准胝観音像(準提観世音との記載あり)をクロス法で立体視しました。
ここではパラレル法で立体視しましょう。
■写真は画像処理が施されています。
パラレル法で立体視ができます。

[080421]京都府。天台宗・護法山・双林寺。准胝観音像。
-------------------------------------------------------------
■准胝観音は准胝観世音菩薩、准胝仏母とも呼ばれ、
数多くの仏を生み出す働きを表します。
六観音の枠組みでは、人間界を救う働きを示します。
天台宗では菩薩部に入れずに、如来部に分類します。
像容は一面三眼十八臂が代表的。
真言な「オンシャレイシュレイジュンテイソワカ」など。
■本例は、水面を象徴する波間から、蓮華が伸び出し、
その花の上に准胝観音が座しています。
十八臂であることは定型ですが、三目ではないように見受けます。
観音の上方には鳳凰が舞っています。
蓮の花茎の両脇には二つの立像が見えますが、
背部にそれぞれ龍がついていますので、
いずれも龍神と思われます。
-------------------------------------------------------------
■過去の本ブログの記事で示した准胝観音の像は以下の2つです。
いずれも香川県の善通寺で見た像を紹介しました。
<十臂の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1519.html
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1520.html
<六臂の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1522.html
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1523.html
-------------------------------------------------------------
■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」
-------------------------------------------------------------
■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP> 以下では、本ブログの仏像を種類毎に分類して探しやすくしてあります。
●3D仏像集(SRS研究所)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

