筆者がマーキング(標識)したアサギマダラが、
宮崎県の大島で再捕獲されました。
この蝶は13日間かけて、約648km移動したこと
になります。
■以下はその概略です。アサギMLでの報告から引用します。
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■[asagi:013947] 【移動情報】愛知県三ヶ根山 10/13
→宮崎県南郷町 10/26
(SRS20104ハズ→・)
●山元さん、岩崎さん、MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●宮崎県での再捕獲情報をアサギネット掲示板で
いただきましたので、移動情報として示します。
岩崎さんはアサギネット掲示板への注意を
促してくださいました。ありがとうございました。
●移動情報
愛知県幡豆町三ヶ根山 10/13 → 宮崎県南郷町 10/26
(西南西方向に648km移動。移動期間13日)
●標識:SRS 20104 ハズ 10/13 - + -
性別:♀
●標識日:2008年10月13日
標識地:愛知県幡豆町三ヶ根山 鹿川下山道
標識者:栗田昌裕
備考:アザミの花に訪花。画像あり。
↓
●再捕獲日:2008年10月26日 13:22
再捕獲地:宮崎県南那珂郡南郷町大島
再捕獲者:山元修成
●<追記>
1)本例は、宮崎昆虫同好会のマーキング会のときに
再捕獲されたそうです。
いただいたメールから引用をしますと:
「アサギネットへの返信、ありがとうございます!!
僕の名前は、山元修成といいます(中2)。
今回の個体は、今年2例目の再捕獲となりました!
とてもうれしかったです!!!
今、確認してみましたが、再捕獲した個体の腹部は、
硬くありませんでした。
僕は、昨年からアサギマダラのマーキングを始めました。
昨年の秋には、グランデコスキー場からの飛来個体を
採集することが出来ました。
(これが、僕の始めての再捕獲となりました。)
これからも、アサギマダラのマーキングを
楽しく続けて行きたいと思っています」。
2)「- + -」は「交尾痕はあるが、触診では硬結を触れず、
腹部の擦過痕もない状態」を示します。
3)筆者の関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
それらを日付順に追った時系列的な表は
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
そこから、2007年、2006年の移動記録も見ることが
できます。
●以上 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
●グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
●愛知県三ヶ根山の自然旅行体験
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
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