■08年8月13日の福島県のグランデコスキー場で
筆者が標識した「渡り蝶アサギマダラ」が、
群馬県の赤城自然園で再捕獲されました。
以下はその概略を示します。
アサギマダラのMLに報告した以下の13例の中の1例です:
「[asagi: 014414] 【移動情報】(08年の記録)福島県グランデコスキー場
→群馬県赤城自然園で9月19日に再捕獲された13例の記録。」
■ 移動情報
●福島県グランデコスキー場 8/13 → 群馬県赤城自然園 9/19
(南西方向に約161km移動、移動期間37日)
●標識:SRS 6687 デコ 8/13
性別:♂
●標識日:2008年8月13日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月19日
再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
再捕獲者:スタッフ
備考:フジバカマに訪花。画像あり。
●<コメント>>
グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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■08年9月5日の福島県のグランデコスキー場で
筆者が標識した「渡り蝶アサギマダラ」が、
群馬県の赤城自然園で再捕獲されました。
以下はその概略を示します。
アサギマダラのMLに報告した以下の13例の中の1例です:
「[asagi: 014414] 【移動情報】(08年の記録)福島県グランデコスキー場
→群馬県赤城自然園で9月19日に再捕獲された13例の記録。」
■ 移動情報
●福島県グランデコスキー場 9/5 → 群馬県赤城自然園 9/19
(南西方向に約161km移動、移動期間14日)
●標識:SRS 16732 デコ 9/5
性別:♂
●標識日:2008年9月5日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月19日
再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
再捕獲者:スタッフ
備考:フジバカマに訪花。画像あり。
●<コメント>>
グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
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■09年5月25日の大分県姫島で筆者が標識した
「渡り蝶アサギマダラ」が、22日後に、
能登半島の根元の石川県金沢市の山地寄りで再捕獲されました。
これは2009年の春に姫島から移動した第5例目になります。
5例すべてが、姫島から東北方向に揃ってに飛んでいるのは
興味深い現象です。
アサギMLに報告した以下の内容を抜粋して紹介します:
■[asagi: 014423] 【移動情報】大分県姫島 5/25
→ 石川県金沢市医王山 6/16
(SRS1358ヒメ→**)
♂。北東方向に22日間約561kmの移動。
●松井正人さん、細沼宏さん、アサギマダラのMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●松井さんから、細沼さんの再捕獲された「SRS ヒメ」マークの
個体の情報をいただきましたので、移動情報を示します。
●移動情報
大分県姫島5/25 → 石川県金沢市医王山 6/16
(東北方向に約561km移動。移動期間22日)
●標識: SRS 1358 ヒメ 5/25
性別: ♂
●標識日:2009年5月25日10:34
標識地:大分県東国東郡姫島村
標識者:栗田昌裕
備考:スナビキソウ群落の近くにて捕獲。画像あり。
両後翅に破損あり。鮮度は中程度。
↓
●再捕獲地:石川県金沢市医王山(標高700m)
再捕獲日:2009年6月16日 11:30
再捕獲者:細沼 宏
●<コメント>
●(1)再捕獲および御報告ありがとうございました。
この時期に山地寄りの場所で再捕獲していただいたのは
大変貴重な例として感じられました。
姫島からの移動個体としては、
この地域での再捕獲は初めての例です。
(なお、1358の8が上手でないので、1358Sと読めた
であろうことは、画像で確認いたしました)。
姫島からの移動個体を毎年着実に数頭以上ずつ皆様に再捕獲
いただけていることは、感謝していることはもちろんですが、
不思議なこととも感じています。
●(2)ホームページなどを検索して、医王山には、
ヨツバヒヨドリがあること、スキー場があること、
医王=薬師如来にちなんで薬草が多いとの意見があること、
ときにアサギマダラを見ることもできること、
などがばくぜんと理解できましたが、秋にはそこそこの
アサギマダラの個体を見ることはできるのでしょうか。
アサギマダラの食草などもあるのでしょうか。
(ちなみに、松井さん、珠洲市のスナビキソウに関する御報告
ありがとうございました。大変参考になりました)。
●(3)上記の例で、2009年の姫島からの北上移動は5例になりました。
出発日の順に並べると以下のようになります。
1■S.C 45 ヒメ 5/11 → うの ツルガ 5/26 456km移動 15日間
姫島5/11(中城信三郎) → 福井県敦賀市5/26(宇野弘子・重明)
2■SRS 188 ヒメ 5/22 → ミリコ220 すずかわうら6/13 661km移動 22日間
姫島5/22(栗田昌裕)→ 石川県珠洲市高屋6/13 (砂山美里子)
3■SRS 645ヒメ 5/23 → ミリコ135 すずたかや6/8 655km移動16日間
姫島5/23(栗田昌裕) → 石川県珠洲市高屋6/8 (砂山美里子)
4■SRS 1358 ヒメ 5/25 → *** 6/16 561km移動22日間
姫島5/25(栗田昌裕) → 石川県金沢市医王山6/16(細沼宏)
5■S.C 129 ヒメ 5/26 → ミリコ174 すずじけ6/12 661km移動17日間
姫島5/26(中城信三郎) → 石川県珠洲市寺家6/12(砂山美里子)
他に、上五島から姫島に来た例もありました。
6■MG 246 上五島 5/15 → SRS444 ヒメ 5/22 260km移動7日間
上五島5/15(野下広人)→ 姫島5/26(中城信三郎)
●(4)1■の平均移動距離は30.4km/日。
2■では30.0km/日
3■では40.9km/日
4■では22.5km/日
5■では38.9km/日
6■では37.1km/日、となっています。以上から、
09年の姫島関連の個体で見ると、およそ「約20~40km/日」が
移動距離の目安になることが分かります。
6例のいずれも移動方向は、「北東」で、しかも東北東に近い比較的
揃ったベクトルになっていることが注目されます。
●2009年6月16日 姫島のアサギマダラを守る会
栗田昌裕
-------------------------------------------------------------
■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)■姫島からの2009年の移動の第一例は、
以下のブログ記事に示しました:
「09年5月26日、大分県姫島を5月11日に出た
アサギマダラが福井県敦賀市で再捕獲された。
14日間東北東に約456kmの移動。
[SC45 ヒメ 5/11→うの ツルガ 5/26。福井県。大分県。姫島]」
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-2179.html ■姫島からの2009年の移動の第二例は、
以下の2つのブログ記事に示しました:
「大分県姫島から筆者の標識したアサギマダラが石川県珠州市
(能登半島の先端)まで16日間で655km移動した。
[SRS645 5/23→すずたかや 6/8 ミリコ135。大分県。姫島。石川県]」
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-2212.html 「大分県姫島から石川県珠州市(能登半島の先端)まで
16日間で655km移動したアサギマダラの雄の翅の
出発前と到着時の写真を掲載して比較。意外に鮮度が
落ちていない例。[SRS645 5/23→すずたかや 6/8 ミリコ135。
大分県。姫島。石川県]
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-2225.html ■姫島からの2009年の移動の第3例は、
「大分県姫島からアサギマダラが石川県珠州市(能登半島の先端)
まで17日間で661km移動した。09年の姫島からの北上移動
の3例目。[SC129 ヒメ5/26→すずじけ 6/12 ミリコ174。
大分県。姫島。石川県]」
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-2243.html ■姫島からの2009年の移動の第4例は、
「大分県姫島から筆者の標識したアサギマダラが石川県珠州市川浦
(能登半島の先端)まで17日間で661km移動した。
09年の姫島からの北上移動の4例目。09年の姫島関連の移動
個体のまとめと、筆者のコメント。移動距離は30-40km/日。
[SRS188 ヒメ5/22→すずじけ 6/13 ミリコ220。大分県。姫島。石川県]
●
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-2244.html-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■08年8月18日の福島県のグランデコスキー場で
筆者が標識した「渡り蝶アサギマダラ」が、
群馬県の赤城自然園で再捕獲されました。
以下はその概略を示します。
アサギマダラのMLに報告した以下の13例の中の1例です:
「[asagi: 014414] 【移動情報】(08年の記録)福島県グランデコスキー場
→群馬県赤城自然園で9月19日に再捕獲された13例の記録。」
■ 移動情報
●福島県グランデコスキー場 8/18 → 群馬県赤城自然園 9/19
(南西方向に約161km移動、移動期間32日)
●標識:SRS 7819 デコ 8/18
性別:♂
●標識日:2008年8月18日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
●標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年9月19日
再捕獲地:群馬県渋川市赤城町 赤城自然園
再捕獲者:スタッフ
備考:フジバカマに訪花。画像あり。
●<コメント>>
グランデコからの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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■姫島でのアサギマダラの天敵に関して、筆者が
アサギMLに報告した内容を紹介します:
■ [asagi: 014422] 【姫島情報】 姫島でのアサギマダラの幼虫と成虫の天敵について
●アサギマダラのMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●姫島でのアサギマダラの天敵に関して、以下、思いついた
ことを書いてみます。参考になれば幸いです。
●(1)姫島でのアサギマダラの「幼虫」の天敵としては、
一般に言われる寄生蝿以外では、
蜘蛛の仲間、ツマグロヨコバイ、肉食性の鳥、スズメバチの仲間
が認識されています。
●(2)姫島でのアサギマダラの「成虫」の天敵としては、
肉食性の鳥、ムカデ、カマキリ、スズメバチの仲間、蜘蛛
が認識されています
(喜界島では、リクヤドカリもアサギマダラを食べます。
これは筆者による撮影例があります)。
ムカデに関しては、食べている場面を撮影したことがあります。
今年は、飛んでいるアサギマダラに小さいムカデがとりついて
いる例を見ました。おそらく、攻撃はしたのですが、本例では
ムカデの方がはるかに小さかったので、とりついたままの状態で、
アサギマダラが飛翔してしまったのでしょう。
鳥に関しては、1昨年は二百頭以上がイソヒヨドリに食べられました。
そこで昨年はスナビキソウ全体にテグスを張って、鳥の害を防ぐ
ようにしました。テグス張りは大変有効でしたが、撮影時に邪魔
になるので、カメラマンには不評でした。
今年は、カラスが数百頭以上を食べたと思われます。
テグスがカメラマンに不評でしたので、今年はテグスを張るのは
やめました。代わりに、中城さんは、朝5時頃に海岸に行き、
カラスが集団で襲って来るのを防ぐために、空中で爆裂音を
発するロケット花火を打ち上げて、群れを追い払う努力をして
おられました。昼間にも、人気が減って、群れが襲って来るとき
には、この方法でそのつど追い払いました。姫島のカラスは
50頭以上の群れをなして移動しますので、一気に海岸に来ると、
短時間に大きな被害が出ます。なお、姫島の農作物に対するカラス
の害は著しく、大半の畑の作物にはカラスを防ぐためのネットが張
られています。
なお、筆者はイソヒヨドリの食べたアサギマダラの翅を50頭分
程度は保存しています(食べ方の痕跡を記録に残すため)。
以前に、アオサギが疑われたことがありますが、これは食べている
現場が目撃されていないので、嫌疑は残っていますが、
今のところ確証があるとは言えません。
●2009年6月16日
姫島のアサギマダラを守る会 栗田昌裕
●(追記1)姫島で観察した限りでは、鳥に襲われて食べられた
アサギマダラの翅で、いわゆる「穴が空いた例」は見たこと
がありません。ほぼ例外なく、翅をもぎ取った形になって
います。
-------------------------------------------------------------
■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●
SRS研究所の公式HP<参考HP>
●
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
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