奈良の長谷寺で出会った像の一つで、
金色に彩られているのがこの例の特徴です。
■下の写真は画像処理が施してあります。
クロス法で立体視ができます。

[080317] 豊山(ぶさん)神楽院長谷寺(はせでら)。慈母観音。
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■慈母観音とは、一般には、稚児を抱き、慈愛に満ちた心を表した観音像をいいます。
子安観音、子育て観音と呼ぶ場合もあります。
慈悲の心を母性に託して表現しているので、
女性的な像容であるのが普通です
(観音[=観世音菩薩]自体は歴史的には男子として扱われた仏典もあります。
その後、性を特定しないとらえ方に移行してきました)。
慈母観音は、いわゆる六観音、七観音、三十三観音
といった観音の分類には含まれていませんが、
稚児を抱いた優しい姿を見るだけで、
特別な歴史的な経緯や説明なしに理解できるような普遍性を持った尊格と言えます。
日本の各地で出会うことができます。
明治時代の画家・狩野芳崖が明治21年に描いた
「非母観音」と呼ばれる観音像は、
1979年に切手にもなっています。
この例の「非母観音(ひぼかんのん)」は
慈母観音(じぼかんのん)と同義語と見なされています。
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SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
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