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アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

グランデコの23日目は快晴でアサギマダラの510頭に標識。雌は37頭で7.3% [070826。SRS7407-7916。SRS7700の画像。デコ累積5651頭]

■裏磐梯のグランデコスキー場のゲレンデでは、07年8月26日、
一日で合計510頭のアサギマダラに標識することができた。
SRS7407からSRS7916が、この日にマーキングした個体の番号である。
そのうち雌は37頭で、交尾例はそのうちの0例だった。
(累積596例となった雌のうち交尾例は8例となり、1.34%に該当する)。
グランデコでの標識個体の合計は5651頭となった。
■この日の天候は前日同様、終日快晴であった。
前日は道路上を徘徊する例が多かったが、今日は1例だけそれが見られた。
地面に止まって舐めている個体はそれらしい例を見たが前日のように明確ではなかった。
ネットに寄って来る個体1例が標識をした。
他にも5例ほどあったが、放置したので、特定していない。
チェイスをしている例もあったが、2日前ほど多くはない。
吸蜜していて驚かせると、飛び上がって追いかけ合う。
その様子はなわばり占有行動とは思えない。
■この日は、古い個体は2例だった。この日までの古い個体は25例で、
累積5651例のうちの25例で、0.44%である。
中古の個体は0例だった。その累積は19頭で、
「古+中古」例の合計は44頭で、5651例の中では0.78%となる。
すなわち、古い印象を与える個体は1%以下である。
逆に見れば、99%以上が、新しい個体と言える。
■前日の標識個体のうち同所自己再捕獲したのは11頭。
2日以上前に標識した個体の自己再捕獲も含めると、
自己再捕獲例は512頭のうちの96例となった。
これらの数字を用いると、昨日までのゲレンデの個体数の推定値は、
約24000から27000頭程度となる。
前日同様に標識できた「見かけの個体数」は多いが、
推定値が3万頭を超えていないことは、
実質の個体数は増えていないことを示唆していると思われた。
■写真はSRS7700。雄個体である。
SRS7700
[070826]福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場(グランデコスノーリゾート)。デコ平。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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