「SRS8868」と標識したアサギマダラの雌個体を放蝶した。
同年9月22日に、長野県大町市の中綱湖畔で、
その蝶に再会することができた。自己再捕獲の今年の第一例である。
38日間の旅をして、福島県から長野県まで移動してきたのだ。
移動距離は237km。
その割に翅に破損が見られないのは、
比較的穏やかな道中だったのだろう。
(元画像と比較するとより詳細な変化が分かる。追記をクリックすると画像が見える)。
この個体は「SRT1348」と追記して再度放蝶した。
この個体が、次にどこへ移動するのか楽しみだ。
画像の背景は淡いピンクはフジバカマ、黄色は実った稲田である。

[060922] 長野県大町市平 のっぺ山荘。
[060815] 福島県北塩原村 グランデコスキー場。
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下の画像は、グランデコを出たときの画像だ。
比較をすると、翅の辺縁の白毛が摩耗しているのが分かるだろう(特に、前翅で)。
しかし、38日間経っている割には顕著な変化がないのは驚きだ。
この個体は雌であるが、標識時も再捕獲時もいずれも未交尾の状態だった。
