古来日本一とも呼ばれる不動明王像があります。
これは重要文化財の丈六不動明王像で、
平安時代に作られ、高さが285.8cm、
重量は1100キロを超えるものです。
木彫、漆塗り。「尊容は雄偉で、
古来、火防の不動尊、あせかき不動尊と呼ばれて、
庶民進行を集め、数々の霊験を伝えています」とのこと。
■下はその正面像。奥伝と呼ばれる場所に安置されています。
クロス法で立体視ができます。

[080303] 東京都日野市高幡733。
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■不動明王は、もともとは仏教の中の密教で主として信仰の対象とされました。
「明王」の一つですが、大日如来の化身としての位置づけが与えられています。
インドで生まれ、中国経由で日本に渡来しました。
インドではアチャラナータと呼ばれ、
チベットではチャンダマハローシャナと呼ばれるものが対応しています。
日本に来てからは、多くの民衆に支持されて来ました。
人気の高い信仰対象の一つと言えるでしょう。
その真言は複数知られていますが、
不動明王慈救咒(じぐのじゅ)、または中呪と呼ばれる以下のものがポピュラーです。
のうまく さんまんだ ばさらだん せんだんまかろしゃだ
そはたや うんたらた かんまん
ここには、チャンダマハローシャナという名前が、
「せんだんまかろしゃだ」と表現されています。
■何気なく私たちが見聞している日本文化の深層には、
古い時代のインドに由来する精神遺産が流れ込み、
現代に到るまで脈々とその流れが保たれてきた来た歴史を認識することは
無益ではないでしょう。
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■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
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