アサギマダラのマーキングの26日目でした。
SRS11876からSRS12282までの
407頭を標識することができました。
■[080830] 福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平
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■この日は、全国で豪雨が予測されている日でした。
福島県の中通り地方も終日雨傘マークが並ぶ予報でした。
■グランデコスキー場は、曇り→霧→曇り→ひどいにわか雨
と推移しました。
そこで、雨が降るまでの時間に頑張ることで、
上記の標識を行うことができました。
雨が降ったところで、本日の標識は中止する決心をして、
いつもより早めに下山をすることとしました。
■本日の特徴は、雌個体が前日同様に非常に少ないことです。
■小さい個体は相変わらず多いことが特徴でした。
■病気の個体なし、「中古」個体なし、「古」個体なし、
ヘアペンシル個体なし、という状況でした。
■雌は12頭で、
交尾個体はありませんでした。
■ゲレンデのアサギマダラは霧や曇りや雨に敏感に反応して、
その活動を変化させていきました。
■自己再捕獲の頻度を見ていると、再捕獲の頭数が少ないので、
グランデコにいたかなりの数のアサギマダラが、
すでに移動したかもしれない、と感じ始めました。
データを詳細に検討して、いつからそれが始まっていたかを
考察するのはこれからの課題です。
■今日は雨が降っていない時間帯に、
3mほどの高さより上に咲いている1本のコシアブラの木の花に
50頭くらいのアサギマダラが吸蜜している場面を見る
ことができました。
雨の日にコシアブラに止まっているのはこれまでも見て
いましたが、雨の降っていないときにこれほど多くの
個体が群れているのを見るのは初めてのことです。
そもそもグランデコで過去4年間標識を続けていて、
コシアブラにアサギマダラが集まっているのを見ること
自体が今年の初体験ですから、
例年とは何か異なることが起きていると言えるのではないか
と思われます。
■驚くべき場面を目撃してしまいました。
アカガエルの仲間(正確な種名は不明。画像あり)が、
草に止まっているアサギマダラにぱくりとくいついて、
しばらく時間をかけて、そっくり呑み込んでしまったのです。
カエルがアサギマダラを食べる、ということはこれまで
考えたこともないことなので、大変驚きました。
その全経過を撮影できましたので、
いずれ画像を示したいと思います。
■下山したあと、まだ明るい時間がありましたので、
五色沼のひとつの毘沙門沼の入り口まで、ドライブをしました。
8月6日からグランデコに標識に来てから、
26日ぶりに1000m以下の「下界に」来たことになります。
毘沙門沼のほとりではひまわりやヤナギランとともに、
まだ紫陽花が咲いているのには驚きました。
■福島県では、おとといからの大雨で、
土砂崩れの危険性が指摘されており、
本日も大雨警報の中にあります。
雨はまだ続く、という予報の中にあります。
□この【速報版】記録はまだ不完全です。いつか補う予定です。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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