬を通して、
海岸のスナビキソウでコンスタントに個体数が増加。
●アサギマダラのMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●大分県姫島の木野村さんからいただいた情報をもとに、
4月30日以後のアサギマダラの現状を報告いたします。
1■姫島では、4月19日に第一例の羽化が観察されたことと、
フジバカマ園では姫島の過去の例の中でもっとも早い時期にあたる
4月21日に島外と推測される一頭が目撃されたことは既に報告
いたしました(情報は中城さんによる)。
2■4月30日に、おどまり海岸のスナビキソウにアサギマダラが
3頭飛来したことが目撃されました(島の方による目撃)。
姫島のスナビキソウのエリアとしてはこれが2009年の最も
早い例と考えられます。
5月1日には、1頭目撃。
5月2日には、3頭目撃(木野村さんによる)。
5月2日は晴天、気温20度。主に「北東2」の風だったとのことです。
5月9日には、約80頭のアサギマダラが飛来。
この日の午後1時30分の状況は、天気晴れ、気温25度、風は「北北東2」。
3■以上から、2009年の姫島では、4月下旬から始まって、例年よりかなり
早い時期にアサギマダラの移動が観察され始めたことが分かります。
4■2009年のアサギマダラの標識情報は、
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 以上、皆様のご参考になれば幸いです。
姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]<参考HP>
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2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)●
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■09年5月2日の午後2時35分の飛行機で、
喜界島から奄美大島に移動し、4時前後の2時間弱の間、
奄美市笠利町の宇宿の公園でアサギマダラの調査を行いました。
その結果、SRS18-32の17頭のアサギマダラに
マーキングを施すことができました。気象条件は曇天です。
●気付いたことは以下の通りです。
1)喜界島より個体数が多い。
2)一箇所に集まることなく、全体にほぼ均一に分布している。
3)モンパの木に特に集まる傾向がない。しかし、若干は来ている。
4)飛翔する方向も、特定の方向ではなく、ランダムな方向に向かっている。
5)15頭のうち、♀は1頭のみで、
交尾済みで、腹部硬結(+)、腹部擦過線(+)という所見でした。
この個体は鮮度などから島内で羽化したと推定しました。
●この時期にはどちらかというと、この地区ではモンパノキに集まる個体が目立つ
ものですが今年はそのようなことが見られません。
また、モンパ以外でも、特別なエリアにいることなく、
全体にほぼ均一に分布しているというのは、過去には見られない特徴です。
北上のタイミングが明確なときには、飛翔方向にも偏りが見られるものですが、
今回、それが見られないのは、明らかな北上移動の傾向が見られない時期
であることを示しています。
なお、この調査は、奄美新聞の記者の依頼で、同行取材という形になりました。
その取材結果は、5月3日の奄美新聞の朝刊に記事となって紹介されました。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■09年4月25日に、奄美大島龍郷町の環境教育推進指導員の
前園泰徳さんから、アサギマダラに関する続報をいただきました。
その概要をML(メーリングリスト)に報告したものを転載いたします。
■[asagi:014325] 【奄美大島情報】09年4月下旬、
スイゼンジナを中心にアサギマダラの動きあり
●アサギMLの皆さん、東京の栗田です。
●奄美大島の龍郷町の環境教育推進指導員の前園泰徳さんから、
09年4月25日に、アサギマダラ情報の続報をいただきました。
すでにご存じの内容もあるかと思われますが、
ご参考になるかと思い、報告させていただきます。
1)4月22日には、龍郷町の秋名小学校で全校児童27名で
マーキング活動が行われました(南海日日新聞で紹介)。
2)4月25日には、「スイゼンジナの花がピークを迎え、
多い場所では、一度に30頭ほど捕獲出来る状態です」とのこと。
スイゼンジナは、龍郷町の各小学校に植えてあるもののことと思われます。
3)「これまで約200頭ほどのマークを行いましたが、スイゼンジナに
集まるアサギマダラのメスの割合は、1割にも満たない状況です。
なお、マークした個体が再び同じ場所で捕獲されることはほとんど
ないため、順調に移動しているものと思われます」とのことです。
4)前園さんのほか、小学生、学校の先生方もマーキングをして
おられますので、奄美発の北上個体の再捕獲をよろしくお願いいたします。
■2009年のアサギマダラの標識情報は、
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 以上 栗田昌裕
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■筆者は例年、春と秋に鹿児島県の喜界島でアサギマダラの
渡りの調査をしていますが、その延長で、5月1日に、
今年の2回目として喜界島を訪れました。
実質的に活動できたのは、1日の午後と、
2日の昼過ぎまででしたが、その間に、
毎回訪れている主要ポイントを訪れることができました。
■結論から言うと、3月に引き続いて、09年の喜界島の
アサギマダラの数はかなり少ないと考えられました。
過去6年のこの時期の平均値を想定すると、その平均の
5分の1くらいの個体数ではないかと思われました。
■標識はSRS6~SRS17までの合計12頭。
うち、2頭は5月1日、10頭は5月2日という結果でした。
■吸蜜植物はシロノセンダングサとランタナが主です。
2頭はモンパノキの葉。
例年はモンパノキに多い時期ですが、今年はモンパの葉に
群がる場面はどこでも見られず、わずかに1頭ずつ見出す
のがせいぜいでした。
■今回目撃した蝶は、シロオビアゲハ(最多で数十頭)、
ナガサキアゲハ(数頭)、モンキアゲハ(10数頭)、
アカタテハ(3頭)、ルリタテハ(7-8頭)、タテハモドキ(1頭)、
モンシロチョウ(多。100頭以上)、モンキチョウ(4-5頭)、
ツマベニチョウ(5-6頭)、ウラナミシジミ(多。100頭以上)、
リュウキュウアサギマダラ(10数頭)、
ツマムラサキマダラ(数頭)、といったところです。
シロオビアゲハやモンシロチョウやウラナミシジミが例年より多い
傾向がありますが、全体に、蝶は少ない傾向があります。
北部のトンビ崎でも、ランタナには通常いろいろな蝶が来ている
ものですが、今年はシロオビアゲハをぱらぱらと見る程度です。
■季節の推移は、例年より10日ほど早く進んでいます。
それは、例年はこの時期に開花を多く見る植物から判断できます:
アマリリス(今年は開花が95%終わっている)、
テッポウユリ(今年80%は開花終わって、多くは実が出来ている)
ハマウド(90%は開花が終わって、実になっている)、
ハマボウフウ(70%は開花が終わって、実になっている)、
シマアザミ(95%は開花が終わっている)。
・・・などという具合です。
例年はこれらの開花をちょうど見ることができるのが連休の頃です。
■予定では夕方まで喜界島にいる予定でしたが、
概略がつかめたので、2時間早い便で、奄美大島に渡りました。
天気は絶好で、島の風景としては最高に美しい場面と数多く
見ることができました。
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