剣五山・弥谷寺(けんござん・いやだにじ)には
増長天の立像が祀られています。
ここではその像をクロス法で立体視してみましょう。
増長天は四天王のひとつで、南方を守護します。
この像では顔が赤くなっているところが
増長天の特徴のひとつとしてとらえられます。
前項の持国天の像は顔が青緑になっていたことと対比できます。
四天王の顔の色には、中国の四神と色の対応:
「青龍[東]、朱雀[南]、白虎[西]、玄武[北]」
が影響している例があり、本例もそうであろうと推測されます。
■写真は画像処理が施されています。
クロス法で立体視ができます。

[080505] 香川県三豊郡三野町大見乙70。
四国第七十一番札所(霊場)真言宗善通寺派 剣五山・弥谷寺。増長天立像。
-------------------------------------------------------------
■増長天に関する簡単な解説は以下を参照:
●「増長天とは何ですか 簡単な説明」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1710.html
-------------------------------------------------------------
■増長天の写真は以下に示しました:
<奈良県・東大寺の例> 頭部のみ
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1336.html
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1337.html
<奈良県・壺阪寺の例> 立像
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1365.html
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1366.html
-------------------------------------------------------------
■仏像に関する知識と仏像鑑賞を能力開発にどのように活かすかに関する具体的なアイデアに関しては、2008年7月4日に、筆者による講演会が予定されています(「仏像法」)。詳細はSRS研究所のHPをごらんください:
●SRS研究所の公式HP
●講座日程案内
-------------------------------------------------------------
■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」
-------------------------------------------------------------
■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP> 以下では、本ブログの仏像を種類毎に分類して探しやすくしてあります。
●3D仏像集(SRS研究所)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

