●薬師如来は十方世界のひとつである東方瑠璃光世界(とうほうるりこうせかい)の教主です。
●薬師如来の信仰は、他の如来に対する信仰(たとえば来世での往生を説く阿弥陀如来の信仰)とは対照的で、現世利益的信仰と言えます。
薬師如来はるり色の光で病気や苦しみを救うとされます。
●薬師如来は菩薩であったときに12の大願を持ったとされます。
そこには、衆生の病気を治すこと、寿命を延ばすこと、災いを消すこと、衣食などを満たすこと、仏道修行の成果を得させること、などが含まれます。
したがって、薬師如来の信仰では、疾病治癒、延命、悔過(けか:仏前で罪を懺悔し罰を逃れること)などを求めます。
●姿としては、中国や日本の古い時代には施無畏印と与願印を取る例がありました。7世紀末ごろから左手に宝珠や薬壺(やくこ。薬の入ったつぼ)を持つ例が現れました。やがて「薬師仏=薬壺を持つ」という考えが定着し、そのような姿の像が増えて来ました。
●薬師如来の三尊像では日光菩薩と月光菩薩(がっこうぼさつ)が脇侍となります。周囲に十二神将を配置することも多いものです。
●薬師如来には七体の化身があるともされ、これを七仏薬師と言います。七体の像を配置することもありますが、光背に六体、または七体の小さい如来を配置することもあります。●真言は「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」。
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■薬師如来の写真・画像の例は以下の記事で見ることができます:
各寺の例では前半がクロス法で立体視ができ、
後半がパラレル法で立体視ができる画像になっています。
<奈良県の般若寺の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1483.html
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1484.html
<東京都の護国寺の例> 三尊像
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1483.html
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1484.html
<徳島県の藤井寺の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1483.html
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1484.html
<奈良県の壺阪寺の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1656.html
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1657.html
<徳島県の大日寺の例>
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1656.html
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1657.html
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■仏像に関する知識と仏像鑑賞を能力開発に活用する方法は、2008年7月4日に、筆者による講習が開催されました(「仏像法(仏像開発能力開発法」)。講習の内容はDVDで見ることができます。詳細はSRS研究所にお問い合わせください:
●SRS研究所の公式HP
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■仏像を鑑賞する意義に関しては、以下の記事もご参照ください:
08.05/28●「仏像を鑑賞する意義 [080528。3D仏像。画像処理]」
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■能力開発、眼力開発における3D立体視訓練の意義や方法に関しては、
SRS研究所のHPにある著書一覧の中にある
3D写真シリーズを参考にしてください。
http://www.srs21.com/books/index.htm
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP> 以下では、本ブログの仏像を種類毎に分類して探しやすくしてあります。
●3D仏像集(SRS研究所)
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