■09年4月に、上毛新聞の「オピニオン21」の欄に、
3回目の執筆記事が掲載されます。
以下はその概略です。
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■上毛新聞 「オピニオン21」欄の掲載記事
09年4月20日掲載
<タイトル>
「発見と感動で元気に 十五分間の知的散歩術」
群馬パース大教授 栗田昌裕
<本文>
■知性を高める散歩とは
心身ともに元気になる方法として「十五分間の知的な散歩」を勧めます。一般に散歩には「からだを動かす」ことで余分なエネルギー成分を消費して生活習慣病を予防し、老化を遠ざける効果があります。ここでは散歩が頭脳の活性化を促す側面に注目します。
■よく観察して散歩する
頭脳を活性化するコツの第一は、散歩中に観察力をよく働かせることです。これは五感を鋭敏にして情報を受け入れやすくする効果を生みます。風景からどれだけの情報を引き出せるかを考えながら歩いてみましょう。風景を約三十秒観察した後で、目を閉じて、思い出せるものの個数や風景の要素の配置を数えて観察力の善し悪しの目安にしてください。テーマを決めてそれを掘り下げるような問題意識を持つと、関連する情報が目に飛び込んで来て、観察力を改善します。
■五種の体験を増やす
散歩で観察力を発揮するコツがつかめたら次は五種の体験を増やしましょう。
①「感覚体験」。美しい場面、印象的な風景、鮮やかな色彩、おもしろい形、すばらしい香りなど、五感に新鮮に訴えてくる体験をしっかりとらえます。
②「発見体験」。感動したり、気付いたり、新たに見い出す体験をしましょう。③「想起体験」。散歩中に過去の体験をどんどん思い出すように努めましょう。
④「発想体験」。散歩中に斬新な発想をしたりアイデアを練ったりしましょう。
⑤「行動体験」。散歩を通して、その日だけ体験できる初めての新鮮なことを何か一つ行ってみましょう。
■ていねいに思い出す
散歩時間は15分でよいでしょう。終えたらすぐに五種の体験を振り返り、以下の3側面も点検します。
①「想起の連続性」。これは連続的にきちんと思い出せるかどうか、です。注意力の持続の有無が確認できます。②「想起の綿密性」。これは個々の場面が十分に整って残っているかどうか、です。各場所できちんと観察できたかどうかが分かります。③「想起の全般性」。これは道筋の全体が思い出せるかどうか、です。体験の大局をとらえる知性が点検できます。
■知的な散歩を日々楽しむ
五感を全開にして観察力を用いた散歩を行い、五種の体験が蓄積されると、精神の懐は豊かになり、知的活動が活発になります。さらに十五分間の散歩の全体を連続的に想起し各場面も精密に想起できると、知性を十分に発揮した散歩をしたことになり、散歩の味わいも深まります。このような「身体にもよく、精神活動も高める十五分の散歩」を楽しみながら、日々を元気に過ごしてください。
【略歴】愛知県出身。東京大医学部卒、同大大学院修士課程修了。内科医師。医学博士、薬学博士。栗田式能力開発法を提唱。渡り蝶「アサギマダラ」の研究家。
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下記の実際の記事では、小見出しが省略されて掲載されました。

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■アサギマダラはグルメの蝶なので、吸蜜する植物が
ある程度限られています。しかし、よく観察していると
ときどき、そのような好みの範囲外の植物も訪れています。
特に、移動中はそのような傾向が強まります。
そのときには好奇心が高まり許容範囲が広がるのでしょう。
■写真は09年5月23日に、大分県姫島のみつけ海岸の
近くで撮影した様子。ヒメジョオンの花に止まって
吸蜜しています。雄であることは別な写真で確認されました。
■関東ではヒメジョオンよりもハルジョオンの方が優勢なところ
が多いように思いますが、姫島では今のところヒメジョオンしか
見たことがありません(近未来には変わる可能性があります)。

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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
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2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■キク科ムカシヨモギ属ヒメジョオン(姫女菀)。学名はErigeron annuus・
北アメリカ原産の帰化植物。明治時代に観葉植物として日本に渡来したという。
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■大分県合同新聞は09年に2回、大分県東国東郡の姫島村の
アサギマダラの報道をしていますが、5月27日に3回目の
紹介しました。これは09年の3回目のアサギマダラの移動の
ピークを紹介したことになっています。
以下、その記事を引用します:
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動画ニュース
タイトル 「姫島村にアサギマダラ 羽休み 一休み」
本文
“渡りチョウ”として知られるアサギマダラが姫島村で見ごろを迎えている。二十七日には同村北西部の「みつけ海岸」で約二千匹を確認。アサギマダラを守る会の中城(ちゅうじょう)信三郎(しんざぶろう)会長は「今年は例年より数が多く、天気が良ければ六月十日ごろまで見られるのではないか」と話している。
守る会などによると、アサギマダラは春に日本列島を北上、秋に南下する大型のチョウ。平均約千キロを移動するが、最大で二千キロ移動することもある。
主に中国南部や東南アジアに生息。姫島は中継地点とみられており、同海岸のスナビキソウに集まる。過去の観測では同島を中心に北限は福島県、南限は沖縄県の石垣島まで移動したことが確認されている。
姫島への今年の初飛来は今月五日。五匹を確認した。アサギマダラは気温が二〇―二四度が適温とされており、午前七―九時、午後五―六時ごろの時間帯が最も多く舞うという。
多くの写真家が同島を訪れ、アサギマダラの美しく優雅な姿をカメラに収めている。
【画像紹介】 枯れ草にぶら下がり休息するアサギマダラ=27日午前、姫島村
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■上の記事は、09年6月5日現在、下記にて見ることが出来ます:
http://www.oitatv.com/news/index.php?id=843
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上記の記事以外に、動画の中で中城さんが語ったこと:
「今年の初飛来は5月5日でした。そのときは4、5頭いて、それから徐々に増えて、今日(5月27日あたりは1500頭から2000頭近くいるのではないかと思います」。
これは、第一ピークの5月12日頃と第二ピークの5月19日頃に続く、第三ピークが5月27日頃に来て、その第三ピークの模様を語っているのです(栗田付記)。
■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
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2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS) 姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■下は、大分県東国東郡のみつけ海岸で、
スナビキソウにアサギマダラが集まっている様子です。
09年は4月24日、25日に、高潮が海岸を遅い、
スナビキソウが枯れてしまいました。
ところが、その後、アサギマダラの移動の季節になって見ると、
緑の多いスナビキソウよりも、枯れてしまったスナビキソウの方に
より多くのアサギマダラが集まっているのが観察されました。
写真は、5月23日の様子。写真の中には、30数匹の
アサギマダラがスナビキソウを没頭して「舐めている」のが見える。
長時間「舐めている」アサギマダラは、人が近づいても
逃げないので、手づかみも可能な状態になる。
人間でいえば「酩酊状態」(酔った状態)になっているのでしょう。
この日は、海岸全体では1000頭程度はいたと思われる。

090523。大分県東国東郡姫島村のみつけ海岸にて撮影。
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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
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2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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