ヨツバヒヨドリがアサギマダラを惹きつける重要な植物である。
06年8月の初めには、そのヨツバヒヨドリの生育が遅れていた。
それは長い梅雨のために日照条件が悪かったことが一因であった。
07年8月には前年に比べると生育が順調であった。
これはホテルのスタッフが笹に負けないように笹刈りに関して配慮した結果とも思える。
■しかし、その割に、アサギマダラがいない。
そもそもスタッフもほとんど見ていないだけでなく、
時間が午後4時で遅い時間帯であることを考慮しても、
ざっと見渡して姿が見えないのはデコ平のこの時期では以前にはなかったことだろう。
■よほど個体数が少ないか、よほど発生もしくは集結が遅れているか、
といったことが考えられる。他地域での情報から考えると、
両方の要素があり得る。
この日、曇り空が主体の日とは言え、時に青空が顔を覗かすこともあり、
気温も25度前後で、アサギマダラにとっては比較的適温であるにも関わらず、
小一時間ほどはアサギマダラは全く姿を見せなかった。

[070803]福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
■キク科フジバカマ属ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。学名Eupatorium chinense。
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●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
●SRS植物図鑑
●3D植物園(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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