アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【ほぼ完全版】福島県グランデコでのアサギマダラのマーキング24日目(8月29日)は雨の朝で始まり592頭に標識し午後も雨。ゲリラ豪雨で全国的な被害のあった日。豪雨の間を縫って渡る蝶に感嘆。推定頭数は約5万頭余。標識率は15%。雌比率は1.4%と極めて低い。7%以上が小型。ストーカー個体は14例もあり、タオルキャッチも可能となる。安達太良山からの再捕獲個体あり。デコ累計8549頭。[080829。SRS11284-11875。福島県。デコ平]

■08年8月29日(金曜日)は、08年のグランデコスキー場での
 アサギマダラのマーキングの24日目でした。
 SRS11284からSRS11875までの
 592頭を標識することができました。
[080829] 福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
-------------------------------------------------------------
■本日は朝から雨が降っているので、
 ゲレンデ行きは延期。
 朝のテレビニュースを見ていると、
 愛知県の岡崎市の広田川が決壊して大変な被害が出ているとのこと。
 関東にもゲリラ豪雨で床下浸水、床上浸水が生じている地域があります。
 本日も東海地方では200mm、
 関東甲信越地方や東北地方では100mmの降雨が予想されていました。
 雨が収まったので、10時頃にゲレンデに出て標識開始。
 しかし、16時には再度雨が降って来ましたので、
 しばらく様子を見てから、雨の中で徒歩下山をしました。
■この日は標高の低めのところで標識をしました。
■本日標識した592頭のうち雌は8頭で、比率は1.35%。
 雌比率は15%、15%、23%、16%、24%、
 24%、8%、6%、7%、17%、7%、・・・
 などと推移してきましたので、
 雌比率が大変低い日であると言えます。
■交尾痕のある雌個体はなし。
■ヘアペンシルの出た雄個体もなし。
■翅の変形は2例のみ(SRS11341♂、11385♂)。
 割合は0.33%で、少ない方です。
 このうち、SRS11341は、前翅端に近い部分に、
 直径1×2mm程度の小さい穴(ただし破損ではない)が出来ている
 という珍しい例でした。
■モンシロチョウ程度の小さい個体が多い傾向は続いています。
 40例を記録しましたが、これは6.8%にあたります。
■「中古の個体」は0例。「古い個体」も0例。
 合わせて0例で、割合は0%でした。
■「病気」と思われる個体は0例。
■本日の592例のうち、
 前日の8月28日の標識のある個体の再捕獲は5例でした。
 その日は533例に標識をしましたから、
 アサギマダラの推定頭数は
 533×592/6=52589頭(=約5万頭余)となります。
 以下に、より意味のあると思われる推定をしておきましょう。
■標識日を日付順にA、B、C、・・・とすると、各日の分の再捕獲は
 A0、B0、C4、D2、E3、F2、G3、H5、I1、
 J4、K6、L0、M9、N2、O8、P0、Q2、R0、
 S5、T16、U10、V5
 となり、その合計は
 0+0+4+2+3+2+3+5+1
 +4+6+0+9+2+8+0+2+0
 +5+16+10+5
 =87例です。
 筆者の標識した個体は累積で昨日までに5560例ですから、推定値は
 7957×592/87=54144(頭)[=約5万頭余]
 となります。すなわち、
 前日までには約5万頭程度のアサギマダラが
 「ゲレンデ周辺(見えないところも含めた仮想領域)」にいたと推定されます。
■592頭中、87例が既標識例でしたので、標識率は14.7%でした。
■当日筆者が放蝶した個体の自己再捕獲は4頭でした。
■筆者以外の人が標識した個体の再捕獲は11例でした。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
 の例としては、SRS11296。
■鱗粉のある場所の全体が普通より黒っぽい個体の例は、
 SRS12230など37例を記録しました。
 (対照となる非黒化個体の例はSRS11427)。
 その中でSRS11420は特に香りが強いので印象的でした。
 SRS11443は小型でかつ黒化個体の例でした。
 SRS11470はハートマークが印象的な例でした。
■標識中に筆者やネットに寄って来た個体
 (これをストーカーと筆者は呼びます)は、
 以下の通り14頭が記録されました。
 1●SRS11285♂を標識中に2頭のストーカー飛翔例あり。
 2●SRS11287♂を標識中に1頭のストーカー飛翔例あり。
 3●SRS11306♂はネット・ストーカー。
   すなわち、ネットに止まったので、手で捕獲して標識。
 4●SRS11315♂は手に止まった例。止まった写真あり。
   手で捕獲して標識。
 5●SRS11316♂は寄って来てストーカー飛翔したので、
   捕獲して標識。
 6●SRS11317♂は手に止まりました。写真あり。
 7●SRS11330♂は寄って来てストーカー飛翔したので、
   捕獲して標識。寄って来たときの写真あり。
 8●SRS11340♂は寄って来てストーカー飛翔したので、
   捕獲して標識。
 9●SRS11341♂も同上。
 10●SRS11400♂は寄って来てストーカー飛翔した例。
   この例はホバリングが特に著明なので、印象的。
 11●SRS11420♂は寄って来てネットに止まった例。
 12●SRS11568♀は寄って来て手に止まった例。
この例は♀(雌)であることに注意してください。
この項目だけ見るとストーカー飛翔する個体には、
♀が少ないように見えますが、そもそも♀個体は本日捕獲した
592例の中で8例しかいませんでしたので、ストーカー個体が
特に雌が少ないというわけではありません。
 13●SRS11630♂は、寄って来て時計の腕輪部分に
   止まった例。
 以上、この日はストーカーが多い日であることが分かります。
 旅立ちを始めると、ストーカーが増えて来るのです。
■本日は、タオル回しに反応することが分かりました。
 通常はグランデコではタオル回しには反応しないのですが、
 旅立ちをするほど成熟すると、
 一部の個体はタオル回しに反応をするようになります。
 これは成熟度が高まっていることを示唆します。
 ストーカー個体が増えることとタオルキャッチが出来ることとは
 相関のある現象です。
■8月27日はアサギマダラが明確に旅立ちを始めた日
 と認識されましたが、このようなゲリラ豪雨の間を縫って
 巧みに渡りを実行しているように見えるのは、
 アサギマダラが気候の動向を見極める
 素晴らしい直観的な能力を持っていることを
 示唆しているように思います。
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://srs21.blog59.fc2.com/tb.php/1836-cef9e43d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。