マーキング(標識)をした例(SRS2277)である。
雄雌は、雄の特徴をなす後翅の黒い斑紋の「性標」でよく識別できるが、腹部の色でも区別が出来る。雌は腹部の下面が白いが、雄はそうではなく、側面から見ても、雄は暗褐色の色彩を呈する。
■07年8月4日には、グランデコスキー場のアサギマダラは極めて少なかった。
この日は、台風5号が、日本海から東北を東に抜けた日である。
この台風は、前日の未明に、九州から山口県を経由して、日本海に抜けていた。
北東北では抜ける際に、風速は25-27mになった模様である。
グランデコでは終日天候が悪く、朝の曇りから小雨の時間帯に6頭に標識できただけだった。結局、11時頃は、雨が激しくなり、下山をした。
SRS2273から、SRS2278までの標識をすることができた。
すべて雄であった。いずれも翅の破損はなく、新鮮な個体だった。
この日の時間は温度は1390mレベルで21度~24度であった。
台風の影響が完全に抜けないと、アサギマダラに出逢う確率は極めて少ないと思われた。

[070804]福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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