筆者が標識したアサギマダラを、大分県姫島で再度出会うことが
できました。
この蝶は48日間かけて、約881km移動したことになります。
■以下はその概略です。アサギMLでの報告から引用します。
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■[asagi:013503] 【移動情報】福島県グランデコ 8/16
→ 同左9/1 → 大分県姫島10/19
(SRS7402 → Z→ SRS20960)
姫島再捕獲16例目。「デコ→姫島」の10例目
(SRSデコ→姫島の8例目)自己再捕獲例
●MLの皆さん、姫島の皆さん、東京の栗田昌裕です。
●姫島での「SRSデコ」マーク個体の10例目を報告します。
これは自己再捕獲の21例目です。
●移動情報
福島県グランデコスキー場 8/16 、9/1 → 大分県姫島10/19
(南西方向に約881km移動、移動期間48日)
●標識:SRS 7402 デコ 8/16
性別:♂
●標識日:2008年8月16日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
↓
●再捕獲:2008年9月1日
再捕獲地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
再捕獲者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリに訪花。画像あり。
「Z」(9/1を示す)を記載して放蝶。
↓
●再々捕獲日:2008年10月19日
再々捕獲地:大分県東国東郡姫島金
再々捕獲者:栗田昌裕
備考:フジバカマ園に訪花。画像あり。
「SRS20960 ヒメ 10/19」を追記して放蝶。
●<追記>
1)本例は姫島での再捕獲としては16例目にあたります。
そのうち、10例がグランデコからの移動でした。
そのうち、筆者の標識したSRSデコ個体としては8例が
姫島に移動したことになります。
2)本例は自己再捕獲としては21例目となります。
3)本例は中城信三郎さんのご自宅の敷地内で再捕獲しました。
姫島での再捕獲はすべて中城夫妻の絶大なご協力のもとで
成立していることを特記したいと思います。
4)10月19日は姫島での2008年秋の移動の
第1ピークである10月15日から徐々に個体数が
低下中でした。
5)この日の姫島では港で海老祭りが行われ、その参加者のうちの
450人が村の提供したバスでフジバカマ園を見学に来ました。
それ以外に、自分の足や自家用車で来られた方もいましたので、
500人近くが来られたと思われます。
6)グランデコ関連の移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。
●以上
「姫島のアサギマダラを守る会」 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
●グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
●姫島の自然旅行体験(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
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