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■静岡県の岳麓新聞(岳麓新聞社。御殿場市川島田)に、
筆者が福島県のグランデコで標識し、裾野市で
撮影されたアサギマダラ記事が紹介されました。
下記にその記事を紹介します。
■掲載日は2008年10月18日です。
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■<タイトル>
生態調査の「アサギマダラ」裾野市 杉山義則さん発見
福島県から沖縄に向け南下中
■<記事>
福島県のスキー場で生態調査に放した「アサギマダラ」のチョウが、48日間飛び裾野市内で発見された。このチョウを見つけたのは裾野市佐野、静岡県自然学習指導員杉山義則さん(71)。チョウの羽の裏側に書かれた文字から放したのは群馬パース大学教授で内科医の栗田昌裕氏、アサギマダラは越冬のため沖縄方面に南下中と分かった[栗田注:南下したアサギマダラはほとんどが命を終えるので、「越冬のため」というのは間違い]。
■「アサギマダラ」が富士山の植物などに精通する杉山さんの自宅に飛んで来たのは初めてだという。12日午前10時30分ごろ、庭に植生する秋の植物を撮影中、フワフワと飛来し、観賞用のフジバカマに止まったところを写真に収めた。普段富士山で見るアサギマダラとは違う模様に見えたため、撮影した写真を拡大現像したところ、羽の裏側に「デコ 8/26 SRS 9675」と書いてあるのを見つけた。
この文字を書いた栗田氏は東京大学医学部、理学部を卒業した理学博士、薬学博士で栗田式SRS(スーパーリーディングシステム)」能力開発法の提唱者で、速読法や、記憶法についての著書を数多く出版している。約1500キロから2000キロの長い距離を移動するアサギマダラの研究でも知られる。杉山さんが撮影したアサギマダラは栗田氏が生態調査を目的に8月26日、福島県北塩原村のグランデコスキー場(ホテルグランデコ)で捕獲し、油性ペンで羽に文字標識をして放した一頭。SRSは標識者の栗田氏、デコは放蝶(ほうちょう)場所、9675項目を示す。今年は8月9日から26日の間にグランデコだけで約1万3700頭に標識をしたという。アサギマダラは日本全国を生息域とし、春には南西諸島から本州へと北上して産卵し、夏には羽化した子が涼しい高地に滞在して、秋に南西諸島を目指して南下するという不思議なチョウ。栗田氏は一年を通して北上、南下するチョウを全国の様々なポイントで観察、調査している。
アサギマダラが長距離を移動する理由について栗田氏は越冬や、種の安定保存のほか、特定の花のみつを求めるためではないかと話す。アサギマダラが好むのはヒヨドリバナ、アザミ、フジバカマなど、高地に多い植物で、フジバカマは自生地の開発により減少している。市街地の杉山さん宅に飛んできたのはフジバカマに誘引されたものと見られるという。アサギマダラは今後、約3週間をかけて南下を続け、奄美諸島や、沖縄県まで旅をする。中北駿でもフジバカマなどの植物がある庭ではここ1、2週間、羽の裏の標識文字の入った南下中のアサギマダラを見ることができるかもしれないので、栗田氏は羽の裏に文字の入ったアサギマダラを見つけたら、連絡をして下さいと、生態調査の協力を呼びかけている。栗田氏のアサギマダラ研究はSRS研究所のホームページで見ることが出来る。羽の裏に文字の書かれたチョウを発見したらSRS研究所(電話03-3821-3197)へ。
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
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SRS研究所の公式HP<参考HP>
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2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)●
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)●
愛知県三ヶ根山の自然旅行体験●
沖縄の自然旅行体験(SRS研究所)●
群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)●
長野県の自然旅行体験●
奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所) ●
喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)●
与那国島の自然旅行体験●
姫島の自然旅行体験(SRS研究所)●
姫島のアサギマダラを守る会の紹介●
3Dアサギマダラの世界(SRS)●
SRSアサギマダラ生態図鑑■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
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