そのヒナゲシが6月の上毛高原で満開になった。
先駆けは5月から見られていたが、まだ小さい花であった。
6月になってようやく本来の大きさの花が豊かに開花を見た。
ヒナゲシの群落が6月の陽射しを浴びて風に揺れている姿は美しい。
ヒナゲシと言うとイメージが湧かない人も、
夏目漱石の「虞美人草」のことですよ、
と説明すると分かった気になる人が少なくない。
しかし、それは概念として分かった気がしているだけで、
本当には分かってはいないのだ。
もともとは三国志に出てくる項羽の愛人である虞と言う愛人に因んだ名称である。
花全体にあでやかで優雅な雰囲気がただよっている。
■ヒナゲシはヨーロッパ原産の一年草。
丈は50センチから1mにもなる。
初夏に直径5-10センチの四弁の花を開く。
色はさまざまで、赤、白、ピンクなどが代表的。
八重咲きのものが少なくない。

[070613]群馬県吾妻郡高山村。
■ケシ目ケシ科ケシ属ヒナゲシ(雛罌粟)。別名虞美人草(グビジンソウ)。学名Papaver rhoeas L. 。英名Corn poppy。
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