鹿児島県奄美大島で再捕獲されました。
この蝶は、58日間をかけて、南西方向に1446km移動しました。
住用町の峠で撮影されたことで筆者が知ることとなりました。
これは福島県発の個体が奄美大島で2007年に再捕獲された2例目にあたります。
2例ともSRSデコ個体でした。
福島県発の個体が喜界島で再確認されたのは7例ありますので、
併せて9例が、鹿児島県で再確認されたことになります。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012140] 【移動情報】 グランデコスキー場 8/26
→ 和歌山県那智山 10/31 (GK23 → KJM501) ♂
[デコ→和歌山]第4例 画像無
●西田さんの10/31のご報告に基いて、
グランデコから和歌山県那智山への移動情報を示します。
これはグランデコで放蝶された個体では、
2007年に和歌山県に移動が確認された第4例目です。
●移動情報
グランデコスキー場 8/26 → 和歌山県那智山 10/31
(南西方向に約590km移動。移動日数は66日間)
●標識:GK 23 デコ 8/26
性別:♂
標識日:2007年8月26日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山グランデコスキー場
標識者:管野弦矢
備考 :ヨツバヒヨドリに訪花。翅 新鮮。
↓
再確認日:2007年10月31日
再捕獲地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
再捕獲者:児嶋 毅
備考 :「KJM494 ナチ 10/31」と追記放蝶
<コメント>
●本例は筆者が指導したグランデコでのアサギマダラ特別観察会で
放蝶された個体です。
管野さんは小学4年生で、8月25日に、GK1~GK17を、
8月26日に、GK18~GL32を標識しました。
実際の個体には8/25、8/26の両方の記載があったとのことですが、
記録の混乱を避けるため、本の報告では8/25の記載はあえて
省略させていただきました(標識者の誤記だと思われますので)。
●8月26日の特別観察会には30名が参加され、240頭が標識されました。
(ただし、筆者の例は除いて)。
●「グランデコ発」の個体の再捕獲データは以下の頁にまとめつつあります。
「2007年のアサギマダラの移動調査記録」
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
●グランデコ発の個体は、10月31日現在、合計112例以上再捕獲されています。
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[070826]福島県北塩原村グランデコリゾート。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
●奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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