(「碓氷第三橋梁(めがね橋)は二百万個の煉瓦で出来た最高傑作」の項)。
めがね橋の上を歩くと3つのトンネルを経て碓氷湖に到る。
11月の終わりに、第3トンネルの横で偶然みかけたのが写真の動物だ。
ふかふかの灰色の毛に包まれ、小さな角を持ち、おだやかでやさしい表情の生き物。
これがニホンカモシカだ。この個体は雌である。
ニホンカモシカは本州、九州、四国の低山~亜高山帯に住む。
しばらくの間、林の中の冬芽を食べたり、
顔を枝に押しつけるようなしぐさをしていた。
目の下の眼下腺の分泌液でマーキングをしていたのだろうか。
やがて、ゆっくりと森の奥に消えて行った。

[061130]群馬県安中市松井田町坂本。
ウシ科カモシカ属ニホンカモシカ(日本羚羊)。学名Capricornis crispus。
ランキングのために次を一押ししてください(一日一押し):→
