一匹のカマキリが何頭ものアサギマダラを食べてしまった現場を
何度も見たことがある。
■下の写真はチョウセンカマキリ。
奄美大島でアサギマダラを採集していたら、
いつの間にかアサギマダラと一緒に入って来た。
花の陰でアサギマダラなどの昆虫を狙っていたのだろう。
車のボンネットの上に乗せて撮影した。
いかにも「挑戦的」な顔つきをしているが、
チョウセンカマキリのチョウセンは「挑戦」ではなく、
「朝鮮」から来ている。
目の中の小さい黒点が小さい瞳孔のように見えて、
何となく残忍な印象を与える。
これは「偽瞳孔」と呼び、本当に黒いのではなく、
反射光がないために黒く見えるだけ。
一般にカマキリというとこのチョウセンカマキリのことを言うことが多い。
■チョウセンカマキリの分布は本州から沖縄まで。
緑色型と褐色型がある。
後羽の前縁部と、中央部に濃褐色の短い紋がある。
体長は雄70mm、雌90mm程度。


■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■カマキリ科チョウセンカマキリ(朝鮮蟷螂)。別名カマキリ。学名Tenodera angustipennis。
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●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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