●弁財天は天部に属します。古代インドの河の神である女神サラスヴァティーが仏教に取り込まれて仏教の守護神とされたものです。
●仏教の経典での名称は「弁才天」です。それが、日本で財宝の意味を加えて、弁財天と書くこととなりました。略して弁天とも言います。
●弁財天の姿には腕が二本(二臂)の場合と八本(八臂)の場合があります。
八本の場合は弓矢や矛、投げ縄(=羂索)などを持ちます。二本の場合には琵琶を演奏する姿で、その姿は胎蔵界曼荼羅にも描かれています。
●弁舌の能力や記憶力や学問の才能を司る神ともみなされます。琵琶を弾く姿から音楽や芸能の神ともされます。
●日本では七副神のひとつになり、福徳財宝の神としても信仰されています。
●神道の農業や穀物の神である宇賀神と同一視されて、多くの神社でも祀られています。この場合は額に人頭蛇身の老人の像をつけています。鳥居をつけていることもあります。
●もともと河の神でしたから、池や水辺や島に祀られることが多いものです。
●弁財天の真言は「オン ソラソバテイ エイ ソワカ」
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■弁財天の写真の例は以下に示しました:
<奈良県・喜光寺の例> 二臂の例
クロス法 ●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1445.html
パラレル法 ●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1446.html
<奈良県・壺阪寺の例> 二臂の例
クロス法 ●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1643.html
パラレル法 ●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1644.html
<東京都・金剛寺の例> 八臂の例
クロス法 ●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1768.html
パラレル法 ●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1769.html
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■仏像に関する知識と仏像鑑賞を能力開発にどのように活かすかに関する具体的なアイデアに関しては、2008年7月4日に、筆者による講演会が予定されています(「仏像法」)。詳細はSRS研究所のHPをごらんください:
●SRS研究所の公式HP
●講座日程案内
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■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」
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■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP> 以下では、本ブログの仏像を種類毎に分類して探しやすくしてあります。
●3D仏像集(SRS研究所)
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