これは推古天皇14年(606年)に、
止利仏師(とりぶっし)が制作した日本最古の仏像です。
もともとは高さが2.75mあったそうです。
その後の火災で現在は大半が消失して修理されています。
頭と右手の一部だけがもとのまま残っているとのことです。
アルカイックスマイルとして知られる口元のほほえみと、
杏仁(きょうにん)形の目に大陸の影響を受けた止利様式が伺えます。
このような貴重な文化遺産が撮影可能な形で拝観できるのは
ありがたいことと思います。
■下の写真はクロス法で立体視ができます(画像処理が施してあります)。

[080317] 奈良市高市郡明日香村飛鳥682。釈迦如来坐像。
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■釈迦如来像には誕生釈迦像、説法釈迦如来像、涅槃像の3種があります。
説法釈迦如来像には、手の印相によって、
転法輪印と、施無畏・与願印とがあります。
飛鳥大仏は、説法釈迦如来像のうちの、
施無畏・与願印を示しています。
右手は施無畏印で、畏れを除き、安心を与えるポーズで、
左手は与願印は願いに応えるポーズです。
施無畏印は肘を挙げて、五本の指を伸ばして掌は前方に向けています。
与願印は膝の上で五本の指を伸ばして掌は上を向けています。
これはものを差し出す形になっています。
これに対して、転法輪印の場合は、両手を胸の前にかまえて、
掌や指をねじっています(捻じています)。
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■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
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●SRS研究所の公式HP
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