アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

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上毛新聞の「オピニオン21 視点」欄に掲載した「環境適応の知恵学ぶ 渡り蝶アサギマダラ」の記事の紹介。マーキング調査の自然教育的意義、社会教育的意義、能力開発上の意義について記載。[08年12月2日掲載]

■上毛新聞は群馬県地域の新聞です。
 筆者は2008年の12月から1年間、
「オピニオン」欄に定期的に記事を執筆する
ことを依頼されています。その第一回目の記事
として、渡り蝶アサギマダラに関する内容を作
成しました。下記にその記事を紹介します。
掲載日は2008年12月2日です。
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■【視点】<オピニオン21>
 渡り蝶アサギマダラに学ぶ
  環境適応の知恵学ぶ
      群馬パース大教授
      栗田昌裕   東京都文京区
  アサギマダラは世界的にも珍しい「渡りを
 する蝶」である。日本列島を春は北上、秋は
 南下の旅をして、その移動距離は国境を越え
 二千キロに及ぶこともある。蝶の翅にマーキ
 ング(標識)を施して放し、移動先で再捕獲
 をすると、渡りのコースや距離や日数が分か
 る。全国では多くの人がマーキング調査に参
 加して、インターネット上で情報交換を行っ
 ている。最近は、教育の一環として児童や生
 徒が調査に参加する例も増え、メディアの注
 目度も高まる傾向にある。
  筆者は年間を通して最も多くの標識を行っ
 ているので、子供たちの調査を指導する機会
 も少なくない。そこで、テレビ取材に協力し
 ながら筆者が関わった調査の2例の概略を紹
 介し、調査の意義に触れたい。
  一昨年は、再捕獲が稀で謎が多い春の北上
 の解明に力を注いだ。鹿児島県の奄美諸島と
 大分県の姫島で標識をした結果、宮崎、広島、
 高知、福井、石川、長野、群馬の七県で再捕
 獲がなされ、旅の全貌が見えて来た。標識し
 た蝶は私だけで五千頭を超えた。小学生も参
 加したこの調査の模様はNHKの番組「クロ
 ーズアップ現代」で紹介された。
  今年の夏は福島県のデコ平という高原で1
 万頭以上に標識を行い、蝶の南下に合わせて
 筆者も旅をして、自分の標識した蝶に再開す
 ることを試みた。実際に群馬、長野、愛知、
 鹿児島の各県で合計24頭に再開できた。私
 の標識した蝶を他の方々が目撃、撮影、再捕
 獲した例は三百頭にも及んだ。高校生や小学
 生も参加したこの調査の模様はNHKの番組
 「ドキュメント にっぽんの現場」で十二月
 十三日に紹介される。
  マーキング調査には以下の三つの意義があ
 る。
  第一は自然教育的な側面である。優雅でか
 弱く見える蝶が実は気象や地形や植物や季節
 をしっかりと読んで長距離移動をしながら強
 靱に生き抜いていることを知ることで、生き
 物が環境に適応する際の驚くべき柔軟な智恵
 が学べる。
  第二は、社会教育的な側面である。多くの
 人々が情報ネットワークを活用して協力する
 と、ものごとの解明が驚くほどはかどること
 が体験できる。デジカメや携帯電話のような
 画像機器の有効性も再認識できる。
  第三は能力開発の側面である。自然によく
 接しよく観察する体験を経て、自然の中でよ
 く感動し幸福感を味わう鋭敏な感性と、自然
 をよく理解する知的能力とを養うことができ
 る。また生き物の智恵を生活に応用する姿勢
 を身につけると、困難な環境下でも新たな希
 望を抱き、柔軟な発想で活路を見出し、勇気
 を持って前進する性格も養える。
  今後、これまでの調査で得た知見や体験を
 社会によりよく役立てていきたい。

【略歴】愛知県出身。東京大医学部卒。同大
大学院修士課程修了。内科医師。医学博士。
薬学博士。栗田式能力開発法を提唱。渡り蝶
「アサギマダラ」の研究家。
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■下は、記事の外観
アサギマダラ記事
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■上記の記事は、上毛新聞の公式サイトの中の
下記のページからも見ることができます:
http://www.raijin.com/news/kikaku/opinion2008/-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP
<参考HP>
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
愛知県三ヶ根山の自然旅行体験
沖縄の自然旅行体験(SRS研究所)
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)
長野県の自然旅行体験
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所)
喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)
与那国島の自然旅行体験
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)
姫島のアサギマダラを守る会の紹介
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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