温暖化がその現象を後押ししていることはほぼ間違いないと思われる。
東京都では2006年にもちらほら見かけたが、
2007年は特によく見かけるようになった。
■下の写真は、東京都の文京区にある須藤公園で撮影したツマグロヒョウモンの雌。
ツマグロの名前の通り、前翅の縁が黒っぽい。
ツマグロヒョウモンは、地面近くをふわふわと飛ぶ傾向がある。
雌は黒い部分に白帯があるので、実際に飛んでいる様子をみると、
この白い部分がぴらぴらと明滅するようでなかなか美しい。
■9月になって、同じ場所で、3回以上ツマグロヒョウモンに出会った。
そのうちの1回は、3頭を同時に見た。
ヤブガラシの花の周囲を飛んで吸蜜していた。
須藤公園にはスミレが自生しているので、それで繁殖したのか、
あるいは、庭先のスミレの園芸種で繁殖したのか、そこはまだ分からない。
■ツマグロヒョウモンに関しては、以下の3つのブログ記事(前項)と、
その下の3つのSRS研究所の3D昆虫園の記事も参照してください:
1●06.09.17「早稲田の大隈庭園で複数のツマグロヒョウモンを見た
[070917。東京。ツマグロヒョウモンNo.3]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1143.html
2●06.05/19「ツマグロヒョウモンの雌は前翅の先端が黒い
(奄美大島にて。雌。ツマグロヒョウモンNo.2)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-806.html
3●06.05/19「ツマグロヒョウモンはよく地面に止まる
(奄美大島にて。雄。ツマグロヒョウモンNo.1)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-805.html
4●「ツマグロヒョウモンはイジュの花で好んで吸蜜する」
http://www.srs21.com/3d_insect/pages/055-insect-tsumagurohyoumon.htm
5●「アオバセセリは敏捷だがイジュで吸蜜するときは
油断あり(ツマグロヒョウモンも)」
http://www.srs21.com/3d_insect/pages/065-insect-aobaseseri.htm
6●「ツマグロヒョウモンの雄は全体的にオレンジ色の
華やかなヒョウモンの翅を持つ」
http://www.srs21.com/3d_insect/pages/088-insect-tsumagurohyoumon%202.htm

[070818]東京都文京区千駄木。須藤公園。
■チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ヒョウモンチョウ族ツマグロヒョウモン属ツマグロヒョウモン。学名Argyreus hyperbius (Linnaeus, 1763)。英名Indian Fritillary。
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