アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

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【ほぼ完全版】福島県グランデコでのアサギマダラのマーキング30日目(9月4日)は濃霧の後の天候下で745頭に標識。既標識率は15.6%。推定頭数は約8万頭前後。アサギマダラの南方への旅立ちは続いている。コシアブラでの吸蜜もあり。アザミでの吸蜜が目につく。雄ストーカーが他の雄の翅に止まる場面あり。初めて座位で標識。デコ累計12919頭。[080904。SRS15501-16245。福島県。デコ平]

■08年9月4日(木曜日)は、08年のグランデコスキー場での
 アサギマダラのマーキングの30日目でした。
 SRS15501からSRS16245までの
 745頭に標識することができました。
[080904] 福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
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■昨夕は大変な豪雨でしたが、
 今朝は標高約1000mのホテルの周辺は濃霧に包まれ、
 細かい霧雨が降っていました。
 このようなときは勿論それより上でも霧に包まれていますから、
 やむなく出動時間を遅らせることとしました。
■10時前に、山腹を上がっていくと、この日も
 南方に移動するアサギマダラに出会うことができました。
 タオルキャッチにも反応しますが、
 移動する個体は、特に何もしなくとも寄って来ます。
■10時頃から、標識活動に入りましたが、
 前日多かったところでも、
 出会う個体はかなり少ない状態でした。
 さすがに豪雨のあとなので、
 アサギマダラも容易には出て来られないのかもしれません。
■いろいろなポイントを見て回りましたが、
 いずれも多くの個体は見られませんでした。
 14時頃からようやく個体数が増える傾向が見られました。
 2時間ほどは比較的多くの個体が吸蜜に訪れていましたが、
 その後、ぱたりと数が減ってしまいました。
■本日標識した745頭のうち雌は35頭で、比率は4.7%。
 雌比率は低い値でした。
■「小さい個体」と「黒化個体」の記録は特に取りませんでした。
■病気の個体が1例ありました(SRS15765)。
■「中古」個体は0例で、「古」個体も0例でした。
 したがって「中古+古」も0例で、割合は0%でした。
■ヘアペンシルを出した♂個体はありませんでした。
■翅に変形のある個体はSRS15760、15862、15865の3例
 で、745例中の0.4%で多くはありませんでした。
■本日の745例のうち、
 前日の9月3日の標識のある個体の再捕獲は9例でした。
 前日は1000例に標識をしましたから、
 1000×745/9=82778頭(=約8万頭余)となります。
 昨日はかなりの頭数がいたことを示します。
 以下には、長期的に意味のあると思われる推定をしましょう。
■標識日を日付順にA、B、C、・・・とすると、各日の分の再捕獲は
 A2、B1、C2、D2、E4、F5、G3、H2、I1、
 J1、K3、L0、M3、N1、O7、P0、Q1、R0、
 S2、T8、U5、V6、W9、X10、Y8、Z10、A’11、
 A1-9 
 となり、その合計は
 2+1+2+2+4+5+3+2+1
 +1+3+0+3+1+7+0+1+0
 +2+8+5+6+9+10+8+10+11+9
=116例です。
 筆者の標識した個体は累積で昨日までに12174例ですから、推定値は
 12174×745/116=78186(頭)[=約8万頭弱]
 となります。すなわち、
 前日までには約8万頭程度のアサギマダラが
 「ゲレンデ周辺(見えないところも含めた仮想領域)」にいたと推定されます。
■本日は745頭標識したうちの、116例が既に標識されていました。
 標識率は15.6%でした。
■当日筆者が放蝶した個体の自己再捕獲は3頭でした。
■筆者以外の人が標識した個体の再捕獲は11頭でした。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
 は減ったように見えています。例としては、
 SRS15731♂、16171♂。15797♂は、小さい個体の例です。
■今日はゲレンデの丈の高いアザミの花(トネアザミ)で吸蜜する例が
 目につきました。筆者の2倍くらいのアザミの群落がある場所では
 十数頭が集まっていました。 
■朝にはコシアブラの高木で吸蜜するアサギマダラも意外に多いものでした。
 一般に、「雨のあとで、ヨツバヒヨドリの花が塗れていて、
 吸蜜に適していないときには、コシアブラの花で吸蜜する」
 という傾向が認められるように思います。
■寄って来る個体(=ストーカー個体と筆者は呼んでいます)は
 数例認められました。
 SRS15729はその一例です(ネットに止まりましたので、
 手づかみで標識できました)。
 この個体を標識してすぐ、別な個体が、
 ネットの回りを飛び回りました(画像あり)。
 SRS12746を標識中には2頭のストーカーが一緒になって
 飛び回っていました(画像あり)。
 SRS16036を標識中には、ネットに止まった1♂がいましたが、
 そこに別な雄が飛んで来て、その翅に止まりました。その勢いで、
 下になった雄は横倒しになりました(画像あり)。
 雄が雄に襲われたかのような場面です。
 まさしく、「ストーカー」という
 やや上品ではない名称で呼ぶにふさわしい場面に見えました。
■過去には、標識は必ず立位で行って来ましたが、
 本日初めて、座位での標識を行って見ました。
 大地や草の香りがよく感じられて、
 幼いときのさまざまな自然体験を思い出して
 優しい気持ちになりました。
 また、標識のスピードアップを計ることにも役立ちそうなので、
 今後、座位でも標識をすることとしました。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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