そこの説明には、以下のように書いてありました:
「庚申塔
寛文年間(江戸時代)は各地で庚申信仰が盛んとなり、
数多くの庚申供養塔が建立されましたが、
この庚申塔は寛文9年に作られたものです」。
■庚申塔は文字通り「庚申塔」と書かれたものが多いが、
本例のように尊像が彫られることもある。
その場合には、「青面金剛」の像が彫られます。
青面金剛は、一面三眼六臂で、手足に蛇が巻き付く姿が一般的で、
密教の明王像、特に軍荼利明王に通ずるとも言われます。
二臂、四臂、八臂の例もあるようです。
手に持つものは蛇以外に、
輪宝、鉾、羂索、弓矢、金剛杵、日月、劒なども持ち、
邪鬼を踏むものもあるとのこと。
本例は、三面六臂です。
それぞれの顔は二眼(三眼でなく)を持っているようです。
右腕三本の持ち物は、下は羂索、中央は三股叉(?)、上は輪宝(?)、
左腕三本の持ち物は、下は蛇、中央は弓矢、上は鉾(?)、
となっているように見えます[(?)の部分は確信がありません]。
■写真の真は画像処理が施されています。
クロス法で立体視ができます。

[080406] 東京都文京区関口2-10-8。椿山荘。
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■庚申塔に関しては先に紹介した記事があります:
1314番08.03/14「地方の街道には庚申塔を祀る古い信仰の跡がある
・・・紫陽花の咲く月夜野町の村主八番神社の例
[060719。群馬。3D仏像]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1314.html
1315番08.03/15「冬の庚申塔は緑のない神社でぽつねんと立っていた
[080312。群馬。3D仏像]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1315.html
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■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●東京の自然旅行体験(SRS研究所)
●3D仏像集(SRS研究所)
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