そのほとんどが、サザンカに吸蜜に訪れていた。
写真はそのうちの一頭を示す。
左側の翅には筆者の標識が記載されている。
私の知っている限りでは主たる吸蜜植物がサザンカになっているのは
この島だけである。そういう意味では珍しいことではないかと思われる。
奄美大島でもサザンカで吸蜜する姿を見ることはあるが、
そもそもサザンカがさほど多くはないので、これが主になることはない。
本州の他の部分でも同様と思われる。
中通島の高い山は頂上部にサザンカが多く生えている。
それがサザンカが主たる吸蜜源になる最大の理由の一つであろう。
■奄美大島では6月~7月にかけて、
イジュに多くのアサギマダラが集まって吸蜜する。
イジュもツバキ科の一種である。
イジュで吸蜜するアサギマダラとサザンカで吸蜜するアサギマダラには、
イメージが重なる部分が多い。

[071026]長崎県南松浦郡新上五島町青方郷(中通島)。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■ツバキ科ツバキ属サザンカ(別名オキナワサザンカ)。Camellia sasanqua Thunb. ex Murray 。
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<参考HP>
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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