アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

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アサギマダラが地面を舐めていることがある [070824。デコ平]

■アサギマダラはときに他の蝶とは異なる不思議な行動をすることがある。
写真は、地面に止まって土を舐め回しているアサギマダラの姿である。
舐め回しているのは、口吻を実際に動かしている様子が見えるので確認できる。
■この写真を理解するポイントは3つある。
一つはこの場所がカラマツ林に挟まれた半日陰の路上であるということ。
日向でこのようなことをするのは見たことがない。
これはアサギマダラが直射日光や高温に弱いということと関連がある。
■もう一つのポイントは、この日は、
複数のアサギマダラが同様のことをしていたということである。
すなわち、何かこのような行動を取る衝動を生み出す要因が、
気象条件の中にあった可能性がある。
この日は、地面を舐めるに留まらず、
花のない道路の日陰をうろうろと飛び回るアサギマダラが
少なくとも20頭以上は見かけられた。
■そして、何よりも肝腎な3つ目のポイントは、
ことはこの日以外には、アサギマダラの同様な行為は
グランデコでは見られていない、ということである。
■他の蝶で大地に止まる例は、アゲハチョウ科の蝶が、
吸水のために湿った大地や水たまりの脇に止まる例が知られている。
しかし、今回のアサギマダラが止まっていた場所は、
そのような「吸水」に適した場所ではないので、
水を求めていたという理解は成り立たない。
ただし、写真で見ると分かるように、湿り気はある。
だから、人間は吸水できなくとも、蝶には十分な「水分」がある、
という解釈は成立する。
しかし、わざわざオープンな道路で水分を求めなくとも、
ふんだんにある花の蜜に水分はあるし、
草の繁茂した部分の大地の方が、水分は多いに違いないから、
草むらの間や笹の間の大地で水を供給した方が効率がいいに違いないから、
「なぜここで」という疑問には答えられない。
■他の理解は、何らかのミネラルを求めていたというものである。
これについては可能性があるが、
「なぜ、この日だけにこのような行為が認められたのか」
という疑問には答えられない。
■この日とその翌日には、
アサギマダラが他のアサギマダラを追いかける行為が
よく見られた。これは秋の南下中に、時に見られる行為である。
しかし、長期滞在しているグランデコのゲレンデで平素見られる行為ではない。
■また、この日と翌日には、アサギマダラが、
捕虫網に寄って来る現象が平素より多く見られた。
この現象はグランデコでは過去3年間、
8月中旬~下旬にかなりよく見られる現象であるが、
なぜか2007年は相対的に少ない。
しかし、この日と翌日だけは例年並みに観察された。
■一般に「ネットに寄って来るアサギマダラは新鮮な個体である」。
それゆえに「敏感で好奇心いっぱい」という印象を受けるものが多い。
写真の個体も、比較的新鮮な個体であることに注意を払いたい。
■やはり何か特殊な気候上の要因が
アサギマダラにこのような一群の不思議な動きをさせたと言うしかない。
アサギマダラには謎が多い。
■参考までに言うと、今年のグランデコでは
キベリタテハやコムラサキというタテハチョウ科の蝶が極めて少なかったが、
この日だけは、アサギマダラが徘徊をした道路に
いつもは姿を見せないこれらの蝶が突然出て来て、
路上で止まる姿が見受けられた。
広くタテハチョウの仲間全体に
何か不思議な影響が見られた一日であったのかも知れない。
吸水アサギ
[070824]福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場(グランデコスノーリゾート)。デコ平。ゴンドラ駅。標高1390m。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

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