●不動明王は、もともとは主に密教において信仰の対象とされました。
「明王」の一つですが大日如来の化身としての位置づけが与えられています。
●悪を退散させるために恐ろしい顔(忿怒相)をして、すべての障害を打破し、仏像に従わないものを力ずくでも救う役目を持っています。
●不動明王はインドで生まれ、中国経由で日本に渡来しました。インドではアチャラナータと呼ばれ、チベットではチャンダマハローシャナと呼ばれるものが対応します。
●日本に不動明王の像を紹介したのは弘法大師空海であると言われています。以来、多くの民衆に支持されて来た非常に人気の高い信仰対象です。
●真言は複数知られていますが、不動明王慈救咒(じぐのじゅ)、または中呪と呼ばれる以下のものがポピュラーです。「ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダ ソハタヤ ウンタラタ カンマン」。ここには、チャンダマハローシャナという名前が、「センダンマカロシャダ」と表現されています。
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■不動明王の例は以下の写真で示しました:
<奈良県・壺阪寺の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1363.html
<京都府・随心院の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1574.html
<徳島県・安楽寺の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1592.html
<徳島県・霊山寺の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1647.html
<徳島県・雲辺寺の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1680.html
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■仏像に関する知識と仏像鑑賞を能力開発に活用する方法は、2008年7月4日に、筆者による講習が開催されました(「仏像法(仏像開発能力開発法」)。講習の内容はDVDで見ることができます。詳細はSRS研究所にお問い合わせください:
●SRS研究所の公式HP
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■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」
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■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP> 以下では、本ブログの仏像を種類毎に分類して探しやすくしてあります。
●3D仏像集(SRS研究所)
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