「TS 41 キヌ 10.14」と標識したアサギマダラを再捕獲しました。
これは愛知県田原市の衣笠山で鈴木隆さんがマーキングをされた個体でした。
28日間かけて、南西方向に約1003kmの距離を移動したことになります。
11月1日には「K・H 31 三河 キヌ 10/15」と標識したアサギマダラを再捕獲しましたが、これも愛知県田原市の衣笠山で10/15に放蝶されたものでした。この2頭はほぼ同時に奄美大島に渡って来た可能性があります(今回の例の方が発見が一週間遅くなったとも考えられるので)。
■以下に、アサギMLに投稿した記事の一部を紹介します:
●[asagi:012294] 【移動情報】 愛知県田原市 10/14
→ 奄美大島 11/8 (TS41 → SRA3952) ♂ [愛知→奄美大島]第2例
●鈴木隆さんから標識情報をいただきましたので、
愛知県衣笠山から与那国島への移動情報を示します。
●移動情報
愛知県衣笠山 10/14 → 奄美大島 11/8
(南西方向に約1003km移動。移動日数は25日間)
●標識:TS 41 キヌ 10/14
性別:♂ 前翅長:59mm
●標識日:2007年10月14日
標識地:愛知県田原市籐七原 衣笠山
標識者:鈴木隆
備考 :左右後翅に破損あり。ヒヨドリバナに訪花。
↓
●再捕獲日:2007年11月8日14:11
再捕獲地:鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠
再捕獲者:栗田昌裕
備考 :ヤマヒヨドリバナに訪花。画像あり。
左右後翅に破損り。鮮度下の上。
辺縁白毛1割以下残存。腹部横径 正常範囲。
「SRA 3952 アマミ 11/8」を記載して放蝶。
<コメント>
●「10/15衣笠山→11/8 奄美大島長雲峠」と移動した
「K・H31」 (星野さん標識)と類似のコースを辿った可能性があります。
●鈴木さんのご報告には
「豊田市の炮烙山・六所山とは比べものにならないほど
田原市にはアサギマダラがやってきていたので驚きました。
日本列島を南下して行ったアサギマダラは、南国の空の下
どのように生きているのか、一度見てみたいものです。
わたしにとって、ほんとうに宝物ような情報をありがとうございました」。
と記されていましたが、田原市と豊田氏との比較は大変参考になりました。
●本例の再捕獲時の画像2枚を以下に示しました。
●「奄美大島関連」の再捕獲・移動データは以下の頁の一項目として
まとめつつあります。
2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)

[071108] 鹿児島県大島郡龍郷町長雲峠。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所)
●三ヶ根山のアサギマダラ・自然旅行体験
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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