アサギマダラのマーキングの19日目でした。
昨日は過去5年で初めて1頭も標識できずに終わりましたが、
今日もその記録を延長して、標識頭数0で終わりました。
■下は、雨の降る朝のゴンドラの上の駅で、
西大巓に上ろうとする準備をする方々(雨でも登山は決行です)。

[080824] 福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
■本日は、「4日連続の雨→好天の1日→雨の日→ほどほどの日→3日連続」、
と続いて、再度雨の日となりました。
9日目の雨天で、文字通り、終日雨が降り続きました。
地域の天気予報では、午前80%→午後80%→夜70%
という降雨確率で、終日雨傘マークがついていました。
(平地の)予想気温は19度Cと非常に低値です。
山の上の予想はさらに低値であることを意味します。
■8時30分の最初のゴンドラでゲレンデに上がると、
ゴンドラ駅の気温は13.5度C。
前日ほど低温ではありませんが、同様に
アサギマダラが動けない気温です。
■本日は筆者の指導するアサギマダラ観察会の予定でしたので、
その準備のためにゲレンデを回って観察しましたが、
雨は前日よりひどく、結果としては、
出会ったアサギマダラは正真正銘0頭でした。
したがって、通常の一般の方々を対象とする
アサギマダラ観察会は事実上中止になりました。
■もともとの予定では、観察会をひととおり行ってから、
11時30頃から、千葉県の
木更津高校の生徒さんたち9名と付き添いの先生方4名に
グランデコのアサギマダラに関する特別な講義をする予定でした。
天候不良で、事実上観察会ができませんので、
それを早めて講義をしました。
■内容は、筆者の「自然の見方」から初め、
グランデコの地勢的な特徴、
その生態系を構成する植物、昆虫、動物たち、
および、筆者が解明しつつあるアサギマダラの活動の詳細です。
1時間半ほど話をしたことになります。
昨日から来ておられる撮影隊による撮影も行われました。
■講義の後で、雨の中ではありますが、
木更津高校の生徒さんたちは、
現場のゲレンデを観察して回りました。
これが事実上のアサギマダラ観察会になります。
筆者も同行して、解説を行いました。
実際にマーキングをすることを期待して来られたのですが、
天候不良のためとあっては、
アサギマダラに出会えなくともどうしようもありません。
せっかく来られたのに、筆者も残念に思いました。
ただし、翌々日に再度来られる可能性があるかもしれないとのこと。
■雨の中のゲレンデで、撮影隊の簡単な取材を受けた後、下山をしました。
■前日から見ている気圧に関しては、1150mの地点で、
900ヘクトパスカルを一度も達成できない状態。
気圧の谷に入り込んで抜け出せないでいるように思われます。
■明日の8月25日(月曜日)の天気予報はやはり「終日雨傘マーク」です。
地域の降雨確率は30%となっています。
確率は本日よりは低い値です。
アサギマダラのマーキングをする立場としては、
グランデコとしては過去に体験したことのない
「寒く厳しい夏」が続くのでしょうか。
■問題意識としては、「標高の比較的高い場所で、
ヨツバヒヨドリを吸蜜しながら
夏の避暑生活をしている羽化して間もないアサギマダラ集団が、
吸蜜活動ができないほどの寒い気象条件に
2、3週間も置かれたならば、
いったい秋口の南下の旅はどうなるだろうか」というものです。
現在は10日ほど気象条件の悪い期間が続いています
(まるで梅雨時のような雨と低温の状況です)。
一番の問題は、次第に温度が下がる秋に近づいていく、ということと、
吸蜜できない状況が続くと雄の成熟のための期間が
いたづらに過ぎてしまい、
未熟な状態のまま秋を迎えてしまうのではないか、
ということとの2点です。
即断は下さないで、経過を見たいと思います。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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