その中央にある阿弥陀如来は以下の2つの記事ですでに紹介しました:
1385番 08.04/04■「奈良の喜光寺の阿弥陀如来を立体視する
(No.1。クロス法) 。[080316。奈良。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1385.html
1386番 08.04/04■「奈良の喜光寺の阿弥陀如来を立体視する
(No.2。パラレル法) 。[080316。奈良。3D仏像。画像処理]」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1386.html
■ここでは、阿弥陀如来の向かって右に位置する
脇侍としての勢至菩薩の像を立体視してみましょう。
これらは平安時代後期に作られた木製の像で、
国の重要文化財に指定されています。
現在は、金箔の剥落が目立つ状態で、まぶたのあたりも剥落しているため、
大きく眼を開いているように見えるかもしれませんが、
そうではなくもともとは半眼の状態に彫られていたものと思われます。。
■写真は画像処理が施されています。
クロス法で立体視ができます。

[080316]奈良県奈良市管原町。喜光寺。
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■喜光寺は、行基が創建した古い寺です。
創建は715年(霊亀元年)または721年(養老5年)。
■阿弥陀如来は三尊形式を取ることが少なくありません。
その場合は、向かって左脇に苦しみを取り除く慈悲の働きを表す観音菩薩、
右脇にはこの世の迷いから離れる智恵を授ける勢至菩薩を配置します。
■勢至菩薩は智恵の光によって衆生を照らし、
餓鬼・畜生道に落ちるのを救う働きを持ちます。
勢至菩薩はいずれ悟りを開いたあかつきには
善住珍宝山王如来と呼ばれる仏陀になるとされます。
勢至菩薩の像容は、蓮華を持つものもあり、
施無畏印・与願印の形をとったり、合掌して正座したりする例もあります。
本例は、左手で施無畏印、右手は与願印をとっています。
頭部は、阿弥陀如来のもう一方の脇侍である観音菩薩が
宝冠に化仏をつけるのに対して、
勢至菩薩は宝冠に水瓶をつけるとされます。
真言は「オン サン ザン ザン サク ソワ カ」。
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■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●3D仏像集(SRS研究所)
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