アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

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【ほぼ完全版】福島県グランデコでのアサギマダラのマーキング27日目(9月1日)は晴れ時々曇りの天候下で838頭に標識。グランデコで標識1万頭突破。雌は12%。推定頭数は約5~6万頭。標識率は15%。無風下で南に次々と旅立つアサギマダラを目撃。タオルキャッチに鋭敏に反応。ネジバナでの吸蜜例。安達太良山からの再捕獲。デコ累計10274頭。[080901。SRS12763-13600。福島県。デコ平]

■08年9月1日(月曜日)は、08年のグランデコスキー場での
 アサギマダラのマーキングの27日目でした。
 SRS12763からSRS13600までの
 838頭を標識することができました。
 グランデコの合計では10274頭となり、
 1万頭を超えることができました。 
[080902] 福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
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■本日は晴れときどき曇りという天候で、
 風も霧もない旅立ちに適した日でした。
■朝7時代から、徒歩で山の斜面を上がっていくと、
 次々と南方に移動するアサギマダラに出会えました。
 旅立ちの現場を見ることができたのです。
 方向は方位計で見ると、ほぼ正確に南に向かっています。
 (これはアサギマダラが方位を把握しているからという
 わけではなく、ゲレンデが南向きの斜面に開けているためである
 かもしれません)。
 いずれの個体もタオル回しに鋭敏に反応し、
 SRS12763から、SRS12774までは
 主としてタオルキャッチで捕獲し、標識しました。
■旅立ちをするアサギマダラの特徴は、
 1)タオル回しに反応すること、
 2)互いにチェイスをすること。
 3)ネットや人の回りを飛び回るストーカー行為をすること、
 などです。
 これらの行為は成熟したアサギマダラの特徴とも言えます。
 (これにさらに、地面の上を低空飛行することなども加えられます)。
■旅立ちに好適な気象条件は、風がなく、
 霧のない見通しのよい気候の朝では
 ないかと思われます。
 今朝はその条件をよく満たしていました。
■アサギマダラは風に乗って旅をするのではないか、
 と漠然と考えている人に出会うことがありますが、
 筆者は、むしろ風のない日に、自力で飛んでいくのが
 基本ではないかと思っています。
■陸上での旅をする際の飛び方は一通りではなく、
 梢の上を飛んでいくものもあり、
 草原から高く飛び上がっていくこともあり、
 地面に比較的近いところを進んでいくものもあります。
■ネジバナで吸蜜するアサギマダラを撮影しました。
 大変珍しい例ではないかと思います。
■本日標識した838頭のうち雌は104頭で、比率は12.4%。
 雌比率は中間的な値と言えます。
 現場では雌が多い印象を受けました。
■小さい個体は33頭で、3.9%でした。
 (小さい個体とは、油性ペン「マッキー」の
 キャップの長さよりも前翅長が短い個体のこと)。
■病気の個体はSRS13427でした。
■「中古」個体は2例で、SRS13084♂、13231♂。
 「古」個体はありませんでした。
 「中古+古」を合わせて2例で、割合は0.2%でした。
■ヘアペンシルを出した♂個体はSRS13254。
 これは今年の夏で初めての左右両方が出た個体でした
 (ただし、出方に左右差があり、やはり正常な状態ではないと
 考えられました)。
■翅に変形のある個体はSRS12798、12816♂、
 12848♂、12996♂、13065♀、13210の6例
 で、480例中の0.4%)で多くはありませんでした。
■本日の838例のうち、
 前日の8月31日の標識のある個体の再捕獲は8例でした。
 前日は480例に標識をしましたから、
 480×838/8=50280頭(=約5万頭余)となります。
 以下には、長期的に意味のあると思われる推定をしましょう。
■標識日を日付順にA、B、C、・・・とすると、各日の分の再捕獲は
 A3、B5、C2、D3、E4、F7、G6、H6、I0、
 J4、K7、L1、M5、N0、O8、P0、Q1、R0、
 S7、T10、U11、V9、W8、X8、Y8
 となり、その合計は
 3+5+2+3+4+7+6+6+0
 +4+7+1+5+0+8+0+1+0
 +7+10+11+9+8+8+8
 =123例です。
 筆者の標識した個体は累積で昨日までに9436例ですから、推定値は
 9436×838/123=64276(頭)[=約6万頭余]
 となります。すなわち、
 前日には約6万頭前後のアサギマダラが
 「ゲレンデ周辺(見えないところも含めた仮想領域)」にいたと推定されます。
■838頭のうち、既標識の個体は123例でしたから、
 標識率は14.7%(約15%)です。
■当日筆者が放蝶した個体の自己再捕獲は7頭でした。
■筆者以外の人が標識した個体の再捕獲は26例でした。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
 は減ったように見えています。例としては、
 SRS12827♂、12970♂、13105♂、13125♂、
 13167♂、13217♂、13331♂、13408♀(注目)、
 13460♂、13498♂、など。
■鱗粉のある場所の全体が普通より黒っぽい個体(黒化個体)の例は、
 29例記録されました(3.5%)。
 参考:対照となる標準的な個体はSRS12819♂です。
■福島県安達太良山で放蝶されたアサギマダラを再捕獲しました。
 「あだたら HK66 8/14」がその個体で、
 「SRS13557 デコ 9/1」と書いて放蝶しました。
■本日は、筆者やネットの回りを飛び回る行動
 (筆者がストーカーと呼ぶ行動)がよく見られました。
 ●SRS12774♂は寄って来て、
  ストーカー飛翔をしました。
  飛ぶ様子が撮影されています。これは「小さい個体」の例です。
 ●SRS12775♂もストーカー飛翔の例です。
 ●SRS12776♂はやや小さい個体で、
  ストーカー飛翔をした例です。
 ●SRS12779♂もストーカー飛翔個体。
 ●SRS12781♂、12782♂も同上。
 ●SRS12784はタオルキャッチをした例。
 ●SRS12785はストーカー飛翔個体。
 ●SRS12788、12789はタオルキャッチをした例。
 ●SRS13118は手に止まった例。画像あり。
■8月下旬までは、梅雨時のような天候に遮られて、
 アサギマダラの移動もままならぬものがあったと推測されます。
 これから天候が改善する日が到来すれば、
 本日のように次々と渡りをしていくことでしょう。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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