アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

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【ほぼ完全版】福島県グランデコでのアサギマダラのマーキング31日目の最終日(9月5日)は好天下で805頭に標識。グランデコでの標識は約1万3千頭突破。既標識率は20%。推定頭数は約6万頭以上。南に移動するアサギマダラあり。蔵王からの再捕獲。安達太良山からの再捕獲。ストーカー6例以上。グランデコ累計13724頭。[080905。SRS16246-17050。福島県。デコ平]

■08年9月5日(金曜日)は、08年のグランデコスキー場での
 アサギマダラのマーキングの31日目で、これが最終日でした。
 SRS16246からSRS17050までの
 805頭を標識することができました。
 結果として、2008年の夏は、グランデコでの標識数は
 13724頭となりました。
 2005年の12000頭が過去最高のマーキング数でしたので、
 これを1700頭以上、上回ることができました。
[080905] 福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場。デコ平。
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■この日は好天に恵まれ、
 早朝からゲレンデに上ることとしました。
 7時頃には、南方に移動する個体を見ることができました。
 ただし、その数は特に多くはありませんでした。
■時間帯や日射条件にもよりますが、
 多いときには一部のゲレンデで、
 数多くの個体が乱舞する状況が出現しました。
 ただし、個体数が多い場所は限定されていました。
■本日標識した805頭のうち雌は53頭で、雌比率は6.6%。
 雌比率の比較的少ない日となりました。
 交尾例はありませんでした。
 08年の夏は最後まで交尾例が増えなかった年となりました。
■小さい個体、および黒化個体の統計は取りませんでした。
■病気の個体は3例ありました
 (SRS16319♂、16963♂、16997♂)。
■「中古」個体は3例ありました
 (SRS16264♂、16737♂、16756♂)。
 「古」個体はありませんでした。
 「中古+古」を合わせた3例の割合は0.4%でした。
■ヘアペンシルを出した♂個体はありませんでした。
■翅に変形のある個体は6例ありました。
(SRS16452♂、16634♂、16709♂、
 16715♂、16741♂、16784♂)。
 805例中の0.7%でした。
■本日の805例のうち、
 前日の9月4日の標識のある個体の再捕獲は10例でした。
 前日には745例に標識をしましたから、
 745×805/10=59973頭(=約6万頭)となります。
 まだまだ多くの個体がグランデコにいることになります。
 以下には、長期的に意味のあると思われる推定をしましょう。
■標識日を日付順にA、B、C、・・・とすると、各日の分の再捕獲は
 A1、B4、C4、D2、E2、F2、G5、H11、I0、
 J3、K3、L2、M4、N0、O8、P0、Q1、R0、
 S9、T13、U6、V8、W9、X7、Y5、Z12、A’13、
 A1-14、B1-10 
 となり、その合計は
 1+4+4+2+2+2+5+11+0
 +3+3+2+4+0+8+0+1+0
 +9+13+6+8+9+7+5+12+13
 +14+10
=158例です。
 筆者の標識した個体は累積で昨日までに16245例ですから、推定値は
 16245×805/158=82767(頭)[=約8万頭]
 となります。すなわち、
 前日までには約8万頭程度のアサギマダラが
 「ゲレンデ周辺(見えないところも含めた仮想領域)」にいたと推定されます。
■上記のいずれを採用するにせよ、6万頭以上のアサギマダラが
 いたと推定され、これは現場での実感に合った数値です。
■805頭の中で、158頭が既に標識されていましたので、
 既標識率は19.6%(約20%)でした。
 グランデコでは2割を標識することを目標としていたので、
 その目標がほぼ達成できたことになります。
■当日筆者が放蝶した個体の自己再捕獲は9頭でした。
■筆者以外の人が標識した個体の再捕獲は9例でした。
■8月の上旬、中旬に標識された個体の再捕獲の割合が少ないことから、
 それらのかなりの部分がすでに移動したことが推測されます。
 それを補う個体が北方から移動流入して全体の個体数を
 支えていると考えられます。
■白い部分が多い個体(白い部分の斑紋模様が派手に見える個体)
 は減りました。例としてはSRS16470♂。
■この日も、標識中に、筆者やネットに寄って来た個体がありました。
 このような個体はつきまとって飛び回ったり、
 止まったりするので、「ストーカー」と呼んでいます。
 ストーカーの例は、SRS16246♂、
 16274♂(これは小型の個体の例です)、
 16551♂(これはネットに止まりましたので手づかみで捕獲)、
 16598♂(これは周囲を飛び回り、手で捕獲されました)、
 16601♂(これはメモを書いているときに、
 手帳に止まりましたので、手で捕獲されました。
 手帳に止まるのは珍しいと言えます。画像あり)、
 16645♂(これはネットに止まりました)。
■本日は天候が比較的よかったこともあり、
 コシアブラでの吸蜜個体は目立ちませんでした。
 またアザミでの吸蜜も目立ちませんでした。
■安達太良山からの移動個体を再捕獲しました。
 SRS16919(9月5日15時01分標識。♂)がそれで、
 「あだたら HK63 8/14」。
■蔵王からの移動個体を再捕獲しました。
 SRS16828(9月5日13時45分標識。♂)がそれで、
 「ZAO AYA233 8/12」。
 これはグランデコでの2008年夏の
 蔵王からの2例目の再捕獲例となりました。
■東京に戻るために16時00には標識を終えて、
 ゆったりと景観を観察しながら、下山をしました。
 ゲレンデ周囲には、まだまだ数多くのアサギマダラが
 飛び回っていましたので、(時間の都合で805例で
 終わりとしました)実際には、1000例を超える標識が
 可能な状態でした。 
■2008年の夏は、8月中旬以後、特別に雨天の多い
 異常な気象条件にあったことが特筆すべき出来事でした。
 これは全国的にも異常な状態でしたが、特に福島県では
 終始、天気予報に連日傘マークがつかない日はないくらいの
 状態でしたので、アサギマダラの標識をする上では
 かなりの困難が伴いました。
■アサギマダラの南方移動は例年より全体に遅れている
 と考えられますが、雨天が続いたことと、移動が遅れて
 いることとは深い関係があると思われました。
■グランデコでの「アサギマダラ観察会」の標識数は
 雨天続きだったために過去の年より少なくなりました。  
■ただし、筆者個人としては過去最高頭数である13700例を
 超えるアサギマダラに標識ができました。
■ひと夏の貴重なグランデコでの自然体験を振り返り、
 多くの協力と支持をくださった方々のおかげでそのような
 環境に身をおけたことを深く感謝しながら東京に戻りました。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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